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【大創産業】IRIS OHYAMA Alkaline Battery 3 / 4 使用推奨期限10年

今回も均一ショップ“ダイソー”に突如登場したアイリスオーヤマのアルカリ電池を紹介します。前回紹介したものは青を基調としたデザインの電池でしたが、こちらは黒を基調としたデザインとなっています。
これはただ色違いなモデルなのではなく、青デザインの方が使用推奨期限5年だったのに対して、こちらの黒デザインは使用推奨期限10年となっており、長寿命タイプのアルカリ電池であると思われます。


パッケージです。ラインナップは単3と単4の3本入りブリスターパックのみ。こちらは単1や単2のモデルは見られませんでした。パッケージの『使用推奨期限10年』がかなり目立ちます。こちらもダイソーロゴがあるアイリスオーヤマとのコラボ商品となっているようです。パッケージの社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”ですが、バーコードの事業者名は“(株)大創産業[4550480]”となっていました。ここは青デザインと同じですね。
商品名は単3が「アルカリ乾電池 単3形 3本ブリスターパック(LR6DS10/3B)」、単4が「アルカリ乾電池 単4形 3本ブリスターパック(LR03DS10/3B)」。こちらは使用推奨期限5年の青デザインにはスペース上の関係か、記載が無かった部分です。また、商品名左にはアイリスオーヤマのアルカリ電池のパッケージで見られる謎の数字もあります。単3が「189」で、単4が「190」。
型番は単3と単4共に共通で「MTN-25-P120(G232)」で、ロット番号は「0605CF」になっています。QRコードのリンク先は“https://ioq.jp/?id=wB3xwGbXpk”で、アイリスオーヤマのウェブサイト上にある「一次電池の安全で正しい使い方」のPDFファイルが開かれます。


電池の外観。使用推奨期限5年の青デザインをそのまま黒に置き換えたものになっています。金色の部分が黄色めなのも同じ。個人的には青デザインの方が好みです。こっちはこっちで高級感がある感じで嫌いでは無いのですが…。こちらにもダイソーロゴが見られます。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製、社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”で“IRIS OHYAMA inc”と英社名表記も見られます。電池記載の問い合わせ先はアイリスコールの電話番号だけですが、パッケージには住所表記もあります。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。単3と単4共に使用推奨期限は「05-2035」となっていました。これは使用推奨期限10年がウリの電池なので、2025年5月製造の電池であると思われます。青デザインの方も同様な製造日でしたから、5月に新発売されたアルカリ電池なのでしょうかね。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“LC040141BKE9”の、単4には“LC281025AKE9A”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
これは使用推奨期限5年の青デザインと同じですね。同じ製造元なのは間違いないと思います。

 


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で単3は左に“L”上に“38”の刻印、単4は左に“F”上に“91”の刻印がありました。ちょっと薄めな刻印なのはこちらも同様で、写真では捉えにくい刻印ですね。
マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプでした。

★関連記事
【大創産業】IRIS OHYAMA Alkaline Battery 3 / 4
→当電池と同時発売されたと見られる、使用推奨期限5年のエントリーモデルと見られるアルカリ電池。デザインは当電池の黒部分をそのまま青に置き換えたようなものになっている。


【大創産業】IRIS OHYAMA Alkaline Battery 3 / 4

今回は均一ショップ“ダイソー”に突如登場したアイリスオーヤマのアルカリ電池を紹介します。ここ最近になって、アイリスオーヤマブランドのアルカリ電池を各100円均一ショップで見ることが多くなってきました。
最初は売れ残りが出回っているのだろうと思っていたのですが、4本入りだけではなく10本入りやキャンドゥで専売らしきアイリスオーヤマブランドのアルカリ電池を見たときにこれは販路を100均にまで広げたのだと察しました。


