キャラクター電池」カテゴリーアーカイブ

電池にキャラクターがプリントされた電池を扱うカテゴリです。
また、キャラクターとは違いますが企業がノベルティ目的などで作られたオリジナル電池もこのカテゴリで扱っています。

Fujitsu 静岡県産 アルカリ乾電池 (アルカリギフトセットNT)

某フリマアプリで入手した、富士通の“静岡県産アルカリ乾電池”です。出品者の説明によると富士通製品の家電購入時に貰えたとのこと。
パッケージには浜松市のマスコットキャラクターである「出世大名家康くん」と「出世法師直虎ちゃん」が描かれています。入手したのは2018年頃でNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』が終わった直後だったとのことで、同大河ドラマに乗っかって作られた電池であると思われます。


パッケージ。市販電池では見られない紙箱のパッケージで如何にも配布用と言った趣ですね。表面には富士通のロゴとともに“静岡県産 アルカリ乾電池”と書かれ、『徳川氏・井伊氏ゆかりの地、静岡県で生産しています。』とも書かれています。ちなみにFDKのアルカリ電池を製造している鷲津工場は静岡県に所在していますが、湖西市であり、マスコットキャラクターの浜松市との関連はありません。念のため。
パッケージ裏に記載されている商品名は“アルカリギフトセットNT”。NTはやはり直虎のNTだろうか。非売品だと思われるのですが、何故かバーコードの記載があり、事業者名は“FDK(株)[4976680]”となっています。社名表記は“富士通グループ/FDK株式会社”となっていました。


パッケージを開けてみました!表に描かれている家康くんと直虎ちゃんとは別絵柄のイラストと共に『乾電池になりました』と記載され、単3と単4のオリジナルアルカリ電池4本が入っています。パッケージも凝ったものになっていて、フタを開けると後ろから仕掛け絵本のように『井伊直虎』の文字が飛び出してきます


これが中に入っていた電池です。出品時には未開封状態で売られており、普通にプレミアムタイプのアルカリ電池が入ってたらどうしよう…とも思ってたのですが、見事に家康くんと直虎ちゃんのオリジナルアルカリ電池でした。さすがFDKさん、最高です!!
電池に記載された使用推奨期限は単3と単4共に「04-2028」となっており、時期的に10年期限の2018年4月製造の電池であると推測されます。このことから、ハイパワータイプもしくはプレミアムタイプ相当のアルカリ電池だと思います。

電池の社名表記はパッケージと同じく“富士通グループ/FDK株式会社”になってます。住所の記載は無く、問い合わせ先のフリーダイヤルのみの記載です。
原産国はもちろん“MADE IN JAPAN”で日本製、シュリンクパックもFDK日本製アルカリ電池でお馴染みのフニャフニャシュリンクとなっています。


【ダイソー】 SANRIO CHARACTERS アルカリ電池 単3形/単4形 4本入

均一ショップ“ダイソー”で新たに登場したサンリオキャラクターのアルカリ電池です。ダイソーではかつてハローキティ柄のアルカリ電池を発売していたことがありますが、それに続くキャラクター電池だと思います。
ハローキティを始め、けろけろけろっぴやマイメロなど5つキャラクターがデザインされた大変カラフルなアルカリ電池です。初め見た時はダルマ落としみたいなデザインだなぁ…という印象でした。


パッケージです。ハローキティの時はピンク系で統一されたパッケージでしたが、このサンリオキャラクターでは単3がピンク色の、単4は水色のパッケージとなっています。パッケージにはキャッチコピーなどは見られず、以下の特徴が記載されているのみです。

・使用推奨期限:7年
・水銀ゼロ使用
・1.5V
・単3形(単4形)

