パナソニックのアルカリ電池と言えば、最近“パナソニックアルカリ乾電池”のデザインが新しくなったのが記憶に新しい所ですが、一部ルート限定で出回っているエントリーモデルのアルカリ電池(通称:アルカリベーシック)もひっそりとデザインリニューアルされていたので紹介します。
カラーリングは前モデルと同じなのですが、“Panasonic”のロゴが大きく配置されたのが大きな特徴です。
パッケージ。今回購入したのは単3と単4の10本パックです。前モデルでは4本シュリンクパックや、20本パックも存在していたと記憶していますが、今回の新モデルでそれらのラインナップが存在しているのかは不明です。
型番は単3・10本パックが“LR6BJ/10SW”、単4・10本パックが“LR03BJ/10SW”となっています。これは前モデルと全く同じであり、バーコードも同じです。従ってこれも“パナソニックアルカリ乾電池”と同様にデザインリニューアルしても同じ商品扱いのようですね。
しかし、シュリンクパックに貼られているラベルのデザインが異なっていて、“アルカリ乾電池 Alkaline”と書かれている下の模様が前モデルでは「シルバー」となっているのに対し、新モデルでは「ピンク」となっていて微妙に違っています。
バーコードの事業者名は当たり前ですが“パナソニック(株)[4549077]”となっていました。
パッケージをバラしてみたところです。パナソニックの多本パックではお馴染みな、4本パック×2の2本パック×1で10本が構成されていました。
これは何度も言いますがいいですね。多本パックの場合、いっぺんに使い切るというケースは少ないでしょう。その点でこの小分け包装されているというのは本当に便利ですね。パナソニック的にはコスト削減のためかもしれませんけど。
電池の外観。リニューアルされたデザインなはずなのですが、ほぼ前モデルと変わりません。プラス極に電池の誤挿入対策と見られるゴールドの帯があるのみで、他は全身シルバーデザインのエントリーモデルなアルカリ電池らしいデザインとなっています。
社名表記は“パナソニック株式会社”、生産国は“タイ製”です。パナソニックエナジータイ(株)[PECTH]製と見られます。
前モデルと比較してみました。カラーリングは全く同じなのですが、前モデルでは型番の横に“Panasonic”のロゴがちょこんとあるだけでした。新モデルではアルカリ乾電池の表記の上に“Panasonic”ロゴが大きく記載されるものに変更されています。これでこのアルカリベーシックもパナソニックのアルカリ電池に昇格ですね!
型番は旧モデルも新モデルも“LR6BJ(単3)”で同じです。
プラス・マイナス側です。絶縁リングは無いタイプです。かつて、パナソニックのアルカリ乾電池は単3のみでマイナス極のミゾに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んだものになっていましたが、現在採用されているのは日本製のアルカリ電池だけで、タイ製のアルカリ電池では省略されています。
使用推奨期限は単3と単4共に「05-2026」となっていました。パッケージには“使用推奨期限5年(JIS準拠)”と書いてありましたから、それぞれ2021年5月製造の電池であると思われます。使用推奨期限の印字は単3が薄く、単4が濃い印象があります。
外装ラベルを剥がしてみました。近頃パナソニックのアルカリ電池でよく見られる、外装ラベル端にロット番号の印刷が見られました。単3には“BAM2SVT227EA”、単4には“BAM2SVT228EA”の記載が見られます。両者何故かフォントが違っており、単4の方はイワタUDゴシックでしょう。
一方で、電池の外装缶にも印字があり、単3は“2403212 13:21”の、単4には“0804211 08:33”の印字が見られました。写真では伝わりにくいかもしれませんが、ピカピカな外装缶です。キレイ!
最後にマイナス極の拡大です。絶縁リングは無いタイプですが、単3のみマイナス極の周りに樹脂が付いている構造となっています。
これは短絡防止機構で、マイナス極のバネが外側プラス極に触れてショートを防止する機能であると思われます。なお、マイナス極のガス抜き穴は単3が4つ穴タイプ、単4が2つ穴タイプとなっていました。
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Panasonic アルカリ乾電池 Alkaline 単3形/単4形 LR6BJ / LR03BJ
→この電池の前モデルを紹介した記事。本記事で触れたとおり、デザインはほぼ同じ。
【くらしリズム】Panasonic アルカリ乾電池 Alkaline ベーシック 単3形/単4形 LR6(BJTR) / LR03(BJTR)
→主にツルハドラッグやくすりの福太郎など、ツルハホールディングス系の店舗で発売されているパナソニックのアルカリ電池。デザインは前モデルのカラーリング違いとなっており、これも当電池と同じく“Panasonic”が大きく記載されたデザインになるのか個人的に期待している。