カテゴリー別アーカイブ: その他国内メーカー

主要ブランド以外の国内メーカーの乾電池を扱うカテゴリです。
あくまで電池本体のブランドの見た目で分類しており、製造元や製造国での分類はしていません。

IRIS OHYAMA アルカリ乾電池 BIG CAPA(ビッグキャパ) 長寿命・大容量タイプ 単4形 40本パック LR03IRB-40S


今回はアイリスオーヤマのアルカリ電池、初代“BIG CAPA(ビッグキャパ)”の単4・40本パックを紹介します。アイリスオーヤマのアルカリ電池はここから始まった!懐かしいデザインの電池です。現在では事実上の後継に当たる“BIG CAPAα”や“BIG CAPA Basic”に引き継ぐ形で廃盤となっています。40本パックがあったんですね。初めて見ました。


パッケージです。これは40本パックであり、最初から箱売りを想定したものになっています。わざわざ『【お店の方へ】この商品は開封せず、このまま販売してください。』とまで書いてあります。しかし、開けてみるとバラの電池が入っているわけでもなく、普通にシュリンクされたアルカリ電池が入っていました。箱は段ボール箱に入っており、丈夫そうです。


続いて箱の側面。商品名は“大容量アルカリ乾電池 単4形 40本パック”、型番は“LR03IRB-40S”となっていました。Expiry Date(使用推奨期限)は「03_2022」となっており既に期限切れ。期限から1ヶ月経ってしまっています。
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”となっており、バーコードの事業者名も“アイリスオーヤマ(株)[4967576]”となっていました。社名表記下の問い合わせ先(アイリスコール)の電話番号が住所表記よりも大きく目立っています。


箱から電池を出してみたところです。箱売りでかつ、開封しないで販売してくださいとまで書いてあったのですが、普通にバーコードが記載されたシールが貼られている状態のシュリンクでした。これならバラ売りは可能でしょう。単4・4本パックの型番は“LR03IRB-4S”。
使用推奨期限が切れていたのでしょうがないとは思いますが、6本電池が液漏れを起こしていました。バーコードが記載されたシールの反対側シュリンク、左2本が決まって液漏れしています。期限切れ1ヶ月で液漏れというのはなかなか厳しいですね。もうちょっと持って欲しかった気がします。

電池の外観です。のシマシマ模様のように見えるカラーリングがこの初代BIG CAPAの特徴で、ブランド名よりも“IRIS OHYAMA”の社名ロゴが目立つデザインとなっています。
電池サイズ表記の背景の色がサイズにより異なっていて、単4はピンクになっています。販売元の社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”、生産国は“Made in China”で中国製となっていました。


プラス・マイナス側。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は箱の記載と同じ「03_2022」となっていて、既に1ヶ月の期限切れとなっています。使用推奨期限の表記は月と年が“_(アンダーバー)”で区切られているのが特徴的な表示です。
パッケージには“使用推奨期限5年”の記載がありましたから、2017年3月製造の電池であると推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。電池にはロット番号らしき印字が見られましたが、長時間経ってしまったからか印字がラベル側に転写してしまっていました。
ロット番号の印字はダイソーのDAISO & HWシリーズアルカリ電池などで見られる、上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で分かれているタイプで「上:ASBB 下:0916」の印字が見られました。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態上に数字が、下にアルファベットまたはアルファベットと数字が刻印されているタイプです。これもまたDAISO & HWシリーズのアルカリ電池で見られるタイプでした。
この電池では「上“35” 下“G1”」の刻印が見られます。また、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。


おまけで液漏れした電池の6本です。液漏れしてからはだいぶ経過しているようで、強アルカリ液でアイリスオーヤマのロゴが激しく色落ちしているのが伺えます。マイナス極側はまだ液で濡れている部分もあり、液漏れしてから間もない個体もあるようです。このあたりも解体してみようかなとは思ったのですが、勇気が出ないので諦めました💦これはこのまま廃棄行きです!
こうなってしまうと液漏れしていない電池も液漏れ間近だと思うので早く使わなくてはあかんですね…。