パッケージ裏の注意書きや構成はほぼハローキティのものと同じみたいですね。もちろん、ダイソーのアルカリ電池で定番となったQRコードもあります。リンク先はDAISO & HWシリーズに記載されている“http://www.yigeng.net/2wm/2wm.pdf”なのですが、現在アクセスすると404 Not Foundですw。まさかのリンク切れでした。一応ですが当サイトでアーカイブしておいたのを置いておきますね→(http://miharin.moo.jp/docs/2wm.pdf)。
商品名は単3が「SRアルカリ乾電池 No.1」、単4が「SRアルカリ乾電池 No.2」となっていました。これは恐らく“SR”はサンリオ(SanRio)の略でしょう。型番は単3と単4共に「OTR-20-P12(T-052)」で、社名表記は“(株)大創産業”。バーコードの事業者名も同社のものでした(4549131)

パッケージ裏左下にはサンリオの版権許諾シールとともに著作権表記が見られます。FOR SALE IN JAPAN ONLYという表記とともに「販売地域:日本限定」という表記もあり、これは日本のみで発売される電池であることがわかります。
生産国は“MADE IN CHINA”という英語表記と共に日本語でも“中国製”の表記がありました。これもサンリオ側で定められた表示なのでしょうかね…。


パッケージはハローキティやDAISO & HWハイパワータイプで使われていたのと同様の大きいブリスターパッケージです。絵柄の関係で電池がパッケージされているのが縦となっているので、トレイが90度横を向いています。比較してみるとトレイのリサイクルマークも横向いていますね。
パッケージを開けると更にシュリンクパックされた電池が出てきます。これは電池の正面を揃えるためのものでしょう。


電池の外観。5つのキャラクターとそれをモチーフにした色が大変カラフルなデザインです。単3と単4で違うデザインだったハローキティとは異なり、こちらは両サイズとも同一のデザイン。しかしながら注意書きの文字が極小なのはハローキティから受け継いています。やはりキャラクター電池の宿命なのでしょうか…。社名表記はパッケージと同様の“(株)大創産業”です。
なお、デザインされているキャラクターとイメージカラーは以下の通り。プラス側からです。

けろけろけろっぴ()
マイメロディ(ピンク)
ポムポムプリン()
ハローキティ()
ハンギョドン(青緑)

けろけろけろっぴは懐かしいとか思いつつも、ハンギョドンは初めて聞きました。ここがサンリオキャラクターの奥深いところなんですよね。個人的にはポムポムプリンが好きなので、彼単独の電池を発売して欲しいです!!

プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「02-2028」となっていました。パッケージには“使用推奨期限:7年”の記載がありましたから、それぞれ2021年2月製造の電池であると思われます。
使用推奨期限表記の下には「T-052」というパッケージにも記載されている品番?が書かれてました。

 

外装ラベルを剥がしてみました。今回単3と単4ではタイプが異なっており、単3は「上:ASFA 下:1414」というDAISO & HWアルカリ電池で見られる印字でしたが、単4は「KSFA2118」というレーザー刻印となっていました。印字形態が違うのみでパターンは同じようなので、単なるロット違いなのかも。
近い未来単3も印字からレーザー刻印タイプへと変わっていくのかもしれません。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で単3は左“22” 下“A3”の刻印が、単4は上“G2” 左“31”の刻印があり全く違うタイプとなってました。単4の刻印はかなり読みにくかったのでこれが正しいのかはわかりません。
マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプでした。

ダイソーは電池関係の新製品をホームページ上で公開しないことが多いのですが、今回はサンリオのキャラクターを扱ったアルカリ電池であったことからか、ダイソーホームページの「話題の新製品」コーナーにて取り上げられていました
キティちゃんに次ぐ、サンリオキャラクターズのアルカリ乾電池』とのことで、やはりハローキティに続く電池であったようです。

★関連記事
DAISO Hello Kitty ハローキティ アルカリ乾電池 単3形/単4形 4本入
→当電池の前にダイソーで発売されていたハローキティ柄のキャラクターアルカリ電池。


サッポロ一番 おしゃべりRADIO SUM-3(S)

サッポロ一番”のブランド名でインスタントラーメンを発売している食品メーカー“サンヨー食品”の電池です。
これは1986年頃にサッポロ一番ブランドのカップ麺や袋麺を購入して貰うことの出来た「おしゃべりラジオ(RADIO)」に付属していた電池であったようです。今では景品の付属としてオリジナル電池が付属することはめったに無いでしょう。そういう意味ではここまで力を入れていた時代のレアな電池であります。


