MITSUBISHI VITAL R6P/F6S

R6PF6S_1一部100円均一ショップやローソンストア100で見られる、“三菱電機ホーム機器”のマンガン電池。単3・6本入りで昔懐かしな「VITAL(バイタル)」ブランドを用いたマンガン電池となっている。
電池の型番は「R6P」であり、外観の色通り、赤マンガン相当であろう。現在のものは中国製であるが、かつては日本製であった。今回、日本製の未開封品が出てきたので比較してみることにする。
ちなみに写真上が中国製(現行)、下が日本製。

R6PF6S_2パッケージ裏のバーコードラベル。左が中国製で右が日本製。同じ向きに揃えているのですが、バーコードラベルの貼り位置が上下逆さになっています。シュリンクのビニールも中国製はPVC(いわゆる塩ビ)であるが、日本製のものはPETになっている。
ラベル上の型番は“R6P/F6S”で同じ。バーコードのベンダーは三菱電機(4902901)で、コードも全く同じものである。

 

R6PF6S_3上が日本製で下が中国製。マイナス側のシュリンクの封止も異なっており、日本製のものはナショナルのものに似ているような気がします。

 

 

R6PF6S_4電池の外観。比較しやすいように“正面(写真左上)”、“注意書き(写真右上)”、“社名・原産国(写真真中)”と分けてみました。いずれも上が中国製、下が日本製です。
正面を見た感じでは中国製の方が赤の色合いが濃く、下の赤い帯の部分が大きいような感じがします。日本製の方の赤は朱色に近い赤色に見えます。注意書きは日本製のほうが濃い目に見えますがフォント(スーラかな?)も全く同じです。

一番違ったのは“社名・原産国”表示の部分です。もちろん、原産国表示「MADE IN CHINA」と「MADE IN JAPAN」の表記は異なりますが、原産国の違いで使用推奨期限の表示部分が違うので(後述)、[使用推奨期限(月-年):底面に表示](中国)、[使用推奨期限(月-年):本体に表示](日本)と表記が異なっています。その影響からか、英語で“水銀0使用”を表す、「NO MERCURY ADDED」の表示位置が変わっています。

R6PF6S_5プラス・マイナス側。プラス極の絶縁リングは「」で同じですが、使用推奨期限の表示位置が違います。中国製はマイナス極の底板に表示されているのに対し、日本製のものはマイナス側に近い本体に表示されています。
ちなみに使用推奨期限は中国製が「08-2014」で日本製が「05-2008」でした。どちらとも微妙に古い(^^;。

 

R6PF6S_6ちなみに日本製の方は使用推奨期限の印字がレーザー刻印で、日本製時代のナショナル“ネオ黒”(使用推奨期限:06-2005)と同様のものなので、これは松下(パナソニック)製なのではないでしょうか。
このように、かつては100円ショップでも簡単に日本製のマンガン電池が入手可能でした。現在では国内ではマンガン電池を生産していないので入手したくても入手できない悲しい事態となっています。


MITSUBISHI VITAL R6P/F6S」への3件のフィードバック

  1. せんし

    この電池、よく液漏れ覚えがあります。
    この電池確か百円ショップセリアで買ったと思います。
    以外に僕マンガン電池をたくさん買ってしまうんですよね(笑

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  2. RQ-SX50

    ナショナルOEMの前はTTK製でしたね。TTK製は現行と同じく漏れやすかったように思います。

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    1. みはりん 投稿作成者

      松下電器時代の日本製マンガン電池は耐漏液性が高くて良いマンガン電池でしたね。
      今回の記事で紹介した松下製のVITALも長年リモコンの中に閉じこまれていた電池が出てきたものだったのですが、液漏れどころかまだ使えましたからね。

      返信

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