今回はソニーが発売するエントリークラスの低価格アルカリ電池“アルカリブルー”を紹介します。電池本体には“STAMINA PLUS”の名も記載されており、ソニーが発売するスタミナシリーズの一つとしても位置付けられています。
色は“アルカリブルー”が表すように青色ベースのデザイン。入れ間違い防止のためかプラス極にちょっとしたシルバー色が入っています。青色のデザインは他社で乾電池EVOLTAやRisingなどハイグレードアルカリ電池の象徴になりつつあるので、紛らわしいかもしれません。
単3・10本パックのパッケージ。型番は“LR6SG-10PCW”となっています。ラインナップは単3と単4のみで、10本・20本・30本パックがあるようです。
ちなみにバーコードのベンダーは“ソニーエナジー・デバイス(4901660)”。これは過去ソニーが発売していた電池はソニーエバレディ→ソニー・エナジー・テックが販売を担当していたという名残りから、その頃のコードを使い続けているためです。
電池の外観。かつての“アルカリブルー”では普通に日本語・英語・中国語の注意書きでしたが、現行モデルでは文面での注意書きが廃されて、ピクトグラム(アイコン)による注意表示になっているのが非常に印象的です。
ピクトグラムの横には一際目立つ“MC”のマークが見えますが、これはマレーシアの安全規格“Malaysia Safety Standards”に準拠していることを表すマークのようです。
社名表記は“ソニー株式会社”、生産国は“Made in Indonesia”でインドネシア製です。
なお、このピクトグラムでの注意表示は最近、日本製に変わった現行モデルである充電式ニッケル水素電池“サイクルエナジーシルバー”でも同様に変わっており、今後ソニーで日本のみではなく、ワールドワイドで発売している電池のスタンダードになっていくのかもしれません。
ちなみに、このピクトグラム(アイコン)の意味は“アルカリブルー”の商品ページに記載されています。
プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「緑」。この特徴を持つインドネシア製の電池ですから、FDKの現地工場である“PT FDK INDONESIA”製であると考えられます。
使用推奨期限は「01-2021」。時期的に5年期限と推測、2016年1月製造の電池であると思われます。