月別アーカイブ: 2016年3月

Alkaline Battery アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(10S)AT / LR03(10S)AT

LR6(10S)AT_1今回は主に日用品を扱う商社である“株式会社あらた”が発売しているアルカリ電池を紹介します。同社ではジャンル毎に7つのプライベートブランドを展開しているようですが、今回紹介するアルカリ電池には特にブランド名はありません。
デザインは白をベースとした赤色の文字が特徴です。電池にはサイズが大きく記載されており、マイナス側にはサイズ分の線が書かれてます(単3は3本単4は4本)。ここまで徹底されていれば、サイズは間違えないでしょうね。

LR6(10S)AT_2パッケージ。今回入手したものは単3・単4の10本パックで、パッケージ上の台紙も電池とほぼ同様のデザインです。型番は単3・10本パックが“LR6(10S)AT”で単4・10本パックが“LR03(10S)AT”となっています。
なお、バーコードのベンダーは“あらた(456030985)”となっていました。

 

LR6(10S)AT_3電池の外観。販売元は“株式会社あらた”、製造元は“FDK株式会社”となっており、FDK製。注意書きの文面はFDKが発売しているアルカリ電池とフォントまで同様で、問い合わせ先のフリーダイヤルもFDKのものと同様になっています。
生産国は“MADE IN INDONESIA”でインドネシア製。しかし、この系の白いデザインなアルカリ電池はどこも同じような感じで、個性が見られないような気がするのは気のせいでしょうか。

LR6(10S)AT_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。この特徴を持つインドネシア製ですから、“PT FDK INDONESIA”製であると思われます。今回のアルカリ電池では製造元がFDKとなっていましたので、ほぼ間違いないでしょう。
使用推奨期限は単3・単4共に「02-2020」で、時期的に5年期限と推測、2015年2月製造の電池であると思われます。


SONY STAMINA PLUS ALKALINE LR6 (アルカリブルー)

alkalineblue_1今回はソニーが発売するエントリークラスの低価格アルカリ電池“アルカリブルー”を紹介します。電池本体には“STAMINA PLUS”の名も記載されており、ソニーが発売するスタミナシリーズの一つとしても位置付けられています。
色は“アルカリブルー”が表すように青色ベースのデザイン。入れ間違い防止のためかプラス極にちょっとしたシルバー色が入っています。青色のデザインは他社で乾電池EVOLTARisingなどハイグレードアルカリ電池の象徴になりつつあるので、紛らわしいかもしれません。

alkalineblue_2単3・10本パックのパッケージ。型番は“LR6SG-10PCW”となっています。ラインナップは単3単4のみで、10本20本30本パックがあるようです。
ちなみにバーコードのベンダーは“ソニーエナジー・デバイス(4901660)”。これは過去ソニーが発売していた電池はソニーエバレディ→ソニー・エナジー・テックが販売を担当していたという名残りから、その頃のコードを使い続けているためです。

alkalineblue_3電池の外観。かつての“アルカリブルー”では普通に日本語・英語・中国語の注意書きでしたが、現行モデルでは文面での注意書きが廃されて、ピクトグラム(アイコン)による注意表示になっているのが非常に印象的です。
ピクトグラムの横には一際目立つ“MC”のマークが見えますが、これはマレーシアの安全規格“Malaysia Safety Standards”に準拠していることを表すマークのようです。

社名表記は“ソニー株式会社”、生産国は“Made in Indonesia”でインドネシア製です。

alkalineblue_5なお、このピクトグラムでの注意表示は最近、日本製に変わった現行モデルである充電式ニッケル水素電池“サイクルエナジーシルバー”でも同様に変わっており、今後ソニーで日本のみではなく、ワールドワイドで発売している電池のスタンダードになっていくのかもしれません。
ちなみに、このピクトグラム(アイコン)の意味は“アルカリブルー”の商品ページに記載されています。

y_LR6SG-10PCW_001

alkalineblue_6プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。この特徴を持つインドネシア製の電池ですから、FDKの現地工場である“PT FDK INDONESIA”製であると考えられます。
使用推奨期限は「01-2021」。時期的に5年期限と推測、2016年1月製造の電池であると思われます。


