カテゴリー別アーカイブ: 海外メーカー

日本以外の海外メーカーの乾電池を扱うカテゴリです。

ATC(R) Alkaline MAX LR6 1.5V AA / LR03 1.5V AAA

今回は某アダルトショップでお馴染みな『優秀な乾電池』こと“ATC”という電池メーカーのアルカリ電池を紹介します。
ATCは香港に所在する電池メーカーで、現在は電池のみならずスマホのアクセサリーやデジタルオーディオプレイヤーも販売しているようです。当ブログでもATCのマンガン電池を紹介したほか、日本でも“EneMega”というエネループ似のニッケル水素電池が出回ったので知っている方もいるかも知れません。

パッケージ。単3と単4の4本シュリンクパックです。某ショップでは各132円(2020年4月現在)で販売されています。100円均一ショップと比べるとちょっと高めの価格設定ですね。
シュリンクパックにはバーコードと型番が記載されたラベルが貼られています。単3は“ATC LR6-4S”、単4は“ATC LR03-4S”という型番です。何故か単4だけラベルの上から『優秀な乾電池 単四電池(4本パック)』が上貼りされていましたw。

バーコードは「489」から始まる香港のコードで、事業者名は“ATC CORPORATION LTD[4892606]”となっていました。


電池の外観。白地に水色寄りの青色デザインは自分好みでかなりポイント高いです。プラス極側にある水色と白の境目にある銀色もなかなか良いセンスしてると思います。『0% Mercury・Lead・Cadmium』と記載されていて、水銀だけではなく、鉛やカドミウムも含まれていないという表記は珍しいと思います。また、ロゴの下にはATCの商品情報ページのURL(www.atc-lifestyle.com)も記載されています。
日本語を含む8ヶ国語の注意書きが記載されていて随分とグローバルです。日本語では『電池を火の中に入れたり、充電、廃棄しないでください。』とあります。

これが現在の白地に青色デザインになる前の電池です。黒に金というアルカリ電池にありがちなデザインでした。
某ショップでは現在でもこの旧デザインの写真で売られていて、レビューを見ても「デザインが違う!」みたいなのが見られないのがちょっと不思議です。検閲されてる??


ワタシが買ったときにはこのような元箱に入ってきました。“AAA”とありますから、単4サイズの元箱だと思います。ちなみに1箱10パックの40本入りのようです。社名表記は何故かATCのロンドン支社?の“ATC(UK) Corporation Limited”となっていました。『$ave Money』の表記がありますが、何に対しての節約なんでしょうね…。長持ちするから??


箱の左右は電池本体を超える16ヶ国語の注意書き!もしかして、この電池は箱売りを想定しているのかもしれないですね。電池本体は一行ずつでしたが、各国3行に増えています。日本語の注意書きは以下の通り。

電池を火の中に入れたり、充電、廃棄しないでください。
+と-の向きを正しく入れてください。
新しい電池と古い電池を混ぜて使用しないでください。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。使用推奨期限は単3が「07-2024」、単4が「09-2025」となっていました。パッケージや外箱にも使用推奨期限の記載が無いので、時期的に5年期限のそれぞれ2019年7月と2020年9月製造の電池であると推測されます。

 


今回の電池は絶縁リングが無いので、外装ラベルを剥がした所とプラス・マイナス極の拡大を一気にご紹介。外装ラベルを剥がしてみると、単3には「上:111M 下:J19C」の、単4には「上:199J 下:GHE20」のインクによる印字が見られました。ロット番号の印字パターンだけ見てみると、ダイソーで売られているアルカリ電池のパターンによく似ています。ただし、こちらには絶縁リングが付いているので同じ製造元とは言えないでしょう…。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
ATC(R) SUPER R6S
→当記事と同じATCブランドのマンガン電池を紹介した記事。ATCのロゴは当記事のアルカリ電池で採用されているものとは違う旧ロゴ。


天鵝電池(SWAN BATTERY) NO 623 R14 SIZE C

今回は中国のレトロ感漂う電池を紹介します。これは「天鵝」というブランドのマンガン電池で、日本語に翻訳すると白鳥という意味です。つまり“白鳥”電池ということになります。
電池そのものにメーカー名などは記載されておらず、電池下部に“中国 上海”と入っているのみであり中国製の電池であることが何となく分かるぐらいです。裏面にも英語表記はありますが、こちらにも“SHANGHAI. CHINA”と入っているのみです。


