前回のブログでは実は現在でも生産していた日立マクセルの“ダイナミック”を紹介しましたが、今回は一時期100円均一ショップで出回ったOEM(組み込み)向の“ダイナミック”を紹介します。
外観でも分かる通り、海外で使われることを想定して英語でも併記してあるのが特徴です。
前回紹介した一般市販品のダイナミックとの比較。OEM向のダイナミックは注意書きが日本語だけではなく英語でも記載、欧州への輸出も想定してか、WEEEマークもあります。表もアルカリ乾電池に“ALKALINE BATTERY”の併記があり、サイズ表記も一般市販品では「単3形」と書いてある場所には「SIZE AA」と書いてあります。
JISマーク比較。上から、
●旧デザイン“ダイナミック”のOEM向。使用推奨期限:05-2006。
●旧JISマーク“ダイナミック”。使用推奨期限:04-2009。
●新JISマーク“ダイナミック”。使用推奨期限:05-2018。
●新JISマーク“ダイナミック”のOEM向。使用推奨期限:01-2014。
一般市販品のダイナミックの型番が「LR6(W)」でOEM向が「LR6(W)E」ということは一般市販品の型番に「E」記号を付加したものがOEM向けのようです。
各電池の外観。上2本が旧・新のOEM向ダイナミックです。ちなみにいつものプラス・マイナス側の比較ですが、どれも日本の日立マクセル製で「◎」なので今回は省略します。
おまけ。昨日掲載しようと思っていたのだけど、忘れていた現“ボルテージ”[6LF22(T)]と旧“ダイナミック”[6LF22(W)]の9V形。どちらとも6LF22タイプでマレーシア製です。