一次電池(一般)」カテゴリーアーカイブ

普通の一次電池、いわゆる乾電池を扱うカテゴリです。

【ファイン】Fujitsu HighPower アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6FH(4B)FIN / LR03FH(4B)FIN

今回はロイヤルホームセンターで見つけた富士通ブランドのハイパワータイプアルカリ電池を紹介します。
富士通ハイパワータイプのアルカリ電池は大電流機器から中電流機器まで幅広く使える中堅ミドルクラスのアルカリ電池となっています。2014年に誕生した電池ですが、同時に発売されたプレミアムタイプやロングライフタイプが新しくなっていく中で唯一当時と同じデザインで発売され続けているアルカリ電池です。


パッケージ。単3と単4の4本ブリスターパックです。他にも多本パック品もありました。パッケージデザインが独特なものとなっており、パッケージ上の社名表記は“株式会社ファイン”となっているのです。しかしながら中に入っている電池は富士通ブランドのものになっており、別段特別仕様なものではなく、一般に市販されているハイパワータイプと同じものになっています。
ファインはロイヤルホームセンターの子会社であり、実質ロイヤルホームセンターPB的な位置付けの電池なのではないかと思われます。以前当ブログで紹介したヨドバシカメラ専売のプレミアムタイプのように、市販モデルの色違い的なバージョンはありましたが、パッケージだけオリジナルで中の電池はそのままというのも珍しい、初めて見るパターンです。それにしても大きく“”と書かれたデザインは赤い色のパッケージと合わせよく目立ちますね。
型番は単3の4本シュリンクパックが“LR6FH(4B)FIN”、単4の4本シュリンクパックが“LR03FH(4B)FIN”となっていました。FINはファイン(FINe)の略と言ったところでしょうか。社名表記はファインですがバーコードの事業者名は“FDK(株)[4976680]”となっていました。


電池の外観。FDKが発売している主力アルカリ電池3種類では唯一、金色の部分が少ないデザインが特徴で赤い部分が多いのが目立つアルカリ電池となっています。注意書きも白い文字で大変見やすいですね。このデザインが長年親しまれている理由なのかもしれません。
社名表記はファインではなく普通に“FDK株式会社”となっています。現在、リニューアルや新発売したFDKの電池では住所表記が見られなくなっていますが、これは現在でも住所表記が残されています。これもロングセラー電池の証と言えるでしょう。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製です。パッケージ上でも『信頼の日本製』を謳っています。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「08-2032」となっていました。パッケージには『10年保存』の記載がありましたから、それぞれ2022年8月製造の電池であると思われます。


外装ラベルを剥がしてみました。外装ラベルはFDKの日本製アルカリ電池でお馴染みの、上面ラベル部分と下面ビニールが分離するタイプです。このタイプのラベルは一回剥がしてしまうと、再度貼ることは不可能です。
外装ラベルを剥がすと、単3は無印字となっていましたが、単4にのみロット番号と思われる印字が見られました。読みにくい印字だったのですが「…0808 13:02」までは読めました。FDK製アルカリ電池独特の製造年月と時刻が印字されているタイプだと思うのですが…。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングは単3と単4では色もタイプも異なっており、単3は濃緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で上に「16」の刻印がありました。単4は薄緑色の絶縁リングで、切り欠きは無く真円で5ヶ所の突起があり、そのうち一つに印がありました。その印を上にした状態で上に「26」、下に「7」の刻印があります。
マイナス極のガス抜き穴はFDK製アルカリ電池でお馴染みの4つ穴タイプマイナス極底板がザラザラなのも同じもの特徴です。


FDK アルカリ乾電池 単6形 2個パック LR8D425F(2B)

今回はFDKが富士通ブランドならぬ“FDKブランド”で発売開始した単6のアルカリ電池を紹介します。単6アルカリ電池は別名、AAAA電池とも言われ、かつては細型のペンライトやレーザーポインターに使われるごく少数用途の電池でありましたが、現在ではタブレット端末で用いられるスタイラスペンでの採用が高まっているようであります。
発売開始時期は不明ですが、ヨドバシカメラでは2022年5月頃発売との記載がありました。

