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中国の電池メーカーZhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.(PAIRDEERブランド)の乾電池を扱うカテゴリです。

PAIRDEER MANGANESE マンガン乾電池 単3形/単4形

今回も前回に引き続き、100円均一ショップ“キャンドゥ”にて販売が開始された“PAIRDEER”ブランドの今度はマンガン電池を紹介します。
PAIRDEERとは中国の電池メーカー“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”によるブランド。マンガン電池は同じく100円均一ショップであるセリア同ブランドによるマンガン電池が発売されていますが、今回のキャンドゥでの取扱い開始はそれに次ぐものであります。

 

パッケージです。単3・単4電池7本パックでの展開。商品名は単3が「NO.19380 マンガン乾電池 単3 7P」で、単4が「NO.19381 マンガン乾電池 単4 7P」となっています。
販売元は“株式会社キャンドゥ”となっており、バーコードの事業者名も同社のもの(4521006)となっています。アルカリ電池と同様に“PAIRDEER”のロゴも見られるパッケージです。デザインも水色になった以外は同じと言っていいでしょう。

電池の外観。水色のデザインでらしくなかったアルカリ電池とは打って変わって、黒いデザインで一気にマンガン電池っぽくなったのが大きな特徴です。
外観こそ黒いものですが、電池は“R6”・“R03”のみの記載でありランクは不明です。パッケージにも特に記載はありません。社名表記(販売元)はパッケージと同じく、“株式会社キャンドゥ”。原産国はMADE IN CHINA中国製となっています。

プラス・マイナス側。特に絶縁リングは見られません。使用推奨期限は単3、単4共に「10-2020」となっていて時期的に3年期限の2017年10月製造の電池と思われます。普通国内メーカーの単3・単4マンガン電池と言えば2年期限であることが多いですが、3年期限というのは珍しいかもしれません。JIS基準ではなくIEC基準なのでしょうか?

 

外装を剥がしてみました。外装はビニール外装。外装を剥がしたら底板がポロッと取れました。以前、セリアの同じくPAIRDEERブランドである単4マンガン電池の外装を剥がしたことがありました。その時はラベルの下にビニール外装が施してある手の込んだものでしたが、今回のものはそこまでではないみたいですね。

 

マンガン電池ではプラス側が封止側となりますので、プラス端子を見てみましょう。突起の根本上下に2つのガス抜き穴が見えます。プラス端子は外装缶で固定されており、取ることは出来ませんでした。
電池本体には特にロット番号などの印字は見られませんでした。マンガン電池はアルカリ電池とは違い、このように刻印が無いのが一般的です。

最後に今回発売された“PAIRDEER”ブランドのアルカリ電池とマンガン電池を並べてみました。これを見るとデザインが同じで揃っていることがわかりますね。文言と色が違うぐらい。
こういうお揃いなデザインが電池コレクターにとっては嬉しいんですよ。

 

 

★関連記事
PAIRDEER ALKALINE アルカリ乾電池 単3形/単4形
→前回の記事。本記事で取り上げたマンガン電池と同時で発売されたキャンドゥ販売“PAIRDEER”ブランドの単3・単4アルカリ電池を紹介した記事。


PAIRDEER ALKALINE アルカリ乾電池 単3形/単4形

今回は100円均一ショップ“キャンドゥ”に現れた“PAIRDEER”ブランドのアルカリ電池を紹介します。PAIRDEERは中国の電池メーカー“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”によるブランドで同じく100円均一ショップのセリアで同ブランドのアルカリ電池マンガン電池が、ダイソーにも“ALKALINE new”という名称で同社製アルカリ電池が供給されており、遂にキャンドゥにもPAIRDEER製アルカリ電池が満を持して登場しました。

パッケージです。今や昨今の100円均一ショップ界隈でお馴染みとなった単3・単4電池5本パックのみの展開。商品名は単3が「NO.19378 アルカリ乾電池 単3 5P」で、単4が「NO.19379 アルカリ乾電池 単4 5P」となっています。
販売元は“株式会社キャンドゥ”となっており、バーコードの事業者名も同社のもの(4521006)となっています。パッケージにも“PAIRDEER”のロゴが見られます。

