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ディスカウントストアで販売されているPB品を取り上げているカテゴリです。

【ドン・キホーテ】アルカリ乾電池 MEGAVOLT(メガボルト) 3 / 4 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2

今回はディスカウントストア“ドン・キホーテ”で見つけた“MEGAVOLT(メガボルト)”新デザインのアルカリ電池を紹介します。
MEGAVOLTはドン・キホーテオリジナルで登場したアルカリ電池ですが、オーム電機発売時代の初代モデルから現在の自社供給時代に至るまでずっと同じデザインを貫き通してきました。今回、電池のデザインはもちろん、ロゴマークも刷新し、如何にもPB品らしい電池から一気にカッコいい電池に生まれ変わりました。


パッケージ。単3と単4は4本シュリンクパックでの展開です。かつて6本パックの時代もありましたが、現在は4本パックで落ち着いています。従来のMEGAVOLT同様にキャッチコピーなどが記載された台紙がシュリンク内に入っています。
従来と比べるとかなり派手で目立つキャッチコピーが特徴。累計1億6200万本売っているらしく、そのことを大きく打ち出しており、“\日本全人口の1人に1本売れた!?/”と煽ってますw。2014年~2023年の累計販売数ということで、旧デザインMEGAVOLTの販売本数なのでしょう。
逆に、電池の性能に関するキャッチコピーは無く『エネルギー全開!』という記載は見られますが、これは性能に関する事ではないでしょう。使用推奨期限は7年2500日液漏れ保証と勿体ぶった表記が見られますが2500日は7年であり、つまりは使用推奨期限内で液漏れしたら交換してもらえるようです。小さく『※未使用品に限る』って書いてありますがw。
当たりが出たら1パックプレゼント”とありますが、どこに当たりが入っているのかは不明。台紙を見ても、バーコードなどが記載されているラベルを見ても記載は無かったので恐らくハズレだった様子でした。当たりを見てみたいですね…、どこに書いてあるのでしょうか。
輸入販売元は“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”。恐らく、アルカリ電池に記載された社名としては最長でしょう。バーコードの事業者名も“(株)パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング[4549777]”となっていました。
型番は単3・4本パックが“LR6/4S/M2”、単4・4本パックが“LR03/4S/M2”となっていました。型番は旧デザインのものと同じですが、バーコードは異なっていたので型番は同じでも別商品扱いということになっているようです。


旧デザインのパッケージと比較してみました。旧デザインは“強力長持ち”というキャッチコピーから始まるMEGAVOLTのロゴ表示が表立っているパッケージですが、新デザインの方は詰め込み具合がハンパないですね。詰め込み過ぎてMEGAVOLTのロゴが逆に小さくなっている程。
一方でバーコードなどが記載されているラベルの方は旧デザインにあった英語表記などが削減されており、新デザインではバーコードが大きくなっています。


シュリンクをひん剥いでみました。MEGAVOLTシリーズお馴染みの2重シュリンクです。キャッチコピーが記載された台紙は1回剥いだシュリンクの下に貼り付けられています。電池を取り出すにはその下のシュリンクを更に取る必要があります。
シュリンクにはミシン目が入っているので、簡単に包装が剥がせるようになっています。これで税抜99円というのだから恐れ入る。


電池の外観。マイナス極側・金色プラス極側・黒のツートンデザインが目印。旧デザインもカラーリングは似たような感じですがロゴマークの部分のみが黒だったので、印象はかなり変わっています。従来と比べると「MEGAVOLT」のロゴが大きくなり、“V”の字が大きくなっているデザインになっています。ロゴ裏の炎+赤い稲妻なのかな?の模様も見た目カッコいいですね!
輸入販売元はパッケージと同様の“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”です。よくこの長大な社名が電池に書けるな…、と感心しますね。
生産国はMADE IN CHINA中国製です。パッケージの方には『DESIGNED IN JAPAN』という表記もありますが、中国製です。