パッケージ。ラインナップは単3と単4の4本シュリンクパックと、単1と単2の1本シュリンクパックがありました。アイリスオーヤマのアルカリ電池でありますが、ダイソーのロゴもあるコラボ商品となっているようです。社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”ですが、バーコードの事業者名は“(株)大創産業[4550480]”となっていました。そこはダイソーなんですね…。
使用推奨期限は5年、型番は単3が「MTN-25-P160(G232)」、単4が「MTN-25-P300(G232)」となっていました。ロット番号は「0605CF」。QRコードは“https://ioq.jp/?id=wB3xwGbXpk”というリンク先になっており、アイリスオーヤマのウェブサイト上にある一次電池の安全で正しい使い方」のPDFファイルが開かれます。単純にioq.jpで開いてもアイリスオーヤマのトップページにリダイレクトされることからこれはアイリスオーヤマが管理しているドメインでしょう。アクセスしても安心だと思います。


電池の外観。メタリックな青色とどちらかと言うと黄色めな金色が象徴的なデザイン。個人的に結構好みなデザインです。アイリスオーヤマは以前のBIGCAPA basicも良デザインでお気に入りでした。アイリスオーヤマには素晴らしいデザイナーがいるに違いない!
ダイソーのロゴがこちらにも見られますね。パッケージにダイソーロゴが見られる製品は多いのですが、このように電池本体にまでダイソーロゴが見られるケースは少ないんですよね。私の記憶では「DAISO ハイパワーアルカリ乾電池」以来だと思います。
生産国は“MADE IN CHINA”で中国製、社名表記はパッケージと同じ“アイリスオーヤマ株式会社”。海外で出回ることを見据えてなのか“IRIS OHYAMA Inc”と英社名表記まである点は面白いですね。住所表記は有りませんが、アイリスコールの電話番号の記載はあります。ちなみにパッケージの方には住所表記も有りました。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。単3と単4共に使用推奨期限は「05-2030」となっていました。パッケージには使用推奨期限5年の記載があるので、2025年5月製造の電池であると思われます。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“LD060628B5C9”の、単4には“LC130129A3C9”のレーザー刻印らしきロット番号が見られました。
初めて見るタイプのロット番号です。このブログを休止してからのブランクが長かったので既存メーカーで新たなロット番号表記になったのか、それとも新たな電池メーカーなのかは謎です…。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で単3は左に“L”上に“88”の刻印、単4は左に“F”上に“61”の刻印が有りました。ちょっと薄めの刻印なので写真では少し見にくいかもしれません(これでもベストショットを探しました💦)。
マイナス極のガス抜き穴は単3と単4共に一般的な2つ穴タイプでした。


IRIS OHYAMA アルカリ乾電池 BIG CAPA(ビッグキャパ) 長寿命・大容量タイプ 単4形 40本パック LR03IRB-40S


今回はアイリスオーヤマのアルカリ電池、初代“BIG CAPA(ビッグキャパ)”の単4・40本パックを紹介します。アイリスオーヤマのアルカリ電池はここから始まった!懐かしいデザインの電池です。現在では事実上の後継に当たる“BIG CAPAα”や“BIG CAPA Basic”に引き継ぐ形で廃盤となっています。40本パックがあったんですね。初めて見ました。


パッケージです。これは40本パックであり、最初から箱売りを想定したものになっています。わざわざ『【お店の方へ】この商品は開封せず、このまま販売してください。』とまで書いてあります。しかし、開けてみるとバラの電池が入っているわけでもなく、普通にシュリンクされたアルカリ電池が入っていました。箱は段ボール箱に入っており、丈夫そうです。


続いて箱の側面。商品名は“大容量アルカリ乾電池 単4形 40本パック”、型番は“LR03IRB-40S”となっていました。Expiry Date(使用推奨期限)は「03_2022」となっており既に期限切れ。期限から1ヶ月経ってしまっています。
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”となっており、バーコードの事業者名も“アイリスオーヤマ(株)[4967576]”となっていました。社名表記下の問い合わせ先(アイリスコール)の電話番号が住所表記よりも大きく目立っています。


