月別アーカイブ: 2014年11月

Panasonic マンガン乾電池 単2形 R14PRJ

R14PRJ_1今日、均一ショップ“ダイソー”に行ってみると、単1サイズのみだった“Panasonic”ブランドのマンガン電池に単2サイズが新たに売られていました。
最初、この電池、単1と同じ外箱なのですが、一回り小さい箱に入っていて自分の目の錯覚なのかな?と思って中の電池を取ってみると、実は単2サイズだったという妙な見つけ方で発見しましたw。

 
バーコードは単1と同じく国名コード“45”から始まるパナソニック(4549077)のコードとなっています。

R14PRJ_2電池の外観。デザインは単1と同様の“アルカリβ”を意識したようなデザインとなっています。
生産国は現行のネオ黒と同様のインドネシア製です。社名表記は“パナソニック株式会社”となっています。
型番は“R14PRJ”で別に“R14P”と記載されています。これは単1でも同様で、単1の時は現行のネオ黒よりも重量測定の結果軽かったことから、実質赤マンガン相当なのでは?という結論が出ていました。

R14PRJ_3プラス・マイナス側。左2本は現行のネオ黒・単2。マイナス極の刻印は両者とも数字が細長くなっている字体のものであり、“PT. Panasonic Gobel Energy Indonesia”製のものであることが推測されます。
使用推奨期限は「09-2017」となっており、パナソニックのカタログではマンガン電池・単2の使用推奨期限は“3年”と記載してありますから、2014年9月製造の電池であると思われます。

R14PRJ_4現状でのフルラインナップ。単1、単2と来たら単3も確実に存在するでしょう。そして、生産国も現行のネオ黒と同様に「単1=中国」、「単2=インドネシア」と来ていますから、単3は中国製である可能性が高いと思われます。それを含めても本陣・単3の登場が楽しみであります。

 

 

★関連記事
Panasonic マンガン乾電池 単1形 R20PRJ
→本記事で紹介した“Panasonic”ブランドのマンガン電池の単1版。同じく、均一ショップ“ダイソー”で売られている。


Fujitsu アルカリ乾電池・単3形/単4形 ALKALINE BATTERY

LR6(4S)CH2_1コンビニエンスストア“セーブオン”で見つけた“Fujitsu”ブランドのアルカリ電池です。
包装はFDKエナジー・日本製のものでおなじみの軟質系フニャフニャシュリンクであり、一目瞭然の特徴であります。

 

 

 

LR6(4S)CH2_2パッケージ裏のバーコードラベルを見てみると“CAINZ”のロゴがあり、実はこれ、ホームセンター“カインズホーム”PB品のアルカリ電池だったのです。セーブオンはカインズホームと同じベイシアグループに属する企業のため、カインズホームの電池がそのまま売られています。
この電池は“CAINZ”ブランドとして発売されていた、銀色デザインのアルカリ電池の後継に当たる電池であるようです。

なお、バーコードのベンダーはカインズではなく“FDK(4976680)”となっていました。
LR6(4S)CH2_3電池の外観。色は金色ですが、暗めの金でなおかつ下部の黒いグラデーションはシブい印象のデザインです。
以前のモデルでは“CAINZ”のロゴが入っていましたが、この後継品では“Fujitsu”ロゴのみでぱっと見はPB品には見えません。
JISマーク表記があり、注意書きには“充電不可”というピクトグラムが大きく目立っています。

 
社名表記は普通に“FDK株式会社”であり、住所やフリーダイヤルは“Fujitsu”ブランドの通常品と全く変わりません。生産国は前述の通り“MADE IN JAPAN”で日本製
注意書きには使用推奨期限の定義が書いてあり、他の乾電池では見ることのない珍しい表記です。
※使用推奨期限とは、その期限内に使用すれば電池は正常に作動し、JIS規格で規定する持続時間等の諸性能を満足にするための期限。

LR6(4S)CH2_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「緑」でFDKのアルカリ電池ではお馴染みのものです。
使用推奨期限は単3が「10-2019」、単4が「08-2019」でした。5年期限と推測すると、それぞれ2014年10月と8月製造であると思われます。