電池の方も旧デザインと比較してみました。上2本が旧デザインのものとなります。旧デザインはザ・プライベートブランド!ってな感じのデザインで、本当に1億6200万本も売れたのか?と疑問に思います…。
旧デザインの方は『®』マーク付きで登録商標となっているのですが、新デザインの方ではありません。調べてみると、新デザインは現在、商標出願中のようです(商願2023-056518)。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「06-2030」となっていました。パッケージには7年保存可能(使用推奨期限7年)の記載がありましたので、それぞれ2023年6月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“DMSH01 041219”の、単4には“TMTH-J05 221821”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
恐らくあのメーカー製の電池だと思われるのですが、単4のロット番号は初めて見るパターンです。単3の外装ラベルはノリが残っているのに対し、単4はノリが残らず、キレイに剥がれました。もしかしたら製造ラインが違うのかもしれません。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングの色は薄緑色。切り欠きを下に置いた状態で単3には“S 3-36 L”の刻印が、単4には“S 5-21 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製と思われます。最近このブログ、このメーカー製が多いですね💦。3記事続いてPAIRDEER製でした。中国では双鹿(PAIRDEER)や南孚(NANFU)のシェアが高いそうで(この影響でパナソニックが中国の乾電池製造から撤退した程)、日本にも入り込んでいるのが伺えます。
で、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2
→当電池の前デザインにあたるMEGAVOLTを紹介した記事。この記事ではパン・パシフィック・インターナショナル・トレーディングの前社名であるジャストネオの社名表記となっている。

アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形
→更に前世代のあるMEGAVOLTを紹介した記事。この頃は価格は税抜98円据え置きで6本パックで発売されていた。ちょうどオーム電機からドン・キホーテ自社供給の変わり目の頃で、両表記の電池を比較しながらの紹介となっている。

アルカリ乾電池 MEGAVOLT(メガボルト) EX 単3形/単4形 LR6/4S/M3 / LR03/4S/M3
→MEGAVOLTの上位モデルであるMEGAVOLT EXを紹介した記事。MEGAVOLTと比べて価格がちょっとお高め設定になっている。この電池も新ロゴに変わるのであろうか…。


アルカリ乾電池 MEGAVOLT(メガボルト) EX 単3形/単4形 LR6/4S/M3 / LR03/4S/M3

今回はディスカウントストア“ドン・キホーテ”で見つけたアルカリ電池を紹介します。ドン・キホーテには“MEGAVOLT(メガボルト)”というプライベートブランドの低価格アルカリ電池が発売されていますが、これはその上位モデルにあたるハイグレードアルカリ電池で、その名も“MEGAVOLT EX”となっています。
普通のMEGAVOLTが4本パック98円程度なのに対し、こちらのMEGAVOLT EXは158円とちょっとお高めな価格になっています。


シュリンクパック4本入りのパッケージ。普通のMEGAVOLTと同様に大きな商品名やキャッチコピーが目立つ台紙がシュリンク内に入っています。キャッチコピーは“さらに!強力長もち”、“災害備蓄用にも!”となっています。普通のMEGAVOLTは使用推奨期限が7年となっていますが、EXでは10年とグレードアップされています。
輸入販売元は“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”。元々はジャストネオという企業が販売していましたが、親会社の社名変更に伴いなんとも長大な社名に変更されました。2022年現在、乾電池に記載される社名では最も長い社名だと思いますw。なお、バーコードの事業者名も同社となっていました[4549777]
型番は単3・4本パックが“LR6/4S/M3”、単4・4本パックが“LR03/4S/M3”です。


シュリンクパックを開封してみました。普通のMEGAVOLT同様に2重シュリンクとなっていて、キャッチコピーや商品名が記載された台紙は1回剥いだシュリンクの下に貼り付けられています。いつも思いますが、この包装はとても勿体ない印象を受けます。どうにかならないものですかね…。
シュリンクは上も下もミシン目付きのものになっていますから、包装自体はとても剥がしやすいです。これは好感が持てた点であります。


電池の外観。金色のボディ青い帯が印象的なデザインです。青好きな自分にとっては中々好印象なカラーリングですね。『EX』というロゴの部分はちょっと三菱を意識してそうな感じではありますが、青いカラーを使っているという共通点があるだけでデザインは全く違っています。こちらは青よりも金色が多く占めている印象がありますね。
電池に表記されている輸入販売元も“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”でやはり長い社名です…。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。