箱から電池を出してみたところです。箱売りでかつ、開封しないで販売してくださいとまで書いてあったのですが、普通にバーコードが記載されたシールが貼られている状態のシュリンクでした。これならバラ売りは可能でしょう。単4・4本パックの型番は“LR03IRB-4S”。
使用推奨期限が切れていたのでしょうがないとは思いますが、6本電池が液漏れを起こしていました。バーコードが記載されたシールの反対側シュリンク、左2本が決まって液漏れしています。期限切れ1ヶ月で液漏れというのはなかなか厳しいですね。もうちょっと持って欲しかった気がします。

電池の外観です。のシマシマ模様のように見えるカラーリングがこの初代BIG CAPAの特徴で、ブランド名よりも“IRIS OHYAMA”の社名ロゴが目立つデザインとなっています。
電池サイズ表記の背景の色がサイズにより異なっていて、単4はピンクになっています。販売元の社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”、生産国は“Made in China”で中国製となっていました。


プラス・マイナス側。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は箱の記載と同じ「03_2022」となっていて、既に1ヶ月の期限切れとなっています。使用推奨期限の表記は月と年が“_(アンダーバー)”で区切られているのが特徴的な表示です。
パッケージには“使用推奨期限5年”の記載がありましたから、2017年3月製造の電池であると推測されます。

外装ラベルを剥がしてみました。電池にはロット番号らしき印字が見られましたが、長時間経ってしまったからか印字がラベル側に転写してしまっていました。
ロット番号の印字はダイソーのDAISO & HWシリーズアルカリ電池などで見られる、上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で分かれているタイプで「上:ASBB 下:0916」の印字が見られました。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。薄緑色の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態上に数字が、下にアルファベットまたはアルファベットと数字が刻印されているタイプです。これもまたDAISO & HWシリーズのアルカリ電池で見られるタイプでした。
この電池では「上“35” 下“G1”」の刻印が見られます。また、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。


おまけで液漏れした電池の6本です。液漏れしてからはだいぶ経過しているようで、強アルカリ液でアイリスオーヤマのロゴが激しく色落ちしているのが伺えます。マイナス極側はまだ液で濡れている部分もあり、液漏れしてから間もない個体もあるようです。このあたりも解体してみようかなとは思ったのですが、勇気が出ないので諦めました💦これはこのまま廃棄行きです!
こうなってしまうと液漏れしていない電池も液漏れ間近だと思うので早く使わなくてはあかんですね…。

★関連記事
IRIS OHYAMA BIG CAPA アルカリ乾電池 単3形/単4形
→当ブログで初めて初代“BIG CAPA”を紹介した記事。


【アイリスオーヤマ/ウエルシア】BIGCAPA PRIME-W Alkaline batteries 3/4

今回はドラッグストア“ウエルシア薬局”に登場した新顔のアルカリ電池を紹介します。今までウエルシア薬局プライベートブランドのアルカリ電池はアイリスオーヤマ“BIGCAPAα”を採用していましたが、今回同じアイリスオーヤマのウエルシアオリジナルアルカリ電池と思われる“BIGCAPA PRIME-W”に変わりました。
BIGCAPA PRIME」はアイリスオーヤマのハイグレードアルカリ電池ですが、それのウエルシア版で“W”となるのでしょうか…。


単3と単4・4本ブリスターパックのパッケージです。他にも単3と単4には10本パックも用意されている他、単1と単2の4本パックもあります。キャッチコピーは『10年保存可能 長寿命・大容量』。加えて『備蓄用に!災害対策に!』というコピーも見られます。パッケージ右上にはウエルシア薬局のロゴが見られますが、電池本体に表示はありません。
パッケージ裏は殆どが注意書きで占めており、キャッチコピーやウリ文句などの記載はありません。左上に“BIGCAPA PRIME-W”のロゴが見られますね。型番は単3・4本パックが“LR6BP/4B-WE2”、単4・4本パックが“LR03BP/4B-WE2”となっています。販売元は“アイリスオーヤマ株式会社”、バーコードの事業者名も“アイリスオーヤマ(株)[4967576]”となっていました。問い合わせ先であるアイリスコールの電話番号は大きいのは良いですね。素晴らしいです。


