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電池工業会に寄贈された電池と携帯電灯

一般社団法人 電池工業会”が発行する機関紙「でんち」の平成26年8月1日号に面白い記事が掲載されていました。
記事は『使用推奨期限から16年経ても点灯した奇跡のアルカリ乾電池』というタイトルで、詳しいことは当該記事を読んで欲しいので省略しますが、要約すると家の押入れにしまってあった自転車用の携帯電灯を見つけスイッチを入れてみると点灯したことに感動し、中を開けてみると使用推奨期限「02-98」と記載された液漏れも見られない古い日本製のアルカリ電池が出てきたという記事です。

superex中に入っていた電池は90年代初頭に日立家電が発売していた“スーパーEXシリーズ”の単2電池であると思われ、記事掲載の写真を拡大してみてみると『C8511 F D K 380130 Made in Japan』という記載が見られますから、富士電気化学 鷲津工場(現・FDKエナジー)製であると思われます。

 

本ブログでも過去、古いアルカリ電池が今でも使えたという記事はありましたが、どれも水銀が含有されていた頃のアルカリ電池でありました。それに比べてこの電池工業会の記事で紹介されていた電池は“水銀0使用”のアルカリ電池であると思われ、比較的液漏れしやすいと言われる水銀0使用の電池が液漏れせずに残っていたというのは珍しい事例なのではないでしょうか。
この功績を讃えて電池工業会は製造元のFDKエナジー株式会社を表彰すべきだと思いますw。まぁ、これはやり過ぎかと思いますが、この寄贈された電池を元 に電池工業会は日本製乾電池の素晴らしさを継承して頂き、日本製乾電池が増えれば自分としても大変嬉しい限りです。また、FDK自身も当社OEMの電池が 液漏れせずに今でも残っていました的なマーケティングを行えば現在の“Fujitsu”ブランドアルカリ乾電池の売れ行きも上がるのではないでしょうか。


NEC SUPER マンガン乾電池 R6P/LN

R6P(LN)_1現在は存在しない“日本電気ホームエレクトロニクス”のマンガン電池です。同社は日本電気(NEC)の子会社であった家電製品を製造・販売していた企業でありましたが、現在は紆余曲折あり、消滅しています。
今回紹介する電池は赤い外観が示すように赤マンガン相当の“SUPER”で、本ブログでは以前NECロゴが旧ロゴ時代の黒マンガン“NEO SUPER”も紹介したことがあります

 

R6P(LN)_2注意書き部分。電池は1本しか所持していないので合成しています。注意書きはバックの赤ベースによく映える、黒い文字でとても読みやすい注意書きです。
社名表記は“NEC Home Electronics, Ltd.”で日本電気ホームエレクトロニクスの英社名表記です。原産国は“MADE IN JAPAN”で日本製、JISマーク表記“C 8501 T-S”と書いてあるため、東芝電池佐久工場製であると思われます。

以前、本ブログで紹介したNEC旧ロゴ時代の黒マンガン“NEO SUPER”もJISマーク表記“C8501 T-T”で東芝電池高崎工場製であったようなので、NECの乾電池は代々東芝電池製だったのかもしれません。

R6P(LN)_3プラス・マイナス側。こちらもやはり合成になります。プラス極の絶縁リングの色は本体色の赤には似合わない「」。
写真では見えにくいかもしれませんが、使用推奨期限は「05-98」。2年期限と推測すると、1996年5月製造の電池であると思われます。

 

 

R6P(LN)_4恐らく、今回紹介した電池はNECの製品に付属されていた電池であると思われ、一般市販されているような気配は見られませんが、やはりカタログにはこの電池が掲載されています。
このカタログは日本電気ホームエレクトロニクスの「セールス用カタログ“’96夏号”」掲載のもので今回紹介した電池の製造日と思われる期日に近く、推測した製造日はビンゴと言えそうですね。
ちなみに以前紹介した’91秋号”のカタログと比較すると、6Pのマンガン電池が廃止され、単4のアルカリが追加されているのがわかります。


maxell SUPER POWER ACE BLACK マンガン乾電池 単4形 R03(BN)

