今回は一部ルートで流通している、マクセルの低価格アルカリ電池を紹介します。この電池についてはかつて本ブログで紹介したことはありますが、今回とある変更点が見られたため、改めて紹介してみたいと思います。
この電池は特にブランド名は無く“maxell アルカリ乾電池”と書いてあるのみですが、本ブログでは利便上の理由で、型番から“GDシリーズ”と呼んでいます。
今回はドラッグストアのマツモトキヨシで単3と単4の8本パックを入手しました。マツモトキヨシでは同社のPBである“MK CUSTOMER”製品としてGDシリーズが販売されています。
キャッチコピーは“長持ちパワー”。日本製を売りとしており、パッケージには社名表記などはありませんがバーコードの事業者名は“マクセルホールディングス(4902580)”となっています。同社は日立マクセルが2017年10月1日に社名変更したものです。
電池の外観。デザインは金色に青と白が印象的なデザイン。アルカリ電池らしいお馴染みのデザインです。社名は“マクセル株式会社 お客様ご相談センター”となっています。同社はマクセルホールディングス傘下の事業会社で電池事業を始めとする実事業はマクセルが行っています。
かつてのものにはJISマーク表記があったものもありましたが、現在はありません。生産国はMADE IN JAPANで日本製です。
プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「黒」。電池マニアの皆さん、これを見て何か気づくことはありませんか?そうです。マクセルの単3アルカリ電池と言えば底板の“◎”がおなじみでしたが、平らで底板ザラザラのまるでFDK製のような底板に変わっています。
使用推奨期限は単3、単4共に「10-2022」で5年期限と推測すると、共に2017年10月製造の電池であると思われます。
ここは外装ラベルを剥がさないとダメですね…。ということで剥がしてみました。単4にはマイナス極側に“171011 19:10”という製造日と時刻らしき印字が、単3にはプラス極側に“17070120”というロット番号らしき印字がありました。
あれれ?この印字パターン、前回の“くらし良好”アルカリ電池と全く同じだぞ。何か見てはいけない瞬間を見てしまったような気がします。これ…まさか、静岡県湖西市で作られてry。
もう答えは出てしまったような感じがしますが、念のため底板が“◎”だった頃の外装ラベルも剥がしてみました。今回は該当のGDシリーズが見つからなかったため、相当品と思われるロイヤルパーツ“LR6 / LR03(SR)”です。この個体では単3でプラス側に“FELKI”の印字が、単4も同じくプラス側に“FELA4”の印字があるものでした。ガス抜き穴は単3が4つ穴タイプ、単4は間の封止材?のようなものでガス抜き穴は確認できませんでした。
元に戻って、最後は絶縁リングです。黒い絶縁リングで5箇所にある突起が目印です。切り欠きは無く真円。こちらは“くらし良好”アルカリ電池のものとは異なっています。切り欠きの1つに印があり、それを上にした状態で単3は上に“19”下に“1”の刻印が、単4は上に“23”下に“1”の印字がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3・単4共に4つ穴のタイプとなっています。
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maxell アルカリ乾電池(GDシリーズ)
→本ブログで一番最初にGDシリーズを紹介した記事。ブログ草創期の記事のため文章は短め。