★関連記事
IRIS OHYAMA BIG CAPA アルカリ乾電池 単3形/単4形
→当ブログで初めて初代“BIG CAPA”を紹介した記事。


NIKKO BIGPOWER DRY BATTERY 単三形 UM-3・FMS

今回はかつてラジコンメーカーとして知られた“株式会社 ニッコー”のマンガン電池を紹介します。ニッコーはニカド電池“ニコニカ”を発売していたことで知られ、こちらの方はよく見かけますが、充電式では無いニッコーの乾電池は珍しい存在なのでは無いでしょうか。
恐らく、ニッコーのラジコンに付属していたマンガン電池と見られ、販売していたのかは不明。カラーリングから赤マンガンに相当する電池かと思われます(付属品にふさわしい!)。


電池の外観。デザインは見た目そのまんまな赤マンガンと言った印象ですが、金色の模様が入っている点が他のマンガン電池に比べると珍しい特徴となっています。注意書きは日本語と英語の2ヶ国語表記。社名表記は住所と社名が併記されたものになっていますが、補償付きの電池ではありません。この電池が製造されたのは1991年で補償が付与されていた時期なのではありますが…。やっぱり、市販された電池では無いのかもしれません。注意書きと社名表記は以下の通りです。

ご注意 この電池は充電式ではありません。充電する
と液もれ破損のおそれがあります。はれつのおそれが
あるので(+)(-)は正しく入れてください。
Caution:Do not recharge, connect backwards, heat or
dispose of in fire.
〒125 東京都葛飾区亀有5-15-15
株式会社 ニッコー

注意書きのフォントと文面はナショナルのマンガン電池と一致、『単三形』という表記の字体もまた同じなのでOEM元はそこから推測できそうな感じです。“MADE IN JAPAN”という生産国の表示は見られますが、JISマークの許可番号や略号などは見られませんでした。


プラス・マイナス側です。プラス極の絶縁リングは「」となっています。「91-08」の刻印が見られますから1991年8月製造の電池であると思われます。その刻印の下に「M」という刻印が見られますが、これは主に松下電池工業製電池で見られた製造工場を表す記号です。主な略号の意味は以下の表の通りです。

略号 マンガン乾電池(JIS C8501)
許可番号
工場名
690 松下電池工業 乾電池事業部 辻堂工場
691 松下電池工業 乾電池事業部 名古屋工場
689 松下電池工業 乾電池事業部(守口工場)
692 松下電池工業 乾電池事業部 九州工場

※:当ブログ“JIS認定番号一覧”より抜粋。

以上のことからこの電池は松下電池工業の守口工場で製造された電池であると推測できます。現在、パナソニックの守口工場ではマンガン電池の製造からは既に撤退していますが、現在でも日本で流通される単1~単4までの乾電池エボルタとエボルタネオの製造を現在でも行っています。将来は貝塚市の二色の浜工場に移転する計画があるそうです。


【薦田紙工業】ALKALINE アルカリ乾電池 【単3形】/【単4形】 VD-447 / VD-448

今回は100均一ショップ“セリア”で見つけた、薦田紙工業のアルカリ電池を紹介します。薦田紙工業(こもだかみこうぎょう)はその名の通り、紙製品の製造を自社で行っている反面、100円均一ショップ商品の卸売りを行う商社としての一面も持っています。
今まで、薦田紙工業は自社で電池を発売していたことが無く、コットンフェアと呼ばれるメーカーの電池などを発売していましたが、今回初の自社ブランドの電池となります。


パッケージ。単3と単4は4本入りのブリスターパックとなっています。他に単1の1本ブリスターパックがあることを確認しました。単3は薄い青色の、単4は薄い水色のカラーが印象的ですね。キャッチコピーは特にありません。
単3の型番が“VD-447”で単4の型番が“VD-448”となっています。発売元は“薦田紙工業株式会社”となっており、バーコードの事業者名も同社となっていました([4906327])。

