三菱電機ホーム機器のアルカリ電池です。“POWERアルカリG”というブランドのアルカリ電池で、現行の“アルカリ乾電池G”の前モデルに当たる電池となっています。
こちらは【機器同梱用】のアルカリ電池で機器添付用(組み込み向け)として作られた電池であり、敢えて旧デザインの電池として作られています。一般市販品では“MITSUBISHI ELECTRIC”の新ロゴに移行した時点で現デザインに移行していますから中々レアです。
電池の外観。デザインは前モデルである“POWERアルカリG(アルカリGH)”と概ね同じものになっていますが、“MITSUBISHI ELECTRIC”ロゴ下の表記が『長持ちパワー』となっていた前モデルに対して、この機器同梱用では『アルカリ乾電池 ALKALINE』という種類の表記となっています。
社名表記は“三菱電機ホーム機器株式会社”。三菱乾電池ご相談センターのフリーダイヤル横には『機器同梱用』の表示があり、一般市販されていない電池であることがわかります。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製。一般市販品では前モデルも現行モデルもインドネシア製となっていますから、この点のみ一般市販品とは異なっています。
型番は“LR03(GB)”。前モデルは“(GH)”、現行モデルは“(GD)”となっており、いずれとも異なっています。注意書きは結構極小文字で虫眼鏡を使わないと読めないレベルです…。組み込み向けの電池では英語表記の注意書きも記載されていることが多いですが、この電池は日本語のみです。
プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは無いタイプです。一見、黒いリング状のものが見えますが、これは外装ラベルの一部で絶縁リングではありません。
最近の三菱電機のアルカリ電池はこのなんちゃって絶縁リングが多いですね。ダイソーとかバリューラインとか…。
使用推奨期限は「12-2022」となっていました。5年期限の2017年12月製造の電池であると思われます。
外装ラベルを剥がしてみました。マイナス側にロット番号と思われる印字が見られたのですが、注意書きに負けず劣らずな極小文字です…。なんとか解読して見るに“上:CB12 下:711”と書かれているように見えますが。いつも通りの三菱電機中国製アルカリ電池なら、アルファベット1文字から始まる8ケタのロット番号なはずなのですが、こちらは機器同梱用であるので製造元も異なっているのかもしれませんね。
ちなみにマイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。
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MITSUBISHI ELECTRIC アルカリ乾電池G LR6(GD)
→当電池の一般市販品、現行モデルの“アルカリ乾電池G”を紹介した記事。前モデル(アルカリGH)との比較も含めているので幾らかは参考になるかと思います。