販促品/ノベルティ」カテゴリーアーカイブ

電池関係の販促品やノベルティ、チラシなどを集めてみたカテゴリです。

日立乾電池 超高性能 006P 9V

hitachi006p_1かなり古そうな“HITACHI”ブランドの006P『日立乾電池 超高性能』です。年代は不明ですが、“HITACHI”ロゴの特徴から見るに1960年代頃の電池であったのではと思われます。
それにしても、色々な色が入り混じった特徴あるレトロデザインはカッコいい印象のある電池ですね。

 

 

hitachi006p_2実はこれ、電池ではなくマッチでした。恐らくは、当時販促品として日立のお店などで配布されたものであると推測されます。中には当時のマッチがそのまま入っていますが、年代が年代なだけに湿気でダメになっている可能性が高そうですね。
もちろんこれはマッチなので、片面にはマッチを擦るための“やすり”面があります。1枚目の写真ではこれを隠すための写真を撮るのに苦労しました。

hitachi006p_3電池、いやマッチ箱の表裏。表面には『日立乾電池 超高性能 006P 9V』と日本語での表記が、裏面には『HITACHI HIGHEST QUALITY 006P 9V』と英語での表記があります。
自分は実際にこの電池の実物を見たことが無く、この電池が実在していることは不明ですが、マッチ箱の広告にも用いられているほどですから、ほぼ実際の電池を再現していると考えられます。

 

hitachi006p_4側面。前述の通り、片面はマッチを擦るための“やすり”面が、もう片面には“トランジスタラジオ用”と用途が、その下には“CODE NO. H-F0”という謎の番号が記されていました。
¥130”と価格も記載されており、値段からマッチの価格ではなく電池本体の価格であると推測されます。1960年代で130円と言うと相当高かったものなのではないでしょうか?

 

hitachi006p_5実際の006P(写真右)との比較。マッチ箱の大きさは実際の006Pと同一サイズで、こちらも恐ろしいほど再現しています。ここは本物も入手して比較してみたいところですが、限りなく入手困難なんだろうなぁ…。
今まで、マッチ箱に電池の広告が印刷されているものは多数見てきましたが、本記事のような電池型のマッチというのは珍しい存在なのではないでしょうか。マッチなら電池と違い、液漏れも無いのでコレクションにも最適ですね。


三菱乾電池のカタログ

mitsubishicatalog_1三菱から電池のカタログを取り寄せてみました。届いたのは写真のような“ご販売店保管用”のもの。つまり、電気屋さんの電池売り場の横にぶら下がっているアレです。自分的には普通の冊子なカタログよりもこちらの方が一般では入手できないレア感が漂っていて素晴らしいですね。
以前もブログ上では書いたことがありますが、ウチの近所では三菱の電池を取り扱っている販売店が無いため、このような販売店用のカタログが存在していたのも初めて知りました。

 
本ブログで紹介したように三菱の電池は2015年2月に全てのラインナップがリニューアル。全てスリーダイヤマーク+MITSUBISHI ELECTRICの新ロゴになっていますが、さすがにカタログは更新されていないようで旧製品のままでした。上の写真ではアルカリEX(EXJ)のラインナップが見えますがその裏はアルカリG(GH)になっています。
このカタログは2013年4月現在のもの。現在まで更新されていなかったのは掲載のラインナップもほぼ変わっていないので、更新する必要性が無かったのでしょう。とは言え、今回のフルリニューアルでさすがに更新されるでしょうから、時期的に考えると2015年4月頃でしょうか…。

mitsubishicatalog_2カタログを開いてみたところ。この面にはマンガン電池(特殊電池)やリチウム電池、ボタン電池と懐中電灯などの電池応用商品を掲載しています。
このラインナップを見ていて足りないと思うのはやはり充電式電池でしょうか。三菱電機はかつて三洋(現・FDK高崎工場)のOEMでニッケル水素電池を発売、eneloopが発売される寸前に撤退しました。

eneloopのOEMでもいいから、スリーダイヤマーク+MITSUBISHI ELECTRICの新ロゴでニッケル水素電池に再参入してくれないかな。絶対に買うけどなぁ…。