さて、この電池ですが以前当ブログで紹介したコットンフェアの“Premium cell”の入れ替えとして売られていたようでした。どうしてなのか。気になったのでコットンフェアのことを法人番号公表サイトで調べてみました。

今年(令和3年)の9月に株式会社タダオという会社に吸収された上で解散したようです。この株式会社タダオという企業の実態が見えないのでわからないのですが、この解散に当たりコットンフェアが行っていた電池販売の業務を薦田紙工業が引き継いだと見るのが自然だと思います。

と、言うわけでコットンフェアの“Premium cell”と薦田の電池をパッケージで比較してみました。ちなみにこれを買ったセリアでは残り1個の“Premium cell”でした。ギリギリセーフ。

パッケージデザインは全く異なっていますが、ブリスターパックの大きさは全く同じです。“Premium cell”には『プレミアム強力パワー』というキャッチコピーがありました。型番は“Premium cell”単3の型番が“VD-078”となっているのに対し、薦田の電池では“VD-447”となっていて同じ「VD」から始まる型番となっています。これが“Premium cell”後継の電池であることが伺えそうですね。原産国はどちらとも中国ですが、“Made in China”の横に入っている謎な[SK]の記載が両者一致しています。
当然、社名表記やバーコードも違っていますが、コットンフェアのバーコードを調べてみると登録してある住所がパッケージに記載されている薦田紙工業の所在地と全く同じでした。やはり、コットンフェアは薦田の関係会社だったと考えるのが正解なのでしょうかね。


電池の外観。白ベースのデザインがシンプルな電池。パッケージと同じ単3は薄い青色の、単4は薄い水色アルカリ乾電池【単3形】(【単4形】)サイズの数字マイナス極のラインが記載されています。ちょっと薄すぎて読みにくい印象がありますね。注意書きは灰色の文字なので比較的読みやすい印象です。
発売元はパッケージと同じ“薦田紙工業株式会社”、生産国は中国製で“Made in China”の表記横にはパッケージ同様に謎な[SK]の表記もあります。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。赤色絶縁リングは使用しているメーカーが限られているので大体わかりそうですね。使用推奨期限は単3と単4共に「09-2026」となっていました。パッケージに記載はありませんが、5年期限のそれぞれ2021年9月製造の電池であると思われます。
ちなみに同時購入した“Premium cell”単3の使用推奨期限は「08-2026」となっていましたから、2021年9月製造分から薦田に入れ替わったのでしょうか?この日付はコットンフェアが解散した日とも一致しています。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“KHPH07 031653”の、単4には“FHPH05 061749-R”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
どこかで見たような刻印ですね…。個人的にはマイナス極絶縁リングの色からあのメーカー確定だと思っているのですが。単3のみ外装ラベルが剥がしにくく、ノリが残ってしまっています。単4はキレイに剥がれたんですけどね。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングの色はご覧の通り「」。切り欠きを下に置いた状態で単3には“S 3-14 L”の刻印が、単4には“S 2-12 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製だと思われます。これは“Premium cell”も同じでしたから、製造元は変わっていないようです。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
Premium cell アルカリ電池 単3形/単4形
→当電池の前モデルと思われるコットンフェアのアルカリ電池を紹介した記事。よく見てみるとパナソニックアルカリ乾電池のデザインとも似ていた。

ALKALINE BATTERY アルカリ乾電池 単3型
→“Premium cell”の前に売られていたと見られるコットンフェアのアルカリ電池を紹介。


PowerMate マンガン乾電池 単3形/単4形 8pack 273-03 / 273-04

今回は主に“FLET’S”や“百圓領事館”という100円均一ショップで見られる“PowerMate(パワーメイト)”というブランドのマンガン電池を紹介します。
これは大阪に所在し、100円均一ショップ向け商材など日用雑貨品の輸入卸売りを行う企業である“株式会社スバル”が発売する電池です。以前は全く違うデザインの電池でしたが、今回紹介する電池は緑色を基調としたリニューアル品となっています。