R03(BN)_1日立マクセル(以下、マクセル)の黒マンガン電池である“SUPER POWER ACE BLACK”の単4です。
マクセルの黒マンガンは単1~単4、そして006Pまでのサイズが発売されています。
特に単4はFDK(富士通)パナソニックのような4本パックは存在せず、写真の2本ブリスターパックのみ。そのためか店頭であまり見ることのない電池であるような気がします。

 

R03(BN)_2パッケージ裏。特にキャッチコピー等の記載は無く、至って普通な注意書きが羅列されているのみです。ちなみにバーコードのベンダーは日立マクセル(4902580)。

 

 

R03(BN)_3電池の外観。デザイン自体は単1~単3、006Pと同様のデザインになっていますが、単4のみ外装が金属外装ではなくビニール外装のためか、他のサイズと違って色合いが異なっています。
もちろん、マクセルの乾電池ではお馴染み“グリーンウッド”のシンボルマークも健在。そのマークの下には“水銀0(ゼロ)使用”の記載もあります。

 

 

R03(BN)_4注意書き部分。至って普通の注意書きです。記載の住所は東京都千代田区の日立マクセル本社の住所になっています。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製

 

 

R03(BN)_5プラス・マイナス側。左2本の東芝ホームアプライアンス(現・東芝ライフスタイル)“KING POWER CREEK”の単4と比べてみると、プラス極の特徴やマイナス極の刻印がそっくりです。ということはGP製でしょうか…?
ちなみに使用推奨期限は「04-2016」。日立マクセルのホームページによると単4マンガン電池の期限は2年と記載してありますから、この電池は2014年4月製造の電池であることがわかります。

manganese_r03更にダイソーで売られているGPブランドの単4マンガン電池である“GP BLACKマンガン乾電池”と比較してみました(真中2本)。やはり、マクセルとプラス極の特徴とマイナス極の刻印が酷似しています。
左2本はJISマーク表記“C8501 T-S”で東芝電池佐久工場製の“TOSHIBA KING POWER Black”です。こちらはマイナス極の特徴は異なりますが、プラス極の特徴はよく似ています。


GoldenPower Ni-MH 充電式ニッケル水素電池 単3形/単4形 2本

goldenpowerni-mh_1日本向けとして売られている、中国の電池メーカー“GoldenPower”のニッケル水素電池です。秋月電子通商では同社の単3・2100mAh単4・900mAhのニッケル水素電池が入手できますが、これは単3・1300mAh単4・650mAhの低容量(エントリー)タイプです。
この電池は一部100円均一ショップで1本100円(税抜)で入手できる店舗もあるようです。自分はこの2本入りを各120円で入手しました。

 

goldenpowerni-mh_2パッケージ裏。注意書きは日本語表記のみで完全に日本向けの電池であることがわかります。輸入元は大阪市港区に所在する企業“RP Company Limited”で、この企業のことをWeb上で検索してもヒットしませんでした。
ちなみにバーコードは“489”から始まる香港のコードで、ベンダーは“GOLDEN POWER CORPORATION (HK) LTD”になっていました。

goldenpowerni-mh_3電池の外観。「充電式ニッケル水素電池」や「単3形(単4形)」の表記が日本語で記載してあり、日本向けに発売されている電池ならではの表記になっています。

 

 

 

goldenpowerni-mh_4注意書き部分。注意書きはもちろん日本語表記。パッケージ裏記載の「危険」と「警告」の部分の注意書きがそのまま記載されており、かなり細かい文字で読みにくい印象を受けます。特に単4の方は虫めがねを使わないと読めないレベルです。
ちなみにパッケージ裏にも注意書きの下部にも“水銀0使用”記載があります。元々ニッケル水素電池には水銀は含有されていませんから、本当なら“カドミウム0使用”が正解かな?