 

現在、FDK製OEMのアルカリ電池でJISマーク表記が健在なのは使用推奨期限5年のもののみで、現在FDKが発売している電池の中で該当するのはロングライフタイプ(旧・R-SPEC)のみであり、この電池もそれらの電池に位置付けられるものなのではないでしょうか?
また、価格も税込204円と低価格であったことからどちらかと言うとエントリーモデル的な価格設定であります。


Seria マンガン乾電池 単4形 R03P

seriamanganese_1100円均一ショップ“セリア”にて売られているPB品のマンガン電池の単4です。
このセリアオリジナルのマンガン電池には単1サイズから単4サイズまでがあり、本記事で紹介する単4サイズは8本入りのパックとなっています。
パッケージや電池本体には“PAIRDEER”ロゴが見られ、同ブランドの電池を発売している中国の電池メーカーZhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.製であると考えられます。

 

seriamanganese_2この電池、単4のマンガン電池としては珍しい金属外装でありましたが(写真上)、新しいものでは外装が変わっていました(写真下)。
その違いはパッケージ上からも一目瞭然で、金属外装だったものは銀ピカな外観なのに対し、新しいものではグレー色の外観となっています。

 

seriamanganese_3電池の外観。電池自体のデザインは同一でありますが、やはり外装違いからの色の違いが非常に気になります。
どちらも“MADE IN CHINA”の中国製、販売元は“株式会社セリア”となっています。

 

 

 

seriamanganese_4プラス・マイナス側。色でわかるとは思いますが、左2本が金属外装のもので、右2本が新しい外装のものです。金属外装のものはプラス極の赤い絶縁リングが気になります。新しい外装のものには絶縁リングの類は見られません。
使用推奨期限は金属外装のものは「03-2016」で新しい外装のものは「08-2016」となっていました。2年期限と推測すると、それぞれ2014年3月と8月製造と推測されます。

seriamanganese_5気になったので両者の外装を剥いでみることにしました。まずは金属外装の方です。
写真は金属外装を剥いだ様子で、プラス極に付いていた赤い絶縁リングが取れているのがわかります。電池は亜鉛缶剥き出しではなく、更にビニール外装されており、真ん中辺りに白い印刷がされていました。特に印字などはありません。

 

 

seriamanganese_6更にビニール外装も剥がしてみた様子です。この時点でマイナス極の底板が取れ、こちら側にも黒い絶縁リングが取り付けられていました。
これを見ると意外に手が込んでいる構造であることがわかりました。この電池はPAIRDEERのホームページに掲載されている『Metal-Jacket Cabon Zinc Battery』の単4と同じであると推測されます。写真と比較してもこの電池と構造がよく似ています。

seriamanganese_7次に新しい外装の方を剥いでみました。第一印象ではチューブ外装かビニール外装なのかな?と思いましたが実はシール外装なのでした。

 

 

 

 

seriamanganese_8外装を剥がしてみた様子です。金属外装のものと同じく、更にビニール外装もされています。真ん中辺りに白い印刷がされているビニールなのも同一の特徴です。ただしプラス極の絶縁リングは付いていませんでした。

 

 

seriamanganese_9更にビニール外装も剥いでみた様子。マイナス極の底板が取れたのは同じですが、金属外装の方に付いていた黒い絶縁リングは付いていませんでした。これら、絶縁リングの省略やラベル外装な点を考えるとコストダウンのための外装変更なのかもしれませんね。
こちらはPAIRDEERのホームページに掲載されている『PVC-Jacket Cabon Zinc Battery』の単4と同様のものでしょうか?