電池の外観です。BIGCAPA PRIMEシリーズ??となっていますが、“BIGCAPA PRIME”のデザインとも違い、なおかつ他のアイリスオーヤマアルカリ電池にも似ないデザインです。他のアイリスオーヤマアルカリ電池と比べるとアイリスオーヤマのロゴが無いのが特徴的でここがプライベートブランド仕様ということなのかもしれませんね。
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3と単4共に「07_2030」となっていました。パッケージには“10年保存可能”とありましたので、それぞれ2020年7月製造の電池であると思われます。
マイナス側には使用開始日の記入欄があるのが特徴で、これも他のアイリスオーヤマアルカリ電池には見られないものです。

外装ラベルを剥がしてみました。ダイソーの“DAISO & HWアルカリ乾電池”などで見られる、上4ケタ(アルファベット)下4ケタ(数字)で別れているロット番号が印字されています。私が入手した個体ではラベルの繋ぎ目に印字があり、ラベル側に転写した文字が読めなかったです。
そのため推測にはなりますが単3が「上:FHEF 下:2323」、単4が「上:AHEF 下:–13」の印字が見られました。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。絶縁リングは単3と単4ではタイプが異なっていました。薄緑色なのは同じですが、単3は切り欠きを上に置いた状態で「下“23” 右“A3”」と刻印が入っているタイプで、単4は切り欠きを右に置いた状態で「上“18” 下“G1”」と刻印が入っているタイプとなっていました。これは同じアイリスオーヤマの“BIGCAPA basic”でも見られた絶縁リングなのですが、単3と単4の特徴が真逆だったのが個人的に面白かったです。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。


IRIS OHYAMA BIGCAPA basic 3 / 4

今回は“アイリスオーヤマ”の新アルカリ電池“BIGCAPA basic(ビッグキャパベーシック)”を紹介します。アイリスオーヤマのホームページでは低コスト・5年保証付きのアルカリ電池として紹介されています。
このアルカリ電池で特徴的なのは青と白をモチーフとした美しいデザインだと思います。デザイナーは意識してないかもしれませんが、まるで青空を思わせるこのデザイン…、とても素敵だと個人的に思いました。


4本シュリンクパックのパッケージです。低コスト(=エントリーモデル)のアルカリ電池ということなので、電池の向きは意識されておらずバラバラです。特にキャッチコピーなどは見られません。単3と単4にはご覧の4本パックの他、12本パックと20本パックが存在するようです。
型番は単3・4本パックが“LR6Bb/4P”で、単4・4本パックが“LR03Bb/4P”となっています。型番の右には謎の数字が見えます。単3が「98」、単4が「101」。三菱電機ホーム機器における型名コードのようなものなのかもしれません。バーコードの事業者名は“アイリスオーヤマ(株)(4967576)”となっていました。

ちなみにこちらは単1・4本パックのパッケージです。やはり、表立ったキャッチコピーは見られませんが、下部に“漏液防止構造”の記載が見られます。
BIGCAPA basicの全サイズでガスケット表面に減圧弁を採用することで破裂を防ぎ、液漏れを防ぐ機能が付いているとのこと。エントリーモデルでもしっかりこの機能を備えている点は嬉しいかも。