パッケージ。単3と単4は8本のシュリンクパックです。他に、単1と単2の3本パック6P形2本パックもあります。貼られているラベルは電池と同様に緑色を基調としたデザインで、特にキャッチコピーなどは見られません。単3の型番が“273-03”で単4の型番が“273-04”となっています。
パッケージ上には社名表記はありません。バーコードの事業者名は“(株)スバル[457118952]”となっていました。

この電池はリニューアル品で前のデザインがあると書きましたが、旧デザイン品の単4が転がっていたので比較してみることにしましょう。

パッケージも電池本体もデザインが全く違いますね。旧デザイン品ではPowerとMateの間に稲妻マークが入ったロゴになっていますが、新デザイン品ではキラーン(?)とした光のマークに変化しています。PowerMateのロゴもおしゃれな感じになってますね。今風になったのかも?
パッケージでは旧デザイン品には「パワフル高性能」というキャッチコピーがありましたが、新デザインでは削除。「お徳用パック8本入」が「8pack」に変化しています。型番は旧デザインも新デザインも同じでバーコードの数字も全く同じです。なので、デザインが変わっただけで電池の性能は変わっていないということなのでしょう。


電池の外観です。緑色なデザインではあるのですが、よく見てみると濃い緑色薄い緑色が入り混じっている複雑なカラーリングで、PowerMateロゴの後ろにも緑色の線が走っています。緑色なカラーリングのマンガン電池と言えば、東芝のキングパワークリークがお馴染みですね。やはりこれを意識したのかな?
電池記載の発売元は“株式会社スバル”。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。注意書きは小さくて読みにくい傾向です。電池には結構スペースが余っているので文字大きくしても良いんじゃないかと思いますが…。


プラス・マイナス側です。使用推奨期限は単3と単4共に「01-2024」となっていました。パッケージに使用推奨期限が記載されていませんが、時期的に3年期限のそれぞれ2021年1月製造の電池であると推測できます。国内メーカーのマンガン電池では2年期限が一般的ですが、これは3年期限なんですね。


最後に外装を剥がしてみました。外装は安物系マンガン電池でよく見られるビニール(PVC)外装。電池を持ってもかなり軽いですから、赤マンガンかそれ以下のクオリティーな電池の可能性が高いと思います。色通りの緑マンガン相当かも…。
昔の安物系マンガン電池ではマイナス極は亜鉛缶むき出しのものが多かったですが、現在では使用推奨期限を刻印した底板がマイナス極に付けられていることが多いです。なお、亜鉛缶にはロット番号の刻印や印字は見られませんでした。

★関連記事
Power Mate LR43 アルカリボタン電池 1.5V・2P
→この電池と同じく、株式会社スバルが販売する“Power Mate”ブランドのボタン電池LR43を紹介した記事。

PowerMate マンガン 9V形
→こちらも株式会社スバルのPowerMateブランドの9V形マンガン電池を紹介した記事。こちらは旧デザインで、現在はこれも緑色を基調としたデザインに変わっている。


モリトク アルカリ乾電池 単3形/単4形 その2

今回は100円均一商品の企画販売を行う“モリトク”の単3と単4のアルカリ電池を紹介します。かつてインドネシア製だった頃のアルカリ電池(単3・単4)はどこの100円均一ショップでも見られましたが、中国製となった現在のアルカリ電池はせいぜいキャンドゥで見られる程度となっています。
しかし、近頃は単1と単2のマンガン電池のみがダイソーで取り扱いを始めるという、なかなか侮れないモリトクの乾電池であります。