当時のCM映像がYouTubeに残っていました。おしゃべりラジオの名の通り、上に配置されたアナウンサーの口がラジオの音量にあわせてパクパクする仕組みでした。実は、ワタシもサッポロ一番の景品では無いものの同じラジオを持っていたことがあります。
仕組みが気になって、好奇心旺盛な当時のワタシ、分解したことがあったのですが、口の部分が電磁石と連動してラジオの音量と同期している仕組みであったと記憶しています。大きいコイルが入っていたのが今でも印象に残っています。スピーカーと並列で接続されていたのか、音量を上げると口のパクパクが大きく反応した思い出が…。だから、口を反応させたい時は音を大きくしなければなかったのですね。しばらくしたら飽きちゃいましたw。


電池の外観です。このおしゃべりラジオは単3電池4本使用するラジオで、4本の電池が付属していたようです。これはそのうちの2本みたいですね。
電池には『サッポロ一番』と『おしゃべりRADIO』のロゴがあるのみで注意書きの記載はあるものの、電池の種類、そして製造メーカーや生産国の表記は一切ありません。ここまで殺風景な電池も珍しいと思います。注意書きの全文は以下の通りです。

ご 注 意:この電池は充電式ではありません。
充電すると液もれ、破損することがあります。
破裂のおそれがあるので(+)(-)正しく入れること。
SUM-3(S) 1.5VOLTS

型番のみは記載されていて“SUM-3(S)”という表記があります。構造を見るからしてこの電池はマンガン電池であると推測されるのですが、マンガン電池で“S”の符号が付くものは同電池で最下位に当たるグレード緑マンガン電池だったりするので、付属品なこの電池はこのようなクラスに位置付けられる電池なのかもしれません。はたまた、サッポロ一番の“S”かもしれませんが…。


最後にプラス・マイナス側です。状態は非常に悪く、マイナス極は1本粉吹きのもう1本は穴が空いて中が露出しています。そのため製造年月などは見られない状況になっていますが、粉吹きのスキマからの様子を見てみると、恐らくは亜鉛缶剥き出しの構造だと思いますので、もともと製造年月の印字は元々無かったのでは?と思っています。
外装は80年代製造の電池ではあまり見られなかったビニール(PVC)外装です。最近の安物系マンガン電池ではよく見られる外装ですね。やっぱり、あまりグレードの高くない電池だったのかもしれません。


Panasonic EVOLTA NEO 単3形 / 単4形 (東京2020オリンピック・パラリンピック特別パック)

今回はパナソニックより発売された、東京2020オリンピック・パラリンピック記念バージョンの乾電池エボルタネオを紹介します。
パナソニックは節々で記念乾電池を発売することが有名な企業であり、今回は長年オリンピック・パラリンピックのオフィシャルスポンサーを務めるパナソニックが発売した東京2020オリンピック・パラリンピック記念乾電池です。

 


気になるパッケージです。ラインナップは単3と単4で、それぞれ6本パックと10本パックが用意されています。今回ワタシは単3・6本(写真上)単4・10本パック(写真下)を購入しました。6本パックを買っても10本パックを買っても必ず、オリジナルデザインのエボルタネオが2本付いています。オリジナルデザインのアルカリ電池は6本パックであればオリンピックデザイン×2のパラリンピックデザイン×2が、10本パックであればオリンピックデザイン×4パラリンピックデザイン×4が付いています。オリジナルデザインのアルカリ電池が欲しい電池マニアの皆さんは迷わず10本パック購入がベターだと思います。

バーコードと型番はパッケージ下部に記載されています。なお、単3・6本パックの型番が“LR6NJTP/6S”で単4・10本パックの型番が“LR03NJTP/10S”となっていました。バーコードの事業者名は“パナソニック(4549980)”です。
パッケージに生産国の記載が無いのは、日本製だからであり、日本製の場合はパッケージに生産国を記載しないというパナソニックの暗黙の了解だったりします。