FDKのホームページを見ても、この電池発売の告知やニュースリリースなどは見られず、突如製品情報に追加されているような状況です。


パッケージ。ブリスターパックとシュリンクパック、各2本パックでの展開です。ブリスターパックはそこそこの大きさがあるのですが、シュリンクパックの方は電池の大きさもあり大分小さくなっています。陳列しても目立たなそうだし、取られちゃいそうな感じでもありますね。それに単4と一緒に陳列されたらわからなそうな感じもします。
型番はブリスターパックが“LR8D425F(2B)”、ブリスターパックにはバーコードのラベルのみで型番記載は見られませんがFDKホームページによると“LR8D425F(2S)”となるようです。社名表記は“FDK株式会社”となっており、バーコードの事業者名も“FDK(株)[4976680]”となっていました。生産国は“Made in China”となっていて、中国製です。

電池の外観です。後ほど比較しますが、既発売である富士通ブランドの単5形9V型のデザインを踏襲したものとなっています。金色ベースのデザインで左に“FDK”ロゴ右に“単6”の表記になっていてそれぞれ赤と白で塗り分けられています。
社名表記はパッケージ同様の“FDK株式会社”、問い合わせ先はフリーダイヤルのみで住所などは記載されていません。サイズがサイズだけに注意書きの小ささはしょうがないでしょう。

電池記載の型番は“LR8D425”というものになっており、これはIEC規格でAAAA(単6)アルカリ電池を表す型番となっています。またこのタイプの電池が9V形の電池に内蔵されていた経緯から、“AM6”や“LR61”という型番で呼ばれることもあります。


と、言うわけで既発売である富士通ブランドの単5と9Vの電池とパッケージを比較してみました。電池のみ単6と並べて単4とも比較しています。どうでしょ、大きさ的に近いですよね?
パッケージや電池のデザインもほぼ同一のもので、ブランドのみがFDKになっているのが分かると思います。
ところで、FDKブランド付与の基準って何なのかが個人的に気になります。最初FDKブランドはOEM(組み込み向け)の電池に付与されるものだと思っていました…、が、現在では100円均一ショップで売られるリチウムコイン電池アルカリボタン電池にも付けられていますのでそうでは無いようです。では、低価格な電池に付けられるブランドなのでしょうか。しかしこの単6アルカリ電池は低価格帯の電池ではありませんし、100円均一ショップでも富士通のマンガン電池はあります。
結局、何なんでしょうね…。ブランド名周知であればトップランVのような低価格アルカリ電池にもFDKブランドを付けるでしょうし。富士通ブランドを付けると何らかの弊害があるからなのかな?と妄想してしまいます。


プラス・マイナス側です。絶縁リングは無いタイプです。AAAA(単6)電池は経が小さいため、絶縁リングが付いているタイプは少ないのではないでしょうか。使用推奨期限は「03-2024」。パッケージに記載は見られませんが、FDKのホームページによると単6アルカリ電池の使用推奨期限は2年だそうなので、2022年3月製造の電池であると思われます。


今回は絶縁リングが無いタイプなので、外装ラベル剥がしとマイナス極の拡大で最後です。ラベルを剥がしてみるとマイナス極側にレーザー刻印らしき印字で4文字3列のロット番号がありました。これはトップバリュベストプライスヨドバシカメラのアルカリ電池で見られるロット番号と同一のタイプになっています。
ちなみに“上:HD12 中:1637 下:E1H9”の刻印となっていました(拡大写真)。マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプとなっています。

★関連記事
Fujitsu アルカリ乾電池 9V形 6LR61F(B)
→当電池とデザインとパッケージが似ている、富士通ブランドの9V形アルカリ電池を紹介。パナソニックのOEMと思われるタイ製となっている。

Fujitsu アルカリ乾電池 単5形 LR1F(2B)
→同じく当電池とデザインとパッケージが似ている、富士通ブランドの単5形アルカリ電池を紹介。丁度生産国が変わった直後で、インドネシア製のものと中国製のものを比較。


TOSHIBA キングパワーU 乾電池/S-006P/9V [UZ]6F22

ギザギザ波型デザインが懐かしい東芝のキングパワーUの006P(角形9V)です。この電池のギザギザは上部分が「白」下部分が「に塗り分けられていて、なかなか凝っているデザインになっていますね。
写真では同じような電池に見えますが、左が“東京芝浦電気株式会社”名義、右が“東芝電池株式会社”名義の社名表記となっていて注意書きも微妙に違っています。型番は側面に“[UZ](丸囲い)6F22”の記載があります。