Panasonic 電池・電池応用商品 総合カタログ 2014

panasonic2014_2電気店で入手してきたパナソニックの『電池・電池応用商品 総合カタログ』の2014年版。カタログ自体はWeb上でも見ることができるので、冊子版を入手する意味は無いとは思うのですが、自分のような電池マニアの場合、歴代のカタログを保存しておきたいという意味があり、敢えて冊子版も貰ってきています。

 

 

panasonic2014_1写真左は2013年版で右が2014年版。この間違い探しみたいな表紙はやめろw。普通の人が見たら、違いがないと思ってしまうでしょうねぇ…。
大きな違いは右下、2013年版では“eneloop”と“充電式EVOLTA”が上下に掲載されていますが、2014年版ではその2つが下にまとめられ、新発売のリチウム乾電池の新パッケージ版が上に掲載されています。

 

これは大きな違いですが、後2つの間違いがあります。それはどこでしょう?答えは“乾電池エボルタ”の場所に掲載されているブラレールの色(種類)が違うの『電池・電池応用商品 総合カタログ』の付近に表示されている3本の電池の配置が異なる。でした。ちなみに答えは面白く無いのでマスクしてあります。答えが気になる方は反転してみてくださいね。

カタログの内容としては例年と変わらず。見どころは乾電池エボルタにチタン化合物を採用していたこと公表し、単3と単4のチタン化合物を増量、パナソニックアルカリ乾電池の単3と単4にもチタン化合物を採用し、保存性能をアップさせたということでしょうか。それからリニューアルされ、デザインも新しくなったリチウム乾電池もですね。


マブチ乾電池

tkkmabuchi_1古~い、マブチモーターです。これは60年代に発売されていたもののようで、左から“01”、“02”、“03”という型番のモーターです。
最初は模型やおもちゃ用として誕生したマブチモーターでしたが、その小型で高性能なモーターはおもちゃのみならず様々な機器に搭載され、マブチモーターが発展していったサクセスストーリーは誰もが知るところであります。

 

tkkmabuchi_2中身のモーター。このモーターは鋳造(アルニコ)マグネットを用いたシリーズで、マグネットの部分が出っ張っているのが特徴です。現在のものはフェライトマグネットを用いたものでスリムになっているのは、皆さんご存知の通りです。

 

 

tkkmabuchi_3中には使い方やモーターのラインナップなどが記載された説明書きが入っています。
この説明書きの下をよく見てみると…、

 

 

tkkmabuchi_4

○マブチモーターにはコンビのマブチ乾電池をつかいましょう
ということで“マブチ乾電池”の紹介が掲載されていました。マブチモーターと言えばスーパーセル”という名のニカド電池を三洋電機のカドニカOEMとして発売していたのは知っていましたが、乾電池も発売していたのですね。単1が35円、単2が25円、単3が25円であったようです。実際に本物も手にとって見てみたいところではありますが、入手困難でしょう。
ちなみに、表記の“東京科学株式会社”とは後にマブチモーターとなる会社の社名です。当時は同社の社名を冠した『TKKマブチモーター』として売られていました。

今まで、このようなチラシや販促品などを取り上げた記事は“電池関連用品”のカテゴリに入れておりましたが、今回の更新で“販促品/ノベルティ”のカテゴリを作成し、その中に入れることにしました。過去“電池関連用品”にカテゴライズしていた販促品などの記事についても移行予定です。


ナショナル乾電池型消しゴム

national_eraser1一時期、ファミリーマートで売っていた“パナソニックアルカリ乾電池(金パナ)”に何故か付いていた、ナショナル乾電池型の消しゴム。
自分が見た中では写真の3種で、左から「ナショナル乾電池」、「ナショナルハイパー乾電池」、「ナショナルハイトップ」の3種。当時この消しゴムをコンプリートするため、ファミマでクソ高い金パナの単3・4本入りを買った記憶だけは鮮明に残っているw。

 

national_eraser2プラス極側(?)のフタを取ると普通に消しゴムです。外観は紙巻でショボいですが、おまけですしね。ハイトップはよく見てみると本物とは違う一方、ナショナルハイパー乾電池の再現度は非常に高い。ちなみに、表も裏も同じ柄で注意書きなどは再現されていません。
当時は電池で復刻してくれたら…、と思ったものではありますが、今では“Panasonic”ブランド。この消しゴムの復刻も不可能でしょう。そう思ったらありがたく思ってしまいました。


