月別アーカイブ: 2015年12月

IKEA ALKALINE LR6

IKEA_12015年本ブログ最後になるであろう記事はスウェーデン発祥の家具・雑貨店である“IKEA(イケア)”PB品のアルカリ電池を紹介します。現行モデルではALKALISK(アルカーリスク)というブランドが付いたモデルとなっていますが、今回紹介するものはブランド付けされていない頃の電池で、単純に“ALKALINE”となっています。

 

 

IKEA_2電池の外観。全面真黄色のデザインは一際目を引きますね。注意書きは一切記載されておらず、現行の電池としてはかなり珍しい物になっています。生産国は“Made in People’s Repubilc of China”で中国製です。しかし、中国を正式名称で書く電池もまた珍しいなぁ…。

 

IKEA_3マイナス側。左の電池は「06-2011」と使用推奨期限の表記だけになっているのに対し、右の電池は「PD2007-02-05 ED2012-02-05」と製造日と使用推奨期限の両方が印字されている物になっていました。プラス極を見てみると若干形状が異なっているように見えるのでもしかしたら、別の製造元なのかもしれません。ちなみにどちらとも絶縁リングは無いタイプでした。

 

IKEA_5ちなみに製造日と使用推奨期限の両方が印字されているバージョンで液漏れがあるものが見られました。一時期イケアのアルカリ電池で液漏れが多発した時期があったようですが…。

 

 

IKEA_6液漏れしている電池の外装ラベルを剥がしてみると“ESZA 112322”の印字がありました。

 

 

 

IKEA_7ちなみに現行“ALKALISK”との比較。現行品が黄色とシルバーのツートンカラーになっているのに対し、かつてのものは黄色1色になっている違いがあります。
写真の現行品は以前ブログで紹介したものですが、現状、液漏れらしきものは見られません。

 

 

と、言うわけで2015年も“みはりんの電池コレクションブログ”をご覧頂き、ありがとうございました。2016年で3年目に入る本ブログ、来年も様々な電池を取り上げて行きたいと考えておりますので、来年も本ブログをどうぞよろしくお願いします。

★関連記事
IKEA ALKALISK(アルカーリスク) LR6/LR03
→本記事で紹介した電池の現行品を紹介した記事。


KING POWER アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(LK)/LR03(LK)

LR6(LK)_1今回は“東芝ライフスタイル”より発売されている“KING POWER”というブランドのアルカリ電池を紹介します。電池マニアの方には御存知の通り、KING POWER(キングパワー)と言えば、東芝が発売しているマンガン電池のブランド名で、現在でもこのブランド名を冠した“KING POWER CREEK(キングパワークリーク)”を発売しています。この電池はそんなキングパワーブランドを冠したアルカリ電池となります。

 

LR6(LK)_2パッケージ裏のバーコードラベルです。各4本パックで、単3の品番が“LR6LK 4CP”、単4の品番が“LR03LK 4CP”となっていました。実売価格は各税込100円前後、ラベルには東芝の電池ではお馴染みのベルマークもありませんから、元々低価格アルカリ電池であることが伺えます。
なお、バーコードのベンダーは“東芝ライフスタイル(4904530)”。

 

LR6(LK)_3電池の外観。赤主体のデザインが印象的です。型番は単3が“LR6(LK)”、単4が“LR03(LK)”となっています。生産国は“インドネシア製”。社名表記は“東芝ライフスタイル株式会社”となっていますが、低価格アルカリ電池である故か、本体には“TOSHIBA”のロゴは一切ありません。同じような例としてFDKの低価格アルカリ電池“TOPRUN V”があり、こちらもメインブランドである“FUJITSU”のロゴがありません。

LR6(LK)_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。使用推奨期限は単3が「09-2020」、単4が「08-2020」となっていました。時期的に5年期限と推測、それぞれ2015年9月、8月製造の電池であると思われます。

 

 

LR6(LK)_5単3のマイナス側のラベルを剥がしてみたところです。マイナス極のフチ赤い樹脂の絶縁リングが入っているもので、これは時たまに混在するインドネシア製の東芝“IMPULSE”旧・インドネシア製のモリトクアルカリ電池と類似しているものになっていますので、恐らくは同じ製造元であると思われます。
しかし、この構造を持ったインドネシア製のアルカリも最近めっきり見なくなったなぁ…。