電池の外観。水色が特徴的で爽やかなデザイン。一般的なアルカリ電池のデザインとは程遠い印象はありますが、青系のデザインが大好きなワタシにとっては大好物です。
“PAIRDEER”のロゴは表面ではなく、その下の極性表記の間に記載されていて割りと控えめです。セリアよりかは大きいですが。社名表記(販売元)はパッケージと同じく、“株式会社キャンドゥ”。原産国はMADE IN CHINA中国製です。

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。
使用推奨期限は単3、単4共に「10-2022」となっていました。時期的に5年期限と推測、それぞれ2017年10月製造の電池であると思われます。

 

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“GDNH08 281128”の、単4には“FDNH01 231743”のレーザー刻印と思われるロット番号の印字があります。

 

 

最後に絶縁リングの拡大です。切り欠きを下にした状態で上に数字が刻印されているタイプです。薄い赤色の絶縁リングで、単3には「13」の刻印が、単4にはお馴染みの「双 33 鹿」の刻印がありました。これはもしかしたら「双鹿」刻印が絶縁リング上から消えていく前触れなのかもしれません。
なお、マイナス極のガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプでした。


Seria アルカリ乾電池 ALKALINE PAIRDEER 単3形/単4形

seriaxpairdeer_1記念すべき“一次電池(一般)”カテゴリー400記事目の電池は100円均一ショップ“セリア”でお馴染み、“PAIRDEER”ブランドのアルカリ電池を紹介します。
PAIRDEERは中国の電池メーカーである“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”のブランドで、今回紹介するセリアと同ブランドの電池はネット界隈での評価が高く、100円均一ショップで売られている電池の中で最も長持ちとの定評があるようです。

seriaxpairdeer_2ラインナップは単3と単4のみ。最初は6本パックのみでありましたが、最近になって4本パックのバージョンも出現しています。性能上の違いは不明ですが、構造上の違いについては後ほど比較していますので、乞うご期待。
ちなみにパッケージ上に記載されている販売元は“株式会社セリア”で、バーコードのベンダーはも同社のもの(4947879)となっていました。

seriaxpairdeer_3この電池は6本パックが発売終了し、4本パックのみになるのではとも思いましたが、単4・6本の使用推奨期限が「04-2020」で4本が「02-2020」、単3・6本の使用推奨期限が「01-2020」で4本が「02-2020」となっていました。
特に単4では4本パックよりも6本パックの製造日が後であることから、現状では両者は平行して発売されているものと考えられます。

 

seriaxpairdeer_4電池の外観。下部(マイナス極側)にアルカリ電池の象徴するを配置し、上部にはを配置した他のアルカリ電池ではあまり見られないデザインになっています。
注意書きに誤字はありませんが、「電池の外装ラベルを剥がしたり、傷つけない」という注意書きにギクッとしてみたりw。販売元はパッケージと同様の“株式会社セリア”で、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

seriaxpairdeer_5プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングはどれも「」で、使用推奨期限は単3・4本が「02-2020」、6本が「01-2020」でそれぞれ5年期限と推測、2015年2月製造、2015年1月製造と推測。
一方、単4・4本が「02-2020」、6本が「04-2020」で同じく、それぞれ5年期限と推測、2015年2月製造、2015年4月製造と推測されます。

 

seriaxpairdeer_6最近恒例になりつつある外装ラベル剥がしですが、今回は4本パック品と6本パック品、両方の外装ラベルを剥がしてみました。それぞれにロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
まずは単3です。6本パックが“F4AKH 10 111840”、4本パックが“NBYH 4 141119”という刻印が見られました。比較してみると印字の字体が異なっており、ラインが違うのか、製造元が違っているのかは不明です。

次は単4です。4本パックが“LBZH 10 231247”、6本パックが“OBWH 03 121022”となっていました。こちらでは刻印の字体は同じっぽいですが、刻印の印字方向が何故か違っていました。
※:写真の電池に記載してある日付は筆者が見分けのため、黒いマジックで使用推奨期限を書いたものであり、元から電池に記載してあったものではありませんのでご注意を。このブログの熱心な読者の方なら、お分かりだとは思いますが。

seriaxpairdeer_7次は絶縁リングの比較です。まずは単3。左が4本パックのもので、右が6本パックのものですが、絶縁リングの色に違いがあり、同じ「」でも前者は濃い赤で後者は薄い赤となっていました。ガス抜き穴に関しては両方共同じ2つ穴タイプになっていました。

 