裏面はこんな感じです。『TOSHIBA KING POWER U』と、英語表記になっています。こちらも並べてみると同じように見えますが、下部のJISマーク表記が異なっていて、東京芝浦電気株式会社名義の方は“C8501 R-O-V”、東芝電池株式会社名義の方は“C8501 T-C”の記載となっています。どちらの略号も東芝電池(東芝レイ・オ・バック)東京工場製を示す略号で、東京芝浦電気時代はR-O…から始まる略号(R-O-NやR-O-Tなど)が使われていましたが、東芝電池時代でT-…から始まる略号(T-TやT-Uなど)に変更されました(詳しくは当ブログの「JIS認定番号一覧」を参照)。
ちなみに東芝電池三十年史によると、東芝電池の東京工場で006Pを始めとする積層電池を製造していたのは1982年7月までで、8月に製造ラインを東芝電池高崎工場に移設。これまでに東京工場で生産された積層電池の総数は006Pが2千1百万個その他7百万個であったとのこと。

底面には東京芝浦電気株式会社名義の方は「79-12」、東芝電池株式会社名義の方は「81-10」の印字があり、それぞれ1979年12月と1981年10月製造の電池であると思われます。
東芝電池の旧社名は東芝レイ・オ・バックですが、電池及び電池応用用品の営業・販売は東芝本体が行っていたためか、社名表記は“東京芝浦電気株式会社”となっていました。1981年4月に東芝電池が誕生すると、今まで東芝が行っていた電池及び電池応用用品の営業・販売を東芝電池が一手に担うことになり、社名表記も“東芝電池株式会社”となります。
改めて見てみると、東芝電池株式会社名義の方は1981年10月製造で、東芝電池が誕生した1981年4月以降の製造ですから矛盾が無い表記となっていますね。


こちらは両方とも東芝電池株式会社名義の電池となっていますが、既に紹介の左「81-10」は印字となっていて、右は「82-08」で刻印となっています。1982年8月製造の電池でしょう。

この電池もJISマーク表記は“C8501 T-C”の表記で、東芝電池東京工場を自称しています。しかし、ここで疑問が残ります。この電池が製造された1982年8月は前述通り、東芝電池高崎工場に製造ラインを移設しているはずでは??
右に置いているのは「84-03(1984年3月)」製造のキングパワーU 006P形で、こちらは表示も“C8501 T-T”で正真正銘、東芝電池の高崎工場製を名乗っています。

底面を見てみると、形状や刻印の字体も全く同じものとなっています(写真だと右の84年製は見えにくいかも)。なので、実際は“C8501 T-C”の表記ではあるものの実はT-T製だったりするのかもしれません。製造ライン移設1ヶ月程度ならまだT-C印刷の外装缶も残ってそうですし…。ここは当時の関係者のみぞ知ると言った所なのでしょう。



最後に勢ぞろいです!底面を除く全面から撮っておりますので、舐め回すように御覧くださいw。写真右の電池は前項で比較した1984年3月製造のキングパワーUで、左2つの後継デザインのものであると思われます。ギザギザが落ち着いたデザインになっていますね。
この頃の東芝の乾電池はサイドにまだ、東芝傘マークが残されていて好きであります。東芝ロゴが現行のものになると消え去ってしまうのですが…。

【参考(引用)文献】
東芝電池株式会社
『東芝電池三十年史』1985年3月発行


【日動工業】NICHIDO SUPER POWER ALKALINE (スーパーパワーアルカリ乾電池) 単3形/単4形

今回は電工ドラムや直流溶接機など、主に作業現場用品を発売するメーカーとして知られる、日動工業のアルカリ電池を紹介します。
これはモノタロウで見つけた電池なのですが、何でこのメーカーが電池売ってるんだろう?と疑問に感じる電池がありますね。これもそんな電池の一つだと思います。
カラーリングはプラス極の黒帯から、黄土色のグラデーションでまた黒になっていく変わったデザインになっています。


パッケージ。単3と単4の10本パックの他に、2本パックもあるようですが、私が入手した時点では単4の2本パックは既に生産完了となっていたようで入手できたのは単3のみでした。
パッケージにキャッチコピーなどの記載は無く『スーパーパワーアルカリ乾電池』と『10本パック』という表記が大きく目立っています。10本パックの型番は単3が“LR6(10S) AM3”で、単4が“LR03(10S) AM4”、そして単3の2本パックが“LR6(2S) AM3”となっていました。
パッケージには社名表記は無く、電池本体にあるのみ。バーコードの事業者名は“日動工業(株)[4937305]”となっています。