電池の外観です。青と白を基調としたデザインが特徴のこの電池。いいですね。逆に言えば、エントリーモデルのアルカリ電池には見えないデザインかもしれません。
アイリスオーヤマのアルカリ電池と言えば“危険”と“警告”が並んでいる独特な注意書きが特徴だったのですが、この電池では注意書きのスペースが大きく取られ、一般のアルカリ電池と同様に“危険”と“警告”の注意書きが分けられて記載されています。ここで注目すべき点は注意書きのマイナス極側で、この部分にも小さく“IRIS OHYAMA BIGCAPA basic”とブランド名が入っている点です。細かい所まで凝ってます…。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”。同じアイリスオーヤマのアルカリ電池である“BIGCAPAα”では住所表記もありましたが、この電池ではアイリスコールのフリーダイヤルのみの記載となっています。注意書き部分を大きく取った分、社名表記を減らしたと言う所でしょうか。

プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。写真では単4側の絶縁リングが外装ラベルに覆われて見えないですが、しっかりと付いています。
使用推奨期限は単3と単4共に「09_2024」となっていました。5年期限とのことですから、2019年9月製造の電池であると思われます。使用推奨期限の表示は印字されているタイプではなく、注意書きなどと共に印刷されているタイプです。

外装ラベルを剥がしてみました。どこかで見たことのある、上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で別れているタイプのロット番号です。相変わらず外装ラベル側に転写していますね。単3が「上:BEDH 下:2017」、単4が「上:ASDH 下:3109」という印字がありました。このタイプの印字はダイソーの“DAISO & HWアルカリ乾電池”と同様で、ついこの間もカインズのアルカリ電池で遭遇したばかりです。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。まず、絶縁リングは単3と単4でタイプが異なっていました。薄緑色なのは同じですが、単3切り欠きを右に置いた状態で「上“1” 下“G”」と刻印があるタイプだったのに対して、単4切り欠きを上に置いた状態で「下“26” 右“B2”」と刻印があるタイプとなっていました。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっています。


IRIS OHYAMA BIG CAPA α(ビッグキャパアルファ)[赤] 単1形/単2形/単3形/単4形

今回はかつてヤマダ電機や一部量販店、ディスカウントストアなどで発売されていた“アイリスオーヤマ”のアルカリ電池“BIG CAPA α(ビッグキャパアルファ)赤バージョンを紹介します。
これは現在多くの店舗で見られる“BIG CAPA α青バージョンの色違いで、以前アイリスオーヤマに問い合わせて見た所「販売店によって色を変えているが、中身は一緒である」というような回答を頂きました。

 

パッケージです。現行の青バージョンでは各サイズの2本パックや4本パック、9V形まで用意されているほどのきめ細かさですが、旧・赤バージョンでは多本パックのみの展開。今回は単1と単2の4本パック(写真左)と単3と単4の12本パック(写真右)を入手しました。パッケージには特に型番の表記はありません。キャッチコピーは“長寿命・大容量タイプ”、「さまざまな機器におすすめ」というキャッチも添えてあります。
単1と単2には“5年保存可能”、単3と単4には“10年保存可能”とあり、単1と単2、単3と単4では使用推奨期限が違います。同じブランドのサイズ違いで使用推奨期限が異なるというケースは珍しく、現行の青バージョンでもこの特徴が引き継がれていて、全サイズで10年使用推奨期限なのは上位モデルに当たる“BIGCAPA PRIME”のみです。
なお、バーコードの事業者名は“アイリスオーヤマ(4967576)”となっていました。

電池の外観です。まずは単3単4を。デザインは赤メタリックの帯が交互に配されたもの。個人的に現行青バージョンと比べるとこちらの方が高級感があるように見えます。現行はなんか安っぽそうに見える…。
注意書きは“危険”と“警告”が並んでいるアイリスオーヤマ独特のタイプで、注意書きの文面は旧・ビッグキャパと同じものです。生産国は“Made in China”で中国製

お次は単1単2です。単2~単4までが注意書きと社名表記が別に記載されているのに対して、単1のみはスペースが大きいためか、注意書きと社名表記が併記されています。その分“BIG CAPA α”のロゴが単1では2つ配されています。
販売元は“アイリスオーヤマ株式会社”。「5年保存可能(単3と単4では10年保存可能)」と電池に使用推奨期限が記載されている点もアイリスオーヤマのアルカリ電池の大きな特徴です。