 

seriaxpairdeer_8次は単4です。左が4本パックで、右が6本パックですが、やはり絶縁リングの色が前者は濃い赤で後者は薄い赤となっており、単3と同じ特徴を持っていました。ガス抜き穴も単3と同様、2つ穴タイプとなっています。
ここまで見てきた結果、外観上は4本パックと6本パックは全く同じものでありましたが、構造的に別物であるという意外な結果が出ました。ここは誰かにベンチマークして欲しいところですね。

seriaxpairdeer_9おまけ。単3に付いていた薄い赤の絶縁リングをよく見てみると『双 37 鹿』という刻印が見られました。なお、“双鹿”とは「PAIR(=)DEER(=鹿)」を表すもので、中国内で出回っているPAIRDEERの電池は双鹿電池と言うブランドで展開しているようです。
ここからが本題。前回本ブログで紹介した“ENEFORCE”のアルカリ電池も同じく薄い赤の絶縁リングだったので何となく見ていたら、なんと『双 36 鹿』の刻印があったのです!

従って“ENEFORCE”の電池はPAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)製の電池である可能性が濃厚であると考えられます。何だか、意外な所で製造元がバレてしまいました。
ただ、謎が残るのは濃い赤の絶縁リングの方です。こちらは21』の刻印があったのみで“双鹿”の文字は見られませんでした。そう考えるとこちら側はPAIRDEER自社製ではなく、やはり外部委託しているのかな?と思ってしまいますが、新たなる製造元が断定できる材料が出来たと喜んだ反面で謎が深まってしまいました。


Seria マンガン乾電池 単4形 R03P

seriamanganese_1100円均一ショップ“セリア”にて売られているPB品のマンガン電池の単4です。
このセリアオリジナルのマンガン電池には単1サイズから単4サイズまでがあり、本記事で紹介する単4サイズは8本入りのパックとなっています。
パッケージや電池本体には“PAIRDEER”ロゴが見られ、同ブランドの電池を発売している中国の電池メーカーZhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.製であると考えられます。

 

seriamanganese_2この電池、単4のマンガン電池としては珍しい金属外装でありましたが(写真上)、新しいものでは外装が変わっていました(写真下)。
その違いはパッケージ上からも一目瞭然で、金属外装だったものは銀ピカな外観なのに対し、新しいものではグレー色の外観となっています。

 

seriamanganese_3電池の外観。電池自体のデザインは同一でありますが、やはり外装違いからの色の違いが非常に気になります。
どちらも“MADE IN CHINA”の中国製、販売元は“株式会社セリア”となっています。

 

 

 

seriamanganese_4プラス・マイナス側。色でわかるとは思いますが、左2本が金属外装のもので、右2本が新しい外装のものです。金属外装のものはプラス極の赤い絶縁リングが気になります。新しい外装のものには絶縁リングの類は見られません。
使用推奨期限は金属外装のものは「03-2016」で新しい外装のものは「08-2016」となっていました。2年期限と推測すると、それぞれ2014年3月と8月製造と推測されます。

seriamanganese_5気になったので両者の外装を剥いでみることにしました。まずは金属外装の方です。
写真は金属外装を剥いだ様子で、プラス極に付いていた赤い絶縁リングが取れているのがわかります。電池は亜鉛缶剥き出しではなく、更にビニール外装されており、真ん中辺りに白い印刷がされていました。特に印字などはありません。

 

 

seriamanganese_6更にビニール外装も剥がしてみた様子です。この時点でマイナス極の底板が取れ、こちら側にも黒い絶縁リングが取り付けられていました。
これを見ると意外に手が込んでいる構造であることがわかりました。この電池はPAIRDEERのホームページに掲載されている『Metal-Jacket Cabon Zinc Battery』の単4と同じであると推測されます。写真と比較してもこの電池と構造がよく似ています。

seriamanganese_7次に新しい外装の方を剥いでみました。第一印象ではチューブ外装かビニール外装なのかな?と思いましたが実はシール外装なのでした。

 

 

 

 

seriamanganese_8外装を剥がしてみた様子です。金属外装のものと同じく、更にビニール外装もされています。真ん中辺りに白い印刷がされているビニールなのも同一の特徴です。ただしプラス極の絶縁リングは付いていませんでした。

 

 

seriamanganese_9更にビニール外装も剥いでみた様子。マイナス極の底板が取れたのは同じですが、金属外装の方に付いていた黒い絶縁リングは付いていませんでした。これら、絶縁リングの省略やラベル外装な点を考えるとコストダウンのための外装変更なのかもしれませんね。
こちらはPAIRDEERのホームページに掲載されている『PVC-Jacket Cabon Zinc Battery』の単4と同様のものでしょうか?