 

seriamanganese_10最後にプラス極の比較を。左がシール外装、右が金属外装です。両者ともプラス極の構造は同一に見えますが、シール外装の方が若干背が高いように見えます(ただし底板分の高さがあるので、外装がある状態での差は殆どわかりません)。


TANOSEE STANDARD ALKALINE 3 アルカリ乾電池 LR6

tanosee_1♪あなたのオフィスにすぐにお届け』のキャッチコピーと変なダジャレのCMが有名な大塚商会のオフィス通販“たのめーる”のPB品である“TANOSEE(タノシー)”というブランドのアルカリ電池です。
“TANOSEE”ブランドはコストパフォーマンスに優れた「スタンダード」、環境に配慮した「エコロジー」、高品質・高品位の「プレミアム」の3つがありますが、このアルカリ電池は「スタンダード」に位置付けられています。

通常、オフィス通販PBの乾電池は法人相手が対象である場合が多く、個人では購入できないケースが多いですが、“たのめーる”では個人向けの“ぱーそなるたのめーる”があるので、購入しようとすれば個人でも購入可能です。

tanosee_2注意書き部分。中国製で写真では見えにくいかもしれませんが、企画元は“株式会社イーナ”となっています。本ブログで以前紹介したことのある同社のアルカリ電池と同様の注意書きであり、同一のものなのでしょうか。
電池のデザインは前面シルバーベースのデザインで以前紹介したイーナの青+金とは大分異なるデザインとなっていますね。昔はアルカリ電池といえば金でしたが、最近はシルバーデザインが多くなってきているような気がします。

tanosee_3プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で、使用推奨期限の印字を含め、兼松MEMOREXのアルカリ電池に酷似しています。
使用推奨期限は「06-2016」となっており、以前紹介したイーナと同じく5年期限と推測すると、2011年6月製造の電池だろうか。

 

tanosee_4マイナス極の被覆を剥いでみました。左がTANOSEE右がMEMOREXです。絶縁リングの色は同一で、マイナス極のガス抜き穴も2つ穴タイプで穴の形状も同一なので、両者は同じ製造元である可能性が高いことが推測されます。

 

 

最後に“たのめーる”のダジャレCMでは電池関係の
アルカリ電池、まだ、あるかり?
というバリエーションもあったことを追記しておきますw。

★関連記事
ALKALINE アルカリ乾電池 単3形 LR6/1.5V
→本記事で紹介した“TANOSEE”ブランドのアルカリ電池の企画元であった“株式会社イーナ”のオリジナルアルカリ電池。マイナス極の構造や注意書きの構成から同一のものであると推測されますが、詳細は不明。


ナショナルアルカリ乾電池充電セット(単一用) K-800

BQ-1A_1ナショナル(松下電器産業、現・パナソニック)が発売していた禁断のアルカリ電池用充電器…、ではなく、一時期発売されていた“充電式アルカリ乾電池”用の充電器セットになります。
ナショナルは初代アルカリ電池である“ナショナルマロリーアルカリ乾電池”を発売していましたが、同じくマロリー名義の充電式アルカリ電池である“充電式ナショナルマロリーアルカリ乾電池”も併売されていた時期があります。

 

BQ-1A_2箱の側面。セットの型番は“K-800”。単1の充電式アルカリ電池(AM1R)2本充電器(BQ-1A)のセットとなっています。
今回入手したものは残念ながら、セットでありながらも充電器のみで電池は付属していませんでした。なまじ電池を付属していると液漏れで箱がダメになってしまう可能性が高かったということを考えると帰って良かったのかもしれません。

 

BQ-1A_5充電器の外観です。極めてレトロチックなデザインで時代を感じさせます。充電器のマイナス端子部分は可動式になっており、単1専用と銘打たれてはいますが、単2まではセット出来そうです。

 

 

BQ-1A_4プライスカード。正価2100円であったようです。

 

 

 

BQ-1A_121970年のカタログに掲載されていた本充電器。充電器単体の価格は1500円で電池1個が300円していますから、バラで買ってもセットで買っても同じ価格ですね。
当時の単1アルカリ電池は1個200円でしたから、100円割高になっています。当時はアルカリ電池でさえ需要が無かったと思われる時代なのに、充電式アルカリ電池が売れていたのかがとても気になるところです。
 

