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【ドン・キホーテ】アルカリ乾電池 MEGAVOLT(メガボルト) 3 / 4 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2

今回はディスカウントストア“ドン・キホーテ”で見つけた“MEGAVOLT(メガボルト)”新デザインのアルカリ電池を紹介します。
MEGAVOLTはドン・キホーテオリジナルで登場したアルカリ電池ですが、オーム電機発売時代の初代モデルから現在の自社供給時代に至るまでずっと同じデザインを貫き通してきました。今回、電池のデザインはもちろん、ロゴマークも刷新し、如何にもPB品らしい電池から一気にカッコいい電池に生まれ変わりました。


パッケージ。単3と単4は4本シュリンクパックでの展開です。かつて6本パックの時代もありましたが、現在は4本パックで落ち着いています。従来のMEGAVOLT同様にキャッチコピーなどが記載された台紙がシュリンク内に入っています。
従来と比べるとかなり派手で目立つキャッチコピーが特徴。累計1億6200万本売っているらしく、そのことを大きく打ち出しており、“\日本全人口の1人に1本売れた!?/”と煽ってますw。2014年~2023年の累計販売数ということで、旧デザインMEGAVOLTの販売本数なのでしょう。
逆に、電池の性能に関するキャッチコピーは無く『エネルギー全開!』という記載は見られますが、これは性能に関する事ではないでしょう。使用推奨期限は7年2500日液漏れ保証と勿体ぶった表記が見られますが2500日は7年であり、つまりは使用推奨期限内で液漏れしたら交換してもらえるようです。小さく『※未使用品に限る』って書いてありますがw。
当たりが出たら1パックプレゼント”とありますが、どこに当たりが入っているのかは不明。台紙を見ても、バーコードなどが記載されているラベルを見ても記載は無かったので恐らくハズレだった様子でした。当たりを見てみたいですね…、どこに書いてあるのでしょうか。
輸入販売元は“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”。恐らく、アルカリ電池に記載された社名としては最長でしょう。バーコードの事業者名も“(株)パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング[4549777]”となっていました。
型番は単3・4本パックが“LR6/4S/M2”、単4・4本パックが“LR03/4S/M2”となっていました。型番は旧デザインのものと同じですが、バーコードは異なっていたので型番は同じでも別商品扱いということになっているようです。


旧デザインのパッケージと比較してみました。旧デザインは“強力長持ち”というキャッチコピーから始まるMEGAVOLTのロゴ表示が表立っているパッケージですが、新デザインの方は詰め込み具合がハンパないですね。詰め込み過ぎてMEGAVOLTのロゴが逆に小さくなっている程。
一方でバーコードなどが記載されているラベルの方は旧デザインにあった英語表記などが削減されており、新デザインではバーコードが大きくなっています。


シュリンクをひん剥いでみました。MEGAVOLTシリーズお馴染みの2重シュリンクです。キャッチコピーが記載された台紙は1回剥いだシュリンクの下に貼り付けられています。電池を取り出すにはその下のシュリンクを更に取る必要があります。
シュリンクにはミシン目が入っているので、簡単に包装が剥がせるようになっています。これで税抜99円というのだから恐れ入る。


電池の外観。マイナス極側・金色プラス極側・黒のツートンデザインが目印。旧デザインもカラーリングは似たような感じですがロゴマークの部分のみが黒だったので、印象はかなり変わっています。従来と比べると「MEGAVOLT」のロゴが大きくなり、“V”の字が大きくなっているデザインになっています。ロゴ裏の炎+赤い稲妻なのかな?の模様も見た目カッコいいですね!
輸入販売元はパッケージと同様の“株式会社パン・パシフィック・インターナショナル・トレーディング”です。よくこの長大な社名が電池に書けるな…、と感心しますね。
生産国はMADE IN CHINA中国製です。パッケージの方には『DESIGNED IN JAPAN』という表記もありますが、中国製です。

電池の方も旧デザインと比較してみました。上2本が旧デザインのものとなります。旧デザインはザ・プライベートブランド!ってな感じのデザインで、本当に1億6200万本も売れたのか?と疑問に思います…。
旧デザインの方は『®』マーク付きで登録商標となっているのですが、新デザインの方ではありません。調べてみると、新デザインは現在、商標出願中のようです(商願2023-056518)。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「06-2030」となっていました。パッケージには7年保存可能(使用推奨期限7年)の記載がありましたので、それぞれ2023年6月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“DMSH01 041219”の、単4には“TMTH-J05 221821”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
恐らくあのメーカー製の電池だと思われるのですが、単4のロット番号は初めて見るパターンです。単3の外装ラベルはノリが残っているのに対し、単4はノリが残らず、キレイに剥がれました。もしかしたら製造ラインが違うのかもしれません。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングの色は薄緑色。切り欠きを下に置いた状態で単3には“S 3-36 L”の刻印が、単4には“S 5-21 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製と思われます。最近このブログ、このメーカー製が多いですね💦。3記事続いてPAIRDEER製でした。中国では双鹿(PAIRDEER)や南孚(NANFU)のシェアが高いそうで(この影響でパナソニックが中国の乾電池製造から撤退した程)、日本にも入り込んでいるのが伺えます。
で、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形 LR6/4S/M2 / LR03/4S/M2
→当電池の前デザインにあたるMEGAVOLTを紹介した記事。この記事ではパン・パシフィック・インターナショナル・トレーディングの前社名であるジャストネオの社名表記となっている。

