FDK鳥取の歴史

現在FDKのリチウム電池製造工場となっている鳥取工場は、かつて“FDK鳥取株式会社”を名乗る電池メーカーであった。
FDK鳥取は三洋電機とアメリカのデュラセル社との合弁企業として誕生した企業で、歴史ある電池メーカーだった。かつてFDK鳥取のホームページが存在していた時は詳細な経歴が掲載されていたのだが、閉鎖により見れなくなった。日本電池メーカーの貴重な一資料としてここに再掲載する。

1982年3月 三洋電機株式会社(本社:大阪府守口市)とデュラセルインターナショナル社(本社:米国コネチカット州)との合弁会社で、アルカリマンガン乾電池の製造・販売を目的として設立。
(『三洋デュラセル株式会社』創立:1982年3月17日)
1983年5月 鳥取工場稼動式、製造開始。
1986年12月 デュラセルインターナショナル社との合弁解消について両者が円満合意し、新会社『三洋エクセル株式会社』として発足。
1991年5月 鳥取第二工場竣工式、ニカド電池極板製造開始。
1992年5月 リチウム電池・・・三洋電機(株)より生産移管。
1996年4月 二酸化マンガンリチウム二次電池(MLシリーズ)生産開始。
1997年3月 鳥取第三工場竣工式、ニカド電池焼結式極板製造開始。
1997年7月 国内でのアルカリマンガン乾電池の生産を完了し、海外協力会社へ生産設備を移管し、委託生産開始。
ISO9001認証取得(リチウム電池の製造)。
1997年10月 社名を『三洋エナジー鳥取株式会社』に変更。
1998年2月 ISO14001認証取得。
1998年4月 高出力円筒形リチウム一次電池(ERシリーズ)製造開始。
2003年11月 厚生労働大臣表彰受賞(技能検定功績表彰)。
2005年8月 OHSAS18001認証取得。
2007年2月 中国経済産業局長表彰受賞(エネルギー管理優良工場)。
2007年6月 円筒形 E-Nシリーズ生産開始。
2008年9月 円筒形 HE-Nシリーズ生産開始。
コイン形 キャパシタシリーズ生産開始。
2009年4月 技術試験棟・エージング倉庫棟 竣工式。
2009年10月 東駐車場 竣工式。
リチウム電池出荷累計30億個達成。
2010年1月 新会社『FDK鳥取株式会社』発足。
2011年8月 薄形一次電池 生産開始。
2016年10月 FDK株式会社が当社を吸収合併、『FDK鳥取工場』となる。