パッケージを開封してみます。パッケージにはミシン目が付いていて開けやすいように配慮されていました。さすが最上グレードのアルカリ電池ですね。
中を開けてみると、6本パックではそれぞれが2本づつのシュリンク包装10本パックではオリンピック・パラリンピックデザインの電池がそれぞれ4本づつ、オリジナルデザインのエボルタネオが2本づつでシュリンク包装されていました。相変わらず、パナソニックの多本パックアルカリ電池は合理的で素晴らしいです。電池コレクターのことを考えてくれていますw。

台紙の裏面には綾瀬はるかさんが出演しているコマーシャルでお馴染み、東京2020オリンピック・パラリンピックの観戦チケットが当たる応募券が入っています。
ちなみにアルカリ電池で観戦チケットが当たるキャンペーン対象はこのシリーズのみというなかなか厳しい条件です。10ポイントで1口応募可この電池は1パック=1ポイントなので10パック買えばようやく1口応募できます。

電池の外観です。写真上がオリンピックデザインの電池で、その下がパラリンピックデザインの電池です。デザインはほぼ同様ですがマークが若干違う点が見て取れると思います。デザインはエボルタネオのオリジナルデザインの上から白い帯が重ねられたようなデザインで、よく見たら“EVOLTA NEO”のロゴもオリンピック・パラリンピック各マークの下部に小さく記載されていますね…。

“Panasonic”のロゴはオリンピック・パラリンピック各マークの上面に小さく記載はされていますが、さすがに小さく感じたのか注意書きの上にも大きいパナソニックロゴがあります。なお、電池本体の型番は単3が“LR6(NJ)”、単4は“LR03(NJ)”と普通のエボルタネオと同じ型番です。オリンピック・パラリンピックデザインですがあくまでも限定デザインであるというスタンスでしょうか。

次に、注意書き部分を普通のエボルタネオと比較してみました。注意書きの文面は両者とも同じで、字体もイワタUDゴシックを使っている点は同じですが、デザイン上の理由からか、オリンピック・パラリンピックデザインの方が注意書きが詰め込まれている感があります。
社名表記はどちらとも“パナソニック株式会社”、生産国は“日本製”となっています。

プラス・マイナス側です。絶縁リングは無いタイプであり、単3のみにマイナス極のフチに絶縁用の樹脂(紫外線硬化樹脂)を流し込んだものとなっています。
現在、単3の紫外線硬化樹脂採用は日本製の“乾電池エボルタ”と“エボルタネオ”の2品種のみであり、他のタイ製モデル(パナソニックアルカリ乾電池や他社OEM品など)ではコスト削減からか既に紫外線硬化樹脂は省略されています。

使用推奨期限は単3と単4共に「05-2029」となっていました。パッケージに記載はありませんが、エボルタネオは使用推奨期限10年となっていますから、それぞれ2019年5月製造の電池であると推測されます。この電池は絵柄の違う電池が混在されていますが、使用推奨期限は全てが一致しているため同一ロットであると推測され、混在使用も可能であると思います。


いつも通り、外装ラベルを剥がしてみるのですが、外装ラベルの端にロット番号?の印刷がありました。左が単3で“BAM2SV04550A”、右が単4で“BAM2SV04570A”の印刷がありました。いずれもオリンピックデザインの電池であり、パラリンピックバージョンではまた違うのかもしれませんがここでは深追いはしないこととします…。

という訳で、外装ラベルを剥がして見たところです。単3には“023U V29N”の、単4には“3FQN”のロット番号らしき印字が見られました。
ちなみに今回の外装ラベルはかなり剥がしにくい印象を受けました。何しろ、粘着力が高いのです。どうしても外装ラベルを剥がさせたくないパナソニックの意志のようなものが感じ取れたような気がします(気のせい)。

最後にマイナス極の拡大です。左が単3右が単4です。単3のみに紫外線硬化樹脂が採用されている点はこの写真を見てもわかると思います。
マイナス極のガス抜き穴は単3が4つ穴の、単4が2つ穴となっています。 こちらはパナソニックのアルカリ電池ではタイ製モデルと共通の特徴となっていますね。