この電池メーカーは現在でも健在であり、中国の上海に所在する“上海白象天鵝電池有限公司(Shanghai White Elephant Swan Battery CO., Ltd)”という企業です。企業名からわかった方もいるかも知れませんが、東日本大震災の時に一瞬だけ出回った青い“白象”電池と同じメーカーです。元々「天鵝」と「白象」は違う電池メーカーだったそうなのですが、1999年に1度破産した後に合併したのが現在の上海白象天鵝電池有限公司なんだそうです。「白象」の方が1921年に創業、90年以上の歴史を持つ老舗電池製造メーカーらしい。

電池の外観です。表面は中国語で『天鵝 電池』、裏面は英語で白鳥電池を意味する『SWAN BATTERY』の記載があります。下部は“中国 上海”という所在地?のみの表記ですが、現在製造されている同柄の電池では社名表記が入っているようです。
上には白鳥がデザインされている個性的なものです。絶対日本メーカーには真似できない、中国のこういうデザインの電池って味があって素晴らしいですよね。

外装は紙巻きにラミネート加工を施したもので、1962年に日立マクセルが製造した“ポリ乾電池”と同じ構造です。経年劣化のためか表面のラミネート加工が一部剥がれています。液漏れはほぼ無し(微妙なシミは見られるのですが)。
注意書きなどは一切無く、写真に見えるような『NO 623 R14 SIZE C UM-2 1.5V』の型番表記があるのみです。まぁ、これもレトロ電池ならではの味というものでしょう。


プラス・マイナス極の拡大。プラス極側にも『Swan BATTERY』の刻印があります。マイナス極には“8403”の刻印があり、恐らくは1984年3月製造の電池であると推測できます。意外に古い電池だったのですね。現在でもこのデザインの電池を製造しているそうで…。

以前、当ブログで紹介した「夜明」マンガン電池との比較。中国のレトロ電池って味があって本当に好きだなぁ…。こういう電池は今後も集めていきたいと思いますね。


【grainger.com】ALKALINE AA size 1.5v battery

メタリックブルーの色合いがなんだかカッコいい電池…。これはアメリカの通販会社である“GRAINGER”で発売されていたプライベートブランドのアルカリ電池です。日本の電池のデザインと比べると、海外の電池は方向性がまた違っていて面白いですね。
GRAINGERは日本には進出していませんが、2000年に住友商事との出資で“MonotaRO(モノタロウ)”を設立、実質モノタロウを通じて日本に参入していることになります。

この電池をGRAINGERのホームページで確認してみると“Product is discontinued”となっており、既に生産終了となっているようです。『GRAINGERCHOICE』というプライベートブランドの一部みたいですね。
既に価格は見れないのですが、単3は8本パックでの展開、“Standard Battery”の記載があるのでエントリーモデルの低価格アルカリ電池であると推測されます。
しかし、何故この電池が日本で流通していたのかというと、モノタロウからも“大阪魂”ブランドのアルカリ電池として発売していたからなのです(こちらも現在は販売終了)。


電池の外観です。特にブランド名などはありませんが“Available at grainger.com”の記載でなんとなくGRAINGERのアルカリ電池であることはわかります。その横の“4TAE5”は型番のようです。注意書きは当たり前ですが英語表記のみ。社名表記は“Grainger International, INC.”となっています。生産国は“Made in: China”で中国製
なお、注意書きの全文は以下の通りです。

CAUTION: Do not recharge, disassemble, dispose of in fire,
put in backwards, mix with used or other battery types–
may explode or leak and cause personal injury.

Made in: China/ Hecho en China/Fabrique Aux Chine
Mfd. For/Fab. Para/ Fab. Pour Grainger International, INC.
Lake Forest, IL 60045

プラス・マイナス側です。今回入手した電池はちょっと状態が悪いものだったので、マイナス極が腐食してます…。マイナス極絶縁リングは無いタイプです。
USE BY 11-2016”とあり、使用推奨期限は2016年11月みたいですね。モノタロウ内レビューの投稿日付を見る限りの推測では、5年期限2011年11月製造の電池ではないでしょうか。

 

ちなみにいつも通り、外装ラベルを剥がして製造元を検証してみようと思ったのですが、液漏れでおぞましい姿になっていたので今回は割愛で…。今後より状態の良い電池が入手できたら再度チャレンジしてみたいと思います。


Alkaline golden power(R) ALKALINE BATTERY 単3形 GLR6A

古い“ゴールデンパワー(GoldenPower)”ブランドのアルカリ電池です。ゴールデンパワーは香港の電池メーカーで、頭文字からGP Batteriesと間違われることも多いですが、両社に資本関係は無く別メーカーです。
ゴールデンパワーのアルカリ電池は日本で正式に流通したことが無く、殆どが並行輸入されたもので注意書きも英語表記のものが多いのですが、これは注意書きに日本語が記載される世にも珍しい電池となっています。