Vアルカリ乾電池 UPPER 単3形/単4形 LR6/S8P/U / LR03/S4P/U

valkalineupper_1オーム電機”が発売する低価格アルカリ電池としてお馴染みの「Vアルカリ乾電池」。今回は同電池のデザインが新しくなったと同時に発売された「Vアルカリ電池」のハイグレードモデルである“Vアルカリ乾電池 UPPER”を紹介します。
この電池は既に販売終了となった、オーム電機のハイグレードアルカリ“Eforce(イーフォース)”の後継に当たるモデルと思われ、Eforceには単1から単4サイズまであったのに対し、当電池は単3と単4サイズのみになっています。

valkalineupper_2パッケージ裏。この“Vアルカリ乾電池 UPPER”の大きな特徴は使用推奨期限が10年に設定されていることで、パッケージにはそのことが大きく記載されています。キャッチコピーは『ハイパワー(当社従来品比)』と極めてシンプルです。
また、普通の“Vアルカリ乾電池”4本パックがシュリンク+ラベルの簡素的な包装なのに対し、この“Vアルカリ乾電池 UPPER”では4本パックでも台紙入りで如何にもコストがかかっていそうです。

valkalineupper_3ちなみに単3の8本パックでは4本パック×2で構成されていました。まるでパナソニックの多本パック電池のようですね。別に意識している訳ではないと思いますが。
ちなみに単3・8本の型番が“LR6/S8P/U”、品番が“07-9965”で単4・4本の型番が“LR03/S4P/U”、品番が“07-9696”となっており、バーコードのベンダーは“オーム電機(4971275)”となっていました。

valkalineupper_4電池の外観。デザインそのものは普通の「Vアルカリ乾電池」と同様ですが、+青色になっているのが大きな特徴です。最近ではハイグレードアルカリを象徴するものとして青のデザインを使うものが多くなりましたね。やはり、パナソニックのオキシライド乾電池→乾電池EVOLTAの影響があったのでしょうか?
注意書きは普通の「Vアルカリ乾電池」と同様、社名表記は“株式会社オーム電機”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

valkalineupper_5普通の「Vアルカリ乾電池」と比較してみました。この写真を見てみると、色が違うだけでほぼ同一のデザインであることがわかると思います。唯一の違いとして、普通の「Vアルカリ乾電池」に記載されていたJISマークの表記が“Vアルカリ乾電池 UPPER”では無くなっています。

 

valkalineupper_6プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限印字も含め、普通の「Vアルカリ乾電池」と同様の特徴です。
使用推奨期限は単3・単4共に「01-2026」。パッケージには前述の通り『使用推奨期限10年』の記載がありましたので、それぞれ2016年1月製造の電池であると思われます。

 

valkalineupper_7外装ラベルを剥がしてみました。単3には“N88101 5K262”、単4には“D53606 5H252”というレーザー刻印らしきロット番号が印字されていました。ロット番号の記載パターンは普通の「Vアルカリ乾電池」と同様のようですが、単4もレーザー刻印らしきロット番号の印字となっている点が違っています。
外装ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、単3・単4共にいつもの2つ穴タイプでした

valkalineupper_9絶縁リングを見てみると、リングの切り欠きを下に置いた状態で上には数字がその左にはアルファベットが刻印されているものでした。電池本体に記載されているロット番号のパターンに鑑みると、JISマーク表記の記載は無いものの、普通の「Vアルカリ乾電池」と同様に“Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.”製である可能性が高いと考えられます。

 

★関連記事
Vアルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6/S4P/V / LR03/S4P/V その2
→本記事で“普通の「Vアルカリ乾電池」”と称された、“Vアルカリ乾電池 UPPER”の姉妹品である低価格アルカリ電池を紹介した記事。多くの100円均一ショップやディスカウントストアで見られる。

Eforce(イーフォース) 単3形/単4形 アルカリ乾電池
→事実上“Vアルカリ乾電池 UPPER”の前身に当たるオーム電機のハイグレードアルカリ電池を紹介した記事。


XTAR VC2

VC2_1今回は“Shenzhen XTAR Electronics Co., Ltd”が発売しているリチウムイオン電池用の充電器「VC2」を紹介します。
今まではSoshineのSC-S7を使用していましたが、18650電池が増えていく度に1本のみの充電器では煩わしくなってきたので、2本充電できる充電器を。と言うことで購入してみました。

 

 