プラス・マイナス側。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「08-2031」となっていました。パッケージには“使用推奨期限10年”の記載がありますから、それぞれ2021年8月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました!単3には“BHSP 01 220743”の、単4には“PHTP05 260636-R”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。単4のみマジックによるマーキングも見られました。
今回は単3も単4も外装ラベルの粘着力が強く、電池側にノリが残ってしまっています。ロット番号を確認するため、写真ではロット番号の周りのみノリを剥がしています。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。「薄緑色」の絶縁リング、切り欠きを下に置いた状態で単3には“S 6-59 L”の刻印が、単4には“S 3-59 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製であると思われます。
マイナス極のガス抜き穴ですが、単3は一般的な2つ穴タイプとなっていたのですが、単4は珍しい3つ穴のタイプでした。

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アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2
→当電池の姉妹品に当たる、低価格のアルカリ電池“MEGAVOLT(メガボルト)”を紹介した記事。この記事ではパン・パシフィック・インターナショナル・トレーディングの前社名であるジャストネオの社名表記となっている。


Power Energy(パワーエナジー) 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池

もはや、何代目かもわからない“トライアルカンパニー”のアルカリ電池です。こちらはスタンダードタイプのアルカリ電池で、かつてはの見た目が目立つ印象のデザインでありましたが、平凡なアルカリ電池らしいデザインへと転身しました。
デザインは金をベースとして、誤挿入防止を兼ねていると見られるマイナス極の青い帯が特徴的と言えるでしょう。ロゴ部分にもと黒のデザインがあしらわれています。


パッケージです。価格は単3と単4の4本シュリンクパックがそれぞれ、税抜で89円となっていました。そんな低価格のアルカリ電池なのにも関わらず、使用推奨期限7年シュリンクのラベルは両面に貼られている豪華仕様となっています。キャッチコピーは“強力長持ち!”。“Power Energy(パワーエナジー)”というブランドが付けられていて、ロゴ「y」の文字が稲妻のようになっています。
4本シュリンクパックの型番は単3が“LR6/S4P/T”、単4が“LR03/S4P/T”となっています。バーコードの事業者名は“(株)オーム電機(4971275)”となっていました。前モデルまでは兼松からの供給でしたが、今モデルからオーム電機からの供給に変更されたようです。かつてトライアルはオーム電機からの供給でアルカリ電池を発売していたようですが、あまり評価は芳しく無かったようで…。


電池の外観です。全モデルと比べると金色が多く占めるデザインでアルカリ電池さが増しました。注意書きはちょっと小さめの文字で読み難い印象。社名表記は“株式会社トライアルカンパニー”となっています。前モデルの後期出荷版では輸入者“兼松株式会社”と供給元がバレバレになっていましたが、今回のモデルで特に供給元は記載されていません。生産国は“Made in China”で中国製

プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限の印字はマイナス極側の外装ラベルに印字されていましたが、青い色なので見方によっては黒色の印字が見えにくいかもしれません。
使用推奨期限は単3と単4共に「11-2026」となっていました。パッケージには『7年保存可能』の記載がありましたから、それぞれ2019年11月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。写真では写りが薄くて見えにくいかもしれませんが、単3には「N41603 9J2410」の、単4には「N31909 9J1520」のロット番号と思われるレーザー刻印が見られました。
このパターンの印字は同じくオーム電機供給でビックカメラグループで販売されている、ORIGINAL BASICのアルカリ電池と同じです。7年期限という点でも同電池と一致しています。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。濃緑色の絶縁リング、切り欠きを下に置いた状態左にアルファベット上に数字が刻印されているタイプです。単3には「左“Z” 上“37”」の刻印、単4には「左“C” 上“10”」の刻印がありました。このタイプの刻印は“Vアルカリ乾電池”など、オーム電機販売のアルカリ電池で見られるので、同じ製造元なのかもしれませんね(Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.製?)。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

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アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6/LR03
→当電池の前モデルに当たると見られるトライアルカンパニーのアルカリ電池。供給元は兼松であり、後期出荷モデルでは輸入者に兼松の社名表記も見られた。

