古~い、マブチモーターです。これは60年代に発売されていたもののようで、左から“01”、“02”、“03”という型番のモーターです。
最初は模型やおもちゃ用として誕生したマブチモーターでしたが、その小型で高性能なモーターはおもちゃのみならず様々な機器に搭載され、マブチモーターが発展していったサクセスストーリーは誰もが知るところであります。
中身のモーター。このモーターは鋳造(アルニコ)マグネットを用いたシリーズで、マグネットの部分が出っ張っているのが特徴です。現在のものはフェライトマグネットを用いたものでスリムになっているのは、皆さんご存知の通りです。
中には使い方やモーターのラインナップなどが記載された説明書きが入っています。
この説明書きの下をよく見てみると…、
「○マブチモーターにはコンビのマブチ乾電池をつかいましょう」
ということで“マブチ乾電池”の紹介が掲載されていました。マブチモーターと言えば“スーパーセル”という名のニカド電池を三洋電機のカドニカOEMとして発売していたのは知っていましたが、乾電池も発売していたのですね。単1が35円、単2が25円、単3が25円であったようです。実際に本物も手にとって見てみたいところではありますが、入手困難でしょう。
ちなみに、表記の“東京科学株式会社”とは後にマブチモーターとなる会社の社名です。当時は同社の社名を冠した『TKKマブチモーター』として売られていました。
今まで、このようなチラシや販促品などを取り上げた記事は“電池関連用品”のカテゴリに入れておりましたが、今回の更新で“販促品/ノベルティ”のカテゴリを作成し、その中に入れることにしました。過去“電池関連用品”にカテゴライズしていた販促品などの記事についても移行予定です。
この01~03モーター、なぜか近所の模型屋にかなりの数がストックされてます。
安くてトルクがあり、直接ねじ止めできるので工作にとても便利なモーターです。
おまけにブラシが丸見えでメンテ製が良かったりしますね。
みはりん様の01モーターのリード線は緑/赤となっていますが、これは当初からでしょうか。
自分の01モーターは全て緑/緑のリード線で自分で赤に交換する必要性があります。
ところでマブチ乾電池ですが以前模型屋さんのご主人に伺ったことがありまして、
微かな記憶によると単1、単2は金属外装で松下のハイパーより持たなかったそうです。
※年代から考えるとハイパーではなく、ニューハイパーの気がします。
自分が持っている“01”のリード線は最初から「緑/赤」のものでした。モーターが入っていた袋が白く、説明書きやラインナップが袋に記載されているタイプなので、後期バージョンなのではないかな?と思われます。“02”・“03”は普通のポリ袋にモーターが入っており、この記事で紹介したような注意書きの紙が入っているタイプでした。
http://miharin.moo.jp/blog/recharge/tmp/mabuchi01.jpg
仰る通り後期版のようですね。
自分のは透明のポリ袋に説明書とピニオンギアが付属しているタイプです。