パッケージ。単3と単4、各4本入りのシュリンクパックです。以前、当ブログで紹介したモリトクアルカリ電池はバーコードが記載されたラベルのみが貼られていましたが、今回入手したモデルではバーコードのみならず、キャッチコピーなども記載されている豪華仕様のラベルとなっていました。
キャッチコピーは『容量アップ!! 長期保存可!』。以前のモリトクアルカリ電池に比べ、約10%の容量アップを果たしている他、使用推奨期限も7年に延長されているそうです。100円均一ショップで扱っているアルカリ電池は10年という使用推奨期限のものはほぼ無く、7年が多いです。本当に長期保存をするなら大手メーカーのアルカリ電池の方が良さそうですね。
販売元は“株式会社 モリトク”、バーコードの事業者名も同社となっていました[4964549]。


電池の外観。インドネシア製だった頃から変わらないおなじみのデザインです。金色ベースで白いカラーリングですが、単3と単4では金の部分が少ないため白い部分が目立つ感じですね。注意書きの文字は小さいですが、白バックの黒文字なので注意書きが読みやすいよう配慮されているのがポイントでしょうか…。
電池に表記されている発売元は“株式会社モリトク”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。ちなみに電池に表記されている社名表記では「発売元」となっていますが、パッケージでは何故か「販売元」と違う表記です。


プラス・マイナス側です。以前、当ブログで紹介したものは絶縁リングが無いタイプだったのに対し、今回入手したモデルでは「」の絶縁リングが付いているタイプに変わっていました。
使用推奨期限は単3が「03-2028」で単4が「04-2028」となっていました。前述の通り、パッケージには使用推奨期限7年の記載がありましたから、それぞれ2021年3月と4月に製造された電池であると推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3と単4ではロット番号表記のタイプが異なっており、単3は「B1702122F」というレーザー刻印による表記なのに対し、単4は「上:1303 下:122」という印字による表記となっています。
個人的には単3のロット番号表示が非常に斜めってるのが気になりますw。

 


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングは薄緑色で、切り欠きが無い真円なリングになっています。単3は上“A” 下“41”の刻印が、単4は上“A” 下“21”の刻印がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプでした。

★関連記事
モリトク アルカリ乾電池 単3形/単4形
→当記事紹介の前世代に当たるモリトクアルカリ電池を紹介した記事。単3と単4のアルカリ電池がインドネシア製から中国製に変わっていたことから、比較しながらの紹介となっている。

モリトクアルカリ乾電池
→輸入元に丸紅情報システムズが関わっていた頃のモリトクアルカリ電池を紹介。単1から単4、6P形まで一挙に紹介していて、単3と単4はインドネシア製であった。


BOSS FOR MUSICAL INSTRUMENT 006P / S-006P

日本のエフェクターメーカーとして知られる“BOSS(ボス)”の006P(9V形マンガン電池)です。ボスはオーバードライブ“OD-1”に始まるコンパクトエフェクターが代表的なメーカーで、ローランドの関連会社だったのですが、2018年にローランドに合併、現在ではローランドが発売するエフェクターやギター関連製品のブランドとなっています。
今回はボスのエフェクターに付属されたと見られる2種類の電池を紹介します。

電池の外観。左に見えるオレンジ色の電池が1980年頃のもので、真中の黒色の電池が1984年頃のものです。
オレンジ色の電池はかつてのソニーのマンガン電池を彷彿とさせるデザインでステキです。黒色の方は“BOSS”ロゴがオレンジの黒字なのでちょうどオレンジ色の電池を反転させたように見える電池です。デザイン構成は関連会社であったローランドの電池(写真右)ともよく似ていますね。

ちなみにローランドの9V形電池は市販もされていたようですが、ボスの電池が市販されていたのかどうかは不明です。


電池の側面。上が1980年頃のオレンジ色下が1984年頃の黒色です。両者とも“MADE IN JAPAN”で日本製。オレンジ色の方はローランドのロゴマークも見えます。JISマークや製造元の表記は見られないのですが、黒色の方は“F.D.K. C8501”の表記が見えますから富士電気化学(現・FDK)製ですね。後述しますが、実はオレンジ色の方も同じく富士電気化学製のようです。
確かにオレンジ色には製造元の表記は見られません。しかし“006P/9V/6F22    N”という表記がされており、型番横の「N」はもしかしたらNOVELのNだったりするのかもしれません!妄想大好きな筆者ですw。
注意書きはオレンジ色、黒色ともに同じもので以下の通り。日本語と英語による表記になっています。