電池の外観。プラス・マイナスの黒はあるとしても金色ではなく、黄土色のカラーリングをアルカリ電池で使うのはとても珍しいと思います。そういう意味で個性的なデザインの電池ですね。後述しますが、単3と単4は製造時期が離れているせいか黄土色の黄色みが違っています。単3の方が濃い目に見える印象です。
発売元は“日動工業株式会社”。本社住所はもちろんのこと、電話番号に加えFAX番号までも記載してある珍しい電池です。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製


ちなみにこの電池、以前は和柄テイストなデザインのアルカリ電池だったようです。モノタロウの商品ページでもこの柄で販売されており、個人的に和柄が好きだったので期待していたのですが、頼んだら黄土色カラー?の電池が届き、いつの間にデザインが変更されていたようでした。JANコードを見る限りでは現デザインのものとコードが全く同じことから、デザイン変更のみで電池の性能は変わっていないと思われます。
黄土色も個性的で中々良いのですが、私的には和柄をグレードアップしたデザインにして欲しかった印象であります。マイナス側はグラデーションになっているものの、プラス側もマイナス側も黒になっているので以前のウリだった左右非対称デザインも失われているような気がします。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3が「12-2025」、単4が「12-2022」となっていました。2021年12月に同時購入した電池ですが、両者かなり使用推奨期限が離れており、単4は単3よりも3年も古い電池でした。これを見ると単4の方が売れてないのかと感じると同時に少なくとも3年前から既にこの黄土色カラー?に変わっていると思われます。単4は今年中に使い切らなきゃアカンのか💦
パッケージに使用推奨期限の記載はありませんが、購入時期から5年期限と推測、単3は2020年12月で単4は2017年12月製造の電池であると思われます。かなり古いですね。単3でも購入日から1年前の製造です。

外装ラベルを剥がしてみました。電池にはロット番号の印字や刻印などは見られません。アルカリ電池ではロット番号の印字や刻印が見られることが多いので、逆にこれも一つの特徴なのでは無いかと思います。
外装ラベルはきれいに剥がせるタイプで、電池本体にノリ(接着剤)が残ることもありませんでした。全てのアルカリ電池がここまでキレイに剥がれると良いですね。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。「薄い緑」の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態上に数字が刻印されているタイプとなっていました。単3には上「27」の、単4には上「33」の刻印がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3と単4両者とも一般的な2つ穴タイプとなっています。しかし、上記の写真では単3は正面から2つ穴が見えると思いますが、単4では見えません。それはマイナス極突起部分の横側に穴が空いているからで正面から見えない為です。


【兼松】「使用済」チェックボックスつき アルカリ乾電池 単3形/単4形 7年保存可能

今回はとあるドラッグストアで発見した兼松のアルカリ電池を紹介します。兼松と言えば“MEMOREX”ブランドのアルカリ電池でお馴染みですが、これは特にブランド名もなく、白ベースのシンプルなアルカリ電池となっています。
デザインは当ブログで紹介した3COINSのアルカリ電池に酷似、3COINSの方はシンプルではあるものの、マイナス極側にあるサイズの数字が記載される特徴はよく似ています。兼松の方がゴチャゴチャしている印象がありますね。


パッケージ。多本パックのみの展開のようで、私が入手したのは単3と単4の10本パックです。キャッチコピーは“「使用済」チェックボックスつき”という機能面に関するもののみで、性能に関するものはありません。“7年保存可能”ということで使用推奨期限は7年のようです。
社名表記はパッケージには無く、電池本体にあるのみです。バーコードの事業者名は“兼松(株)[4959058]”となっていました。シュリンクパックは1重の至って普通なタイプ。厚めのビニールになっているのが特徴です。