注意書き部分。注意書きは日本語と英語の2ヶ国語表記。電池には“FOR INDUSTRIAL USE”の記載がありましたから、機器の添付用(組み込み向け)として正式に日本向けの電池として製造されたものと推測されます。
社名表記は“Golden Power Corporation (Hong Kong) Ltd.”で生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。一時期は英語表記の並行輸入品が秋月電子通商でも出回ったことがあります。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプとなっています。使用推奨期限の印字は見やすさからでしょうか、マイナス側下部オレンジ色の帯の上にうまいこと印字されています。
使用推奨期限は「07-2015」。2年期限の2013年7月製造の電池でしょうか…。

 


外装ラベルを剥がしてみました。電池にはロット番号の刻印や印字は見られず、ピンク色のマーキングが2本書かれていました。これがゴールデンパワー製アルカリ電池の特徴らしく、以前同社製アルカリ電池の外装ラベルを剥がしたときも似たようなマーキングが見られました。
右の写真はマイナス極の拡大で、一般的な2つ穴タイプとなっています。

★関連記事
Golden Power Alkaline Super P+US GSLR20A/GSLR6A
→同じくゴールデンパワー製の単3アルカリ電池を紹介した記事。当電池と同じで外装ラベルを剥がすとロット番号の記載は無く、マーキングが書かれている点が一致。


HUADAO(R) SUPER ENERGY AA R6P UM-3/AAA R03P UM-4

某大手オークションサイトに出品されていた“HUADAO(R)”なるブランドの電池です。当該出品画面では「アルカリ乾電池」として出品されていますが、明らかな“マンガン電池”です。騙されたw。電池本体にも“R6P”や“R03P”といった型番が見えますから、どう見てもマンガン電池ですよね。
筆者は型番などは見ずに見た目だけで落札しましたが、商品が届いたときその封筒の軽さで気づいてしまいました…。

パッケージ。単3と単4の2本シュリンクパック5セットで各10本です。某オークションサイトでアルカリ電池が売られる場合、単3と単4は別に出品されることが多いですが、セットで出品されていたのが当ブログで紹介するのに都合が良いので落札したという経緯があります。これで送料込みの即決980円でした。えっと、マンガン電池だと高い部類ですね。下手したら100円均一ショップで8本100円あたりでしょうから。

シュリンクにはバーコードなどは貼られておらず、硬いビニールで包装されているためか、とても開封しにくい印象を受けました。


電池の外観です。プラス側の黒からマイナス側にかけて赤色に変わっていっているデザイン。電池の型番は単3が“R6P”で、単4が“R03P”となっていましたから、デザイン通り赤マンガン相当の電池であると見られます。社名表記は一切無く“HUADAO”というブランド自体も“HUATAI”をパクったような…。とにかく怪しい一品です。もちろん、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製
注意書きは英語表記のみ。注意書きの左側には“0.00% MERCURY CADMIUM”の記載があり、水銀やカドミウムは含有されていないようですが、その右にあるWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークの下に「Pb」の文字が見えますから、鉛は含有しているようです。
注意書きの全文は以下の通り。

WARNING: Do not connect imp-
roperly, disassemble, charge or
dispose of in fire. Do not mix with
used or other battery types.

プラス・マイナス側です。使用推奨期限は単3と単4共に「06-2023」となっていました。単3マンガン電池の一般的な使用推奨期限は2年か3年程ですが、いずれも未来の製造日になってしまうことから、4年期限の2019年6月製造と考えるのが妥当でしょうか…。
マンガン電池で4年期限は今まで見たことがありません。本当に4年の長期保存に耐えてくれるのでしょうか。怖いです。


外装を剥がしてみました。外装は安物系なマンガン電池でよく見られるビニール(PVC)外装。昔のマンガン電池だと、マイナス極は亜鉛缶剥き出しが多かったですが、現在のものでは写真のように使用推奨期限が印字された底板がマイナス極に付けられていることが多いです。なお、亜鉛缶にロット番号の印字や刻印は見られませんでした。
右の写真は封止部分の拡大です。特にプラス極にガス抜き穴などは見られません…。

ちなみに“HUADAO”の名でWeb検索してみるとAliExpressで販売されているのが見られます。ヤフオク出品者の仕入先はここでしょうか。商品ページには「アルカリ乾電池」と書いてありますが、これを鵜呑みにして出品していたのかもしれないですね。
調べもせず、真に受けて出品するのもいかがなものかと思いますが…。