 

★関連記事
Panasonic 乾電池EVOLTA NEO LR20(NJ)/LR14(NJ)/LR6(NJ)/LR03(NJ)
→当ブログで初めてエボルタネオを紹介した記事。


DAISO Hello Kitty ハローキティ アルカリ乾電池 単3形/単4形 4本入

前記事と同じく均一ショップ“ダイソー”に登場した新顔のアルカリ電池を紹介しましょう。今回はサンリオの人気キャラクター“ハローキティ”の絵柄を採用したアルカリ電池です。
さすがにサンリオを代表するキャラクターであり、今までにもケンコー・トキナーや兼松、そして東芝電池もハローキティの絵柄を使ったアルカリ電池を発売していたことがあります。ダイソー発売の電池では恐らく、初のキャラクター電池になるのではないでしょうか。

パッケージです。ピンク色のブリスターパッケージは遠くから見ても一目瞭然。まさにキティちゃん萌えというパッケージですね。キャッチコピーなどは特に見られず、パッケージ裏には、
・使用推奨期限:7年
・水銀ゼロ使用
・1.5V
・単3形(単4形)
の表記がありこれが電池としてのキャッチコピーと言えるものでしょうか。でも、最大のキャッチはハローキティ柄ということであり、これを目的として購入する方が大半だと思われます。ダイソーのアルカリ電池でお馴染みのQRコードはこの電池にも健在。リンク先は“http://www.yigeng.net/2wm/2wm.pdf”で、DAISO & HWシリーズで使われているリンク先と同じです(自サイトによるミラー)。商品名は単3が「アルカリ電池HW No.1」、単4が「アルカリ電池HW No.2」となっていますから製造元はほぼ確定と見ていいでしょう。
型番は単3と単4共に「HRM-18-P12(T-052)」となっています。社名表記は“(株)大創産業”となっていて、バーコードの事業者名も同社のものになっていました(4549131)。ここに“DAISO”のロゴも見られますが、これはパッケージのみの記載で電池本体には見られません。

パッケージ裏左下にはサンリオの版権許諾シールと共に、著作権表示が見られます。FOR SALE IN JAPAN ONLYという表記と共に「販売地域:日本限定」ということで日本のみで販売される電池であることがわかります。
このあたりの表記はどのサンリオキャラクター商品を見てもフォントから文字の配置まで全く同じです。恐らく、ライセンス契約で厳格に定められているのでしょう。

パッケージは「DAISO & HWハイパワータイプ」と同じ大きいブリスターパッケージが採用されています。パッケージ内の電池が正面を向いてシュリンクされている点も同電池の後期ロット(現行品)と同じ特徴です。

電池の外観です。正面はまんまハローキティの顔がデザインされており、単3はリボンが赤単4はピンクで差別化されています。体は描かれていなくても、顔だけでハローキティだとわかる点はこのキャラクターの素晴らしい点と言えますよね。
キャラクター電池の宿命でしょうか、注意書きが極小です…。下手すれば虫眼鏡が無いと読めないレベル。社名表記は“大創産業(株)”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「08-2025」となっていました。パッケージには使用推奨期限:7年の記載がありましたから、それぞれ2018年8月製造の電池と推測できます。
使用推奨期限表記の下には「T-052」というパッケージにも記載されている品番?が記載されていました。こちらにはJANコードは記載されていません。

外装ラベルを剥がしてみました。マイナス側にロット番号らしき印字が見られますが、印字が外装ラベルに転写されてしまっています。印字は現在ダイソーで売られているDAISO & HWと同じ、上4ケタ(アルファベット)下4ケタ(数字)で分かれているタイプとなっています。
単3が「上:ASCF 下:2119」、単4が「上:ASCB 下:1922」と印字されていました。

最後に絶縁リングの拡大です。薄い緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上には数字が、下にアルファベット+数字が刻印されたタイプ。単3は上“31”下“G”の刻印が、単4は上“18”下“G1”の刻印がありました。これもDAISO & HWと同じ特徴で、ロット番号の印字パターンを含めても同じ製造元であると推測されます。なお、ガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプとなっていました。