プラス・マイナス側。こちらも単3単4からです。マイナス極の絶縁リングは無いタイプでした。その分、外装ラベルがマイナス極突起ギリギリまで貼られています。
使用推奨期限は単3が「12-2024」で単4が「01-2025」となっていました。電池本体およびパッケージには“10年保存可能”とありますから、それぞれ10年期限の2014年12月、2015年1月製造の電池であると思われます。

次は単1単2です。マイナス極の底板は「」のタイプ。こちらの使用推奨期限は単1、単2それぞれ「04-2021」。電池本体およびパッケージには“5年保存可能”とありましたので、それぞれ5年期限の2016年4月製造の電池でしょう。単1と単2では使用推奨期限印字の字体が微妙に違いますね。製造元が違う?
どれも微妙に古い電池ですが、入手してからずっと保管したままの電池なのでした。

単3と単4の外装ラベルを剥がしてみました。ロット番号はマイナス極下部に小さい文字で印字されているタイプでした。このタイプの印字は初めて見たような気がします。単3には「Z221487」、単4には「9512412」という印字が見えました。いずれも文字が小さく、単3でZか2かの判別が出来ないほどの小ささなので間違っているかもしれません。マイナス極下部に筋が入っているのも他の電池には見られない点かも。

最後にマイナス極の拡大です。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。
実は当ブログ、Lightboxが正常作動していなかったので新しく“Easy FancyBox”というプラグインを導入してみました。それに伴い、今回の記事では写真多めでお送り致しました。今までは別ウィンドウで表示されてたので画像表示の見た目が良くなったのではないかと思います。

★関連記事
IRIS OHYAMA BIG CAPA アルカリ乾電池 単3形/単4形
→アイリスオーヤマの初代アルカリ電池“BIG CAPA(ビッグキャパ)”を紹介した記事。現在は生産終了となっており、どこの店舗でも見られないが、アイリスオーヤマ系のホームセンター“ユニディ”では単3の4本ブリスターパックがまだ入手出来る模様。


matsukiyo アルカリ乾電池 単3形/単4形

今回はドラッグストア“マツモトキヨシ”で販売されているプライベートブランド“matsukiyo”のアルカリ電池を紹介します。
電池表面には「used? □YES」という謎の文字列が記載されています。こういう名前のブランドなの?と思われるかもしれませんが、電池を使い終わったときに「□」にチェックを入れれば使用済み電池を判別することが出来るというユニークな機能を持った電池なのです。真の機能性電池と言えるかもしれないですね。

パッケージです。電池本体はユニークでもパッケージに関しては一般的なパッケージと同じような感じです。ブランド名である“matsukiyo”はパッケージのみで電池本体の記載はありません。そこまでしてまで電池の使用済み判定に命を賭ける…、男らしい電池と言えるのではないでしょうか。このことはパッケージにも『使用済み電池が一目でわかるチェックボックス付き』との記載がありますが、表記がちょっと小さいので気づきづらいかもしれません。
単3・4本パックの型番が“LR6MK/4S”、単4・4本パックの型番が“LR03MK/4S”となっています。他にも単3と単4には10本パックも売られていました。バーコードの事業者名は“アイリスオーヤマ(4967576)”となっていました。供給はアイリスオーヤマが行っているようです。

電池の外観です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、単3と単4ではカラーが違います。単3はブルーメタリックのような色で、単4は青竹色がメタリックになっているような色になっています。なお、単1と単2は紫系の配色が使われていました。
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”。問い合わせ先も同社のアイリスコールとなっています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

注意書きの下部には「※この商品は(株)マツモトキヨシホールディングスのオリジナル商品です。」との記載があり、これがマツモトキヨシのプライベートブランドであることが伺える唯一の点です。

