matsukiyo アルカリ乾電池 単3形/単4形

今回はドラッグストア“マツモトキヨシ”で販売されているプライベートブランド“matsukiyo”のアルカリ電池を紹介します。
電池表面には「used? □YES」という謎の文字列が記載されています。こういう名前のブランドなの?と思われるかもしれませんが、電池を使い終わったときに「□」にチェックを入れれば使用済み電池を判別することが出来るというユニークな機能を持った電池なのです。真の機能性電池と言えるかもしれないですね。

パッケージです。電池本体はユニークでもパッケージに関しては一般的なパッケージと同じような感じです。ブランド名である“matsukiyo”はパッケージのみで電池本体の記載はありません。そこまでしてまで電池の使用済み判定に命を賭ける…、男らしい電池と言えるのではないでしょうか。このことはパッケージにも『使用済み電池が一目でわかるチェックボックス付き』との記載がありますが、表記がちょっと小さいので気づきづらいかもしれません。
単3・4本パックの型番が“LR6MK/4S”、単4・4本パックの型番が“LR03MK/4S”となっています。他にも単3と単4には10本パックも売られていました。バーコードの事業者名は“アイリスオーヤマ(4967576)”となっていました。供給はアイリスオーヤマが行っているようです。

電池の外観です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、単3と単4ではカラーが違います。単3はブルーメタリックのような色で、単4は青竹色がメタリックになっているような色になっています。なお、単1と単2は紫系の配色が使われていました。
社名表記は“アイリスオーヤマ株式会社”。問い合わせ先も同社のアイリスコールとなっています。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製です。

注意書きの下部には「※この商品は(株)マツモトキヨシホールディングスのオリジナル商品です。」との記載があり、これがマツモトキヨシのプライベートブランドであることが伺える唯一の点です。

プラス・マイナス側。絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3、単4共に「09_2023」となっていました。パッケージには“5年保存可能”との記載がありましたので、それぞれ5年期限の2018年9月製造の電池であると推測されます。
現行アイリスオーヤマのアルカリ電池はビッグキャパα、PRIME共に単3、単4は10年期限となっていますから、それより前、旧・ビッグキャパ相当の電池かもしれません。

外装ラベルを剥がしてみました。ロット番号は上4ケタ(アルファベット)・下4ケタ(数字)で分かれて印字されているタイプで単3が「上:ASCG 下:0303」、単4が「上:ASCH 下:2805」となっていました。これは均一ショップ“ダイソー”で販売されている“DAISO & HW アルカリ乾電池”とそのシリーズと同じタイプのロット番号です。もしかしてこの電池はHENGWEI製なのかもしれない…。

最後に絶縁リングの拡大です。薄い緑の絶縁リングで、切り欠きを右に置いた状態で上には数字が、下にはアルファベットもしくはアルファベット+数字が刻印されているタイプ。
単3は上“12”下“G”の刻印が、単4は上“8”下“G1”の刻印がありました。こちらも“DAISO & HW アルカリ乾電池”と同じタイプです。なお、マイナス極のガス抜き穴は単3、単4共に一般的な2つ穴タイプでありました。

★関連記事
マツモトキヨシ アルカリ乾電池
→かつてマツモトキヨシで売られていたプライベートブランドのアルカリ電池を紹介した記事。この頃はオーム電機のからのOEM供給であった。

maxell アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(GD) / LR03(GD)
→この記事はマクセルの低価格アルカリ電池「GDシリーズ」を紹介し、同電池が以前のものと構造が変わったことを報じたものだが、実はこの記事で紹介した電池はマツモトキヨシで売られていたもの。こちらも現在販売終了。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です