ORIGINAL BASIC 3 / 4 単3形/単4形 アルカリ乾電池
→ビックカメラグループで発売されているオーム電機供給のアルカリ電池。7年期限という特徴が当電池と一致している。ちなみにオーム電機純正のアルカリ電池で使用推奨期限7年のものは存在しない。


アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2

ディスカウントストア“ドン・キホーテ”で売られているプライベートブランドのアルカリ電池です。かつて、当ブログでも紹介したこの電池ですが、あれから5年が経ち、あれこれと変わっている部分がありますので再び紹介してみたいと思います。
デザインは金をベースとしたアルカリ電池としてはベーシックなもの。“MEGAVOLT”のロゴを際立たせるためと見られる、黒い帯が特徴的なデザインとなっています。


パッケージです。かつて当ブログで紹介した時は4本パックから6本パックへ変化した頃のものを紹介しましたが、現在のものでは再び4本パックへと回帰しています。キャッチコピーは“強力長持ち”。使用推奨期限もかつては5年期限でしたが、7年期限へと延長しています。
パッケージ裏の輸入販売元は“株式会社ジャストネオ”という社名になっています。同社は2015年6月にドン・キホーテの商品調達及び輸出入を行う事業が分社した企業となっており、電池などプライベートブランド商品の販売もそのまま同社に移管されたと推測されます。
なお、このジャストネオは親会社の社名変更に伴い“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”という超長い社名に変更されています。果たして今後発売される電池はこの長ったらしい社名表記に変更されるのでしょうか?密かな楽しみですw。
さて、表記に戻ると、単3、4本パックの型番が“LR6/4S/M2”で単4、4本パックの型番が“LR03/4S/M2”となっています。社名表記が“株式会社ドン・キホーテ”であった時代のバーコードはJANコードでは無い独自のものでしたが、ジャストネオではちゃんとJANコードになっていました。事業者名は“パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング(4549777)”と現社名のものに変更されています。


シュリンクパックにはミシン目が入っていて便利だなぁ…、と思ったらまさかの2重シュリンクでした。中には台紙が貼り付けられたシュリンクパックが更に出現します。もちろん、こちらのシュリンクにもミシン目がついています。何かとてつもなく勿体無いような気がするのですがね…。

電池の外観です。電池のデザインそのものはこれより前の“株式会社オーム電機”→“株式会社ドン・キホーテ”のものと特には変わっておらず、注意書きも同一のものです。
ただし、社名表記は前述の通り“株式会社ジャストネオ”という社名に変わっています。生産国は“Made in China”で中国製となっています。更にパッケージ上では“DESIGNED BY JAPAN”と日本デザインを無駄にアピールしています。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3が「11-2025」、単4が「01-2026」となっていました。パッケージには“使用推奨期限7年”の記載がありましたから、それぞれ2018年11月と2019年1月製造の電池であると推測されます。

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“XEMH 06 232216”の、単4には“IEKH 01 032311”というロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
ロット番号は上アルファベット+数字6ケタ下数字6ケタのパターン。GP製?のアルカリ電池でよく見られるものです。

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で単3は上に「2-35」、単4は上に「8」の刻印が見られるタイプとなっていました。
なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっています。

 

そう言えば、ドン・キホーテホールディングスってユニーを傘下に置いた関係からかな?“パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)”という社名に変更していたんですね。何だか、怪しげな中国系外資企業みたいな社名なんですけど大丈夫なんでしょうか?ドンキの方がわかりやすくて良いと思うのですが…。ドンキ・ユニーとかね。

★関連記事
アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形
→前モデルの当電池を紹介した記事。ちょうどオーム電機からドン・キホーテ自社供給の変わり目の頃で、両表記の電池を比較しながらの紹介となっている。


アルカリ乾電池(ハイパワー) 単3形/単4形 LR6/LR03

trialalkaline2_1今回も“スーパーセンタートライアル”などの名でディスカウントストアを展開するトライアルカンパニーのアルカリ電池を紹介します。
前回の記事ではリニューアルしたプライベートブランド品のアルカリ電池を紹介しましたが、今回のリニューアルで新たに追加された“ハイパワー”タイプのアルカリ電池を紹介します。ラインナップは単3と単4のみ、4本パックが税込149円とハイパワータイプなだけにちょっと高い価格設定となっています。

trialalkaline2_2ノーマルタイプとは異なり、ハイパワータイプはパッケージに台紙が入っています。キャッチコピーは『大容量でスタミナ長持ち』。用途として「玩具」・「懐中電灯」・「ゲーム機」が挙げられています。まぁ、用途としては妥当な点でしょう。大電流対応ならデジカメも挙げても良かったような気がしますが。

