最近は何だか多忙な日々が続き、今日は特に疲れているので、今回は適当な電池関係の小ネタを集めて茶を濁すことにする。
●パナソニック“リチウム乾電池”の生産国が変わった
2011年10月よりパナソニックが発売している1.5Vのリチウム電池(硫化鉄リチウム電池)。発売当初はアメリカ製であったこの電池であるが、知らない間にシンガポール製に変わっていた。OEM元が変わったのか?と思いきや、元々のOEM元と思われるEnergizerの単3と単4のリチウム電池は既にシンガポール製であることから、その歩調に合わせたものと思われる。
プラス・マイナス側。左2本がアメリカ製で右2本がシンガポール製。両者ともプラス極のガス抜き穴?は4つ穴でマイナス極は「◎」なので特に構造上の違いは無く、両者とも製造元は同じだろう。
敢えて違う点を挙げるとすれば、アメリカ製のプラス極のシール部分がピッタリ付いているが、これは個体差だろう。
余談であるが、この電池は以前紹介したCR-V6PやCR-V3と同一のデザインを採用している。
●国内メーカー単5アルカリ電池のその後…
最近、富士通の“PremiumG”を皮切りにFDKOEMの日本製の単5アルカリ電池がインドネシア製に切り替わり始めたことを取り上げ、日本メーカーの殆どの単5アルカリ電池がインドネシア製に変わるかもということを示唆した。
その後、その記事では確認できなかった富士通“R SPEC”の単5でもインドネシア製のロットを確認。最後まで確認できなかった東芝“IMPULSE”の単5でも使用推奨期限「01-2016(2014年1月製造)」においてインドネシア製を確認しました。
東芝“IMPULSE”単5の外観。『インドネシア製』の表記になっています。これで国内メーカーの単5アルカリ電池の殆どがインドネシア製に移行し、日本製が無くなってしまいました。9V(6P)形のアルカリ電池に続き、日本製の火が消えてしまった…。悲しいですね。
電池マニアの方なら御存知の通り、殆どの日本メーカーはFDKのOEMであり、インドネシア製ですが、その中で三菱電機の単5アルカリのみは中国製で日本メーカーの中で唯一生産国が違います。