FDK・“Fujitsu”ブランドによるOEM(組み込み)向けのアルカリ電池です。かつてFDKのOEM向けのアルカリ電池は海外で人気の高いと言われる“FUJI NOVEL”のブランドなどを使ってきましたが、近年では海外向けの電池においても“Fujitsu”ブランドを使用しているようです。
デザインは黄土色バックの独特なデザイン。アルカリ電池とは思えない色ですが、一般供給されないOEM向けだからこそ成し得たデザインなのかもしれませんね。
注意書き部分。表のロゴ下には
『Not for Retail Trade
LR6・AA
Industrial ALKALINE』
の表記があり、この部分はパナソニックアルカリ乾電池のOEM向けのものと全く同じ表記になっています。ただし、パナソニックが“入れ組み用”と書かれていたのに対し、Fujitsuは“産業用”と書いてある点が異なります。
本来Industrialは“産業”というような意味でこちらの表記のほうが正しいと言えますが、若干機械翻訳的な感じかもしれません。注意書きは日本語・英語・中国語の3ヶ国での表記で型番の“JEC”とはこの表記からの意味であると推測されます(Japan・English・China)。欧州に輸出されることを想定してか、WEEEマークもあります。
日本で発売しているFDKのアルカリ電池の社名表記は“FDK株式会社”となっていますが、OEM向けでは“FDK CORPORATION”と英社名表記になっているのがポイントでこの部分からOEM向けと見分けることもできます。
生産国はインドネシアで英語で“Made In Indonesia”と記載されていますが、中国語でも“印度尼西亜”と書いてあるのは面白いですね。
プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「緑」でインドネシア製ですから、FDKのインドネシア現地法人“PT FDK INDONESIA”製であると推測されます。
使用推奨期限は「05-2017」となっており、5年期限と推測すると2012年5月の電池でしょうか。
完璧に製品添付用というデザインですね・・・
かつて7300やR-SPECのデザインでラベル違いとインドネシア生産でしたが、
入れ組み用は単に一色になってしまった。
入れ組み用、使い捨てカメラの電池から生まれた言葉らしいです、
乾電池を機器に組み込んで生産して、ユーザーは交換できない、交換困難で使い捨て前提、
使い捨てカメラの場合現像後、メーカーに戻り工場で再生されるから外されるんだけどね…
あとR-SPECで単1のOEM版もありますが、単にR-SPECのラベル違いというだけ、
単1とかもその内変わってしまうんだろうか…
随分割り切ったデザインになってしまいましたね。
でも、市販品と同じデザインにするよりかはOEM向けはOEM向け用のデザインにしてもらった方が電池コレクターとしては面白いですけどね…。