Toshiba KING POWER UM-1K 型電池缶

kingpower_1本ブログでは7月10日から10000アクセス記念として、一週間レトロ電池を取り上げてきたのですが、最終日の今日は東芝の初代“キングパワー”型の電池缶を紹介します。
乾電池というのは丸くて缶っぽい形状から各社が販促品として様々な電池柄の缶やゴミ箱などを配布してきたようですが、今回紹介するものもそんな販促品として販売店に配布されたものと推測されます。

 

kingpower_2単1電池と比較するとこんな感じ。かなり大きいことがわかります。写真を見ればわかると思いますが、結構大きいので廊下で撮影しています。
今回取り上げたキングパワーのものは大きさや蓋が付いていることからゴミ箱ではないと思われますが、東芝は電池の新製品が発売された節目で電池型のゴミ箱が配布されていたようで、「キングパワーU」・「ULTRA Z」・「アルカリ1」型のゴミ箱は見たことがあります。

kingpower_3天面の蓋。当時のキングパワーのプラス極に挟まれていたシールテープも再現。東芝はかなり初期から現在に至るまでベルマーク運動に参画しており、当時のキングパワーにおいてもこのシールテープがベルマークの代わりでした。後にバーコードが導入されると、ベルマークはバーコードの位置に移動(詳しくはこちらの記事を)、シールテープは新しい電池の目印である「あたらシール」となります。

 

kingpower_4側面。当時(1970年)の東芝は乾電池も積層電池この黄色いデザインベースのものを採用していました。価格は60円。この缶は単1サイズをベースに作成されているので、ナショナルの初代ハイトップと同じ値段であることがわかります。

 

 

kingpower_5電池でもないのに、ちゃんとJISマーク表記も再現!今持って謎と言われる製造者記号「R-O-V」の記載があります。認定番号は“6922”。ちなみに、この電池缶はウチでゴミ箱として活躍しております。でも、これはゴミ箱として考えると小さい。個人的にどういう目的で配布されたのか気になる所ではあります。

 

と、言うわけで、一週間レトロ電池を取り上げたので、明日以降は普通の電池紹介ブログに戻ります。次は10万アクセスですが、これを超える企画が今のところ思いつかないなぁ…。取り敢えず、来てから考えることにしますわ。


富士通 7200 アルカリ乾電池●単二形??

omikuji1今回は富士通7000シリーズの単2を紹介…、ではなく、7000シリーズの単2を模したおみくじ”を紹介します。毎日、電池紹介ばかりでは面白く無いのでたまにはこんな電池関連グッズを紹介していこうかなと思います。

これは富士通のアルカリ電池におまけとして付いていたものらしいです。

 

omikuji27200(7000シリーズ単2)なので、ちゃんと大きさも単2サイズです。補償の項目を隠すように「おみくじ」と書かれています。なお、この外装はシールが貼られているだけです。

 

 

omikuji3裏側。このおみくじは『電池大明神』らしいですよw。「体力・気力・学力・金力・精力 世の中すべてエネルギーしだい!」と書いてあります。富士電気化学(現・FDK)にしてはシャレが効いて面白いですね。

 

 

omikuji4電池型を振るとプラス側のところからおみくじが出てきます。表には運勢、裏にはその運勢に沿った?電池の注意が記載されています。中に入っているくじの種類を以下の表にまとめてみた。

 

大吉 スタミナ充実・前方大幸運
乾電池の+-は正しく入れること
中吉 パワー十分・現方針継続良
乾電池交換は全部一度にすること
小吉 エネルギー点検・現況快調
使わない乾電池は取り出しておくこと
普通 残りパワーと前方に要注意
弱った乾電池は早めに交換すること

以上の4種で、ちなみにどう振っても「凶」の運勢は出ませんでした。よっぽど運がいいのか、元から入っていないのかのどちらかでしょうが、元々入っていないのでしょう。文面の書かれ方から「普通」が「凶」に当たる運勢のようです。