DAISO CR2016/CR2025/CR2032 リチウムコイン型電池 3個

均一ショップ“ダイソー”に登場したリチウムコイン電池3個パックです。今まで100円均一ショップでリチウムコイン電池2個パックまでは見られましたが、3個パックは珍しいのではないでしょうか。初かもですね…。
新発売の電池ということで最初からダイソーロゴは新ロゴで、誤飲対策パッケージも導入済みです。ラインナップはCR2016CR2025CR2032の3タイプでそれぞれ“”、“青(水色)”、“”のカラーで分けられています。

商品名はCR2016が「電池198」、CR2025が「電池197」、CR2032が「電池196」となっていて、この商品名はパッケージ表だけではなく裏面にも記載してあります。
パッケージ左下には“水銀0使用”の記載があります。当ブログでは毎度毎度書いておりますが、リチウム電池は当初から水銀を含有していないクリーンな電池です。従って、ボタン電池回収の対象外となり普通の乾電池と同じように廃棄することが出来ます。

パッケージ裏です。注意書きは日本語と英語の2ヶ国語表記。型番はCR2016がWK-19P-10(T828)」、CR2025がWK-19P-12(T828)」、CR2032がWK-19P-30(T828)」になっています。商品名とは違い数字が並んでいないのが気になります。
社名表記は“(株)大創産業”で、バーコードの事業者名も同社になっています(4549131)。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

あまり目立ちにくいですが、パッケージ裏の左下にはダイソー販売の電池では定番となったQRコードの記載があります。今回のリンク先は“https://battery28.wixsite.com/warnings”です。ホームページ作成ツール“Wix.com”を使って作られたサイトですね。相変わらず、ダイソー電池のリンク先はバラバラです…。


パッケージを開封してみます。これは電池のパッケージに記載されている開け方です。表面の切り取り線に従ってハサミで切り、切り離したパッケージの両端を押し開き、スキマから電池を取り出すという方法です。しかし、押し開いたパッケージのスキマ部分は小さく出しにくく、試行錯誤してたらパッケージ下側に付いているシートを剥がれ取り出すことが出来ました。

これは応用。複数の電池を取り出したい時は、パッケージ表の切り取り線を無視して縦に切り込みを入れます。そしてスキマから下側のシートを剥がし電池を取り出すという方法です。これだと一つづつパッケージを切り取らなくても複数の電池が取り出せて便利です。
また、パッケージの損傷も最小限で防げるのでパッケージを残しておきたい電池マニアには最適な方法だと思いますw。

※ただし、この方法で開封した電池は残った電池も取り出しやすくなっているため、残った電池は必ず幼児の手に触れない場所に保管して下さい。

中に入っている電池です。電池は“GoldenPower”製です。よくGPと間違われることが多い電池メーカーなのですが、別メーカーとなっているのでご注意を。
マイナス極は中国製のリチウムコイン電池でありがちなザラザラになっている構造です。どれも“JN”という印字があり、使用推奨期限が「09-2022」となっていたので、製造日を表すロット番号であることは間違いないと思いますが…。

ちなみに近所のダイソーではリチウムコイン電池が3個パックでお買い得とアピールされ陳列されていました。かつて、ダイソーでLR44の4個パックを発売した時は長続きすること無く店頭から姿を消していきました。果たしてこの電池は長続きするのでしょうか…?

 

 

★関連記事
Great Valueのボタン電池
→西友で売られていたグレートバリューのアルカリボタン電池とリチウムコイン電池を紹介した記事。当電池と同じく、GoldenPower製の電池が入っている。


リサイクルアルカリ乾電池 単3形アルカリ乾電池10本入り

今回は電池コレクターの間で知る人ぞ知る“リサイクルアルカリ乾電池”を紹介します。これは福岡県に所在する特定非営利活動法人(NPO)“夢つむぎ”が販売するアルカリ電池で、使用済みのレンズ付きフィルム(使い捨てカメラ)より回収されたアルカリ電池を電圧チェックの上リパックしたものとなっています。
パッケージ上では残量70%に当たる1.45Vの電圧が残っているものを選別し、出荷しているようであります。

パッケージです。表には大きく“リサイクルアルカリ乾電池”の記載があり、目立ちます。トップの写真を見ればわかりますが電池は同柄の電池で纏められています。が、性質上使用推奨期限や製造日はバラバラなようであります。
パッケージ上の製造元は“特定非営利活動法人「夢つむぎ」”となっています。なお、バーコードの事業者名は無効登録となっていて、現在は取り消しされている?みたいです。

では、当記事のメインイベント、中の電池を種類別に紹介していきたいと思います。パッケージからは上半分絵柄が見えますので絵柄が違う数種類の電池を購入してみました。いつもよりちょっと長めの記事になると思いますので、覚悟してご覧いただければと思います。


