今回は“スギ薬局”や“スギドラッグ”などの屋号でドラッグストアを展開する“スギ薬局グループ”で発売されているアルカリ電池を紹介します。かつては“S-Unique(エス-ユニーク)”というブランドのアルカリ電池でしたが、“S SELECT(エスセレクト)”というブランドになり新しくなりました。
電池はゴールドではなく、黄土色のような色がベースとなっているデザインで、その上からゴールドで葉っぱの絵が描かれている象徴的なものになっています。
パッケージ。個人的に白味が殺風景、言い換えればシンプルなデザインです。前“S-Unique(エス-ユニーク)”では供給がFDKで販売はグローバルが担当していましたが、“S SELECT(エスセレクト)”では輸入販売元が“武田コーポレーション”に変わっています。使用推奨期限は10年「保証」。使用推奨期限で“保証”を銘打っているものを初めて見ました。バーコードの事業者名は“武田コーポレーション(4545244)”となっています。
電池の外観です。注意書きに誤字などはありませんが、電池のアルカリ液が付いた時は“素早く多量の水で洗い流し、”というフレーズが珍しいですね。
“この商品はスギ薬局グループのオリジナル商品です。”という記載があり、スギ薬局グループのPB品であることがわかります。輸入販売元はパッケージと同じく“武田コーポレーション”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。
前モデルである“S-Unique(エス-ユニーク)”ではFDK製造の日本製でありましたが、今モデルでは中国製になっており事実上のコストダウンとなっています。その代わり価格は税抜380円から298円とお安くなっています。
プラス・マイナス側です。絶縁リングは“無い”タイプになっています。マイナス極側のラベルは極限まで巻かれており、ラベルを剥がさないと絶縁リングの有り無しを確認することが出来ません。
使用推奨期限はプラス極側に記載される珍しいタイプ。単3が「11-2027」で単4が「12-2027」となっていました。パッケージには10年期限との記載がありましたから、それぞれ2017年11月、12月製造の電池と思われます。
ラベルを剥がしてみました。単3には中程に“D2310707”の、単4にはマイナス極側に小さく“1811 719”のロット番号らしき印字が見られました。
単3で見られるアルファベット1文字で始まる8ケタのロット番号は同じ武田コーポレーションの“EXPOWER”でも見られた特徴であり、同じ製造元なのかもしれません。
マイナス極のガス抜き穴は単3、単4共に2つ穴タイプです。写真では見えにくいかもしれませんが、マイナス極底板には小さい丸印が見えるものになっており、こちらも武田コーポレーションの“EXPOWER”に共通する特徴になっています。
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S-Unique(エス-ユニーク) アルカリ乾電池 単3形/単4形
→本記事で紹介した電池の前モデルに当たるスギ薬局グループのアルカリ電池を紹介した記事。FDK製造の日本製という豪華仕様だった。