 

seriamanganese_10最後にプラス極の比較を。左がシール外装、右が金属外装です。両者ともプラス極の構造は同一に見えますが、シール外装の方が若干背が高いように見えます(ただし底板分の高さがあるので、外装がある状態での差は殆どわかりません)。


PAIRDEER ULTRA DIGITAL ALKALINE LR20 D/LR14 C/LR6 AA/LR03 AAA

pairdeerultradigital_1今回も中国の電池メーカー“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”が発売する“PAIRDEER”ブランドのアルカリ電池を紹介。以前紹介したものは前モデルのものでしたが、これは現行モデルのものになります。
これは千葉県内で展開しているドラッグストア“AVIN(エービン)”で入手した電池。同ドラッグストアではこのPAIRDEERブランドのアルカリ電池を取り扱っているのですが、通常のレギュラー品“SUPER ALKALINEに加え、上位モデルであると思われる“ULTRA DIGITAL ALKALINE”も売られており、上位モデルであるのにも関わらず、何故か安い価格設定となっていた。

 

 

pairdeerultradigital_2パッケージ裏。代表して単3(左)と単1(右)のパッケージを。パッケージは基本英語表記。イギリス(GB)、フランス(F)、スペイン(E)、ドイツ(D)、スロバキア(SLO)、イタリア(I)、ギリシャ(GR)の7カ国の注意書きが記載されている。これだけの国が記載されているのにもかかわらず、日本や中国などアジア圏の注意書きが一切無い。

 

pairdeerultradigital_3日本語の注意書きはシール(ラベル)で上貼りされている。バーコードのベンダーは「(株)エービン(4529422)」。右下には“AVIN CO. LTD”という同社の社名も記載されている。ブランドは「PAIRDEER」ですが、エービンのPB品的な位置付けもあるのかもしれません。

 

 

pairdeerultradigital_4このラベルを剥がすと真のバーコードが出現。こちらは「69」で始まる中国のコードで、ベンダーはちゃんと“ZHONG YIN (NINGBO) BATTERY CO.,LTD(6911334)”になっていた。

 

 

pairdeerultradigital_5パッケージにはこのULTRA DIGITAL ALKALINEの電池がロケットになって飛んでいるような絵が。「More Power Guaranteed(長持ち保証)」と書いてあり、下には“Vs. Pairdeer Super Alkaline”と書いてあるので、やはりレギュラー品より上位モデルなのでしょう。
ちなみに、この絵、自分は結構可愛いと思ってしまいましたw。

 

pairdeerultradigital_6まずは単1と単2を紹介。各2本入りのブリスターパックで単1が178円で単2が128円でした。単1は200円を切っており、100円均一ショップなどで売っている1本105円のものよりかは安い。
パッケージには日本語表記はありませんでしたが、それとは裏腹に電池本体には英語と日本語の両併記がされている。やはり日本(エービン)向けに作られた電池なのだろうか?

 

pairdeerultradigital_7プラス・マイナス側。マイナス側は他の電池には見られない珍しいくぼみを持っている。もし、この電池のOEMが発売されたらすぐわかってしまいそうですね。
使用推奨期限は単1・単2共に「10-2017」。5年期限の2012年10月製造だろうか。生産国はもちろん、中国

 

pairdeerultradigital_8次に単3と単4を紹介。単1と単2と同じように注意書きは英語と日本語の両併記になっている。デザインとしては下部の黒帯にシルバー+青のデザインになっている。どこかで見たような気がするデザインですが、結構良いデザインなのではないでしょうか。
ちなみに単3と単4は各4本入りのブリスターパックで両者とも88円だった。

 

 

pairdeerultradigital_9プラス・マイナス側。写真ではラベルが隠れていて見にくいが、マイナス側の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3が「10-2017」、単4が「2018-01」。こちらも単1と単2と同じく5年期限であると思われ、それぞれ2012年10月製造、2013年1月製造であろうか。

 

