月別アーカイブ: 2017年10月

モノタロウ アルカリ乾電池 単3形/単4形

今回は個性的なコマーシャルでも有名な事業者向け通販サイト“モノタロウ”のアルカリ電池を紹介します。 店頭売りはされていない電池ですが、かなり知名度は高い電池と思われ、どこかしらで見たことがあるのではないでしょうか。件のコマーシャルにもちょこっとだけ出演していますよ。
デザインは他のアルカリ電池では類を見ない紅白。目立ちますよね。

 

モノタロウはかつて社名と同じ“MototaRO”をブランドとして名乗っていましたが、認知度を高める目的から2013年10月に“モノタロウ”とカタカナのブランド表記に変更。アルカリ電池もデザインはそのままに“MotonaRO”から“モノタロウ”へひっそりと変更されています。

 

 

パッケージです。この電池は店頭などで販売されていない電池となっているのですが、再販を意識しているのかJANコードが印刷されていました。バーコードの事業者名は“MonotaRO(458233308)”となっています。

 

 

電池の外観。上部の“”と下部の“”が遠くからでも目立つデザインです。まるでアルカリ電池には見えません。とは言っても、マンガン電池にも見えないので個人的には良いカラーリングだと思います。
注意書きは一般的なもので誤字は無し。社名表記は“株式会社MonotaRO”となっており、原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。

 

プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「」。現在、赤い色の絶縁リングを使用しているアルカリ電池は少なくなってきているので、ある程度特定できそうな感じではあります。
使用推奨期限は単3、単4共に「02-2022」となっていました。時期的に5年期限と推測、2017年2月製造の電池であると思われます。使用推奨期限の表示は下部の赤い部分に印字すると見えにくくなるためか、上部の白い部分に印字されています。

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“EDYH 07 131411”の、単4には“FDZH06 251317”のレーザー刻印と思われるロット番号の印字がありました。
上6ケタ・下6ケタのパターンは単3と単4で同じですが、字体が違っているように見えます。

 

絶縁リングの拡大。赤い絶縁リングで、切り欠きを下にした状態で上に数字が刻印されているタイプです。単4(写真右)には「双 8 鹿」の刻印がありましたので、“PAIRDEER”ブランドで知られる“Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.”製であると推測されます。単3は単純に「81」だけの刻印になっていました。双鹿刻印の無い単3はセリアで売られている“PAIRDEER”ブランドのアルカリ電池でも見られたので、製造ライン違いなのかもしれません。

最後にマイナス極のガス抜き穴も見てみましたが、一般的な2つ穴のタイプとなっていました。


ビックカメラ コジマ アルカリ乾電池 単3形/単4形 LR6(BKN) / LR03(BKN)

今回は家電量販店“ビックカメラ”および“コジマ”で販売されているプライベートブランドのアルカリ電池を紹介します。 実はこの電池、本ブログでも以前紹介したことがある電池なのですが、パッケージが新しくなっていたこと、コジマのロゴが現行になっているということで再度紹介してみたいと思います。
デザインはあの頃から変わっていない、のものです。

 

4本ブリスターパックのパッケージです。以前のものはパッケージに値段が印刷されており、全体的にも安そうに見えるデザインでしたが、新デザインのものではシンプルに徹したデザインとなっています。その一方で後付な「おすすめ品」というシールが貼られています。シンプルなのか目立ちたいのかわかりません。
長持ちハイパワー!!』というキャッチコピーは前パッケージのものをそのまま受け継いでいます。

パッケージ裏です。裏面のキャッチコピーは『長寿命&強力パワーのアルカリ乾電池』。販売者は“株式会社ビックカメラ”・“株式会社コジマ”の2社、供給元は“東芝ライフスタイル株式会社”となっています。問い合わせ先は東芝生活家電ご相談センターの電話番号で、バーコードの事業者名も“東芝ライフスタイル(4904530)”のものになっています。

 

電池の外観です。見た目ではあまり変わっていなかった様に見えたこの電池ですが、かつての「LR6(BK)/LR03(BK)」という型番から「LR6(BKN)/LR03(BKN)」という“N”が付いた型番に変更されていました。生産国は中国製
社名表記はパッケージと同じく、販売者“株式会社ビックカメラ”・“株式会社コジマ”、供給元は“東芝ライフスタイル株式会社”となっています。

プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「」。使用推奨期限は単3が「03-2022」、単4が「02-2022」となっていました。パッケージには“使用推奨期限5年”の記載がありましたから、それぞれ2017年3月、2017年2月製造の電池であると思われます。

 

 

外装ラベルを剥がしてみました。単3には“D0402703”の、単4には“A1112619”のロット番号らしき印字がありました。このアルファベット1文字から始まる8ケタのロット番号は武田コーポレーションの“EXPOWER”などで見られるもので、最近出回っている中国製の東芝「アルカリ1」も同じ特徴を持っています。

 

最後に絶縁リングの拡大です。薄緑の絶縁リングで、切り欠きを左にした状態で上下に2ケタの数字とアルファベットが記載されているタイプ。写真のものでは単3は上に「G6」、下に「30」、単4は上に「G7」、下に「33」の刻印がありました。これは中国製の「アルカリ1」と同じ特徴であり、同一の製造元であると推測されます。 なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプでした。

 

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【中国製】TOSHIBA アルカリ1 アルカリ乾電池 単3形 LR6AG 12MP
→本記事では中国製の「アルカリ1」と称した、最近店頭で多く出回っている中国製の東芝ライフスタイル「アルカリ1」の単3を紹介した記事。本記事でも書いた通り構造が酷似している。