 
ちなみに、AM2Rという単2サイズの電池もあったみたいですね。カタログには「※いずれも充電できます。」と記載されており、本記事で紹介した充電器では(単一用)と記載がありますから、単2サイズの電池は後で発売されたと推測されます。

BQ-1A_6充電器上部の拡大。“National”ではなく“NATIONAL”なのが何ともいい感じですね。通電表示ランプはLEDではなくネオンランプ。あくまでも通電表示ランプですから、電池を入れていなくても光ります
充電器の型番は“BQ-1A”で、BQ型番は現在発売されているパナソニックの充電器においても引き継がれています。もしかしたら、この充電器が始まりなのかもしれませんね。

 

BQ-1A_7電池をセットしてみたところ。残念ながら、充電式アルカリ電池を所持していないので、普通に“パナソニックアルカリ乾電池”をセットしてみました。ある意味“NATIONAL”と“Panasonic”の脅威のコラボかも知れませんw。
※:一応この充電器は“充電式アルカリ電池”用の充電器であるため普通のアルカリ乾電池のセットはできませんので要注意です。この写真は一応、単1電池をセットしてみた図ということで。

BQ-1A_3これが本充電器のパッケージにあったセット例。普通のアルカリ電池である“ナショナルマロリーアルカリ乾電池が”のツートンであるのに対し、“充電式ナショナルマロリーアルカリ乾電池”はのツートンであったようで、充電式電池であることをアピールするためか派手なデザインであったようです。

 

BQ-1A_9充電器裏。定格はシールで貼り付けられており、カバーはプラスチックなようなもの、ネジ1本で取り付けられているだけです。

 

 

 

BQ-1A_8定格表示の拡大。「ナショナル 充電器 1A形」と記載、入力は「AC100V 3VA 50/60Hz」、出力は「DC1.25V 90mA×2」となっています。

 

 

BQ-1A_10中を開けてみるとこんな感じです。基板などは無く、トランスは見られますが、抵抗と整流用と思しきダイオードが見えるだけのシンプルな回路です。

 

 

BQ-1A_15ちなみに回路図に起こしてみるとこんな感じになりました。さすがにこの構造の充電器をコピーする人は居なさそうですから、全掲載でも問題ないでしょう。

 

BQ-1A_11この充電器セット、電池以外はフルセットで取扱説明書(ご愛用のしおり)も付属されていました。

 

 

 

 

BQ-1A_13使い方。電池は2本でも1本でも充電も可能で、充電時間は15時間定格による充電時間は14~16時間となっています。24時間以上の充電は電池を痛める原因となるので避けるようにとの記載があります。

 

 

 

 

 

BQ-1A_14電池コレクターとしては取説裏の『■充電式アルカリ乾電池AM1R(単一形)ご使用について』これがメインでしょう。
電池の公称電圧は1.5V、容量は2Ah(2000mAh)と記載されています。
充電式アルカリ電池の特性として完全放電や1.0V以下になると充電できなくなるようで、ある程度残量が残った状態で充電することが正しい使用方法のようです。

なお、この充電式アルカリ電池は1959年に開発されて、本記事で紹介したナショナルマロリー電池以外にも日立マクセルが製造していたようです。保存劣化が少なく、安価であったようですが、過放電・過充電に弱く、充電サイクルが20~40回程度であったようです()
取説を見てみると、繰り返し使用可能であることは書かれていますが、充電使用回数などが記載されていない点が気になります。やはり充電サイクルが少なかったので敢えて書いていなかったのでしょうか?

