100円均一ショップのセリアで見つけた、“グリーンオーナメント”の電池チェッカーです。形こそ古典的な電池チェッカーなのですが、表示が3段階のLED表示となっています。
最近はLED表示の電池チェッカーが主流になりつつありますよね。それはLEDを始めとする半導体が安価になってきたというのもあるかもしれませんが、アナログメーターが希少になってきているのかもしれません。それはそれで悲しいものです。
パッケージです。100円均一商品にありがちなショボいブリスターパックです。社名表記は“株式会社グリーンオーナメント”で、バーコードの事業者名も同社となっていました(4972822)。
パッケージの裏面にはQRコードが記載されていて、読み込んでみると「http://denchi-info.net/」にリンクされていました。ここには“電池の正しい使い方”と“コイン形・ポタン形電池の正しい使い方”が記載されています。一応、グリーンオーナメント管理のホームページみたいですが、グリーンオーナメントって乾電池は販売していませんよね?まるで電池メーカーのようにしっかりとした注意書きです。
チェッカーの外観。100円均一商品らしい強度です。ちょっとやわい的な?アナログメーター式と比べるとメーター分の厚みが無いので大分薄い。あっ、ちなみにこのチェッカーでは9V形(角形)の電池が測れません。そのための薄さでもあるようですね。
ワタシが買った段階では白と黒のタイプがありました。“白”は汚れが目立ってしまいそうなので、目立たない“黒”を選択しました。
実際に測定してみました。使い方は簡単でハンドルを上げて、プラス極を上にして挟んであげるだけです。測れる電池は単1~単5まで公称電圧1.5Vのもの。ボタン電池・コイン電池・ニカド電池やリチウム電池は測定できないことが書かれています。じゃあ、ニッケル水素電池はOKなのか?と思うかもしれませんが、ニカド電池がダメなのだから電圧が同じニッケル水素電池もダメでしょう。
表示は残量に応じてLEDが連続表示されるタイプで、目安は1灯が“10%~30%”、2灯が“30%~60%”、3灯が“60%~100%”となっています。
パッケージには『※メーカーによっては測定できない電池があります。』とありましたが、パナソニックの単1アルカリ電池(日本製)は測定できませんでした。マイナス極の端子がギリギリ届かない上、パナソニックの単1と単2は逆装填防止の為にマイナス極が引っ込んでいるのですが、そのためマイナス端子に付かないようです。単2は上写真の通り、端子が届いて方向も変えられたので付きました。シェアが高いパナソニックのアルカリ電池が測定できないのはちょっとキツイかもな…。
マイナス端子を起こせば測定できそうと思ったのですが、起こした端子が鋭利で怪我しそうなので諦めました。ここはメーカーに改善して欲しいものです。
LED表示式の定め…、それはいずれは電池交換が要ることですね。電池チェッカー表面を上にして下辺りに配置されている電池ホルダーのネジを精密ドライバーなどで外します。電池ホルダー自体はネジだけで固定されているので、電池ケース左の溝に爪を引っ掛けて引き出すだけで取り出せます。使用する電池はリチウムコイン電池“CR2032”1個です。マイナス極を上にしてトレイにセット、逆手順で電池チェッカーに嵌めます。ネジを締めるのをお忘れなく!
ちなみに元々付いてた電池はノーブランドのCR2032。型番部分はソニー(ムラタ)のにそっくり。コメリのチェッカーに付いてたLIJUのCR2032Lもそうですが、このデザイン最近のトレンドなのでしょうか…。