注意
はれつのきけんがあるので、充電をしないこと。
(+)(-)を正しく入れること。
MAY EXPLODE IF CHARGED
OR SET REVERSELY.

最後に底面の様子です。両者ともに黒いボール紙?のような底面で、継ぎ目側に製造日が刻印してあるのが特徴。前述の通り、黒色の方には富士電気化学製との記載がありましたので、特徴が同じなオレンジ色の方も同社製と見られます。
オレンジ色の方が「80-08」製造黒色の方が「84-08」製造となっていて両者ちょうど4年差の電池です。

 

★関連記事
Roland 6LR61/9V ALKALINE Battery For Musical Instruments
→かつての関連会社であったローランドの9V形アルカリ電池を紹介した記事。こちらは松下電池工業(パナソニック)製でした。


ALL-WAYS 長持ち!! ウルトラハイパワー アルカリ乾電池 単4形 ALL-T4X4P

今回はリーダーメディアテクノがかつて発売していた“ALL-WAYS”ブランドの単4アルカリ電池を紹介します。
前回ブログで紹介したハードオフオリジナルアルカリ電池がリーダーメディアテクノ供給だった訳ですが、この記事を書いてる時に“ALL-WAYS”ブランドのアルカリ電池も持ってたなぁ…と思って引っ張り出してきた次第です。この電池、未開封だったのですがよっぽど長期保管だったためか全部液漏れしてました。


パッケージです。単4の4本パック。冒頭で触れた通り、中の電池は4本とも液漏れしています。これは確かリーダーメディアテクノが初めて発売したアルカリ電池で、お店(じゃんぱら?)で見たことが無いブランドだったこの単4だけ売ってたので買って入荷したら単3も買おうかな…と思い、そのままだった記憶があります。
キャッチコピーは『長持ち!! ウルトラハイパワー』。型番は“ALL-T4X4P”、社名表記は“リーダーメディアテクノ株式会社”となっています。バーコードの事業者名も“リーダーメディアテクノ(株)[456020161]”となっていました。パッケージのみに生産国が記してあり、“Made in China”で中国製となっています。

電池の外観です。オーソドックスなアルカリ電池と言った感じのデザインですね。金ベース黒い帯に大きい“ALL-WAYS”のロゴが目立ちます。
社名表記は“リーダーメディアテクノ株式会社”。生産国はハードオフオリジナルアルカリ電池と同じように記載されていません。このメーカーは生産国を電池本体に表示しない伝統でもあるのでしょうか…。


プラス・マイナス側。マイナス極絶縁リングは無いタイプです。この電池で大きな特徴はマイナス極底板中心に小さい「・印」が見られることです。これは初めて見るタイプでした。使用推奨期限の印字はこれまた探すのに手間が掛かっており、よく見たら“ALL-WAYS”ロゴのSの隣にありました。「12.2012」の印字があり、パッケージに使用推奨期限が記載されていないのでわからないのですが、2年期限の2010年12月製造でしょうか…。


外装ラベルを剥がしてみましたが、ロット番号などの印字や刻印は一切無し。液漏れで印字が消えている可能性もありますが、ラベル側に転写もしていないので元々印字は無かったものと推測されます。なお、マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。やっぱりマイナス極の「・印」はよく目立ちますね…。


