9月最後、そして記念すべき200件目の投稿はFDKが“Fujitsu”ブランドとして発売している「R SPEC」を紹介します。と、言っても、一般市販されているものではなく、携帯電話充電器などによく付属している組み込み向けのOEM版R SPECを紹介します。
電池の外観。表こそ普通のR SPECの見てくれをしていますが、注意書きは日本語+英語表記、WEEEマーク付き、社名表記も“FDK CORPORATION”になっているなど、海外輸出対応の電池になっています。使用推奨期限は「03-2018」。R SPECは5年期限なので2013年3月製造だろうか。
でも、気になるのは「MADE IN INDONESIA」、つまりこのR SPEC、インドネシア製なのです。確か一般市販版は日本製だったはず…。
と、言うわけで買ってきたよ。市販版のR SPEC。リサイクルショップで100円でした。シュリンクはFDKOEMでお馴染みの軟質系・フニャフニャシュリンク。やはりこのシュリンクだと安心できますw。
使用推奨期限も「04-2018」(2013年4月製造)で限りなくOEM版のものと近い製造日のものを入手することに成功した。
一般市販版とOEM版との比較。上2本が一般市販版、下2本がOEM版です。やっぱり一般市販版は日本製でした。と、いうことはOEM版と一般市販版では中身が違うのかな??
細かい違いとしては日本製が濃い金色なのに対し、インドネシア製が薄い金色でR SPECの“SPEC”の文字の色が濃い赤色になっています。ここまで追求するとまるで偽ブランドの鑑別みたいですねw。
おまけ。
上:旧・JISマークのR SPEC(使用推奨期限:「11-2011」)。
中:新・JISマークのR SPEC(使用推奨期限:「04-2018」)。
下:インドネシア製のR SPEC(使用推奨期限:「03-2018」)。
JISマークを取得しているのはFDKエナジーの鷲津工場のため、当然、インドネシア製にはJISマークが無い。
上記3本の電池のプラス・マイナス側。どれもマイナス極の絶縁リングは「緑」。FDKの単3と単4はインドネシア製も日本製も同じ構造のため、シールを剥がして混ぜたら、全くわからなくなってしまいますね。
ドン・キホーテで販売されていたレーザーポインタの付属電池が組み込み用単4の国産で2018年1月期限でした。
情報有り難うございます。
そうですか…、単4は日本製なんですね。単3と単4では生産国が違うのかな?
もしくはセリアとかで売ってる「Fujitsuアルカリ乾電池」みたいに日本製とインドネシア製の混在かもしれませんね。
WEEEマーク横に四矢マークと言われる台湾のリサイクルマークがある、
組み込み用はかつてからインドネシア製だったんで、組み込み用もインドネシア製で、
どういうわけかR-SPECのブランドを付けてしまったんでしょう、
5~6年前ですが給湯器を買ったら、FDKのR-SPECでしたが、それにも四矢マークがあってね、
それは確かMADE IN JAPANでした。
方向性がよく解らないが、ひょっとして…
FDKインドネシアは単3・単4の生産設備を持っているだけで、
単1・単2の生産設備は持っていないのかと邪推してしまう。
パナソニックエナジー社もインドネシアに工場を持っていますが、
日本で売っているのは単2マンガンだけですが、
これは逆に単2の生産設備しか持っていないのかな?
…かなりニッチ過ぎるし、さすがにそんな訳ないか
パナソニックは震災時に発売されていたマンガンの単1や以前、“電池掲示板”で書きましたが、個人輸入で売っていた単1の黒ネオには「PT. Panasonic Gobel Energy Indonesia」の現地社名が書かれていたので、単2だけはさすがにないでしょう。生産効率を考えての振り分けかもしれませんね。
一方、FDKインドネシアは単1や単2の生産設備は持っていないと思っています。低価格路線なFDKOEMのアルカリ電池でも単3と単4のみがインドネシアで単1や単2は日本ですから、やはり持っていないのではないか?と、疑ってしまいますね…。
電池掲示板の方に、最新?バージョンの写真を投稿しました。