メタリックブルーと黒の色合いがなんだかカッコいい電池…。これはアメリカの通販会社である“GRAINGER”で発売されていたプライベートブランドのアルカリ電池です。日本の電池のデザインと比べると、海外の電池は方向性がまた違っていて面白いですね。
GRAINGERは日本には進出していませんが、2000年に住友商事との出資で“MonotaRO(モノタロウ)”を設立、実質モノタロウを通じて日本に参入していることになります。
この電池をGRAINGERのホームページで確認してみると“Product is discontinued”となっており、既に生産終了となっているようです。『GRAINGERCHOICE』というプライベートブランドの一部みたいですね。
既に価格は見れないのですが、単3は8本パックでの展開、“Standard Battery”の記載があるのでエントリーモデルの低価格アルカリ電池であると推測されます。
しかし、何故この電池が日本で流通していたのかというと、モノタロウからも“大阪魂”ブランドのアルカリ電池として発売していたからなのです(こちらも現在は販売終了)。
電池の外観です。特にブランド名などはありませんが“Available at grainger.com”の記載でなんとなくGRAINGERのアルカリ電池であることはわかります。その横の“4TAE5”は型番のようです。注意書きは当たり前ですが英語表記のみ。社名表記は“Grainger International, INC.”となっています。生産国は“Made in: China”で中国製。
なお、注意書きの全文は以下の通りです。
CAUTION: Do not recharge, disassemble, dispose of in fire, put in backwards, mix with used or other battery types– may explode or leak and cause personal injury. Made in: China/ Hecho en China/Fabrique Aux Chine |
プラス・マイナス側です。今回入手した電池はちょっと状態が悪いものだったので、マイナス極が腐食してます…。マイナス極絶縁リングは無いタイプです。
“USE BY 11-2016”とあり、使用推奨期限は2016年11月みたいですね。モノタロウ内レビューの投稿日付を見る限りの推測では、5年期限2011年11月製造の電池ではないでしょうか。
ちなみにいつも通り、外装ラベルを剥がして製造元を検証してみようと思ったのですが、液漏れでおぞましい姿になっていたので今回は割愛で…。今後より状態の良い電池が入手できたら再度チャレンジしてみたいと思います。