★単3形 アルカリ乾電池(緑) その1
鮮やかな緑が特徴的なアルカリ電池。全体的にピカピカしている外装で、なかなかカメラで撮影しにくい厄介な電池です。
注意書きは日本語と英語の2ヶ国語表記、生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製になっています。大半が濃い緑色だったのに対して、1つだけ薄い緑色の電池が混ざっていました(写真上)。フォントも前者がナールなのに対して、後者がスーラとなっています(専門的な話でごめん)。

 

プラス・マイナス側。絶縁リングは無いタイプです。マイナス極の印字は“0PI02”や“3PM11”といった感じの明らかに使用推奨期限では無いもの。このロット番号を解析すれば製造日までは解析できそうな感じではありますが…。
こういったOEM向けの電池で怖いのは製造日が特定できない理由から、知らない間に古い電池を使っていて液漏れに遭遇するというトラブルがあることだと思います。

プラス・マイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は4つ穴タイプ。紫外線硬化樹脂が見えないものの、パナソニック製のものに似ているような気がします…。底板がザラザラではないことや絶縁リングが無いことから、FDK製では無いと思います。

 


★単3形 アルカリ乾電池(緑) その2
概ね、上で紹介した電池と同じっぽく見えるのですが、プラス極あたりにある筋のパターンが異なっているバージョンです。電池上部、“水銀0使用”の表記隣に『FS』なる謎の記号が見られます。これはこの電池が“写ルンです”に多く入っていたことに関係しているようですが…。
生産国はかなり珍しい“MADE IN INDIA”でインド製。この辺りで何処のOEMかはわかってしまいそうな感じがします。注意書きは日本語と英語の2ヶ国語。その1と同じ感じですね。

プラス・マイナス側。やはり、絶縁リングは無い。印字も“1SD08 DM2”や“2SD01 JF1”と言った製造日が特定できないロット番号での記載となっています。写真右の電池はインド製でありながらも印字では無く、刻印での表記になっています。
これはインド製ということなので、かつて三洋電機が発売していたアルカリ電池と同じ製造元だと思います。印字最後に3桁の特定ロット番号が記載される点も似ています。

ラベルを剥がしてみると、ロット番号の印字や刻印は見られなかったものの、電池には筋のような模様が見られました。これは珍しい特徴だと思いますね。

 

 

プラス・マイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は4つ穴タイプです。写真でもはっきりと確認できますね。かつて、当ブログで紹介した三洋電機のインド製アルカリ電池も同じ4つ穴タイプだったみたいですね。これは多分ビンゴでしょう。

 

 


★SAFENERGY(R) ALKALINE
オーム電機の“Vアルカリ乾電池”を製造していることで知られる“Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.”製のアルカリ電池。かつては同じ絵柄で“EXCELL(R)”ブランドを名乗っていましたが、何故かブランドが変わってしまっています。同じブランドでアルカリ電池を発売していた某メーカーに訴えられたのかもw。
注意書きは英語のみです。

 

プラス・マイナス側。やはり、絶縁リングは無いタイプです。Vアルカリ乾電池など、同社製のアルカリ電池には絶縁リングが付いているタイプが多いのですが…、謎です。
この電池では普通に使用推奨期限が印字されるタイプなのですが、マイナス側下に印字されるタイプマイナス極に印字されるタイプの2種類が確認できました。前者は「07-2019など、後者は「04-2023」ロットのみでした。

外装ラベルを剥がしてみました。何やら印字らしきものが見られますが、滲んで見えません。インクによる印字タイプは新鮮なうちに見ないと滲んでしまうのでしょうかね…。

 

 

プラス・マイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプです。ここに至るまでの全てが4つ穴タイプだったので、なんだか2つ穴が懐かしく感じてしまいました。

 

 


★ALKALINE BATTERY LR6(白文字)
黒いボディが特徴的なアルカリ電池で、こちらはロゴや注意書きが白い文字となっているバージョンです。“EASTMAN KODAK COMPANY”の表記があるので、コダックの使い捨てカメラに入っていた電池であると推測できます。
Made in U.S.A.”となっておりアメリカ製。注意書きは様々な言語8ヶ国での表記。一番最後には日本語での注意書きも見られます。実はこの電池、バージョン違いを当ブログで紹介しています。

使用推奨期限の表記は様々で「02D2004」のようなロット番号みたいな表記のものや(2004年2月を表している?)、正直に「08-2006」と記載してあるバージョン、プラス極側に黄色い文字で「09-2011」と記載してあるバージョンがありました。
今回は表記の違うこの3バージョンの電池を見てみます。

 

各電池のプラス・マイナス側です。マイナス極は左から「02D2004」「08-2006」「09-2011」となっています。写真では見えにくいかもしれませんが、「02D2004」と「08-2006」はパナソニック製アルカリ電池で見られる“紫外線硬化樹脂”が見えます。

