かつて発売されていた“三洋電機”のマンガン電池(黒マンガン)。発売後期は100円均一ショップ、特にキャンドゥで見られる電池だった。
デザインは一般的な黒マンガンのようであるが、下にはヨーロッパで一般化しているというグリーンベルトのデザインに「水銀0使用」の文字、ハートで包み込まれた地球のようなマークに“WE LOVE THE EARTH(私たちは地球を愛しています)”というクリーンさを表現したようなデザインとなっています。
注意書き部分。電池の型番は「R6PU」なので、外観通り、黒マンガンであろう。社名表記は“三洋電機株式会社”で問い合わせ先や住所などは記載されていない。生産国はインドネシア。
プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「緑」。使用推奨期限の印字は底板に直接印字されているタイプで、写真のものは印字が見えにくくなっているものの「04-2006」という表記がかろうじて見えます。
おまけ。同じく三洋電機が発売していた赤マンガン“SUPER”との比較。なお、このSUPERはシンガポール製で電池本体には製造日や使用推奨期限が記載されていない(その代わりに「E0901」という印字はある)。恐らくは組み込み用かOEM向けと推測される。
なお、この赤マンガンの“SUPER”という名称は三洋がデュラセルと提携した時代に発売していたマロリーブランドのマンガン電池から継承されているものである。
おまけその2。本記事で取り上げた“NEO SUPER”は横になっているデザインであったが(写真右)、90年初頭の頃は縦になっているデザインであった(写真左)。
ちなみに左の旧デザインのものが「90-12」の印字があり、1990年12月製造のFDK製(JISマーク:C8501 F-D-Kの記載あり)で、右の新デザインが「05-2002」で外観から松下(パナソニック)製と思われる。なお、いずれも日本製。