当ブログ前記事を見ても思いますが、最近ダイソーのアルカリ電池はHW系の電池が多くなってきているように感じます。いつの間にかショボかったHENGWEIのホームページ近代的なページに進化しているのです。ダイソーからのOEM供給を勝ち取って潤ってきたのかもしれませんね。


auでんち アルカリ乾電池 単3形 LR6(CDG)

LR6(CDG)_1今回は「auでんち」を紹介します。これはau携帯電話でお馴染みのKDDIが行っているキャンペーンで配布した非売品のアルカリ電池です。具体的にはauショップに電気の検針票を持ち込むと貰えるというもので、KDDIが新たに始めた家庭向け電力サービス“auでんき”と連動したものになっています。
つまりは“auでんき”で“auでんち”…、電気で電池とかかったシャレなのです。

 

LR6(CDG)_2電池は箱の中に入っており、中には2本シュリンクパックされた単3のアルカリ電池2本が入っています。ちなみに電池は全面オレンジ色。auのコーポレートカラーがオレンジですからau色ってことでしょうか。

 

 

LR6(CDG)_3電池の外観。電池記載の本電池に関するお問い合わせ先は“日立マクセル株式会社 お客さまご相談センター”となっており、意外にも供給は日立マクセルとなっています。配布用なので中国あたりの電池メーカーに依頼していたと思っていたのですが、生産国も驚きの日本製です。
型番は“LR6(CDG)”。配布用の電池ですから“非売品”の記載があります。

LR6(CDG)_4プラス・マイナス側。マイナス極の特徴は黒い絶縁リングに底板は「」となっているもので、なおかつ日本製であることから日立マクセル自社製の電池であると思われます。
使用推奨期限は「02-2021」となっており、時期的に5年期限の2016年2月製造の電池であると推測されます。5年期限ということなので、ボルテージではなく、GDシリーズBSシリーズに位置している電池なのかな?


アルカリ乾電池 単3形 3本入 新幹線シリーズ

shinkansen_1とある100円均一ショップで見つけた、新幹線柄のアルカリ電池です。ワタシが見たのは単3・3本パックのみ異なった絵柄4種類の電池が売られていました。このようなキャラクター電池で困るのがラインナップが多いと全て購入しなければならない点。今回のように100円均一ショップであれば、数種類あっても困らないのですけどね。
やはり、この電池のターゲット層は子持ちの家族向けということなのでしょうか?でも、鉄道ファンな大人でも…。

shinkansen_2では、種類を紹介していきましょう。まずは“”をモチーフとした「新幹線 N700A(品番:25731)」と“”をモチーフとした「新幹線 923形 ドクターイエロー(品番:25732)」です。ドクターイエローは見ると幸せになれるという都市伝説がある他、テレビでも何度となく紹介されているので有名かもしれません。
パッケージ下部には「JR東海承認済」、「JR西日本商品化許諾済」と記載、JRの許諾が得られていることが記載されています。

shinkansen_3次に“”をモチーフとした「新幹線 E5系はやぶさ(品番:25733)」と“”をモチーフとした「新幹線 E6系こまち(品番:25734)」です。この2つの新幹線はJR東日本によるもののため、パッケージ下部には「JR東日本商品化許諾済」のみの記載となっています。

 

 

shinkansen_4パッケージ裏。この面はどの種類も同じなので、代表で「新幹線 N700A」と「新幹線 923形ドクターイエロー」を(新幹線 E5系はやぶさ」と「新幹線 E6系こまち」はこちら)。
発売元は静岡県榛原郡に所在する“フレンド株式会社(FRIEND Co., LTD.)”。社名表記の横には「(L51452)」という謎の番号が…。バーコードのベンダーも同社のものとなっていました(457313557)