VC2_2パッケージ裏。充電できる電池は10440/16340/14500/14650/17670/18350/18490/18500/18650/18700/22650/25500/26650サイズのリチウムイオン電池のみ。
充電方式は“TC-CC-CV”。充電開始時はTC(トリクル充電)を行い、その後電池の電圧や内部抵抗をチェックしてCC(定電流充電)に移行、電池が4.2Vに近くなるとCV(定電圧充電)になり、4.2V(±0.05V)で充電完了となるようです。

VC2_3セット内容。充電器本体以外は専用のキャリングケース(巾着)と充電用のマイクロUSBケーブルが付属しています。
キャリングケースは持ち歩く時に便利かもしれませんが、ワタシはほぼ据え置き使用なのでVC2の元箱に入ったままになっています。

 

VC2_4充電器の背面にはマイクロUSBによる入力端子が付いています。SC-S7と同様、他にはボタンやスイッチなどは付いていません。つまり、充電はフルオートで進むということです。

 

 

VC2_5充電器裏の定格表示。入力は「DC5V 1.0A」、出力は「DC4.2V Max 0.5A×2」となっています。この充電器の充電方式は“TC-CC-CV”ですが、何故か“CC/CV charging system”と記載されています。“Reverse-polarity protection”は逆装填充電防止機能というところでしょうか。

 

VC2_6充電中の様子。電池をセットしたら、後は何もする必要はなく、充電が完了するのを待つだけです。普通、こういった充電器は多機能という印象を受けますが、これは何もする必要が無いので入門者でも簡単に使えますね。
充電の経過表示は液晶ですが、アナログ感溢れるメーター表示は何とも萌えます。経過によって動くメーター表示は見ていて飽きません。つい、見入ってしまいます。

 

VC2_7液晶表示の拡大。上部のメーターは充電電流を表示。写真では「0.2A」を表しています。下部左右のメーターは電池の充電電圧を表示、その下に積算充電容量を表示しています。
ちなみに充電はこのVC2を購入した時におまけで付いてきたUSB-ACアダプタを使っていますが、充電電流が異様に少ないですね。一応、5V1A表記のアダプタなのですが、ちょっと怪しいかもしれません。

VC2_8充電完了時は“Full”表示積算充電容量表示を繰り返します。ちょっと気になったのは充電完了前、“Full”表示になる直前に液晶画面が消えることでしょうか。でも、これは怪しいUSB-ACアダプタを使っているせいなのかもしれません。
後はSC-S7と同じく、充電経過時間を表示して欲しかったですが、これはワガママかな?

 

今はこの“VC2”の後継充電器として“VC2 Plus”という充電器が登場しています。こちらではVC2では不可能だったニッケル水素電池の充電や充電電流の選択、USB出力機能が付いてより多機能になっています。多機能でなおかつ、ニッケル水素電池を充電したい方はこちらが良いでしょう。
ただし、VC2 Plusでは液晶のメーター表示が廃されており、ワタシはメーター表示が欲しかったので敢えてVC2を買ったのでした。


D2 ORIGINAL Alkaline アルカリ乾電池 単3形 LR6

d2original_1何の変哲も無い、ホームセンター“ケーヨーデイツー”で売られている“デイツー・オリジナル”のアルカリ電池です。

 

 

 

 

d2original_2現行で発売されているものは“MADE IN THAILAND”でタイ製ですが、今回紹介するものは“MADE IN U.S.A.”で世にも珍しいアメリカ製のものなのです。
両者、同じデザイン、注意書きも全く同じものですがタイ製の方が外装ラベルの光沢がピカピカしています。従って、アメリカ製の方が注意書きが読みやすい印象を受けます。

 

d2original_3使用推奨期限の表示位置も違っており、アメリカ製がプラス極側に印字があるのに対し、タイ製はマイナス極側に印字があります。現行品がタイ製なことや、電池のデザインが両者とも同一なことからパナソニックからのOEM供給であることは間違いないのでしょうが、同じくアメリカ製が存在していた“アルカリβ”の相当品なのでしょうか…。
ちなみに今回入手したアメリカ製の使用推奨期限は「04-2012」。

d2original_4マイナス極の外装ラベルを剥がしてみた所です。ガス抜き穴は4つ穴タイプで、現在発売されているパナソニックのアルカリ電池に通ずるものがありますが、絶縁リングや樹脂の類が見えません。実は紫外線硬化樹脂があったのかもしれませんが、ガスの発生により消えてしまった可能性もあり得ます。