電池の外観。白ベースのシンプルなデザイン。冒頭で3COINSのアルカリ電池に似ていると書きましたが、一つこの電池ならではの機能があります。それがパッケージにもあった“使用済”のチェックボックスであり、使用後油性ペンでチェックを入れることで未使用の電池と見分けられる仕掛けとなっています。他の電池では使用開始年月が記載できるものもあり、各社面白い所であります。
発売元は“兼松(株)”となっており、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「05-2029」となっていました。パッケージには『7年保存可能』の記載がありましたから、それぞれ2022年5月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“C32808 201720”の、単4には“N72500 200630”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
この電池は外装ラベルの粘着力が強靭で、電池の外装缶に残留してしまうのが特徴です。写真の電池では番号を読み取るために外装缶に残ってしまったノリを剥がした跡が残ってしまっています。この辺りも各社様々で面白いです。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。「濃い赤」の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態左にアルファベット上に数字が刻印されているタイプとなっていました。単3には上「18」左「Z」の、単4には上「26」左「I」の刻印がありました。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。


IRIS OHYAMA アルカリ乾電池 BIG CAPA(ビッグキャパ) 長寿命・大容量タイプ 単4形 40本パック LR03IRB-40S


今回はアイリスオーヤマのアルカリ電池、初代“BIG CAPA(ビッグキャパ)”の単4・40本パックを紹介します。アイリスオーヤマのアルカリ電池はここから始まった!懐かしいデザインの電池です。現在では事実上の後継に当たる“BIG CAPAα”や“BIG CAPA Basic”に引き継ぐ形で廃盤となっています。40本パックがあったんですね。初めて見ました。


パッケージです。これは40本パックであり、最初から箱売りを想定したものになっています。わざわざ『【お店の方へ】この商品は開封せず、このまま販売してください。』とまで書いてあります。しかし、開けてみるとバラの電池が入っているわけでもなく、普通にシュリンクされたアルカリ電池が入っていました。箱は段ボール箱に入っており、丈夫そうです。


続いて箱の側面。商品名は“大容量アルカリ乾電池 単4形 40本パック”、型番は“LR03IRB-40S”となっていました。Expiry Date(使用推奨期限)は「03_2022」となっており既に期限切れ。期限から1ヶ月経ってしまっています。
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”となっており、バーコードの事業者名も“アイリスオーヤマ(株)[4967576]”となっていました。社名表記下の問い合わせ先(アイリスコール)の電話番号が住所表記よりも大きく目立っています。


箱から電池を出してみたところです。箱売りでかつ、開封しないで販売してくださいとまで書いてあったのですが、普通にバーコードが記載されたシールが貼られている状態のシュリンクでした。これならバラ売りは可能でしょう。単4・4本パックの型番は“LR03IRB-4S”。
使用推奨期限が切れていたのでしょうがないとは思いますが、6本電池が液漏れを起こしていました。バーコードが記載されたシールの反対側シュリンク、左2本が決まって液漏れしています。期限切れ1ヶ月で液漏れというのはなかなか厳しいですね。もうちょっと持って欲しかった気がします。

電池の外観です。のシマシマ模様のように見えるカラーリングがこの初代BIG CAPAの特徴で、ブランド名よりも“IRIS OHYAMA”の社名ロゴが目立つデザインとなっています。
電池サイズ表記の背景の色がサイズにより異なっていて、単4はピンクになっています。販売元の社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”、生産国は“Made in China”で中国製となっていました。


プラス・マイナス側。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は箱の記載と同じ「03_2022」となっていて、既に1ヶ月の期限切れとなっています。使用推奨期限の表記は月と年が“_(アンダーバー)”で区切られているのが特徴的な表示です。
パッケージには“使用推奨期限5年”の記載がありましたから、2017年3月製造の電池であると推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。電池にはロット番号らしき印字が見られましたが、長時間経ってしまったからか印字がラベル側に転写してしまっていました。
ロット番号の印字はダイソーのDAISO & HWシリーズアルカリ電池などで見られる、上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で分かれているタイプで「上:ASBB 下:0916」の印字が見られました。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態上に数字が、下にアルファベットまたはアルファベットと数字が刻印されているタイプです。これもまたDAISO & HWシリーズのアルカリ電池で見られるタイプでした。
この電池では「上“35” 下“G1”」の刻印が見られます。また、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。


おまけで液漏れした電池の6本です。液漏れしてからはだいぶ経過しているようで、強アルカリ液でアイリスオーヤマのロゴが激しく色落ちしているのが伺えます。マイナス極側はまだ液で濡れている部分もあり、液漏れしてから間もない個体もあるようです。このあたりも解体してみようかなとは思ったのですが、勇気が出ないので諦めました💦これはこのまま廃棄行きです!
こうなってしまうと液漏れしていない電池も液漏れ間近だと思うので早く使わなくてはあかんですね…。