【参考文献】
トランジスタ技術 1997年5月号
充電式アルカリ乾電池の評価実験
CQ出版社, 1997年5月, p348(p347-p352), 染谷克明/村田晴夫/天早隆志


マクセル 乾電池 写真ストロボ用 超高性能 BL-0160

BL-0160_1古~いマクセルの積層電池です。これはプロ用のストロボ(パワーパック)として用いられていた、写真用の積層電池で、同じような電池は本ブログでも富士通(Fujitsu)ブランドの“0210(315V)”と“0180(270V)”を紹介したことがあります
今回紹介するのは“BL-0160(0160)”という240Vの電池で、写真のような単品の他にこの電池を2つ並べた“0160W”と呼ばれる積層電池も存在していました。

 

BL-0160_2本ブログではこの電池に近い年代であると思われるマクセルの006Pを紹介したことがありますが、それでは表も裏も英語表記でした。しかし、このBL-0160では片面は英語表記もう片面は日本語表記になっています。
「マクセル乾電池」の“マクセル”ロゴが何とも時代を感じさせるもので良い感じがしますね。社名表記も“日立マクセル株式會社”となっていて、こちらも時代を感じさせます。

BL-0160_3端子部。こちらにも古い“マクセル”ロゴは健在。以前、本ブログで紹介した富士通の積層電池では「高電圧なので触れたり水をかけると危険」である旨が記載されていましたが、このマクセルの積層電池はそのような注意書きの表記はありません。

 

 

BL-0160_4側面。“MAXELL DRY BATTERY FOR STROBO FLASH GUN”と書いてあります。もう片面も同じデザインになっていて、注意書きなどの表記は一切ありません。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製です。
右下には“055”という印字が見えます。以前、本ブログで紹介した同年代のマクセル006Pと製造時期が同じだとするならば、1965年5月製造の電池だろうか。

BL-0160_5同年代と思われるマクセルの積層電池と並べてみました。左が“BL-015(22.5V)”で右が“006P(9V)”です。この頃のマクセルの乾電池はどれも同じデザインで統一されていて良かった印象がありますね。

 

 

BL-0160_6各種、パワーパック用の積層電池を並べてみた。左から本記事で紹介した“0160(240V)”、“0180(270V)”、“0210(315V)”。後は“0340(510V)”を入手すればコンプリートかな?
ちなみに型番はそのまま中に積層されている電池の数を表していて、今回紹介した“0160”では中に160個の電池が接続されており、240Vとなっています(1.5×160=240)。

 

★関連記事
MAXELL DRY BATTERY FOR TRANSISTOR RADIOS 006P 9V
→本記事で紹介した積層電池と同年代と思われる、マクセルの006Pを紹介した記事。

富士通写真用積層電池
→本記事で紹介した積層電池と同じ、プロ用のストロボ(パワーパック)の積層電池を紹介した記事。


今日は電池の日…

1111今日、11月11日は“電池の日”です。当ブログでこの事を取り上げるのは2回目となり、あれからもう1年経つわけです。
11月11日を漢字で書くと十一月十一日で+-+-、つまり電池のプラス極とマイナス極を表すためこの日が“電池の日”となったのです。これは昭和61(1986)年に現在の一般社団法人電池工業会の前身に当たる社団法人日本乾電池工業会が制定しました。
更に1ヶ月後の12月12日は“バッテリーの日”であり、今日の11月11日から12月12日までの1ヶ月を“電池月間”と定め、身近な電池を再度見直す期間として、同じく電池工業会が制定したものです。

これらの記念日を制定した電池工業会は毎年キャンペーンを行っており、今年も「電池は正しく使いましょう」PRキャンペーンを開催、クイズに答えてプレゼントが当たるキャンペーンを行っています。クイズは本記事をここまで読んだ方なら誰でもわかるものです。自分は去年応募してハズレましたが、今年も応募してみました。

11月11日はゴロが良いというか記念日を制定しやすい日のようで、他にも江崎グリコが制定した“ポッキー&プリッツ”の日(ポッキーやプリッツが4本の1111に見える)や日本配線器具工業会が制定した“配線器具”の日(コンセントの差込口が1111に見える)、日本喫煙具協会が制定した“ライター”の日(いい着き(つき)いい炎(ひ)にちなんで)など、たくさんの記念日があります。

★関連記事
今日は何の日?
→去年(2013年)の“電池の日”の記事。本記事よりも突っ込んで“電池の日”や12月12日“バッテリーの日”の由来を記載してありますので、参考にどうぞ。