 

trialalkaline2_3もちろん、パッケージ裏にはバーコードラベルもあります。ベンダーはノーマルタイプ同様に“兼松(4959058)”。同じく、同社が供給しているものと考えられます。
型番は単3・4本パックが「LR6H/1.5V 4S」、単4・4本パックが「LR03H/1.5V 4S」となっています。いずれも“H”が追加されており、これがハイパワータイプを表しているものと思われます。

 

trialalkaline2_4電池の外観。デザインはノーマルタイプと同様のもので、ノーマルタイプのからに変化したものになっています。電池にはハイパワーなどの記載は無いため、ノーマルタイプと混ざってしまったら色違いと勘違いしてわからなくなってしまいそうです。
輸入販売者は“(株)トライアルカンパニー”で生産国は“MADE IN CHINA”で中国製。注意書きはノーマルタイプ同様の小さくて読みにくい注意書きとなっています。

trialalkaline2_5ノーマルタイプとの比較。色以外は全く同一のデザインであることがわかります。最近はハイグレードアルカリを象徴するものとして青いデザインを導入するアルカリ電池が多くなってきていますが、この電池も例に漏れずといった感じでしょうか。

 

 

trialalkaline2_6プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限の月-年表示が“_(アンダーバー)”になっているのはノーマルタイプと同様ですが、ノーマルタイプが黒印字なのに対し、ハイパワータイプでは白印字になっています。
使用推奨期限は単3・単4共に「04_2021」。時期的に5年期限の2016年4月製造の電池と思われますが、ハイパワータイプであるのにも関わらず5年期限なのですね。

trialalkaline2_7マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプで、ノーマルタイプ同様、外装ラベルを剥がしてもロット番号などの印字は見られませんでした。絶縁リングの色も「薄緑」で刻印の特徴もまたノーマルタイプと同様なので同じ製造元かと思われます。

 

 

★関連記事
アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6/LR03
→本記事でノーマルタイプと称した低価格版のアルカリ電池を紹介。本記事でも触れていますが、外観上の違いは赤か青かの違いのみ。


アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6/LR03

trialalkaline_1九州や関東地方で“スーパーセンタートライアル”などの屋号を使いディスカウントストアを展開しているトライアルカンパニーのアルカリ電池。今回、このトライアルPB品であるアルカリ電池のデザインが変更されていたので紹介します。
かつてのデザインではサイズごとに色が違うものでしたが、今回のリニューアルで全てのサイズでのデザインに変わっているのが大きな特徴であります。

 

trialalkaline_2パッケージ裏のバーコードラベル。バーコードのベンダーは“兼松(4959058)”となっており、前世代と同様に兼松が供給していると考えられます。
今回のリニューアルはデザインが変更されたのみでなく、価格も単3・単4、4本パックがかつての税込59円から79円となっており、実質の値上げと言っても間違いないでしょう。

 

trialalkaline_3電池の外観。前世代ではシルバーベースにサイズごとに違う色の帯があったのが特徴でありましたが、今回のリニューアルで全サイズでのデザインに変更、アルカリ電池らしくないデザインから一気にアルカリ電池らしさ満載のデザインになりました。
輸入販売者は“(株)トライアルカンパニー”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。注意書きに誤字はありませんが文字が小さくて読みにくいような気がしますね。

trialalkaline_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。写真では単4に絶縁リングは無いように見えますが付いています。
使用推奨期限の月-年表示が“_(アンダーバー)”になっている珍しい表記で、これは前世代モデルから受け継がれている特徴です。なお、使用推奨期限は単3・単4共に「04_2021」。時期的に5年期限と推測、それぞれ2016年4月製造の電池であると思われます。