goldenpowerni-mh_6秋月電子通商で売られている2100mAhタイプとの比較をしてみました。色合いは全く同じですが、注意書きが英語表記であったり、「充電式ニッケル水素電池」という表記が「Ni-MH Rechargeable」と書かれていたりと細かい点が異なっています。
それにしても低容量タイプも高容量タイプも色が全く同じというのは紛らわしいですね。混ざってしまうと混用してしまいそうで怖いです。まぁ、自分のような電池コレクターだけなのかもしれませんけど。

goldenpowerni-mh_5ちなみにこの電池は構造が一部100円均一ショップで売られている武田コーポレーションの“VOLCANO NZ”やダイソーで売られている“ReVOLTES”と似ているため、一部ではこれらと同じものではないかと言われています。
しかし、単3は両者とも1300mAhで一致しますが、単4はGoldenPowerが650mAhVOLCANO NZやReVOLTESは750mAhで容量が異なります。それを考えるとやはり両者のOEM元は別物なのでしょうか…。


TOSHIBA リチウム電池 CR2032

toshibacr2032_1何の変哲も無い、現行品である東芝ホームアプライアンス(現・東芝ライフスタイル)のリチウムコイン電池“CR2032”です。

 

 

 

 

toshibacr2032_2パッケージ裏。ここ最近の東芝のリチウムコイン電池といえば、インドネシア製がメインだったのですが、この使用推奨期限「07-2019」(2014年7月製造)のロットでは“MADE IN JAPAN”の日本製になっており、つい気になって買ってしまいました。
バーコードのベンダーは東芝ライフスタイル(4904530)になっていますが、パッケージ上の表記は未だ東芝ホームアプライアンスのままです。

toshibacr2032_3電池の表と裏。表には“JAPAN”の表記があり、日本製であることがわかります(ちなみにインドネシア製はこの部分が“INDONESIA”になっています)。
不思議と表にも裏にもロット番号らしき印字や刻印は見られませんでした。

 

toshibacr2032_4日本製のリチウムコイン電池と言えば、日立マクセルなので同社製の電池とマイナス極側を比較してみました。どちらともツルツルではないつや消し的な表面処理で似ています。
現在でも塩化チオニルリチウム電池の製造工場として健在な東芝電池がこっそり製造していたというオチだったら面白かったのですが、表面にロット番号の印字が無いだけで恐らくはマクセル製なのでしょう。


普段使いの暮らしのベスト Super Hi-Capacity. ALKALI CELL 単4形

alkalicell_1中小スーパーマーケットにプライベートブランド品を卸している企業である“シジシージャパン”のアルカリ電池。
現行モデルのものは本ブログでも以前紹介したことがありますが、今回紹介するものはそれよりも古いモデルのもので、現行モデルよりどれ位前のモデルであるかは覚えていません。
デザインは金ベースのアルカリ電池ではベーシックなものです。

 

alkalicell_2注意書き部分。販売者は“株式会社シジシージャパン”。生産国は“MADE IN INDIA”でインド製になっています。インド製のアルカリ電池と言えば、一時期の三洋電機のアルカリ電池がお馴染みで、恐らくは同社(正確には三洋エナジー鳥取、現・FDK鳥取)のOEMであると思われます。

 

alkalicell_3現行モデルとの比較。真ん中2本が現行モデルです。「くらしのベスト」というブランド名は継承されていますが、旧モデルのものは「ALKALI CELL」が大きく「アルカリ乾電池」が小さいデザインになっていますが、現行モデルは「アルカリ乾電池」が大きく「ALKALI CELL」が小さいデザインで逆になっています。
その他、大きく違うのが生産国で旧モデルはインド製だったのに対し、現行モデルはパナソニックOEMのタイ製になっています。

alkalicell_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプで、ガス抜き穴は2つ穴タイプでした。
使用推奨期限は「01-2003 KT2」となっており、3ケタのロット番号が併記してあるタイプです。2年期限と推測すると、2001年1月製造の電池でしょうか。


HITACHI SG SUPER GOLD MANGANESE DRY-BATTERY UM-5(SG)

UM-5(SG)_1日立の黒マンガン“スーパーゴールド”こと「SG」の単5になります。
単5マンガン電池は80年代まではチューブ外装+樹脂封止という構造でしたが、90年代に入ると単1~単3サイズと同じような金属外装を実現、液漏れ補償を可能にしました。現在は単5マンガン電池の需要が低下したためか、日本市場では単5のマンガン電池は発売されていません。
写真の電池も外装は金属外装のものです。