ELECOM AN ECOL. ニッケル水素電池/充電器セット DE-JJ43P4series

anecol_1パソコン周辺機器メーカーであるエレコムが発売していた、ニッケル水素電池のシリーズである“AN ECOL.(アン エコル)”の電池と充電器セットです。
これはディスカウントストア“ドン・キホーテ”にて税抜500円で叩き売られていたもの。充電器抜きとしても付属している電池4本だけで十分安いと思って購入してみました。

 

 

anecol_2今回購入したものはDE-JJ43P4IVという型番で色はアイボリー。他にはホワイトとピンクのカラーバリエーションがあり、この2色と比べると不人気色と言えそうです。現在のエレコムの商品情報ページではアイボリーが無いのを考えると、この予感は的中しているのかもしれません。
ちなみにバーコードのベンダーは“エレコム(4953103)”でした。

 

anecol_3パッケージ裏。“AN ECOL.”の名前の由来が記載してあり、“エコロジー”を意味する「ECOL.」に“ひとつの”の意味を持つ冠詞の「AN」を用いて「AN ECOL.」となっているそうです。

 

 

anecol_4まずは充電器の紹介です。この“AN ECOL.”が他のニッケル水素電池や充電器と異なるのは、女性をターゲットにしているという点です。
女性に優しい充電器を目指した結果がこのデザインになったようで、写真だけを見た感じでは充電器には見えません。まるで化粧品のようです。

 

 

anecol_5フタを取ると電池の挿入口が出現です。フタの取り方は簡単で、上部をちょっとひねるだけです。

 

 

 

anecol_6電池を入れてみたところです。入れ方としてはプラス極側を下にして入れるだけです。単3を入れる穴しか見えませんが、そのまま単4も入れることが可能。
1本から4本まで、単位は決まっておらず、1本や3本など奇数でも充電が可能です。

 

anecol_7プラグ部分の拡大。折りたたみ式のプラグなのはもちろん、充電器を90度回転することが可能でコンセント脇のスペースを有効活用できたりします。

 

 

anecol_8充電器に表示されている定格。入力は「AC100V 50-60Hz 8VA」、出力は「300mA×4(単3)、150mA×(単4)」となっています。充電器の接点を見た感じではサイズ検出のスイッチは付いていないようですが、恐らく内部に電池の長さを検出できるスイッチが入っていると推測されます。
中国製で、PSEマークの認証社名は「ロータスRTS株式会社」となっていました。

anecol_9充電中の様子。充電中はちょうど真ん中あたりに見える繋ぎ目の辺りが光ります。発光色は「」で今まで見てきた充電器としては初めての色です。
充電時間はサイズや個数に関係なく7時間充電充電中は点灯充電終了で消灯します。寿命が近づいた電池や乾電池など充電できない電池が入っていると点滅表示になるようです。

 

anecol_10次に充電式電池を紹介。充電式電池も充電器とお揃いのアイボリー色でしたが、長期在庫だったためか前側に置いていた電池が白っぽく色褪せてしまっています(写真一番上と下)。
型番は“DE-SNH3IV”。公称容量はmin.1900mAhとなっています。充放電使用回数は500回半年後の残存率は75%でいずれもeneloopと比較すると劣ります。
電池本体には「0911」の印字があり、これは2009年11月製造を表すものでしょうか。

anecol_11参考までにプラス・マイナス側です。プラス側の特徴はどこかで見たことのある構造ですが、深く掘り下げるのはやめておきましょうw。


BW Poweer ALKALINE BATTERY AAA LR03

BWPoweer_1BW Poweer”なるブランドの単4アルカリ電池です。一見ロゴは「BW Power」のように見えますが、よく見るとwとeの間に赤い“e”があり、Poweerになるようです。
中国メーカーの電池ですが、デザインは中国らしさを感じられないものでカッコいいデザインと言えます。自分的にはかなり好みなデザインです。

 

 