 

trialalkaline_5マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプでした。前世代モデルや使用推奨期限の印字に同一の特徴を持つ、ローソンストア100で売られている兼松のアルカリ電池生協のアルカリ電池では3つ穴タイプだったようですので、仕様変更されたのでしょうか。
外装ラベルも剥がしてみましたが、特にロット番号の印字などは見られませんでした。

 

trialalkaline_6この電池で使われている絶縁リングの特徴。色は薄緑で絶縁リングの切り欠きを横に置いた時、上下に2ケタの数字やアルファベットが記載されているのが特徴のようです。
同一な絶縁リングの特徴を持ったアルカリ電池として、均一ショップ“ダイソー”で売られているDAISO&Sのアルカリ電池がありますが、使用推奨期限の印字違うことや電池にロット番号の印字があったことから製造元は違うと推測されます。

★関連記事
単3形 アルカリ乾電池 LR6/1.5V
→本記事と同じくトライアルのアルカリ電池を紹介した記事で、こちらは本記事の前モデルの単3を紹介。


Conbis ALKALINE アルカリ乾電池 単3形

conbis_1ディスカウントストア“ドン・キホーテ”で以前売られていたアルカリ電池です。
これは以前ドン・キホーテが展開していた家電とインテリア、家庭雑貨のPBブランドである『bis(ビス)シリーズ』の1つであり、それを示すロゴが電池下部に記載してあります。
現在、同ブランドは廃止されており、もう1つのPBブランドであった“情熱価格”に統合されています。

 

conbis_2パッケージのかけら。バーコードのベンダーはオーム電機(4971275)になっており、オーム電機のOEMであろうことが推測されます。
なお、ドン・キホーテのアルカリ電池はこの電池の後継である“情熱価格”と“MEGAVOLT”の初期版までがオーム電機名義でありましたが、現在発売されている“MEGAVOLT”ではドン・キホーテ名義になっていることから、オーム電機OEMから脱したと推測されます。

conbis_3注意書き部分。パッケージ上、バーコードのベンダーで明らかになっていましたが、発売元は“株式会社オーム電機”となっています。
元々“bis(ビス)シリーズ”自体がデザイン家電的な方向性を目指していたせいか、全面白ベースで黄緑の文字に一貫して統一されているアルカリ電池らしさがあまり感じられないデザインが特徴的です。

conbis_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングが「」となっており、オーム電機が発売している「V-アルカリ乾電池」と比較してみると、絶縁リングの特徴、位置は違いますが、使用推奨期限の印字もよく似ています。
使用推奨期限は「12-2013」で、2年期限と推測すると、2011年12月製造の電池であると推測されます。

 

conbis_5マイナス極の皮膜を剥いでみたところです。左が“V-アルカリ乾電池”右が“Conbis”です。Conbisの方が絶縁リングの色が薄いように見えますが、両者ともマイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプで穴の形状も似ているので、両者の製造元は同じかな??
ちなみにこの電池の一部のロットで使用推奨期限を待たずしての液漏れがあるものがある様です。本記事で取り上げたものは液漏れは確認できませんでしたが要注意ということで。

★関連記事
情熱価格 アルカリ乾電池 単3形 LR6
→本記事紹介のアルカリ電池の後継モデルに当たる“情熱価格”ブランドのアルカリ電池を紹介した記事。デザイン重視を廃し、一気にアルカリ電池っぽいデザインになってしまったのが特徴。

アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形
→更に後継で現行モデルに当たるドン・キホーテPBのアルカリ電池を紹介した記事。本記事でも書いていますが、かつてはオーム電機名義で発売されていましたが、現在のものはドン・キホーテ名義となっています。


情熱価格 アルカリ乾電池 単3形 LR6

LR64SDQ_1ディスカウントストア“ドン・キホーテ”で売られていた、同社“情熱価格”ブランドのアルカリ電池です。これは本ブログでも紹介したことのある、現行の“MEGAVOLT(メガボルト)”の前世代に当たるアルカリ電池となります。

 

 

 

LR64SDQ_2パッケージのかけら。型番は“LR6/4S/DQ”、品番は「07-6370」と記載されています。品番は『2ケタ-4ケタ』のオーム電機コード(?)であり、オーム電機のOEMであろうことがわかります。
また、使用推奨期限は5年であることも記載されています。