プラス・マイナス側。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3、単4共に「09_2023」となっていました。パッケージには“5年保存可能”との記載がありましたので、それぞれ5年期限の2018年9月製造の電池であると推測されます。
現行アイリスオーヤマのアルカリ電池はビッグキャパα、PRIME共に単3、単4は10年期限となっていますから、それより前、旧・ビッグキャパ相当の電池かもしれません。

外装ラベルを剥がしてみました。ロット番号は上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で分かれて印字されているタイプで単3が「上:ASCG 下:0303」、単4が「上:ASCH 下:2805」となっていました。これは均一ショップ“ダイソー”で販売されている“DAISO & HW アルカリ乾電池”とそのシリーズと同じタイプのロット番号です。もしかしてこの電池はHENGWEI製なのかもしれない…。

最後に絶縁リングの拡大です。薄い緑の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上には数字が、下にはアルファベットもしくはアルファベット+数字が刻印されているタイプ。
単3は上“12”下“G”の刻印が、単4は上“8”下“G1”の刻印がありました。こちらも“DAISO & HW アルカリ乾電池”と同じタイプです。なお、マイナス極のガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプでありました。

★関連記事
マツモトキヨシ アルカリ乾電池
→かつてマツモトキヨシで売られていたプライベートブランドのアルカリ電池を紹介した記事。この頃はオーム電機のからのOEM供給であった。

maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)
→この記事はマクセルの低価格アルカリ電池「GDシリーズ」を紹介し、同電池が以前のものと構造が変わったことを報じたものだが、実はこの記事で紹介した電池はマツモトキヨシで売られていたもの。こちらも現在販売終了。


IRIS OHYAMA BIG CAPA アルカリ乾電池 単3形/単4形

bigcapa_1様々な生活用品を発売していることで知られる“アイリスオーヤマ”のアルカリ電池です。ブランドは“BIG CAPA(ビッグキャパ)”で、由来は大容量を意味する「BigCapacity」からであると思われます。
デザインは赤メタリックがシマシマ状にあるもので、オーソドックスなアルカリ電池のデザインと言えます。単3と単4のデザインは同様ですが、単3が「単3形」と表示されている部分が、単4は「単4形」と表示されている部分がピンクとなっています。

bigcapa_2パッケージです。今回は単3・8本パックと単4・4本パックを購入してみました。特にキャッチコピーなどは無く、パッケージには『長寿命・大容量タイプ』と書いてあるのみです。
ちなみにバーコードのベンダーは“アイリスオーヤマ(4967576)”となっていました。

 

bigcapa_3電池の外観。他社では「危険」と「警告」の注意書きが別々(もしくは片方のみ)に記載されていることが多いですが、このアイリスオーヤマの電池では「危険」と「警告」が並んで記載されています。
販売元は“アイリスオーヤマ株式会社”、生産国は“Made in China”で中国製です。また、電池には「使用推奨期限 製造後5年」と使用推奨期限の期限が表示されており、これも他社では見られない珍しい特徴です。

bigcapa_4プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」となっていました。使用推奨期限は単3・単4共に「09_2019」となっており、電池本体やパッケージには5年期限と書いてありますから、それぞれ2014年9月製造の電池であると思われます。

 

 

bigcapa_5なお、使用推奨期限の印字は月-年の表示が一般的な“-(ハイフン)”ではなく、“_(アンダーバー)”になっています。
これは以前、本ブログで紹介したアイリスオーヤマ製を自称する生協(CO-OP)のアルカリ電池と同様です。また、同様の表記を持ったものにローソンストア100で売られている兼松の“アルカリ乾電池”トライアルカンパニーPBのアルカリ電池があり、表示位置が異なりますが、字体は同じものになっています。

bigcapa_6マイナス極の被覆を剥いでみたところです。左がBIG CAPA右がCO-OPです。どちらとも薄い緑の絶縁リングで、ガス抜き穴はあまり見られない3つ穴タイプとなっていました。
以上のことから、両者の製造元は同一と見て間違いないのでは、と思われます。