LR6(LK)_6外装ラベルを剥がしてみました。特にロット番号の刻印や印字の類は見られませんでしたが、赤いマジックのようなマーキングが見られました。
外装ラベル剥がしついでにガス抜き穴も見てみましたが、単3と単4共に2つ穴タイプ。なお、単4はマイナス極のミゾが狭いため、リンク先の写真だと2つ穴が確認出来ないかもしれません。

 

LR6(LK)_8東芝がキングパワーブランドを冠したアルカリ電池として『キングパワー ウルトラZ』が1980年代前半に発売されていたことがありますが、アルカリ電池でキングパワーブランドが冠されたのはそれ以来となります。
なお、この“キングパワー ウルトラZ”はキングパワーの冠が取れ、“ULTRA Z”→“NEW ULTRA Z”となり、東芝アルカリ電池の一時代を築いていくことになります。


Panasonic アルカリ乾電池 Alkaline 単1形/単2形 LR20BJ/LR14BJ

LR20BJ_1以前、本ブログで単3と単4を紹介したパナソニックのエントリークラスと思われるアルカリ電池。今回単3と単4に加え、単1と単2も売られているのを発見しましたので紹介します。
単3と単4に関しては同じくパナソニックの特定ルート限定で発売していたアルカリ電池“アルカリβ”の後継と言われていますが、同電池に単1と単2は無かったため、パナソニックブランドとしてエントリークラスの単1と単2は初お目見えとなります。

LR20BJ_2パッケージ。自分が購入したのは単1・単2各4本パック。単3と単4ではこの面に『タイ製』との記載がありましたが、単1と単2には記載がありません。それは何故でしょうか?日本製だからですね。むしろ、日本製だからこそ大きくアピールしても良いと思うのですけどね。まるで三菱のアルカリ電池のように
4本パックの型番は単1が“LR20BJ/4SW”、単2が“LR14BJ/4SW”となっていました。

LR20BJ_3パッケージをバラした所です。単1・単2共に2本づつの小分け包装となっていました。以前紹介した単3や単4の10本パックぐらいだと、小分け包装は便利ですが、このような4本パックの場合は帰って小分け包装は不便になりそうですね。

 

 

LR20BJ_4注意書き部分。注意書きは「パナソニックアルカリ乾電池」などと同様で社名表記は“パナソニック株式会社”となっています。原産国は“日本製”、単1と単2に関して日本で流通しているパナソニックのアルカリ電池は「パナソニックアルカリ乾電池」から「乾電池EVOLTA」まで全て日本製となっています。

 

LR20BJ_5プラス・マイナス側。マイナス極は黒い絶縁リングに底板は“”となっていました。このマイナス極には“絶縁リングによるマイナス端子凹み構造”を採用、マイナス極に若干のヘコミがあり、マイナス端子同士での逆接続では機器が動作しないようになっています。

 

使用推奨期限は単1・単2共に「10-2020」。パッケージには“使用推奨期限5年(JIS準拠)”と書いてありましたから、2015年10月製造の電池であると思われます。

LR20BJ_6最後に単1から単4までのフルラインナップを。今までパナソニックのアルカリ電池でエントリークラスを意識したデザインの電池を見たのは初めてなような気がします。アルカリβがありましたけど、あれは金色(ってか銅色か?)だったのでエントリークラスって言うデザインではありませんでしたので。
最も、ナショナル時代のマンガン電池まで遡ると「ニューハイパー」なんてのもありましたけどね。

 

★関連記事
Panasonic アルカリ乾電池 Alkaline 単3形/単4形 LR6BJ / LR03BJ
→本記事で紹介したアルカリ電池の同シリーズの単3と単4、10本パックを紹介した記事。こちらはタイ製となっております。


ダイソー乾電池 Alkaline Battery 単2形/単3形

daiso_1今回は以前、100円均一ショップ“ダイソー”で売られていた、その名も“ダイソー乾電池”のアルカリ電池を紹介します。ちなみにこの電池、『ダイソー乾電池』という商品名で、他にマンガン電池も存在していました。今回は単2が2本見つかったので、それをメインに紹介していきますが、今回は単3も1本出てきたので、それもついでに紹介します。
アルカリ電池でお馴染みの金ベース青い帯と、特徴のあるデザインとなっています。

daiso_2注意書き部分。単2、単3共に“MADE IN KOREA”で韓国製です。発売元は“(株)大創産業”、住所の表記は単2が“東広島市西条町賀茂工業団地”となっているのに対し、単3は“広島県東広島市西条吉行東”の住所となっていました。現在の表記は後者となっているようですから、単2の方は古い電池なのでしょうか?

