2015年2月に全ての種類がフルリニューアルされた“三菱電機ホーム機器”の乾電池。以前は上位グレードに位置付けられる“アルカリEX”を紹介しましたが、今回はエントリークラスに位置付けられる“アルカリ乾電池G”を紹介します。
これは“POWERアルカリG”の後継に当たるモデルで型番から「アルカリGH」の愛称が付いていましたが、こちらは電池・パッケージ共に“アルカリ乾電池G”に名を変更しています。
4本入りブリスターパックのパッケージです。左が旧世代“アルカリGH”のパッケージです。キャッチコピー“長持ちパワー”は同一ですが、騒がしい印象だった旧世代のパッケージと比べると今世代の“アルカリ乾電池G”は落ち着いたパッケージになった印象がありますね。
パッケージ裏。アルカリEXの方はパッケージが若干大きかったですが(実はFujitsuブランドPremiumタイプと同じブリスターであったことが判明)、こちらは旧世代と比べても同じ大きさのパッケージです。注意書きの構成もほぼ同様で、違いはバーコードの大きさぐらいの違いです。後は原産国表示が小さくなっている点に悪意が感じられますがw。
型番は旧世代が“LR6GH/4BP”、今世代が“LR6GD/4BP”となっており、型番コードは“49J479”と“49J530”となっていました。
電池の外観。デザインは“アルカリEX”と同様の色違いで金と赤のツートンに加え白と金のラインが入っているものになっています。ただし、赤は真っ赤ではなく、若干赤が薄くどちらかと言うとメタリックレッド的な色合いというべきでしょうか。
ちなみに型番は“LR6(GD)”となっており、これはマクセルでも同型番のアルカリ電池が存在しており、型番が被っている。奇しくもエントリークラスのアルカリ電池という点で共通しています。
旧世代との比較です。こちらも以前紹介した“アルカリEX”と同様、金と赤と黒を使った色使いと電池本体にもキャッチコピー“長持ちパワー”が記載してあり、騒がしい印象のデザインでしたが今世代の“アルカリ乾電池G”ではスッキリした印象となりました。
良くも悪くも安物電池っぽかった旧世代ですが、今世代で高級っぽく見えるデザインになったかもしれません。
原産国はどちらとも“MADE IN INDONESIA”でインドネシア製です。“アルカリEX”ではデザインだけでなく性能もアップしていましたが、こちらはデザイン上の変更のみで中身は同じでしょう。
電池表に大きいスリーダイヤマークがあるからか、前世代で“三菱電機ホーム機器株式会社”の社名表記にあった小さいスリーダイヤマークが無くなっているのがわかります。
プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「緑」でインドネシア製でありますから、“PT FDK INDONESIA”製であることが推測されます。
使用推奨期限はアルカリGHが「11-2019」でアルカリ乾電池Gが「02-2020」となっていました。時期的に考えると5年期限と推測され、それぞれ2014年11月製造と2015年2月製造の電池でしょう。
2015年2月製造と言うのは以前紹介した新ロゴバージョンの“アルカリEX”でも同様でありましたので、他の電池も新しくなる境目は2015年2月製造分以降なのかもしれませんね。