 

★関連記事
D2 ORIGINAL Alkaline アルカリ乾電池 単3形
→本記事と同様にホームセンター“ケーヨーデイツー”で売られている「デイツー・オリジナル」のアルカリ電池を紹介した記事。こちらはパナソニック製を採用する前のモデルで、中国製となっています。OEM元は不明。


Panasonic NEO BLACK マンガン乾電池 単4形 UM-4(PX)

UM-4(PX)_1今回は旧・松下電池工業より発売していた“パナソニックネオブラック”というマンガン電池を紹介します。この“パナソニックネオブラック”は黒マンガン電池の上位という位置付けで1990年代初頭から発売された最上級グレードのマンガン電池で、松下以外の他社も東芝「スーパーキングパワー日立「SUPER BLACK XGソニー「MEGA SXという同様な位置付けの電池を発売していました。

 

UM-4(PX)_21990年夏のカタログより、当時発売していた電池のラインナップです。“パナソニックネオブラック”は“National”ブランドの“ネオハイトップ”の上位モデルと位置付けられ、電池1個当たり単1で20円単2で10円単3と単4で5円の価格差がありました。
なお、1991年冬のカタログで“パナソニックネオブラック”は掲載されておりませんでしたので、販売期間は約1年半程でしょうか。他社もほぼ同様の流れであったようで、この販売期間の短さが最上級グレードマンガン電池の知名度が低いことに繋がっているのでは無いかと思われます。

 

 

 

UM-4(PX)_3パッケージ。2個入りブリスターパックの型番は“UM-4PX/2B”。カタログ上では単3も“2個入りブリスターパック包装”という記載があることから、単3でも同様のパッケージだったと思われます。
キャッチコピーは『パナソニックの音楽電池』でさらに、
新技術の採用で、さらに容量アップ!
あなたのAV機器のたのもしい味方です。
の表記がありました。

また、ナショナルのネオハイトップに比べ“約10~15%長く使えます。”の表記もあります。もちろん、マンガン電池ですから、連続使用ではなく間欠使用での表記になっているのですが。

UM-4(PX)_4電池の外観。デザインはをベースとしたシブいデザイン。電池下部(マイナス側)には音楽向け電池を意識したスペアナのようなV字が最高にカッコいいですね。なお、同時期に発売していた音楽用アルカリ電池(パナソニックアルカリ)も同様のデザインを用いており、バックは白となっていました(先に掲載のカタログ画像で確認出来ます)。

型番は“UM-4(PX)”で、“MABI”の表記があることから松下電池工業自社製であると思われます。外装は金属外装で液漏れ補償付き、2年。この頃は水銀0使用ではなく、まだ水銀が含有されていた時代の電池のようです。なお、注意書きの全文は以下の通り。単4電池で記載できるスペースが無かったためか、液漏れ補償における保証条件の表記が省略されていますね。

<ご注意>この電池は充電式ではありません。充電すると液もれ破
損するおそれがあります。はれつのおそれがあるので(+)(-)は正し
く入れてください。<補償>この電池の液もれによる保証内容は当
社補償付乾電池と同じです。 保証期間:底面表示の製造年月より
2年間 〒570 守口市松下町1 松下電池工業株式会社 補償電池係

UM-4(PX)_5プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」です。この頃のナショナルネオハイトップは「」だったはずなので、当時で「」はちょっと珍しいかもしれません。
マイナス極の刻印は「90-12 T」で1990年12月製造の電池です。

 

 