 

この電池もそうですが、以前のダイソーの電池にはどの電池にも以下の様な前書きが書かれていましたが、いつの間にか無くなっていました。現在、発売されているダイソーの電池でこの前書きが描かれている電池はありません。

(+)(-)を間違えて逆に入れても電流は流れ
ますが、電池が熱を持ち破裂する恐れがあり
大変危険です。正しくセットしてご使用ください。

daiso_3プラス・マイナス側。単3、マイナス極の絶縁リングは「」、単2はマイナス極の底板“”となっています。この“ダイソー乾電池”シリーズの韓国製はベクセル製のようです。現在ではダイソーは愚か、他の100円均一ショップにおいても、韓国製の電池はめっきり見なくなりました。
なお、使用推奨期限は単2が「02.2007」、単3が「04.2007G」となっていました。

単2は電池下部(マイナス側)に使用推奨期限の印字がありましたが、単3は電池上部(プラス側)に使用推奨期限の印字がありました。


Rising(ライジング) アルカリ乾電池 単3形/単4形

Rising_1今回は100円均一ショップ“キャンドゥ”で見つけた新顔のアルカリ電池「Rising(ライジング)」を紹介します。発売はニッケル水素電池“VOLCANO NZ”で知られる“武田コーポレーション”です。
デザインは青バックのデザインに金のワンポイントが入ったもの。“Rising”のロゴデザインも相まって、何とも高級感溢れるデザインであります。

 

Rising_2パッケージ。ラインナップは単3・単4の2本パックのみで各税込108円です。パッケージには『液漏れ防止で長持ち』、『高機能タイプ10年使用推奨期限』との記載があることから、ハイグレードアルカリの位置付けなのではないかと推測されます。
それなのであれば、2本108円なのは頷けますが、果たして100円均一ショップでハイグレードアルカリの需要があるのか疑問ではあります。

Rising_3パッケージ裏。パッケージ上部の吊り下げ部分は台紙が2枚重ねになっており、補強してあります。他社でこのような補強をしてあるパッケージは見たことが無く、単3と単4・2本程度の重みであれば補強しなくても耐えられるでしょうね。
社名表記は“株式会社武田コーポレーション”でバーコードのベンダーも同社のものになっていました(4545244)

 

Rising_4注意書き部分。注意書きは左側に“危険”の注意書きが右側に“警告”の注意書きが記載されている変わったものになっています。社名表記は“(株)武田コーポレーション”で住所の記載は無く、電話番号のみの記載となっています。
生産国は“Made in China”で中国製

 

Rising_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。使用推奨期限は単3・単4共に「10-2025」で、パッケージには使用推奨期限10年の記載がありましたから、それぞれ2015年10月製造の電池であると思われます。

 

 

Rising_6マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプで、単3のマイナス極・底板の中心には小さい丸印が見えるものになっています。この特徴は現在、一部100円均一ショップで見られる、中国製となったモリトクのアルカリ電池と酷似しており、同じ製造元なのかもしれません。
ちなみに外装ラベルもひん剥いでみましたが、単3・単4ともにロット番号の印字や刻印は見られませんでした


GP Ultra アルカリ乾電池 単3形/単4形 その2

gpultra_1今回も以前、本ブログで紹介したパッケージ違いの電池をご紹介。今日は主に100円均一ショップ“セリア”で見られるネオテクノス販売の“GP Ultra”の単3と単4です。
この電池、以前はブリスターパックによるパッケージだったのですが、現在はシュリンクパックに変更されています。本数は4本で変わっていません。バーコードはブリスターパックの時と同様で、この点からも追加ラインナップではなく、パッケージの変更であることが伺えます。

gpultra_2電池の外観。デザインはブリスターパックの時と同様で、GP側のデザインを優先した結果、注意書きの文字が小さくなっている点も変更ありません。
販売元は“ネオテクノス株式会社”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。ちなみにパッケージに記載してあるバーコードのベンダーも“ネオテクノス(456042556)”となっていました。

 

gpultra_3プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。ブリスターパックの頃は使用推奨期限の印字が電池本体に印字されていたのに対し、今回のシュリンクパックのものにはマイナス極の縁の印字に変わっていました。
なお、使用推奨期限は単3が「09-2022」、単4が「05-2022」となっていました。パッケージには7年期限の記載がありましたから、それぞれ2015年9月、5月製造の電池であると思われます。

gpultra_4外装ラベルを剥がしてみた。以前の物では単3に刻印は無かったようですが、今回は健在。単3には“F2BPU6 181218”、単4には“LBWH 10 180927”というレーザー刻印らしきロット番号の印字がありました。
外装ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見て見ましたが、一般的な2つ穴タイプでありました