★関連記事
IRIS OHYAMA BIG CAPA アルカリ乾電池 単3形/単4形
→当ブログで初めて初代“BIG CAPA”を紹介した記事。


KOIDE CAMERA ALKALINE LR6(AM3)/1.5V

主に関東地方を中心に展開しているカメラ店“コイデカメラ”のアルカリ電池です。今でこそプライベートブランドのアルカリ電池は珍しくないですが、これは1980年代に発売されたプライベートブランドのアルカリ電池であり、かなり珍しいのでは無いでしょうか。
コイデカメラと言えばTBSラジオのリスナーなら知る人ぞ知るカメラ店で、ラジオCMで謳われていたキャッチコピー『コイデいいのだ!』が印象深かった方もいるのでは?


電池の外観です。アルカリ電池らしい金色をベースとし、上から「水色・白・水色」で分けられているデザインとなっています。ある意味プライベートブランドらしいシンプルデザインかもしれません。80年代製造のアルカリ電池ということもあり、金色が光り輝くキレイな金属外装です!
電池には社名表記などは見られませんが、JISマーク表記とともに生産国と製造メーカーが記載されていました。

C8511-582034
MADE IN JAPAN
BY Hitachi Maxell Ltd.

ということで日立マクセル(現・マクセル)製のようです。当ブログ「JIS認定工場一覧」によると、アルカリ一次電池(C8511)の許可番号“582034”は日立マクセル大阪工場を指しているようなので、製造もマクセルが行っていることがわかります。
注意書きはアルカリ電池ということもあり、長文となっています。80年代の乾電池はマンガン電池よりもアルカリ電池の方が注意書きが長い傾向にあります。以下が注意書きの全文です。

<ご注意> この電池は充電式ではありません。 ●充電すると
えきもれ、はそんのおそれがあります。はれつ、えきもれの
おそれがありますので ●(+)(-)を正しく入れること。 ●新し
い電池と使用した電池をまぜて使わないこと。 ●この電池と
他の種類の電池をまぜて使わないこと。 ●分解・ショート
火に投入・加熱しないこと。

「えきもれ」や「はそん」、「はれつ」といった単語が漢字ではなくひらがなだったのが印象的な注意書きですね。注意書きを書き写してて何回『まぜて使わないこと』のフレーズを繰り返すんだ?と思いました。

最後にプラス・マイナス側です。絶縁リングはプラス側に赤いのが一つ。マイナス側にも赤いのが見えますが、これは赤い外装フィルムのようです…。
マイナス極に「83-06」の刻印が見えますので、1983年6月製造の電池であると思われます。乾電池における使用推奨期限の表記が始まるのが1993年かつ表記が『年 – 月』であるので表示が製造日なのは間違いなさそうです。


【ダイソー50周年】DAISO HAPPY 単3(4本)+単4(4本) ALKALINE BATTERY DAISO & GO アルカリ乾電池


2022年3月に均一ショップとして知られる“ダイソー(大創産業)”は50周年を迎えました。それに伴いダイソーでは様々なお買い得商品を発売していますが、その中で発売されたのが今回紹介するアルカリ電池です。電池そのものはダイソーで普段売られている“DAISO & GO”のアルカリ電池でありますが、単3と単4が4本パックになって税抜100円といつもよりお得パックとなっています。


パッケージ。サイズの違う電池をパッケージする手段が見られなかったのか、単3と単4の4本入りシュリンクパックを重ねて梱包した他には見られないものとなっています。このパッケージは店頭でもよく目立っていました。どのような外箱に入ってたかも気になる所ですね。


いつものブリスターパックでも凝縮されたような注意書きとなっていますが、今回は更に範囲のせまいシュリンクパックとなっているため、注意書きの文字は小さく更に読みにくくなっています。これは虫めがね使わないと読めないレベルじゃないでしょうか…。とても小さいです。
一見、既存のシュリンクパックを重ねているようにも見えますが、普段売られているDAISO & GOのアルカリ電池は5本パックですし、注意書きにも『DAISO & GOアルカリ乾電池 (単3形、4本+単4形、4本)』となっていますから、このために作られたパック品であることがわかりますね。ちなみにこのパックをバラすと単3・単4のシュリンクパックが両面テープで引っ付けられていました
商品名は「電池5214」、型番は「OTR-22P-24(T828)」となっていました。社名表記は“(株)大創産業”でバーコードの事業者名も同社となっています[4550480]
ダイソーが発売するアルカリ電池ではお馴染みとなった、電池の注意書きが参照できるQRコードは今回も健在で、リンク先は“http://cellcaution.sunnyday.jp/lr+pr_handling_caution.pdf”となっています。これは以前当ブログで紹介したDAISO & GOの単5アルカリ電池に記載されていたQRコードのリンク先と同じです。「ロリポップ!」というレンタルサーバーを使用して作られたサイトのようです(当ブログも同レンタルサーバーを使って運営しています)。