UM-4(PX)_6ちなみに現行の“Panasonic”ブランド版のネオ黒と比べてみた。やはりパナソニックロゴは縦置きがしっくり来るよなぁ…。
最近では東芝ライフスタイルによる“キングパワーU”の復刻版が注目されていますが、このパナソニックネオブラックも復刻してくれないかなぁ…。デザインはそのままで“NEO BLACK”から“BLACK”を消せば“Panasonic NEO”となるので、復刻は容易だと思うのですけどね。


ahydrate アルカリ乾電池 単3形 LR 6

ahydrate_1 今回は“アイ・フィット工業”が発売するアルカリ電池「ahydrate」を紹介します。日本メーカーの電池にしては珍しく、どう読んで良いかがわからないブランド名ですが、ワタシ的には“アハイドレート”としか読めませんでした。多分、これで正しいでしょうw。
プラス極が「」、マイナス極が「」でそれを囲むように真ん中の黒が象徴的なデザインです。また、黒の部分は四角形が交互にデザインされていて、なかなか細かいです。

ahydrate_24本入りブリスターパックのかけら。キャッチコピーは『長持ちハイパワー』。ちなみにこの電池、とあるリサイクルショップにて3本だけ入手したのですが、この電池が実際に売られている光景を見たことがありません。恐らく、100円均一ショップ周りで流通しているのかな?とは思うのですが…。

 

ahydrate_3パッケージ裏。社名表記は“アイ・フィット工業 株式会社”でバーコードのベンダーも同じく、“アイ・フィット工業(458237051)”となっていました。

 

 

ahydrate_4電池の外観。注意書きは至って無難なもので、特筆すべき点はありません。もちろん「水銀0使用」。社名表記はパッケージと同様に“アイ・フィット工業 株式会社”。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっていました。

 

 

ahydrate_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。使用推奨期限は「04-2019」となっていました。時期的に5年期限と推測、2014年4月製造の電池と思われます。

 

 

ahydrate_6外装ラベルを剥がしてみました。すると、4ケタのロット番号が3段で「14 04」・「03 11」・「13 B1」と記載してありました。このパターンの印字は初めて見ました。
ちなみにガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプです。

 

 

ahydrate_7蛇足ですが、この電池は以前紹介した紅白の“alkaline battery”とよく似ています。デザインこそ違いますが、“ahydrate”と“alkaline battery”のフォントが同じ両者とも小文字の“a”をモチーフとしている注意書きの構成が同じ、という点があります。
決定打なのは“Asia Trade Industrial Co.”と“アイ・フィット工業”の問い合わせ先の電話番号が同一という点です。この事から両者は同じ発売元であった可能性が高いと思われます。

★関連記事
alkaline battery
→本記事の最後で触れた、“ahydrate”ブランド電池と一致する特徴を持つ、紅白デザインが印象的なアルカリ電池を紹介した記事。この記事においても、やはり“アイ・フィット工業”の電話番号と同じであることを記載しています。


マンガン乾電池 単1形 お試し用乾電池 R20(ST)

R20(ST)_1以前、当ブログでは韓国の電池メーカー“ロケット電気”による「お試し用乾電池」を紹介したことがありますが、今回は“東芝ホームアプライアンス(現・東芝ライフスタイル)”の「お試し用乾電池」を発見しましたので紹介します。
今回もロケット電気のものと同様に単1のマンガン電池で、同電池がガスレンジに付属していた電池ということでしたので、この電池も同様にガスレンジに付属されていた電池なのかもしれませんね。

R20(ST)_2注意書き部分。注意書きはお試し用でありながらも極普通。市販品の電池と変わりません。もちろん『水銀0<ゼロ>使用』。鉛に関する記載は無いので、キングパワークリークと同様のスペックでは無い様です。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製
社名表記は“東芝ホームアプライアンス株式会社”。問い合わせ先の電話番号は市販品と同様に「東芝生活家電ご相談センター」のフリーダイヤルになっています。

なお、電池にはロケット電気の「お試し用乾電池」と同様に

乾電池消耗時は、
新しいアルカリ乾電池
[単1形:2個]と交換してください。

と、電池消耗時はアルカリ電池に交換する旨が記載されています。
機器的にはアルカリ電池を推奨しているにも関わらず、付属している電池がマンガン電池なのは動作確認用の電池だから(サービス品)、出来るだけ低コストでということなのでしょうか。

R20(ST)_3プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は「11-2016」となっており、東芝のカタログによると単1マンガン電池の使用推奨期限は3年との記載がありますので、2013年11月製造の電池であると推測されます。

 

 

★関連記事
お試し用乾電池 単1形 マンガン乾電池 R20/1.5V
→こちらは韓国の電池メーカー“ロケット電気”による「お試し用乾電池」。単1のマンガン電池であること、次回交換時はアルカリ電池に交換する旨の表示があることが本記事の「お試し用乾電池」と一致している。