 

★関連記事
GP Ultra アルカリ乾電池 単3形/単4形
→本記事で紹介した電池がブリスターパックだった頃のものを紹介した記事。この電池の詳細はこちらにも詳しく記載しています。


DAISO & HZ アルカリ乾電池 単3形/単4形 その2

D&H_1 以前も本ブログで紹介したことのある、均一ショップ“ダイソー”で売られているアルカリ電池の青い方、“DAISO & HZ”がパッケージはそのままで6本パックから5本パックへ変化していたので紹介します。
かつての6本パックのパッケージと比べると、大きさ・デザイン共にほぼ同様のものなので、未だに気づいていない方もおられるのではないでしょうか。

 

D&H_2パッケージ裏。構成や注意書きは6本パックと同様で、型番も単3・単4共に「K-15-P80(T052)」なのは同様ですが、商品名が変わっており、単3が“アルカリ電池No.8”から“アルカリ電池No.16”へ、単4が“アルカリ電池No.9”から“アルカリ電池No.17”になっています。
なお、バーコードのベンダーは“大創産業(4549131)”となっていました。

D&H_3電池の外観。デザインそのものは6本パックの時と同様で、金ベースではありながらも青い部分が多いデザインとなっています。その他、注意書きの構成やWEEEマークがある点も同じで、上部には『Plia Alcalina Ultra』という前身“D&H ウルトラアルカリ乾電池”の面影を残している記載もそのままです。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

 

D&H_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3・単4共に「09-2020」。時期的に5年期限と推測され、2015年9月製造の電池であると思われます。

 

 

D&H_6マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に珍しい3つ穴タイプ。これは6本パックの時から変わっていない特徴なので、恐らく製造元は変わっていないと推測されます。
ついでに、外装ラベルもひん剥いで見ましたが、ロット番号の刻印や印字の類は全く見られませんでした。これも特筆すべき特徴と言えるでしょう。

 

★関連記事
DAISO & HZ アルカリ乾電池 単3形/単4形
→本記事で紹介した“DAISO & HZ アルカリ乾電池”が6本パックだった頃のものを紹介した記事。


maxell ALKALINE SIZE AA LR6(GD)E

LR6(GD)E_1今回は日立マクセルの低価格アルカリ電池であるGDシリーズのOEM(組み込み)向けモデルを紹介します。
後ほど比較しますが、デザインは市販向けGDシリーズと同様のものです。しかし、海外へ輸出されることを想定してか“maxell ALKALINE”と英語での表記、サイズ表記も“SIZE AA”となっているのが特徴です。

 

LR6(GD)E_2自分が入手した時は写真のような2本シュリンクパックで売られており、バーコードラベルなどは貼られていませんでした。恐らくですが、何かの機器に付属していた電池を外して売っていたものなのかもしれない。

 

 

LR6(GD)E_3電池の外観。今まで携帯電話の充電器などに付属されていたGDシリーズのOEM向けは注意書きも英語表記でしたが、これは日本語英語の2ヶ国語表記となっていました。
社名表記は“Hitachi Maxell, Ltd.”。原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっており、この点が市販向けGDシリーズの日本製とは異なる最大の違いです。

 

LR6(GD)E_4市販向けGDシリーズ(下2本)との比較。前述の通り、表面の表記が異なっているほか、色合いもOEM向けの方は金色というよりも黄色に近いのに対して、市販向けの方が金色に近い印象があります。
なお、市販向けGDシリーズの現行モデルでは他のマクセルの電池と同様に住所表記が削除され、マクセルのホームページアドレスが記載されているものに変更されています。

LR6(GD)E_5プラス・マイナス側。左2本が市販向けGDシリーズ(日本製)右2本がOEM向けのGDシリーズ(中国製)です。市販向けGDシリーズがマイナス極“”の底板に「」の絶縁リングという日立マクセルの日本製でお馴染みの構造になっていますが、OEM向けのGDシリーズではマイナス極の底板は平らで絶縁リングは「」と全く異なる構造になっています。

 

なお、使用推奨期限は「10-2019」となっており、5年期限と推測すると、2014年10月製造の電池でしょうか。ちなみに比較元の市販向けGDシリーズは「09-2020」で2015年9月製造の電池であると思われます。