注意書きが記載されているラベルの右下に裏面をめくれと言わんばかりの矢印があったので、物理的に剥がしてみたら、うまく剥がれずに失敗!
電池を取り出してシュリンクパックを裏返してみると英語の注意書きがありました。これが正解みたいですね。何か足らないと思っていたのですがこれだったのか…。


電池の外観。すっかりお馴染みとなったDAISO & GOアルカリ電池のデザインで、メタリックな緑色をベースとして、上下に金色の帯が入ったものとなっています。
社名表記はパッケージと同様に“(株)大創産業”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。生産国のとなりにはパッケージ記載の型番の一部である「T828」と、JANコードが記載されていました。JANコードはこの電池(単3+単4の4本パック)ではなく、通常販売のDAISO & GOアルカリ電池5本パックのコードとなっていました。

デザインは以前当ブログで紹介したときと同じだったのですが、「アルカリ乾電池」や「AA LR6 / 1.5V」のフォントが変わっていたり、“Plia Alcalina”という表記が“PILA ALCALINA”の大文字になっていたりと微妙に変化していました。
よく見てみるとプラス・マイナス表記の太さも変わっていることがわかります。しばらく目を離していると、いつの間に電池のデザインは変わってしまうので恐ろしいですね…。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「02-2029」となっていました。パッケージには『使用推奨期限7年』の記載がありましたから、それぞれ2022年2月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3の方には印字らしきものは見られるのですが、判別できませんでした。文字なのか…記号なのか…、「・」のようにも見えますが。
単4の方には“LT16Z”のロット番号らしき印字が見られました。

 

 


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングは単3と単4で違うタイプのものであり、単3は薄緑色の絶縁リング切り欠きを右にした状態で、下に“G3”の上に“S 36 L”の刻印が見られました。単4は切り欠きも刻印も無い単3よりも濃い色の緑を使った絶縁リングとなっていました。
単3の絶縁リングでは「SL」の刻印が見られましたから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製と思われるのですが、単4のみは見られず絶縁リングのタイプも違っていたので製造メーカーが異なる?謎です…。
マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に、一般的な2つ穴タイプとなっていました。


アルカリ乾電池 MEGAVOLT(メガボルト) EX 単3形/単4形 LR6/4S/M3 / LR03/4S/M3

今回はディスカウントストア“ドン・キホーテ”で見つけたアルカリ電池を紹介します。ドン・キホーテには“MEGAVOLT(メガボルト)”というプライベートブランドの低価格アルカリ電池が発売されていますが、これはその上位モデルにあたるハイグレードアルカリ電池で、その名も“MEGAVOLT EX”となっています。
普通のMEGAVOLTが4本パック98円程度なのに対し、こちらのMEGAVOLT EXは158円とちょっとお高めな価格になっています。


シュリンクパック4本入りのパッケージ。普通のMEGAVOLTと同様に大きな商品名やキャッチコピーが目立つ台紙がシュリンク内に入っています。キャッチコピーは“さらに!強力長もち”、“災害備蓄用にも!”となっています。普通のMEGAVOLTは使用推奨期限が7年となっていますが、EXでは10年とグレードアップされています。
輸入販売元は“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”。元々はジャストネオという企業が販売していましたが、親会社の社名変更に伴いなんとも長大な社名に変更されました。2022年現在、乾電池に記載される社名では最も長い社名だと思いますw。なお、バーコードの事業者名も同社となっていました[4549777]
型番は単3・4本パックが“LR6/4S/M3”、単4・4本パックが“LR03/4S/M3”です。


シュリンクパックを開封してみました。普通のMEGAVOLT同様に2重シュリンクとなっていて、キャッチコピーや商品名が記載された台紙は1回剥いだシュリンクの下に貼り付けられています。いつも思いますが、この包装はとても勿体ない印象を受けます。どうにかならないものですかね…。
シュリンクは上も下もミシン目付きのものになっていますから、包装自体はとても剥がしやすいです。これは好感が持てた点であります。