shinkansen_6電池の外観。絵柄は3本同じものではなく、1本ずつ異なっており、写真のように並べれば新幹線の絵が繋がります。これはファンには嬉しい配慮ですね。出来ればこう横に装填する機器に入れたい所です。
ちなみに写真は品番順で上から「新幹線 N700A」・「新幹線 923形ドクターイエロー」・「新幹線 E5系はやぶさ」・「新幹線 E6系こまち」です。

shinkansen_7注意書き部分。なお、ここからは全ての種類で注意書きや構造は同一のため、「新幹線 N700A」を代表として紹介していきます。
注意書きはごく一般的なもので、誤字などはありません。社名表記はパッケージと同様の“フレンド株式会社”。やはり「(L51452)」という謎の番号も記載。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。なお、この面にもJRの許諾が得られていることが記載されています。

shinkansen_8プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプで、マイナス極の極限までラベルが巻かれており、ラベルを剥がさないと絶縁リングの有り無しを確認することが出来ません。
使用推奨期限は全ての種類で「01-2021」となっていました。時期的に5年期限と推測、それぞれ2016年1月製造の電池であると考えられます。

 

shinkansen_9外装ラベルを剥がしてみました。プラス極付近に「BL11 1008 B1N」というロット番号らしき印字がありました。このパターンの印字は今まで見たことがありません。また、マイナス側に成形のもの?と見られるライン(写真赤矢印)が見られる点も特徴になっています。
ラベル剥がしついでにマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、一般的な2つ穴タイプのものでした

この電池、キャラクター物の為か中途半端な3本パックとなっておりますが、最近はLEDライトなどで電池3本使用の機器が増えており、日立マクセルのボルテージでも3本パックが売りだされています。そういう意味ではこの電池、新幹線の絵柄という以外の要素で売れる電池かもしれません。


Panasonic アルカリ乾電池 熊本・くまモンバージョン 単3形 LR6(JKM)

LR6(JKM)_1上新電機で見つけた、くまモンバージョンのパナソニックアルカリ電池です。限定販売、在庫限りの文字に惹かれて2パック20本購入しました。購入時の価格は10本パックが税込842円。やはり、パナソニックのアルカリ電池は全体的に高めの印象を受けます。
電池のシュリンクはタイ製ではあるものの、キャラクター電池らしく、電池が正面を向いてパッケージングされており、裏は注意書き・使用推奨期限の表記が揃っています。

LR6(JKM)_2パッケージをバラす。やっぱり、パナソニックのアルカリ電池ですね。“アルカリβ”などと同様に4本パック×22本パック×1で10本が構成されていました。
10本パックの型番は“LR6JKM/10SW”、バーコードのベンダーは“パナソニック(4549077)”となっていました。パッケージにはくまモンだけではなく、バーコードの上には熊本城の絵も描かれています。

LR6(JKM)_3電池の外観。水色をベースとし“Panasonic”ロゴ横にくまモンの顔アップが目立つデザインです。個人的に青系のデザインが好きなので、気に入っています。だからこそ20本買ったんですけどね。電池の型番は“LR6(JKM)”で、上新電機で売られていたことを考えると、上新電機(J)のくまモンバージョン(KM)と思えそうですが、他店舗でも見られたという報告もありますので、この推測はハズレかもしれません。

注意書きはいつもの「パナソニックアルカリ乾電池」と全く同じものでタイ製。サイズはどこにも記載できなかったためか、使用推奨期限表記の横(写真では表記下)に追いやられています。

LR6(JKM)_4プラス・マイナス側。マイナス極はミゾに絶縁用の樹脂を流しこんだパナソニック独特の「紫外線硬化樹脂」を採用しています。使用推奨期限は「06-2020」で、時期的に5年期限の2015年6月製造の電池であると考えられます。
このことから、この電池は“アルカリβ”や最近出回っているシルバーなアルカリ電池(BJシリーズ)と同等のエントリークラスアルカリ電池であると推測されます。

LR6(JKM)_5マイナス極の外装ラベルを剥がしてみた様子。左はパナソニック製のシルバーなアルカリ電池(BJシリーズ)右はくまモンバージョンのアルカリ電池です。
比べてみると、両者とも紫外線硬化樹脂の向こうに4つ穴のガス抜き穴が見えており、同じ製造元であると思われます。