 

では、ラベル剥がしです。並べている順番は上記と同様。「02D2004」と「08-2006」は似たパターンでの印字で、前者は“033A2”の、後者は“208B3H”の印字が見られます。
仲間はずれは「09-2011」。ロット番号が印字される向きが異なっていて2行の印字パターンになっています。1行目は“25406 2”と書いてあるのが読めますが、2行目は文字がかすれて読めません…。

マイナス極の拡大です。「02D2004」と「08-2006」はマイナス極のミゾに流し込まれた鮮やかな“紫外線硬化樹脂”が見えます。これはパナソニック製で間違いないでしょう。
一方「09-2011」は樹脂無しのガス抜き穴が4つ穴タイプ。明らかに樹脂は意図的に流し込まれていないのでしょうが、これだけ製造元が異なるのでしょうか…。謎です。

 


★ALKALINE BATTERY LR6(シルバー文字・中国製)
前記と同じコダックのアルカリ電池ですが、ロゴや注意書きがシルバー文字になっているバージョンとなっています。また、“Made in China”で中国製となってしまいました。タイトルを「シルバー文字・中国製」としたのはアメリカ製にもシルバー文字バージョンがあったからですね。注意書きは日本を含む8ヶ国での表記なのは同様です。

 

プラス・マイナス側。ここまで紹介した電池で初の絶縁リング付き。「」の絶縁リングが見えます。使用推奨期限は「10-2015」となっていて、アメリカ製の後継がこの電池であることがわかりますよね。
ちなみにこの電池、ワタシが使ってきた中で非常に液漏れしやすいと感じた電池です。個体差もあるとは思いますが、使う時はくれぐれもご注意下さい。

外装ラベルを剥がしてみました。プラス極側に2行に渡ってロット番号らしき印字が見えます。“XUNH 4 221652”と印字してあるようです。このパターンの印字は始めてみました。

 

 


絶縁リングとプラス・マイナス極の拡大です。絶縁リングは黒い色のリングで、切り欠きを下に置いた状態で上に「40」の刻印があるタイプです。一方で、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっています。


★Kodak Alkaline Battery AA LR6
最後に紹介するのは普通に“Kodak”ブランドを使っているアルカリ電池です。同じ絵柄の電池で“Made in Belgium”のベルギー製“Made in China”の中国製となっている2種類が確認できました。
実は当ブログでは同柄のコダックアルカリ電池、ベルギー製を紹介したことがあり、これはパナソニックのベルギー製と同じでは?という結論が出ているのでここでは中国製を中心に検証していきます。

プラス・マイナス側です。ベルギー製(写真右2本)のものは、マイナス極に使用推奨期限が印字してありますが、中国製のものプラス極に使用推奨期限が印字してあるのが特徴です。
一見、中国製が「11-2014」ベルギー製が「01 2016」となっていますから、ベルギー製が後期かと思いきや、「06-2017」な中国製が存在していた辺り、混在だったのでしょう。

 

外装ラベルを剥がしてみます。今回は中国製から「11-2014」と「06-2017」の外装を剥がしました。理由は前者が絶縁リング無しだったのに対し、後者が黒い絶縁リングが付いていたからです。
前者は2行で大きく“CSME10  252308”の印字、後者は残念ながらかすれて読めませんでした。傾向的には小さい文字の2行に見え、「シルバー文字・中国製」と同じに見えますが…。

まずは絶縁リングが付いていなかった「11-2014」のプラス・マイナス極です。マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。

 

 


次に絶縁リングが付いていた「06-2017」のマイナス極です。この個体は1本しか入ってなかったので、残念ながらマイナス極のみです。絶縁リングは黒いリングで切り欠きを下に置いた状態で上に「双 5 鹿」の刻印が見られました。“PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)”製の電池であると思われます。プラス極に使用推奨期限が記載されているパターンは「11-2014」と同じなので、こちらも同じ製造元なのかもしれませんね。


おまけ。ベルギー製の電池が1本お漏らししていました…。箱にもしっかりお漏らし跡が付いています。


以上、いかがだったでしょうか。久しぶりにここまで長い記事を書いたような気がします。今回は関連記事のリンクを貼るととてつもなく長くなりそうになってしまうので、割愛しますね。記事中のリンクを参照いただければと思います。
かつて当ブログ名物だった“まとめシリーズ”が復活したような記事でしたね。今後もこういったまとめ記事を展開していきたい所ではありますが、何しろ時間が…。今後ともマイペースに更新していきますので、よろしくお願いしますね。


