アメリカの電池メーカー“Energizer”のアルカリ電池。日本においては、かつて富士フイルムと提携、アルカリ電池やマンガン電池を発売していたが、現在はアメリカEnergizerの子会社であるカミソリメーカー“シック”の日本法人である“シック・ジャパン”を通じて発売している。
現在、日本で発売しているEnergizerブランドの製品は充電式電池と単3・単4リチウム乾電池、AAAA(単6)アルカリ電池のみの展開で、一般的なサイズの電池はカタログ上では発売していない。
このアルカリ電池は震災時、日本のシック・ジャパンがアメリカより輸入して発売していたものであったらしい。パッケージには「Energizer max」と記載。このEnergizer maxはアメリカで現在でも発売されている主力のアルカリ電池のようである。今回紹介するのは単2サイズだが、他にも単1サイズのアルカリ電池も発売していた模様。
後述するが、電池自体は海外版の電池なので日本語の注意書きは記載されていない。なので、注意書きはパッケージのラベル上に記載されている。
社名はシック・ジャパン株式会社。バーコードのベンダーもシック・ジャパン(4903601)のものであった。
ちなみにこのアルカリ電池はあるディスカウントストアで驚愕の「30円」で売られていた。使用推奨期限は「03-2017」でまだまだ使える。
個数制限など無いので、取り敢えず6パック12本購入。これでも180円です。しかし、安すぎだろw。一応、Energizerはアメリカの三大電池メーカーの1つなのですけどね。
電池の外観。電池はシルバー+黒のデザイン。これはEnergizerのアルカリ電池の伝統的なデザインで、過去の電池もおおむねこのデザインに則っています。
日本におけるアルカリ電池のイメージカラーとしては『金』が用いられ、金ベースのデザインが用いられているものが多い中でのシルバーデザインは新鮮かもしれません。というか、マンガン電池に見えてしまうかもしれませんね。
注意書きは4つの国の言語で記載。英語では「WARNING:Do not Install backwards, charge or put in fire – may explode or leak.」と書かれている。要約すると「警告:電池を逆装填したり、充電や火中に投入しないで下さい-液もれ・破裂のおそれがあります。」という所でしょうか。日本のギッチリつめ込まれた注意書きを考えると至ってシンプルな注意書きで驚いてしまいます。電池はアメリカ製。Energizer自社製でしょうか。
この電池の特筆すべき点はどこにも「水銀0使用」などの表記がされていないことだろう(日本語表記のパッケージにも記載されていない)。よく見ると「无汞」と書いてあるので、少なくとも水銀は含有していないようである。
プラス・マイナス側。マイナス極はかなり特徴のあるくぼみを持っており、隣に置いた富士通(FDK)“PremiumG”のマイナス極と比べても変わったマイナス極であることがわかります。もし、この電池のOEMが発売されたら、一目で分かってしまうくらいの特徴です。
最後に現行・各Energizerの電池との比較。
現在のEnergizerの電池はほぼ同じデザインを使用、電池により色を違わしているデザインとなっています。
ちなみに左から、
・Energizer max(今回紹介)
・Energizer INDUSTRIAL(OEM向)
・Energizer recharge(日本向)
です。