 

UM-5(SG)_2注意書き部分。電池は1本しか無かったので、合成しています。注意書きは至って普通ですが、単5マンガンとしては珍しい液漏れ補償付きの電池になっています。前述した通り、単5マンガン電池は90年代に金属外装の電池が現れ、液漏れ補償付きになりますが、1993年には底板表記が“使用推奨期限”の表示に変わってしまいます
従って、補償付きの単5マンガン電池は1991年~1992年頃までに製造された電池のみであり珍しいのです。

保証期間は「製造年月より2年間」、“保証内容は当社補償付乾電池と同じです。”と書いてあり、さすがに単5サイズの小さい電池には補償条件などが記載できなかったのか、省略されています。
社名表記は“株式会社 日立家電”で日立のロゴは日立(亀の子)マークが無い現行のロゴになっています。写真には写っていませんが、“Made in Japan”の表記がある日本製水銀0使用となっています。JISマーク表記は「C8501 MABI」と記載してあるので松下電池工業(現・パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社)製と思われます。金属外装の単5マンガン電池の大半は同社製で、多くの金属外装の単5マンガンで“MABI”の表記が見られました。

UM-5(SG)_3マイナス極。写真では見えにくいかもしれませんが、底板には「92-10」の表記が見られ、1992年10月製造の電池です。

 

 

 

UM-5(SG)_4左が今回紹介した電池で赤をベースとしたデザインとなっていますが、後に右のような緑をベースとしたデザインに変更され、表に双葉のマークも追加されています。このデザインは現在発売されている日立の“SG”でも全く変わっておらず、単5サイズは発売されていませんがその他のサイズは発売されています
小さい変化としてはプラス極の絶縁リングも「」→「」に変わっていて細かいですね。


SONY NEW SUPER SUM-3(NS) [赤バージョン]

SUM-3(NS)_1ソニー・エナジー・テック(現・ソニーエナジー・デバイス)が発売していた、赤マンガン電池である“NEW SUPER”です。
以前本ブログでも紹介したことのある、ソニーのマンガン電池“SUPER”の後継モデルに当たる電池で、以前はこの記事で紹介した“SUPER”と同じく橙(オレンジ)のボディーカラーでしたが、赤マンガンらしくに変わってしまいました。

 

SUM-3(NS)_2注意書き部分。マンガン電池の液漏れ補償があった頃の製品で、マイナス極の底板に表示された製造年月より2年間となっています。
それにしても写真上の“NEW SUPER”ロゴの下の「SONY ENERGYTEC INC. MADE IN JAPAN」から始まる英文の注意書きがデザインと一体になっていてカッコいい。これこそがソニーデザインと呼ばれたものなのかもしれません。

社名表記は“株式会社ソニー・エナジー・テック”で渋谷の住所になっている。生産国は日本

SUM-3(NS)_3プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」で、同時期に発売されていた黒マンガン“NEW ULTRA”の絶縁リングは「」になっていました。
写真では見えにくいかもしれませんが、マイナス極の刻印は「90-01」になっており、1990年1月製造の電池です。国内でマンガン電池の水銀0化が達成するのが1991年であるので、この電池はまだ水銀を含有していた頃の電池です。

SUM-3(NS)_4ソニーの電池にはJISマークなどの表記が無いことが多く、どこで製造しているのかが不明な部分が多いですが、この電池にもJISマークなどは記載されておらず製造元は不明。
しかし、本記事で紹介した電池から3年後1993年3月製造の黒マンガン“NEW ULTRA”では「C8501 S-K」とJIS表記があり(ちなみにS-Kはソニー・エナジー・テック自社製)、ソニーの乾電池は表記がまちまちで謎な部分が多い。


m’pit! MEMOREX アルカリ乾電池 単3形/単4形

mpitmemorex_1音光のブランドである“m’pit!”と兼松MEMOREX”のダブルブランドであるアルカリ電池です。
音光は広島にある企業であり、各種メディアやサプライ製品などを販売する一方、ミュージックショップBIGメディアショップBIGという屋号でCDショップも展開しています。また、楽天においても同社が出店しているショップが有ります。
パッケージのバーコードがキャッチコピーが記されている場所は紙ではなく、ラベルで貼り付けられているタイプです。