Super NOVA 単4形 SIZE AAA / R03P

何かに付属していたと思われる“Super NOVA”なるブランドのマンガン電池、単4になります。まるで英会話教室のようなブランドですが特に関連性は無いようです。また、電池関連では古河電池が同名の自動車用バッテリー(鉛蓄電池)を発売しているようですが、こちらとも関係は無いようです。
ブルーメタリック白文字が印象的なデザインの電池。マンガン電池にも、アルカリ電池にも見えそうなデザインですね。

注意書き部分です。組み込み向けと思われる電池にも関わらず、日本語と英語による2ヶ国語の注意書きが記載されています。
また、英語の注意書きの横には主に台湾で流通する電池に付与される“四矢マーク”と“WEEE(クロスドアウト・ダストビン)マーク”が見えます。このマークの下には「Pb」の文字が見えますから、鉛が含有されていると推測できます。

なお、注意書きの全文は以下の通りです。日本語の注意書きは80年代に発売されたマンガン電池によく似た文面となっています。

(ご注意)この電池は充電式ではありません。
●(+)(-)を正しく入れないこと、はれつのきけんがあります。
●アルカリ電池などとまぜで使わないこと。


<CAUTION> NOT RECHARGEABLE.
MAY EXPLODE IF CHARGED
OR SET REVERSELY.

「アルカリ電池などとまぜ“”」という微妙な誤字が見られますが、この表記で当電池がアルカリ電池ではないことを物語っています。こう書くのならこの電池の種類も書いて欲しかったような気がしますね。

形名表示部分も日本語と英語の2ヶ国語表記となっています。日本語では『水銀0使用』となっているのに対して、英語では『0% MERCURY & CADMIUM』と水銀に加えカドミウムも含有されていないことまでも記載されています。
生産国は“MADE IN PRC”となっていて中国製。PRCは中華人民共和国(People’s Republic of China)を表し、主に中国製を隠す意味で使われた表記ですが、最近はあまり見られません。

電池本体には社名表記は見られず、発売元や製造元は不明。ブランド名をネット上で検索してみるもメーカーは見つかりませんでした。形名は“R03P”となっていますから、赤マンガン相当の電池であると推測できます。見た目は青いんですけどね…。

プラス・マイナス側です。特に絶縁リングなどは見られず。マイナス極の底板には「04-2014」の刻印が見られます。一般的に[月-年]の表記は使用推奨期限を指すことが多いことから、これは使用推奨期限の刻印ではないかと思われます。
海外の電池、特にマンガン電池はメーカーにより使用推奨期限の期間がまちまちであることから、逆算は不可能に近いと思います。日本メーカーであれば2年ですが…。

外装ラベルを剥がしてみました。こう書いていると言うことは…、そうラベル外装のマンガン電池となっています。
ラベルを剥がすとその下には更に、絶縁用と見られる収縮チューブが巻いてありました。その中には大量の液漏れ跡が見られ、これを剥がしても印字などは見られないと思い、剥がすのは断念しました。しかし、マンガン電池では外装缶にロット番号などの印字が無いのが普通です。

最後に剥がしたラベルの拡大写真です…。


GP SUPER ALKALINE BATTERY 910A LR1 (アルカリ乾電池 KEEPMAX 単5形)

均一ショップ“ダイソー”で売られる唯一の単5アルカリ電池です。ダイソーで販売される唯一のGPブランドなアルカリ電池でもあります。かつてはGPブランドでのアルカリ電池も存在していましたが、現在はマンガン電池でのみGPブランドを展開しています。
さて、この電池当ブログで紹介したことが無いと思っていたのですが、実は紹介していました。せっかく写真を撮ったので再度紹介してみたいと思います。

パッケージ。中に入っている電池はGPブランドとなっているのですが、パッケージ上ではかつてダイソーで発売していたKEEPMAX アルカリ乾電池”として扱われています。しかし、中の電池がKEEPMAXだったことは今までありません。
商品名は「電池-134」で型番は「A-18-P10」。社名表記は“株式会社 大創産業”となっていて、バーコードの事業者名も同社のものとなっています(4984343)

電池の外観です。デザインはまんまGPのアルカリ電池と言った感じのもの。これはGPの“SUPER ALKALINE BATTERY”というブランドのアルカリ電池ですが、これは旧デザインであり、現在は新デザインとなっています。もしかしたら、ダイソーが旧デザインのまま作らしているオリジナルなのかも。
注意書きは英語のみで日本語はありません。生産国は“Made in China”で中国製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングはありません。単5のアルカリ電池で絶縁リングがあった例は無いと思われますが、松下電池工業(現・パナソニック)が自社製造していた時代にはマイナス極の溝に絶縁用の樹脂を流し込んだ「紫外線硬化樹脂」を採用していた例がありました。
使用推奨期限は「12-2023」。5年期限で2018年12月製造の電池であると推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。GP製アルカリ電池でよく見られる、上アルファベット+数字6ケタ下数字6ケタのパターンのロット番号が見られました。“JEMA02 231125”というレーザー刻印が見られます。
そう言えば、この間発見した中国製な富士通ブランドの単5アルカリ電池でも同じような刻印がありましたね。やっぱりあれはGP製だったりするのでしょうか…。