アルカリ乾電池 MEGAVOLT(R)(メガボルト) 単3形/単4形
→更に前世代のあるMEGAVOLTを紹介した記事。この頃は価格は税抜98円据え置きで6本パックで発売されていた。ちょうどオーム電機からドン・キホーテ自社供給の変わり目の頃で、両表記の電池を比較しながらの紹介となっている。

アルカリ乾電池 MEGAVOLT(メガボルト) EX 単3形/単4形 LR6/4S/M3 / LR03/4S/M3
→MEGAVOLTの上位モデルであるMEGAVOLT EXを紹介した記事。MEGAVOLTと比べて価格がちょっとお高め設定になっている。この電池も新ロゴに変わるのであろうか…。


【三福商事/Mitsufuku】ALKALINE 単3形/単4形 アルカリ乾電池

100円均一ショップのFLET’S(フレッツ)で見つけた新顔のアルカリ電池です。同100円均一ショップはダイソーキャンドゥセリアワッツの4大100円均一に含まれない独立した100円均一ショップだったのですが、2021年10月にFLET’Sと百圓領事館を運営していた音通エフ・リテールをワッツが吸収しています。
なので、FLET’Sはワッツと同じような品揃えなのかな?と思いきや、見たことのない電池を発見、やはりFLET’Sは侮れんと思いました。


パッケージ。単3と単4は4本シュリンクパックでの展開です。他に単1と単2の1本シュリンクパックがありました。もちろん1パック税抜100円なのですが、電池はほぼ正面を向けてシュリンクされており素晴らしいです。
今回購入した電池は何故か、電池に貼られていたラベルの上からさらにバーコードが上貼りされていました。上貼りされていたバーコードはどちらも同じコードで、事業者名は“(株)ワッツ[4526112]”となっていました。
上貼りされているバーコードを剥がしてみた所です。商品名は『アルカリ乾電池 単3形/LR6(単4形/LR03) 4本パック』となっています。特にキャッチコピーなどは無いようです。使用推奨期限の表示もありません。
バーコードの事業者名は“(株)三福商事[457355319]”となっていました。冒頭でFLET’Sの説明で書けなかったのですが、この電池は三福商事という企業から発売されている電池です。

同社は今まで電池を発売したことが無く、初の電池だと思われるのですが、国税庁の法人番号公表サイトで同社のことを調べてみると、かつて当ブログでもアルカリ電池を紹介したビトウコーポレーションと関係のある企業と思われることが判明。

現在の所在地は異なっているものの、三福商事が最初に所在した住所はビトウコーポレーションの物流センターがある場所の住所で(ビトウコーポレーションのアルカリ電池に記載のあった住所)、次に移転した住所が現在ビトウコーポレーションがある本社所在地です。

しかも、ビトウコーポレーションのホームページ上で堂々と三福商事が発売するカラーマスクの広告が流れてました💦多分、関係会社だと思います。


電池の外観。白バックのありがちな柄のアルカリ電池です。3COINS兼松のアルカリ電池など、似ているデザインのアルカリ電池は多く存在します。こういうデザインの電池はシンプルで受けがいいのかもしれませんね。この電池がビトウコーポレーションの後継となるのであれば、かなり派手で目立つビトウコーポレーションのアルカリ電池に比べ、随分落ち着いたデザインになりました。
発売元は“株式会社三福商事”、生産国はMADE IN CHINA中国製となっています。生産国の隣には『Mitsufuku』のロゴが見られますから、この企業は「みつふくしょうじ」と読むのが正しいのがわかります。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3が「08-2028」、単4が「04-2028」となっていました。パッケージには使用推奨期限などの表記は見られませんが、時期的に5年期限のそれぞれ2023年8月と2023年4月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“SMRL05 161200”の、単4には“LMXL07 151418”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
外装ラベルのノリはかなり強い印象で、電池側にノリ(接着剤?)がかなり残っています。

 


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングの色は薄緑色。切り欠きを下に置いた状態で単3には“S 3-15 L”の刻印が、単4には“S 5-31 L”の刻印が見られました。いずれも「SL」の刻印が見られることから、PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製だと思われます。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。

★関連記事
ALKALINE 水銀0使用 アルカリ乾電池 単3形
→当電池を発売している三福商事の関係会社と思われるビトウコーポレーションが発売していたアルカリ電池を紹介。