 

 

LR64SDQ_3注意書き部分。発売元はパッケージでも明らかになっていましたが、“株式会社オーム電機”となっています。生産国は“Made in China”で中国製です。ちなみに今の“MEGAVOLT”では初期版はこの電池と同じくオーム電機名義でしたが、現行の後期版はドン・キホーテ名義となっており、オーム電機OEMから脱したと思われます。
デザインは金と白のツートンカラーな珍しいデザイン。メリハリが付いていて、大変良いデザインなのではないかと思います。

LR64SDQ_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」となっており、オーム電機が発売している“V-アルカリ乾電池”と比較してみると絶縁リングも使用推奨期限の印字もよく似ています。
使用推奨期限は「05-2016」。パッケージには5年期限と記載してありましたから、2011年5月製造の電池であると思われます。

 

LR64SDQ_5マイナス極の皮膜を剥いてみました。左が“V-アルカリ乾電池”右が“情熱価格”です。
両者とも絶縁リングの色は濃い緑色で、ガス抜き穴も2つ穴タイプで穴の形状もよく似ていますから、両者は同じ製造元なのではないでしょうか。

 

★関連記事
アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形
→現行のドン・キホーテPBのアルカリ電池を紹介した記事。本記事でも書いていますが、かつてはオーム電機名義で発売されていましたが、現在のものはドン・キホーテ名義となっています。


アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形

megavolt_1ディスカウントストア“ドン・キホーテ”で売られているPB品のアルカリ電池。ブランド名は“MEGAVOLT(メガボルト)”で、パッケージには『情熱価格』というドン・キホーテのPBブランドのロゴも記載されており、このアルカリ電池は同ブランドに内包されているようです。
なお、MEGAVOLT(R)とあるようにこのメガボルトという名称は“株式会社ドン・キホーテホールディングス”の登録商標となっています(第5513107号)。

※:ちなみに指定役務区分は「第9類:電池」と「第35類:電気機械機具類の小売又は卸売の業務において行われる顧客に対する便益の提供」。

megavolt_3このメガボルトは以前、単3と単4は4本入りでありましたが、現在は6本入りの電池に変わっています。
店頭価格は単3と単4の6本入りが税抜98円でしたが、旧モデルである写真の単4の4本入りは投げ売りで税抜65円で売られていました。

 

 

megavolt_4パッケージ裏。左が4本入りのもので、右が現行の6本入りのものです。4本入りのものはパッケージに“OHM ELECTRIC INC.”と書いてあるため、オーム電機の製品であることがわかりますが、6本入りのものは輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”に変わっています。
バーコードも異なっており、4本入りのものはベンダーがオーム電機(4971275)ですが、6本入りのものは独自バーコードになっていました(つまりJANコードではない)。

megavolt_5電池の外観。左上、右上が現行6本入りの単3と単4で、右下が4本入りの単4です。
パッケージと同じく、現行6本入りのものは輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”となっているのに対し、4本入りのものは発売元“株式会社オーム電機”となっていて異なります。生産国はどれも“Made in China”で中国製です。
デザインは両者とも同じですが、表“MEGAVOLT”ロゴの“V”の色合いが違います(輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”の方が濃い)。

megavolt_6プラス・マイナス側。左2本が6本入りの単3、中2本が6本入りの単4、右2本が4本入りの単4です。どれもマイナス極の絶縁リングの色は「」です。
使用推奨期限は6本入り単3が「06-2019」、6本入り単4が「03-2019」、4本入り単4が「01-2019」でした。パッケージには『使用推奨期限5年』と記載してありますから、それぞれ2014年6月・3月・1月製造の電池であると思われます。

megavolt_7現行の6本入り単3をオーム電機の“V-アルカリ乾電池”と比較してみました。両者ともマイナス極の絶縁リングの色は「」で似ていますが、使用推奨期限の印字が異なっています。具体的には文字の間隔がV-アルカリ乾電池と比べてみると違って見えます。

 

 

megavolt_8マイナス極の皮膜を剥いでみました。マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプで同じですが、穴の形状が異なり、なおかつ絶縁リングの色がV-アルカリ乾電池が濃い緑色の絶縁リングなのに対し、メガボルトは薄い緑色の絶縁リングになっています。従って、発売元“オーム電機”と輸入販売元“ドン・キホーテ”のものは製造元が異なる可能性が高いです。