 

pairdeerultradigital_10マイナス極の被覆を剥がしてみたところ。ガス抜き穴は2つ穴のタイプ。これまでに2種類のPAIRDEERブランドのアルカリ電池を紹介したが、それと比較してもガス抜き穴の特徴や穴の大きさは異なっていた。

 

 

pairdeerultradigital_11最後に全ラインナップ。金が多いアルカリ電池のデザインの中で銀デザインのアルカリ電池は印象的で新鮮ですね。


SUPER ALKALINE PAIRDEER NO:3151B LR6 AM3 AA その2

pairdeerno3151b_6前回のブログと同じく、今回も中国の電池メーカー“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”による「PAIRDEER」ブランドのアルカリ電池を紹介。今回紹介するものは前回紹介したものよりも前のモデルのものです。

 

 

 

pairdeerno3151b_7自分が入手したものは単3・4本のシュリンクパックのもので、ラベルの商品名は『アルカリ単4-4PK』となっている。この電池は千葉県内で展開している超ローカルドラッグストアエービン(AVIN)”で入手したもので、バーコードのベンダーは『(株)エービン(4529422)』となっている。

 

pairdeerno3151b_8電池の外観。前回紹介したPAIRDEERの電池は日本向けの電池で日本語と英語の両併記でしたが、この電池は英語のみの表記となっている。デザインは銅色ベースのデザインで両面に“PAIRDEER”ロゴが書かれているデザイン。電池には小さく『MERCURY & CADMIUM FREE』と記載されており、水銀とカドミウムは含有していない模様。原産国は記載されていない。恐らく、中国製ではあると思いますが。

pairdeerno3151b_9前回紹介した日本向けのPAIRDEERとの比較。デザインは虹色?の帯が下にあるなどほぼ同じデザインですが、今回紹介したものは濃い銅色に見えるのに対し、前回紹介したものは薄い銅色に見えます。

 

 

pairdeerno3151b_10プラス・マイナス側。左2本は前回紹介した日本向けのPAIRDEERです。使用推奨期限は「12-2006」。2年期限と推測すると、2004年12月製造か。
マイナス極は前回紹介した使用推奨期限「01-2012」のものには赤い絶縁リングが付いているタイプだったが、今回紹介した「12-2006」のものには絶縁リングは付いていなかった。

 

pairdeerno3151b_5マイナス極のガス抜き穴を比較。左が前回紹介した日本向けで右が今回紹介したものです。ガス抜き穴は同じ大きさで、製造元は同じと推測、ただ単に絶縁リングがあるかないかだけの違いのようです。


SUPER ALKALINE PAIRDEER NO:3151B LR6 AM3 AA

pairdeerno3151b_1中国の電池メーカー、“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”が発売するアルカリ電池。このメーカーは「PAIRDEER」というブランドの電池を発売していることで知られており、現在は100円均一ショップ“セリア”においてこのPAIRDEERブランドを冠した自社(セリア)のアルカリ電池やマンガン電池が売られている。

 

 

pairdeerno3151b_2電池の外観。日本向けの電池のようで注意書きは日本語と英語の両併記。字体(フォント)は中国特有の怪しい明朝体であるが、誤字は無い。デザインはアルカリ電池にありがちの金色ではなく、銅色を薄くしたような感じと言えば伝わるだろうか?
電池正面には「MERCURY & CADMIUM FREE」とは書かれているが、電池下部の帯部分に日本語で『水銀0使用』とも書かれている。生産国はもちろん、中国

pairdeerno3151b_3プラス・マイナス側。使用推奨期限は「01-2012」。2年期限と推測すると、2010年1月製造だろうか。マイナス極の絶縁リングは「」でMEMOREX(兼松)のアルカリ電池(写真左2本)にも似ているが、兼松の方のマイナス極底板がツルツルなのに対し、PAIRDEERの方はザラザラしている。また、プラス極の突起の構造も異なっていた。
ただ、兼松の方の使用推奨期限は「11-2015」であり、製造時期が大きく異なるため、あまり比較にはならないと思う。

pairdeerno3151b_4ちなみに両者のマイナス極の被覆を剥がしてみたところ(左が兼松、右がPAIRDEER)。ガス抜き穴は2つで共通しているが穴の大きさが違う。また、絶縁リングも兼松は赤が薄いのに対し、PAIRDEERは赤が濃いのがわかる。