電池の外観。金色のボディ青い帯が印象的なデザインです。青好きな自分にとっては中々好印象なカラーリングですね。『EX』というロゴの部分はちょっと三菱を意識してそうな感じではありますが、青いカラーを使っているという共通点があるだけでデザインは全く違っています。こちらは青よりも金色が多く占めている印象がありますね。
電池に表記されている輸入販売元も“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”でやはり長い社名です…。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。


プラス・マイナス側。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「08-2031」となっていました。パッケージには“使用推奨期限10年”の記載がありますから、それぞれ2021年8月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました!単3には“BHSP 01 220743”の、単4には“PHTP05 260636-R”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。単4のみマジックによるマーキングも見られました。
今回は単3も単4も外装ラベルの粘着力が強く、電池側にノリが残ってしまっています。ロット番号を確認するため、写真ではロット番号の周りのみノリを剥がしています。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。「薄緑色」の絶縁リング、切り欠きを下に置いた状態で単3には“S 6-59 L”の刻印が、単4には“S 3-59 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製であると思われます。
マイナス極のガス抜き穴ですが、単3は一般的な2つ穴タイプとなっていたのですが、単4は珍しい3つ穴のタイプでした。

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アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2
→当電池の姉妹品に当たる、低価格のアルカリ電池“MEGAVOLT(メガボルト)”を紹介した記事。この記事ではパン・パシフィック・インターナショナル・トレーディングの前社名であるジャストネオの社名表記となっている。


NIKKO BIGPOWER DRY BATTERY 単三形 UM-3・FMS

今回はかつてラジコンメーカーとして知られた“株式会社 ニッコー”のマンガン電池を紹介します。ニッコーはニカド電池“ニコニカ”を発売していたことで知られ、こちらの方はよく見かけますが、充電式では無いニッコーの乾電池は珍しい存在なのでは無いでしょうか。
恐らく、ニッコーのラジコンに付属していたマンガン電池と見られ、販売していたのかは不明。カラーリングから赤マンガンに相当する電池かと思われます(付属品にふさわしい!)。


電池の外観。デザインは見た目そのまんまな赤マンガンと言った印象ですが、金色の模様が入っている点が他のマンガン電池に比べると珍しい特徴となっています。注意書きは日本語と英語の2ヶ国語表記。社名表記は住所と社名が併記されたものになっていますが、補償付きの電池ではありません。この電池が製造されたのは1991年で補償が付与されていた時期なのではありますが…。やっぱり、市販された電池では無いのかもしれません。注意書きと社名表記は以下の通りです。

ご注意 この電池は充電式ではありません。充電する
と液もれ破損のおそれがあります。はれつのおそれが
あるので(+)(-)は正しく入れてください。
Caution:Do not recharge, connect backwards, heat or
dispose of in fire.
〒125 東京都葛飾区亀有5-15-15
株式会社 ニッコー

注意書きのフォントと文面はナショナルのマンガン電池と一致、『単三形』という表記の字体もまた同じなのでOEM元はそこから推測できそうな感じです。“MADE IN JAPAN”という生産国の表示は見られますが、JISマークの許可番号や略号などは見られませんでした。


プラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングは「」となっています。「91-08」の刻印が見られますから1991年8月製造の電池であると思われます。その刻印の下に「M」という刻印が見られますが、これは主に松下電池工業製電池で見られた製造工場を表す記号です。主な略号の意味は以下の表の通りです。

略号 マンガン乾電池(JIS C8501)
許可番号
工場名
690 松下電池工業 乾電池事業部 辻堂工場
691 松下電池工業 乾電池事業部 名古屋工場
689 松下電池工業 乾電池事業部(守口工場)
692 松下電池工業 乾電池事業部 九州工場

※:当ブログ“JIS認定番号一覧”より抜粋。

以上のことからこの電池は松下電池工業の守口工場で製造された電池であると推測できます。現在、パナソニックの守口工場ではマンガン電池の製造からは既に撤退していますが、現在でも日本で流通される単1~単4までの乾電池エボルタとエボルタネオの製造を現在でも行っています。将来は貝塚市の二色の浜工場に移転する計画があるそうです。