 

 
★関連記事
Panasonic アルカリ乾電池 Alkaline 単3形/単4形 LR6BJ / LR03BJ
→本記事で紹介した電池の相当品と推測されるアルカリ電池を紹介した記事。

くまモン アルカリ乾電池 単3形/単4形
→現在でも一部の100円均一ショップ“キャンドゥ”で見られる、本記事と同様にくまモンがプリントされたアルカリ電池を紹介した記事。こちらは“国際インフォメーションセンター日韓企画”による中国製。


National NEO ミッキーマウスバージョン R20P(BDB)

R20P(BDB)_12016年初ブログはナショナルのマンガン電池である“NEO”のミッキーマウスバージョンを紹介します。
当時の松下電池工業(現・パナソニック)は1980年後期~1990年代初頭頃にディズニーのキャラクターを用いた乾電池を発売していたことがあり、この電池もそれらのシリーズの1つです。確かミッキーマウスを用いたマンガン電池としては2代目であると記憶しています。

 

R20P(BDB)_2電池の外観。デザインとしては綺麗な緑色をバックにし、正面にはミッキーマウスの顔が配置されているものになっています。今回紹介する電池のサイズは単1で、型番は“R20P(BDB)”となっています。JISマークは認定番号の記載は無いものの“C8501 JAPAN MABI”の記載があることから、松下電池工業自社製であると推測されます。
液漏れ補償付き。その為、電池記載の年月は製造日となっています。この電池の保証期間3年間となっており、この頃の液漏れ補償付きの電池は一般的に単1と単2が3年単3以下は2年であることが多かったようです。ちなみにこの電池の製造日は「92-12」で1992年12月製造のもの。1993年には使用推奨期限の表記に切り替わるので、液漏れ補償付きのマンガン電池末期のものなのかもしれません。

R20P(BDB)_3プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」。また、自社製造時代のナショナルマンガン電池ではお馴染みだった、外装缶繋ぎ目部分のレーザー溶接も特徴的です。
製造日はマイナス極の底板には記載されておらず、電池下部にレーザー刻印で記載されています。これもまた、当時のナショナルマンガン電池の特徴でした。

 

R20P(BDB)_495年夏号のカタログを見てみると、ミッキーマウスバージョンの他にドナルドダックバージョンも存在していた模様です。どちらとも色からはランクを読み取ることができませんが、価格は当時発売のネオ黒と同様であったことから黒マンガン相当のマンガン電池なのでは?と推測されます。


博多の華 本格焼酎黒麹 アルカリ電池 maxell 単3形 LR6(KK)

LR6(KK)_1福徳長酒類が製造する『本格焼酎 博多の華 黒麹』を模したアルカリ電池で、恐らく同焼酎にノベルティとして付属していたものと思われます。福徳長酒類は合同酒精を母体とするオエノングループの傘下であり、商品ページも同グループのホームページ下に置かれています。
電池は『本格焼酎 博多の華 黒麹』シリーズのデザインそのもので、製造元である“maxell”のロゴもあり何だか賑やかな印象を受ける電池です。

 

LR6(KK)_2注意書き部分。電池は1本のみ入手したのでこれ以下の写真は全て合成です。型番は“LR6(KK)”。KKの由来は恐らく黒麹(Kuro Kouji)か。本電池に関するお問い合わせ先は“日立マクセル株式会社 お客さまご相談センター”。博多の華の製造元である福徳長酒類の表記はありません。
生産国は“日本製”。やはり、ノベルティの電池であったのか『非売品』の表記もあります。

LR6(KK)_3プラス・マイナス側。マイナス極の特徴は黒い絶縁リングがあり、底板が“”となっているもので、なおかつ日本製であることから日立マクセル自社製なのは間違いないと思われます。なお、電池本体には電池の製造所を特定できるようなJISマークなどの表記はありませんでした。
使用推奨期限は「10-2017」となっており、時期的に5年期限で2012年10月製造の電池と考えるのが妥当でしょう。