ただし、発売元“オーム電機”である4本入り単4はV-アルカリ電池と使用推奨期限の印字が似ていましたので、V-アルカリ乾電池と同じである可能性があります。

megavolt_9この違いは6本入りになった単3や単4だけかと言えばそうではなく、単1や単2も変わっているようです。今回は代表で単1を紹介。
先にネタバレしてしまうと、左が発売元“オーム電機”の前モデルのもので、右が輸入販売元“ドン・キホーテ”現行モデルのものです。
パッケージはほぼ同じですが、オーム電機の方が『品番 07-6372』というオーム電機の商品番号と“高品質(当社比)”2本入という表記がありますが、ドン・キホーテのものにはそれらの表記がありません。

megavolt_10パッケージ裏。前述の単4・4本入りと6本入りと同じように、オーム電機のものには“OHM ELECTRIC INC.”と書かれていますが、ドン・キホーテのものには輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”となっています。バーコードのベンダーも同様で、前者はオーム電機ですが、後者は独自バーコードになっています。
型番も異なり、オーム電機のものは“LR20/2S/M”という型番ですが、ドン・キホーテのものは“LR20/2S/M2”と“2”が付加された型番となっていました。

megavolt_11電池の外観。左が発売元“株式会社オーム電機”となっているもので、右が輸入販売元“株式会社ドン・キホーテ”となっているものです。単4ではあまり違いは見られませんでしたが、この単1では色合いが大分異なり、オーム電機のものは金ピカで金の色合いが薄く、ドン・キホーテのものは金の色合いが濃くなっているのが写真でも確認できます。ちなみにこちらも両者生産国は“Made in China”で中国製です。

megavolt_12プラス・マイナス側。左2本がオーム電機のもので、右2本がドン・キホーテのものです。やはり使用推奨期限の印字が異なり、両者の製造元は別物である可能性が高い?
なお、使用推奨期限は前者が「12-2018」で後者が「05-2019」となっていました。単1も使用推奨期限は5年であるので、それぞれ2013年12月と2014年5月製造のものであると思われます。この2つの電池は同時に購入したものですが、製造日に大分間がありますね。


make a GOOD CHOICE! アルカリ乾電池 単3形

mrmaxalkaline_1ディスカウントストア“MrMax(ミスターマックス)”が発売していたアルカリ電池です。この電池は現在発売されている前世代のもので、現世代のものではMrMaxのPBブランドであった“make a GOOD CHOICE”のロゴが無くなっています。
デザインはのデザイン。本ブログで取り上げたことのあるこの電池の更に前世代であるアルカリ電池での金一色のデザインのものに比べると大分個性的になったのではないかな?と思います。

 

mrmaxalkaline_2注意書き部分。社名表記は“株式会社ミスターマックス”で、前世代では「MrMax Corporation」と英語表記の表示でしたが日本語での社名表記となっています。住所は福岡市東区に所在する同社の本部の住所になっています。
中国製水銀、鉛0(ゼロ)使用。アルカリ電池において水銀だけではなく、鉛も含有していない表示をしているのは珍しい。

 

mrmaxalkaline_3プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で使用推奨期限の印字を含め、オーム電機が発売している「V-アルカリ乾電池の構造に似ています。
使用推奨期限は「12-2017」。5年期限と推測すると、2012年12月製造でしょうか。

 

mrmaxalkaline_4マイナス極の皮膜を剥いてみました。濃い緑の絶縁リングとマイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプでやはり、V-アルカリ乾電池によく似ています。
以前の記事でV-アルカリ乾電池は“EXCELL”ブランドで知られる中国の電池メーカー“Fujian Nanping Nanfu Battery”製であることが発覚していますから、このミスターマックスのアルカリ電池も同社製なのでしょうか?

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→本ブログで取り上げたミスターマックスのアルカリ電池の前世代モデルを取り上げた記事。本記事で取り上げた電池と比べると金色主体のデザインになっていて、「Make a Good Choice!」のロゴも異なっています。