LR6(GD)E_6気になったので、外装ラベルを剥がしてみましたよ。“C88314 4H212”というレーザー刻印らしきロット番号が印字されていました。
むむ、どこかで見たことのあるロット番号表記のパターンだぞ。

 

 

LR6(GD)E_7絶縁リング裏側の拡大。リングの切り欠きを下に置いた状態で上には数字2ケタが、その左にはアルファベットが刻印されているものでした。これ、オーム電機“Vアルカリ電池”のOEM元として知られる“Fujian Nanping Nanfu Battery Co., Ltd.”製っぽいなぁ。
いつものようにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、案の定2つ穴タイプでした(いい加減に撮ったのでピンぼけすまぬ)。


FUKUDA DENSHI ALKALINE LR03(FT)

LR03(FT)_1日本の医療機器メーカーである“フクダ電子”の単4アルカリ電池。同社は国産初の心電計を製造したメーカーとしても知られています。その事から、この電池は市販されていたのか、付属されていたのかは不明でありますが、医療向けのアルカリ電池であるのは間違いないと思われます。
全面真っ白ボディにのリングが中心に配されたデザインは今までのアルカリ電池では見られないものとなっています。

 

LR03(FT)_2注意書き部分。発売元は“フクダ電子株式会社”、製造元は“パナソニック株式会社”となっています。普段OEM元を明かさないことで知られるパナソニックですが、この電池は医療用途のアルカリ電池ということもあり、製造元をしっかりと明記しなければならないのでしょう。
注意書きはパナソニックアルカリ乾電池と同様の文面、生産国は“Made in Japan”で日本製となっています。

LR03(FT)_3プラス・マイナス側。マイナス極に絶縁リングは無いタイプで、同時期のパナソニックアルカリ乾電池と比較してみると、使用推奨期限の印字も一致しているので、記載通りパナソニックが製造した電池であると思われます。
使用推奨期限は片側が「07-2015」、もう片側が「12-2015」となっていました。それぞれ5年期限の2010年7月、12月製造の電池であると思われます。

なお、比較元だった同時期のパナソニックアルカリ乾電池(使用推奨期限「08-2015」)も日本製でしたが、現在はタイ製に移行しています。現在このフクダ電子のアルカリ電池が健在だったらタイ製だったりするのでしょうか?非常に気になります…。


GP(R) ALKALINE BATTERY 15A LR6

gpalkaline_1今回はかつて、西友で売られていたGP”ブランドのアルカリ電池を紹介します。近年の西友と言えばレイオバックのアルカリ電池が売られていたことでお馴染みですが、以前はGPの電池も発売されていたことがあったのです。
デザインはGPのアルカリ電池ではお馴染みの金と白のデザインで、均一ショップ“ダイソー”でも同デザインのアルカリ電池が売られていたことがありました。

 

gpalkaline_210本入りパックのかけら。パッケージには特にブランドなどは記載されておらず、普通のノーブランドなアルカリ電池と同じ扱いで売られていました。
表示者は“株式会社 西友”。現在、西友は合同会社となっていますが、株式会社から合同会社に改組されたのが2009年9月なので、それ以前に発売されていた電池であるのは確かであると思われます。なお、バーコードのベンダーも同社のものとなっていました(4973450)。

 

 

 

gpalkaline_3電池の外観。注意書きは英語のみで文字はとても小さいです。社名表記は無く、“Product of Gold Peak Group”と表示されているのみです。ホームページのアドレスが記載されていますが、これは香港GPのURLであり、このホームページアドレスを入力すると香港のGPのホームページに転送されます。
なお、生産国は“Made in China”で中国製

 

gpalkaline_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。以前紹介したダイソー発売の“GP”ブランドのアルカリ電池では絶縁リングが付いていたりと、GPのアルカリは構造が安定していないような気がします。
使用推奨期限は「2007-05」とかなり古い電池です。恐らく2年期限の2005年5月製造の電池でしょうか?

 

gpalkaline_7外装ラベルを剥がしてみると、マイナス極側に“S M T D 060307”という印字が見られました。ちなみにラベル剥がしついでにガス抜き穴も見てみましたが、お馴染みの2つ穴タイプで穴は真ん丸で特徴のあるものになっていました。

 

 

gpalkaline_5ちなみに同時期に西友で購入したと思われる、GPブランドのアルカリ電池(単1)が出てきましたが、未開封のまま盛大に液漏れしていました。
記念写真を撮ってこれにて埋め立てですね…。