最後にプラス・マイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプとなっていました。

 

 

 

・追記(2019/7/14)

この記事を書いてからしばらく経った後に、とあるダイソーで妙なパッケージの当アルカリ電池を見たのです。それは電池がブリスターパックの上、フック側に貼り付けられているという驚愕の光景でした。電池が入っているトレイがフックに引っかかりながらも器用に吊り下げられていました。まぁ、変わり者が好きなワタシだから、もちろん購入しましたけどもw。

正規品(写真右)と比較してみました。電池が入っているトレイの位置は正規品と同じであることから、パッケージされる工程で台紙がたまたま上下逆さまの状態でパッケージングされてしまったと推測されます。
通常であれば、工場の目視チェックで弾かれると思われるのですが、そこを偶然にすり抜け、店頭で陳列される段階でも弾かれること無く並ばれた、まさに奇跡の電池です!

今回購入した、このパッケージエラー電池は滅多に見ることが無い一品として永久保存しておくことにしましたw。このブログを御覧の皆様がこのようなパッケージの電池に遭遇した場合、電池に損傷(キズや凹みなど)が見られなければ通常通り開封して使っても構わないでしょう。不安であれば交換してもらっても受け付けてくれるとは思いますが…。

★関連記事
アルカリ乾電池 KEEPMAX 単5形
→すっかり忘れていた、当電池をかつて紹介した記事。新・旧タイプのマイナス極を比較しての紹介となっている。


HI-WATT マンガン乾電池 単3形

香港の電池メーカーである“ハイワット(HI-WATTブランド)”のマンガン電池です。同社のマンガン電池と言えばおもちゃなどに添付されていることが多いことで知られますが、これは秋葉原の“千石電商”で発見した電池です。
しかも添付用の電池の場合、注意書きなどの表記は英語表記であることが多かったりするのですが、当電池は日本語表記のみの英語表記無しという明らかに日本向けとして作られていると見られるマンガン電池なのであります。


そんな、謎の多い当マンガン電池ですが、学校用の電子工作キットを供給していることで知られる“久富電機産業”のホームページでこの電池とそっくりな絵柄のものを発見しました。品名は“マンガン電池 単3(HISATOMIオリジナル)”となっており、写真はこの電池と同じ“HI-WATT”となっています。恐らく、この電池が何らかの理由で千石電商に流れたと思われます。なお、千石電商は過去にも同社“HISATOMI”ブランドのアルカリ電池を売っていたことがあります。
アルカリ電池は“HISATOMI”ブランドを使用当マンガン電池は製造元と思われる“HI-WATT”ブランドを使用しているため、どこが「HISATOMIオリジナル」なんだ!と感じそうですが、日本語表記という点がオリジナル要素なのでしょう。何故マンガンのみがHI-WATTなのは本当に謎。

パッケージです。一般市販が行われていない電池のためか、バーコードなどのラベルは貼られていません。値札は千石電商のものです。硬いビニールのシュリンクパックで、ハイワットの電池でお馴染みなシュリンクに素材マークが記載されたものになっています。さすがに硬いと感じたのでしょう、素材マークが記載されている側にはミシン目が入っており、包装が開けやすいように工夫されています。

電池の外観です。赤いデザインが象徴的。一見、赤マンガン電池に見えますが、4本シュリンクで持った時異様な軽さを感じたのです。従ってこの電池は赤マンガンではなく、その下の青マンガン、そのまた下の緑マンガンかもしれません。電池自体には型番などは記載されていないので、真相は闇の中です。
電池に社名表記は無く、原産国表示の“MADE IN CHINA”のみ(中国製)。何か怖いです…。

プラス・マイナス側です。外装は金属外装。プラス・マイナス極の絶縁リングは両方共“”となっています。使用推奨期限は「08-2020」となっており、2年期限の2018年8月製造の電池であると思われます。この印字特徴の電池を何処かで見たことがありますが…、忘れました。

 

★関連記事
HISATOMI アルカリ乾電池 単3型
→当電池と同じく久富電機産業が供給しているアルカリ電池を紹介した記事。こちらも“HISATOMIオリジナル”を謳っていて、ブランドもちゃんと“HISATOMI”となっている。