アルカリ乾電池 LR20(BS)/LR14(BS)/LR6(BS)/LR03(BS)

LR20(BS)_1一部店舗で見られる日立マクセルのアルカリ電池。マクセルの電池でありながらも、“maxell”ブランドは冠していない電池で、以前本ブログで紹介したマクセルの低価格アルカリ電池であるGDシリーズよりも安い価格設定となっている。なお、この電池もGDシリーズと同じく、カタログやホームページ上には掲載されていない。
推測ですが型番の“(BS)”は英語で基本を表す、ベーシック(BaSic)の略かな??

 

LR20(BS)_2パッケージの台紙・ラベル部分。今回紹介するものは各4本パック品であるが、他にも様々な多本パック品があるようです。ちなみにバーコードのベンダーは日立マクセル(4902580)。

 

 

LR20(BS)_3まずは単1と単2を紹介。デザイン的には金+白を主体としたデザインが他社には無く新鮮です。プラス極側に向かって青い矢印が配置されているデザインで、プラス極が明示的にわかり、逆装填を防いでいます。
社名表記は“製造元:日立マクセル株式会社 お客様相談センター”となっており、お客様相談センターが製造していると見えなくもない。
ちなみに電池本体には生産国の表記は無い。

 

LR20(BS)_4プラス・マイナス側。マイナス極はFDK製の特徴である“逆装填防止機能”を搭載しているので、これはFDKエナジーの日本製と推測される。ちなみに逆装填防止機能とはマイナス極に付いている3つの突起がマイナス極同士の接触を防ぎ、逆装填時の通電を防ぐ機能のことである。
使用推奨期限は単1・単2共に「07-2016」。5年期限と推測すると、2011年7月製造の電池のようです。結構長期在庫ですね。

LR20(BS)_5次に単3と単4を紹介。デザインはほぼ単1と単2と同一。社名表記は“日立マクセル株式会社 お客様相談センター”のみとなっており、「製造元:」が省略されている。以前のもの(写真左下、使用推奨期限「12-2016」)には「製造元:」の表記があるので、やはりお客様相談センターが製造していると誤解されたのだろうか。
ちなみに単3と単4は4本パックで98円であり、GDシリーズよりもおよそ100円安い価格設定となっている。

本体にはやはり生産国が書かれていなかった。以前もどこかで書いたことがあるのですが、この電池は低価格路線のアルカリ電池。低価格を維持するために、今後さらにコストダウンされ、日本製から他国製に変わると見越してのことなのかもしれないですね。

LR20(BS)_6プラス・マイナス側。単3のマイナス極は「◎」で、マクセル自社・日本製の“ダイナミック”と較べてみると、同じなので恐らくですが日本製なのではないでしょうか。また、単4の方においてもやはり“ダイナミック”と同じ構造なので同じく日本製なのではないでしょうか。
ただし、使用推奨期限の印字はボルテージやダイナミックのように大きいタイプではなく、GDシリーズのように印字が小さいタイプです。
なお、使用推奨期限は単3が「03-2018」で単4が「08-2018」。5年期限と推測すると2013年3月と8月製造と思われる。

LR20(BS)_7フルラインナップ。生産国が記載されていないのが難点ですが、現状では日本製のようなので特徴さえ掴んで購入すればお得な電池であります。性能のほどは?でありますが。
こう、全サイズを並べてわかったのですが、単1~単3は“アルカリ乾電池”のロゴが独特のものですが、単4のみがフォントが異なりますね。どうしてなのかは謎。


アルカリ乾電池 LR20(BS)/LR14(BS)/LR6(BS)/LR03(BS)」への2件のフィードバック

  1. よっしー

    初めてコメントします
    このBSシリーズの電池,レンタルショップのGEOでも販売されており,パッケージの台紙に「日本製・使用推奨期限5年」の表記がありました。推理完璧でしたね

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      この電池、ゲオでは台紙をゲオ仕様に差し替えたオリジナル電池として売られていますね。
      かつてはソニーのアルカリブルーだったような気がしたのですが、いつの間に変わっていましたね。

      返信

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