バーコードのベンダーは兼松ではなく、音光(458013455)のものになっていました。

mpitmemorex_2電池の外観。すぐにアルカリ電池だとわかる一目瞭然な金ベースのデザインです。パッケージでもそうでしたが、電池本体でも“m’pit!”と“MEMOREX”のダブルブランドとなっています。
輸入販売元は兼松(株)、総販売元は(株)音光となっており、電話番号は兼松の番号ですからサポートは兼松なのかな…。中国製で“水銀0使用”の文字がとても小さいです。

 

mpitmemorex_3写真上の電池は音光がまだ兼松と組んでいなかった頃の電池で、m’pit!ブランドのみになっているのがわかります。プラス・マイナスの表記や『単3形』を囲んでいる形の形状から、どちらかと言うとMEMOREXブランドの電池(写真下)を引き継いでいるとは言えず、旧・音光m’pitブランドのアルカリ電池のデザインを引き継いでいると言えそうです。

 

 

mpitmemorex_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」で兼松が“MEMOREX”ブランドで発売しているものと同一の物のようです。
使用推奨期限は単3が「03-2018」、単4が「04-2018」となっていました。5年期限と推測すると、それぞれ2013年3月と4月製造の電池でしょうか。

 

mpitmemorex_5マイナス極の皮膜を剥いてみたところです。左が“MEMOREX”ブランドのもので、右が“m’pit”と“MEMOREX”のダブルブランドのものです。手持ちが単3のものしか無かったので、単3のみの比較です。
両者とも絶縁リングの色も全く同じで、ガス抜き穴も同じで2つ穴タイプで形状も全く同じなので製造元は同じでしょう。

 

今回の電池は総販売元は音光となっており、同社のプライベートブランド的な趣がある電池ですが、“MEMOREX”ブランドが冠されていることから、カテゴリーは“兼松”で分類しました。


SUPER HEAVY DUTY H POWER SIZE AA

hpower_2本ブログ、閉鎖することはわかっていてもネタがあるかぎりは限界まで更新し続けていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いします。
さて、今回紹介する電池は“H POWER”なるマンガン電池です。“H”の部分はロゴマークになっていて、本当にHを表すアルファベットなのかは不明です。
本体の青に埋もれて見えにくいですが、本体には“SUPER HEAVY DUTY”と記載してあるのが見えます。

 

hpower_1この電池は70円で売っていた携帯扇風機の中に入っていた電池で、写真のようなシュリンクパックに入って収納されていました。無論バーコードなどはありません。
デザインはシルバーベース青(どちらかと言うと紺色に近い)のシンプルデザインです。別にアルカリ電池っぽいデザインでもなく、無難なデザインと言えます。

 

hpower_3注意書き部分。注意書きは英文のみ。社名表記は“NINGHAI HENGJIU BATTERY CO.,LTD.”となっていました。この企業は中国の電池メーカーのようで、かつてホームページも持っていたようですが、現在は存在しない模様です。そう考えるとこのメーカーは現在既に存在しないのかもしれませんね。

 

 
電池には“0.00& MERCURY & CADMIUM BATTERY”と記載されていますから、水銀とカドミウムは含有していないようです。ただし、併記されているWEEEマークには「Pb」の表記がありますから、鉛は含有しているようです

hpower_4プラス・マイナス側。マイナス極には「2013-06」の刻印がありますが、これが製造日か使用推奨期限の表記かは不明です。
外装はビニール外装で、電池の型番からランクを読み取ることが出来ませんが、“SUPER HEAVY DUTY”とあることから黒マンガン相当の電池であることが推測されます。が、そもそもビニール外装な黒マンガンが存在するのかと言えば、非常に怪しいと言えます。