BWPoweer_2注意書き部分。電池は1本しか無かったので合成です。注意書きは様々な言語での注意書きがあり、日本語でも『警告:充電・火中投入・新旧混入禁止』と記載されています。中国語で“●无汞電池”と書かれていますから、水銀は含有されていないようです。
この電池は中国の“寧波豹王電池有限公司(NINGBO BAOWANG BATTERY COMPANY LTD.)”というメーカー製で、アメリカの電池メーカーであるRayovac傘下である(あった?)ようです。

ただし、現在Rayovacブランドの電池を発売しているSpectrum Brands社との資本関係は不明です。

BWPoweer_3プラス極の拡大。「11-2007」の印字がありますが、これが何を表すかは電池本体に表記が無いので不明。恐らくは製造日であると推測されます。
写真にはありませんが、マイナス極は絶縁リングが無いタイプのものでした。


AmazonBasics 高容量充電式ニッケル水素電池

HR-3UTHA-AMZN_1今回は大手ショッピングサイト“Amazon.co.jp”で売られているPB品「AmazonBasics(アマゾンベーシック)」のニッケル水素電池を紹介します。
以前、本ブログでmin.1900mAhのスタンダードタイプを紹介したことがありますが、その後に発売されたmin.2400mAhの高容量タイプを紹介します。
今回購入したものは単3・4本入りのもので、一時的に税込783円で売られていた時があり、ここぞとばかりに購入したものであります。

 

HR-3UTHA-AMZN_2パッケージはスタンダードタイプの時と同じの“Amazonフラストレーション・フリー・パッケージTM”。普通のブリスターパッケージと比べると、やはり過剰梱包気味に見えてしまうのは自分だけでしょうか。
様々な言語で商品名が書かれている点もスタンダードタイプの時と同じで、日本語では『高容量充電式ニッケル水素電池単3形4個パック (充電済み) 繰り返し使用可能回数500回 (実力容量2500mAh、Min.2400mAh)』と記載してあります。

HR-3UTHA-AMZN_3箱を開けてみたところ。取扱説明書はスタンダードタイプと共通。中にシュリンクパックされている電池は相変わらず「AmazonBasics」のロゴが正面を向いている。

 

 

HR-3UTHA-AMZN_4電池の外観。スタンダードタイプの白とは対照的な真っ黒なボディが特徴的なデザインです。容量の表記が異なる以外はスタンダードタイプと同様、表記の全てが英語となっています。
電池は“Made in Japan”で日本製、Manufacturing Dateの表記は「201402」となっており、2014年2月製造の電池であると思われます。

 

HR-3UTHA-AMZN_5スタンダードタイプ(下2本)との比較。色の違いのみでデザインはほぼ同様であることがわかります。
なお、この電池はAmazonの商品紹介ページで“HR-3UTHA-AMZN”の型番と「1年後も75%の容量を維持」の表記から、第1世代eneloop pro(HR-3UWX)相当の電池であると思われます。ちなみにHR-3UTHAは“富士通 高容量充電池”の旧世代の型番で、現在発売されているものはHR-3UTHCとなっています

HR-3UTHA-AMZN_6プラス・マイナス側。左からPanasonicブランドのeneloop pro(BK-3LCC)SANYOブランドのeneloop pro(2世代;HR-3UWXB)AmazonBasics高容量ニッケル水素電池です。
マイナス極の突起はどれも同じものに見えます。

 

 

HR-3UTHA-AMZN_7プラス極部分の拡大。突起及びガス抜き穴の特徴はどれも全く同じですが、絶縁部が異なり、eneloop proでは紙のような素材なのに対して、AmazonBasicsはビニールのような素材を使っていて色合いも黒が濃く見えます。
このAmazonBasicsの高容量ニッケル水素電池はeneloop proと同じく直径がeneloopと比べると若干大きいという特徴を引き継いでいるため、一部機器では電池BOXに入らないケースがあるので注意する必要があります。

★関連記事
AmazonBasics 充電式電池
→本記事で紹介した高容量タイプの前に発売された、AmazonBasicsのスタンダードタイプニッケル水素電池を紹介した記事。