今回は配線器具や各種電気製品を販売していることで知られる“ヤザワコーポレーション”のアルカリ電池を紹介します。ヤザワコーポレーションは長年配線器具や電球などの小物を発売してきたことで知られるメーカーですが、今まで乾電池を発売したこと無く、これが同社初のアルカリ電池となります。
金色をベースとし、目に優しい?濃緑色を配したアルカリ電池らしいデザインではあるもののあまり見られない配色かもしれませんね。
パッケージです。単3および単4の4本パックにはブリスターパックとシュリンクパックが用意されています。ラインナップは4本パックのみで多本パック品は用意されていないようです。こちらはブリスターパックバージョン。こちらにのみ“強力長持ち”のキャッチコピーが記載されています。型番は単3が“LR6Y4B”、単4が“LR03Y4B”となっており、社名表記は“株式会社 ヤザワコーポレーション”となっています。
続いてシュリンクパックバージョン。こちらは商品名とバーコードや型番が記載されたラベルが貼ってあるのみであり、キャッチコピーの記載は見られません。社名表記も無く、商品問い合わせセンターの電話番号が記載されているのみ。型番は単3が“LR6Y4S”、単4が“LR03Y4S”となっています。シュリンクパックバージョンには写真の単3と単4、4本パックの他に単1と単2の2本パックもあります。バーコードの事業者名は“ヤザワコーポレーション(4966307)”となっており、こちらはブリスターパックバージョンも同じです。
電池の外観です。金色をベースに濃緑色を配した珍しい配色ですが、全体的には金色が多めの印象です。電池のデザインよりも注意書きのスペースが多く取られているという点も目につく点であります。もちろん、注意書きに誤字はありません。
電池本体の型番は単3が“LR6Y”で、単4が“LR03Y”。社名表記は“株式会社 ヤザワコーポレーション”。原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。
プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「緑」。使用推奨期限は単3、単4共に「12-2022」となっていました。ブリスターパックバージョンのパッケージには“使用推奨期限5年”の記載がありましたので、それぞれ2017年12月製造の電池であると推測されます。
外装ラベルを剥がしてみました。なお、注意書きには『電池の外装ラベルをはがしたり、傷つけない。』とわざわざ記載してあります。決してマネはしないようにね。機種によっては再使用するとショート(短絡)の危険があります!
単3には「F2DKE5 051132」の、単4には「F3DME6 121803」のレーザー刻印らしきロット番号が印字されていました。
絶縁リングの拡大です。単3と単4の絶縁リングは両方共に緑系ですが色が微妙に違います。切り欠きを下にした状態で単3は上に「8」の刻印が、単4は上に「双 31 鹿」の刻印がありました。従ってこの電池は“PAIRDEER(Zhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.)”製の電池であると思われます。同社製のアルカリ電池と言えば赤い絶縁リングだったのですが、緑色のバージョンもあったのですね。始めて見ました。
なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。
ちなみに絶縁リングにある「双鹿」とは中国の電池メーカーZhongyin (Ningbo) Battery Co., Ltd.が展開するブランド名で中国は“双鹿電池”として、日本を始めとする海外では双=PAIR 鹿=DEERに由来する“PAIRDEER”ブランドとして展開しています。