100円均一ショップのFLET’S(フレッツ)で見つけた新顔のアルカリ電池です。同100円均一ショップはダイソー・キャンドゥ・セリア・ワッツの4大100円均一に含まれない独立した100円均一ショップだったのですが、2021年10月にFLET’Sと百圓領事館を運営していた音通エフ・リテールをワッツが吸収しています。
なので、FLET’Sはワッツと同じような品揃えなのかな?と思いきや、見たことのない電池を発見、やはりFLET’Sは侮れんと思いました。
パッケージ。単3と単4は4本シュリンクパックでの展開です。他に単1と単2の1本シュリンクパックがありました。もちろん1パック税抜100円なのですが、電池はほぼ正面を向けてシュリンクされており素晴らしいです。
今回購入した電池は何故か、電池に貼られていたラベルの上からさらにバーコードが上貼りされていました。上貼りされていたバーコードはどちらも同じコードで、事業者名は“(株)ワッツ[4526112]”となっていました。
上貼りされているバーコードを剥がしてみた所です。商品名は『アルカリ乾電池 単3形/LR6(単4形/LR03) 4本パック』となっています。特にキャッチコピーなどは無いようです。使用推奨期限の表示もありません。
バーコードの事業者名は“(株)三福商事[457355319]”となっていました。冒頭でFLET’Sの説明で書けなかったのですが、この電池は三福商事という企業から発売されている電池です。
同社は今まで電池を発売したことが無く、初の電池だと思われるのですが、国税庁の法人番号公表サイトで同社のことを調べてみると、かつて当ブログでもアルカリ電池を紹介したビトウコーポレーションと関係のある企業と思われることが判明。
現在の所在地は異なっているものの、三福商事が最初に所在した住所はビトウコーポレーションの物流センターがある場所の住所で(ビトウコーポレーションのアルカリ電池に記載のあった住所)、次に移転した住所が現在ビトウコーポレーションがある本社所在地です。
しかも、ビトウコーポレーションのホームページ上で堂々と三福商事が発売するカラーマスクの広告が流れてました💦多分、関係会社だと思います。
電池の外観。白バックのありがちな柄のアルカリ電池です。3COINSや兼松のアルカリ電池など、似ているデザインのアルカリ電池は多く存在します。こういうデザインの電池はシンプルで受けがいいのかもしれませんね。この電池がビトウコーポレーションの後継となるのであれば、かなり派手で目立つビトウコーポレーションのアルカリ電池に比べ、随分落ち着いたデザインになりました。
発売元は“株式会社三福商事”、生産国はMADE IN CHINAで中国製となっています。生産国の隣には『Mitsufuku』のロゴが見られますから、この企業は「みつふくしょうじ」と読むのが正しいのがわかります。
プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「緑」。使用推奨期限は単3が「08-2028」、単4が「04-2028」となっていました。パッケージには使用推奨期限などの表記は見られませんが、時期的に5年期限のそれぞれ2023年8月と2023年4月製造の電池であると思われます。
外装ラベルを剥がしてみました。単3には“SMRL05 161200”の、単4には“LMXL07 151418”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
外装ラベルのノリはかなり強い印象で、電池側にノリ(接着剤?)がかなり残っています。
最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングの色は薄緑色。切り欠きを下に置いた状態で単3には“S 3-15 L”の刻印が、単4には“S 5-31 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製だと思われます。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。
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ALKALINE 水銀0使用 アルカリ乾電池 単3形
→当電池を発売している三福商事の関係会社と思われるビトウコーポレーションが発売していたアルカリ電池を紹介。