ドラッグストア“サンドラッグ”で売られていた“ENEFORCE(エネフォース)”というアルカリ電池です。久々に良いネーミングのアルカリ電池に出会ったような気がします。ただし、“eneloop”にオーム電機のハイグレードアルカリ“e-force”を足した様なネーミングですが。
デザインは背景色が金色に赤いグラデーションが入った若干パナソニックが入った的なものです。ですが、ENEFORCEロゴにより、思ったより類似していると言った印象はありません。
これが購入時のパッケージです。期間限定かどうかは不明ですが、10本に2本が増量された12本パックで売られており、価格は単3・単4共に税込306円でした。
社名表記は“(株)フォレスト ユニオンスター事業部”となっています。同社は近隣型ショッピングセンターを運営している企業で、今年(2015年)4月に同社から小売・卸売事業を“株式会社シーズリテイル”に譲渡の上、会社分割されています。
それを証明するようにバーコードのベンダーも“シーズリテイル(456011854)”となっています。なお、シーズリテイルはサンドラッグ創業家の資産管理会社である“株式会社イリュウ商事”が関わっていること、本社を東京都八王子市のサンドラッグビルに置いていることから、同社はサンドラッグの関連会社と見られ、実質上サンドラッグPBの電池と見て間違いないと思われます。
その経緯から、サンドラッグのみではなく、同グループに属するダイレックスやドラッグトップスなどでも売られている可能性があります。
電池の外観。電池のデザインは前述の通り、背景色・金色の赤いグラデーションとなっています。“ENEFORCE”のロゴも“O”の部分に赤い稲妻が入った特徴的なデザインとなっています。
社名表記はパッケージと同様の“(株)フォレスト ユニオンスター事業部”で中国製です。ユニオンスターとは旧・フォレストが展開していた、プライベートブランド“UNION☆STAR”に由来したものであるようです。
プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「赤」で、使用推奨期限は単3・単4共に「12-2019-Z-A」となっており、使用推奨期限の表示に加え、謎のアルファベットが記載されています。
パッケージには大きく『使用推奨期限5年』の記載がありましたから、それぞれ2014年12月製造の電池であると思われます。
外装ラベルを剥がしてみました。単3には“KALH14 21123”、単4には“HAKH01 060841”というロット番号らしきレーザー刻印が見られます。
系統的には以前本ブログで紹介した電池の中ではロイヤルパーツ版の“EVER PLUS”や西松屋チェーンの“SmartAngel”の印字に似ていますが、マイナス極の特徴や刻印の記載方向が違うので、一概に同一の製造元とは断定出来ないかもしれません。
マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプ。絶縁リングは薄い赤色のものになっていました。
ちなみに今回は単3と単4のみの紹介でしたが、他に単1・単2の4本パックもありました。