【アイリスオーヤマ/ウエルシア】BIGCAPA PRIME-W Alkaline batteries 3/4

今回はドラッグストア“ウエルシア薬局”に登場した新顔のアルカリ電池を紹介します。今までウエルシア薬局プライベートブランドのアルカリ電池はアイリスオーヤマ“BIGCAPAα”を採用していましたが、今回同じアイリスオーヤマのウエルシアオリジナルアルカリ電池と思われる“BIGCAPA PRIME-W”に変わりました。
BIGCAPA PRIME」はアイリスオーヤマのハイグレードアルカリ電池ですが、それのウエルシア版で“W”となるのでしょうか…。


単3と単4・4本ブリスターパックのパッケージです。他にも単3と単4には10本パックも用意されている他、単1と単2の4本パックもあります。キャッチコピーは『10年保存可能 長寿命・大容量』。加えて『備蓄用に!災害対策に!』というコピーも見られます。パッケージ右上にはウエルシア薬局のロゴが見られますが、電池本体に表示はありません。
パッケージ裏は殆どが注意書きで占めており、キャッチコピーやウリ文句などの記載はありません。左上に“BIGCAPA PRIME-W”のロゴが見られますね。型番は単3・4本パックが“LR6BP/4B-WE2”、単4・4本パックが“LR03BP/4B-WE2”となっています。販売元は“アイリスオーヤマ株式会社”、バーコードの事業者名も“アイリスオーヤマ(株)[4967576]”となっていました。問い合わせ先であるアイリスコールの電話番号は大きいのは良いですね。素晴らしいです。


電池の外観です。BIGCAPA PRIMEシリーズ??となっていますが、“BIGCAPA PRIME”のデザインとも違い、なおかつ他のアイリスオーヤマアルカリ電池にも似ないデザインです。他のアイリスオーヤマアルカリ電池と比べるとアイリスオーヤマのロゴが無いのが特徴的でここがプライベートブランド仕様ということなのかもしれませんね。
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「07_2030」となっていました。パッケージには“10年保存可能”とありましたので、それぞれ2020年7月製造の電池であると思われます。
マイナス側には使用開始日の記入欄があるのが特徴で、これも他のアイリスオーヤマアルカリ電池には見られないものです。

外装ラベルを剥がしてみました。ダイソーの“DAISO & HWアルカリ乾電池”などで見られる、上4ケタ(アルファベット)下4ケタ(数字)で別れているロット番号が印字されています。私が入手した個体ではラベルの繋ぎ目に印字があり、ラベル側に転写した文字が読めなかったです。
そのため推測にはなりますが単3が「上:FHEF 下:2323」、単4が「上:AHEF 下:–13」の印字が見られました。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングは単3と単4ではタイプが異なっていました。薄緑色なのは同じですが、単3は切り欠きを上に置いた状態で「下“23” 右“A3”」と刻印が入っているタイプで、単4は切り欠きを右に置いた状態で「上“18” 下“G1”」と刻印が入っているタイプとなっていました。これは同じアイリスオーヤマの“BIGCAPA basic”でも見られた絶縁リングなのですが、単3と単4の特徴が真逆だったのが個人的に面白かったです。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。


【カワシマ】GoldenPower(R) ecototal アルカリボタン電池 LR41

ヤマダ電機で見つけた“GoldenPower”ブランドのアルカリボタン電池「LR41」です。これもまた前回の当ブログで紹介したコメリのLR41と同じく、コロナ禍の影響で緊急発売された電池であると思われます。
そのためか、既に店頭では在庫限りの品として販売されていました。価格は写真の1個パックが税抜150円です。前回のコメリと比べても高いですが、同等品が2個入りで100円で売られているのを考えても高い価格設定です。

パッケージ。表は“GoldenPower”のブランドになっていますが、社名表記は“株式会社カワシマ”となっていて同社が販売元となっているようであります。バーコードの事業者名も“(株)カワシマ(458991930)”でした。栃木県足利市に所在する企業のようですが、ホームページを持っておらず詳細不明。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製。型番は“KAWA-LR41”となっています。型番上はカワシマの製品みたいですね。

