イトーヨーカドーやセブン-イレブンなど、主にセブン&アイ系の店舗で売られているPBブランド“セブンプレミアム”のアルカリ電池。久しぶりにセブン-イレブンに行ってみると、デザインが新しいものに変更されていたので紹介します。
販売者は“FDK株式会社”。単1から単4までのラインナップで全てが日本製なのが大きな特徴です。写真を見てもわかると思いますが、FDKOEMの日本製でよく見られる軟質系のシュリンク(フニャフニャシュリンク)になっています。
パッケージ裏。販売者は『富士通グループ FDK株式会社』と、“富士通グループ”を印象付けさせているような表記です。やはり旧社名(富士電気化学)だと、社名に“富士”が入っているため、富士通だとは思わなくても最悪、富士電機をイメージさせる社名でしたが、やはりFDKというアルファベットだと、どこのメーカー?というのがあるのでしょう。ちなみに、富士通の電池関連商品のページの中にあるFDKのリンクにも『FDKは富士通の連結子会社です。』と書いてあり、やはり、わかりにくいのでしょうか。
ちなみにバーコードのベンダーはイトーヨーカドーやセブン-イレブンではなく、FDK(4976680)のものでした。
電池の外観。アルカリ電池といえば、金ベースが多い中、これはシルバーベースのデザインで目立ちます。逆にアルカリ電池には見えないデザインかもしれませんね。
電池に記載されている販売者はやはり“富士通グループ FDK株式会社”。『この商品はセブン&アイグループとFDK株式会社の共同開発商品です。』と記載されています。
前世代のセブンプレミアムのアルカリ電池と比較してみました。シルバーベースで注意書きもほとんど変わりませんが、旧世代品が“ALKALINE BATTERY”と英語表記になっているのに対して、新世代品は“アルカリ乾電池”と日本語で記載されているのが大きな特徴です。
セブンプレミアムのロゴも旧世代品は黒のみのロゴでありましたが、新世代品はロゴがカラーになっている上、位置も変わっています。
電池の外観以外に大きく変わっている点が、パッケージには記載されていないものの旧世代品(写真左、「01-2019」;2014年1月製造)が使用推奨期限5年だったのに対し、新世代品は使用推奨期限が10年(写真右、「03-2024」;2014年3月製造)に変わっていることです。
FDKのアルカリ電池で同じ境遇なのは、“G-PLUS”で同じく5年期限から10年期限に変わっていることから、中身はG-PLUSかな?
ちなみに、G-PLUSでは5年期限から10年期限に変わってからJISマーク表記が無くなりましたが、セブンプレミアムの電池も同じく、旧世代品までにはあったJISマークが新世代品では無くなっています。
パッケージ裏の比較。左が旧世代品で右が新世代品。同じ単3・4本パックで比較しています。型番は旧が「LR6(4S)7P3」というのに対し、新が「LR6(4S)7P4」になっており、微妙に違います。
新世代品はFDKの社名に“富士通グループ”が入っていますが、旧世代品にはFDKの社名のみの記載になっています。これは電池の表記上においても同じです。バーコードは旧世代品と新世代品では違うもので、両者は別商品として位置付けられているようです。
プラス・マイナス側。左2本が旧世代品。絶縁リングは「緑」で、日本製であることから、FDKエナジーの鷲津工場製であると思われます。
歴代セブンプレミアムアルカリ電池の変遷。最初(上)はいかにもPB品っぽいアルカリ電池のデザインであり、パッとしない。2世代目(中)はシルバーベースになり、カッコいいデザインに。3世代目(下)では前世代が英語表記でわかりにくかったのか、前世代のデザインを維持しながら日本語表記になりわかりやすいデザインへ。
こうして見てみると、電池のデザインの進化としては模範というか理想的なデザインの変化と言えますね。
★関連記事
セブンプレミアムのアルカリ乾電池
→本ブログ開設初期の記事。本記事で取り上げた前世代のデザインの電池を紹介している。