最後に電池の外観。電池自体はどこでも見られるGoldenPowerのアルカリボタン電池です。電池記載の型番は“LR41GH”となっており、GoldenPowerのアルカリボタン電池では一番ランクが高いと見られる“Hi-Pro Button”タイプです。電池にはロット番号の印字や刻印はみられませんでした。
これと同じ種類のアルカリボタン電池はダイソーを始め、ローソンストア100など多くの店舗で見られたものです。


SHARP(R) G マンガン乾電池 SIZE”C” R14C SUM-2(E)

レアなシャープの単2マンガン電池です。シャープのマンガン電池には赤マンガン相当の“GI”黒マンガン相当の“GII”が存在していますが、こちらは最後にローマ数字が付かない“G”というネーミングの電池であります。
ちなみにこの電池は海外のオークションサイトとして有名なebayで入手しました。ウクライナのセラーから購入した電池で、日本から輸入した何らかの機器に入っていたということなのでしょうか?


電池の外観です。“SHARP”のロゴが大きくカッコいい電池で、黒バックの上にある赤い“G”のロゴが目立っています。シルバーで黒いカラーリングですから、黒マンガン電池にも見えそうですが、型番は“R14C”とあり「C」という符号は青マンガンを表しているようなので、赤マンガンよりもグレードの低い電池なのかもしれません。この電池が製造された1988年は冒頭の“GI”や“GII”も既に存在していますから、それよりも低グレードの電池であればこの電池が存在していた理由もわかります。ということはこの電池は付属品専用?
注意書きは日本語と英語の2ヶ国語表記。海外から輸入した電池ではありますが、海外専用品ではなく、日本でも出回っていた電池であろうことが伺えます。注意書きの全文は以下の通り。

ご注意:充電式ではないので、充電すると「えきも
れ」「はそん」することがあります。(+)(-)を正しく入
れないと、はれつのきけんがあります。
M.D.B. MADE IN JAPAN

CAUTION : NOT RECHARGEABLE. MAY EXPLODE IF
CHARGED OR SET REVERSELY.

「えきもれ」や「はそん」がひらがなとなっているのが印象的な注意書きです。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製。その左には“M.D.B.”の表記が見えますから、日立マクセル(現・マクセル)製の電池であると思われます。シャープブランドの乾電池は一部例外もありますが、ほぼマクセル製だったようです。
プラス・マイナス側です。プラス極絶縁リングの色は「」。マイナス極底面の刻印は「88-10」となっていて、1988年10月製造の電池であると思われます。
前回紹介した三菱電機の赤マンガン“vital”は1988年8月製造で「液もれ補償」付きの電池であったので、液もれ補償が無いこの電池はやはりお察し下さい的なグレードなのかもしれないですね。

この電池は同柄で006P形のものも確認しています。型番は“S-006P(E)”。底面には「79-04」の刻印が見え、1979年4月製造の電池でしょう。“JIS C8501 M.D.B. MADE IN JAPAN”の表記も見えるのでこちらもマクセル製みたいです。
しかし、この電池とてつもない液漏れが現在も進行中であり、写真で見えている側はきれいに見えますが、反対側はこの通り凄いことになっています(リンク先グロ注意)

★関連記事
SHARP DRY BATTERY LONG LIFE UM-2(A)
→当電池よりも更に古いシャープの単2マンガン電池を紹介した記事。こちらも何らかの機器に付属していた電池と見られる。この電池もマクセル製。

SHARP GII マンガン乾電池 R6PU
→こちらは同じシャープのマンガン電池でも黒マンガン相当な“GII”を紹介した記事(単3)。2000年製造の比較的新しい電池で、やはり製造はマクセル。

SHARP(R) GII マンガン乾電池 R03
→これもシャープの黒マンガン相当な“GII”の単4電池なのですが、これはマクセルではなく松下電池工業(現・パナソニック)製の電池です。このことからシャープの乾電池全てがマクセル製ではないことがわかる。