富士通(FDK)の乾電池はロット差や品種差による製造国の違いが多いが、今回は液漏れ耐性が強いと言われるインドネシア製の単3黒マンガン・8個パックを入手した。富士通の黒マンガン・単3の場合は4本パック品が中国製、写真の8本パック品がインドネシア製である。今回の8本パックはナフコで198円で入手した。中国製4本パックが128円なので断然8本パックの方がお得である。
こちらが4本パックの中国製。100円均一ショップでよく見られる。
インドネシア製と中国製を比較してみた。色々な部分が違う。まず、マイナス側。刻印が深いのがインドネシア製で浅いのが中国製。リングも異なる。プラス側もインドネシア製はリングが「緑」、中国製はリングが「赤」である。印刷も『水銀0使用』と書いてある緑色の帯の幅が微妙に違ったりしてます。
過去に本ブログで紹介したローソンストア100で発売されているバリューラインのマンガン乾電池とベイシアグループのマンガン乾電池をいっぺんに比較してみた。見事に刻印が同じです(プラス側も「緑」でした)。OEM供給のマンガン電池は4本パックでもインドネシア製のようです。
農協PBマンガンもこれっぽいのですよね
http://blog-imgs-50-origin.fc2.com/k/k/j/kkjh352/CIMG6025.jpg
http://kkjh352.blog.fc2.com/blog-entry-31.html
アルカリは〄でFDK確定ですが、マンガンもインドネシア製なので。
ただし、4本198円とナフコの2倍の値段がします
確かにマイナス側がインドネシア製と同じようですね。ここで比較しているベイシアグループもバリューラインの電池も『供給元:FDK株式会社』と書いてあるので、FDK供給だとわかるのですが、無名様のA-COOPでしたっけ?は供給元表示があるのかが気になるところです。
A-COOPのにはアルカリ、マンガン共に供給源表示はありません。
93年製には〄があるのでFDKと分かるのですが、現在売られているのにはFDKという文字が出てきませんのであくまで予想です。
ペイシアもローソン100もないので実物を見たことはないのですが、FUJITSUインドネシア製と造りが同じならおそらく供給源は同じなのでしょう。
TOPRUNが漏れたのでついでに聞いてみたら、ICI社製とのこと
中国製はパナソニックで確定なので大体のFDKマンガンの謎が解けました
それにしてもABC電池だったとは…
FDKって意図も簡単に教えてくれるんですね。
構造的にはダイソーの仏陀マンガンと同じなので、ABC(ICI)製ではないのか?と思っていたのですが。
液漏れしたTOPRUNは現行「TOPRUN V」のインドネシア製?
自分が持ってる未開封の旧・日本製(推奨期限:10-2011)は未だに漏れてないなぁ…。
追記:
写真UPしました。やはり漏れてない。個体差?ロット差?
http://miharin.moo.jp/blog/recharge/tmp/toprunv.jpg
TOPRUNは日本製でTOPRUN Vですよ。かなり液が漏れ出ていて悲惨な状態です。
他のところは企業秘密として教えてくれません(それが普通ですが)
期限は去年の12月で切れてますが送ってくれとのこと。
亀レスですが、FDKは情報公開に熱心ですよ。
一時期出回っていたノーベルブランドの電池が復刻かどうかを聞くと、
国内向きではなく海外向きの製品が逆輸入されただけとのこと。
2000年ぐらいまで特殊電池を製造していたのにぱったり辞めたのはなぜかと聞くと、
科学技術庁(当時)と某A庁(当時)が通信機器用に必要としていたため、とか。
FDKがマンガン電池の自社生産から撤退した理由について聞くと、
他社のマンガンより性能が悪かったのと原材料高騰でOEMした方が良いと判断した。
他にも、この電池を~の状況下で何mAで使った時の寿命と放電特性を教えてほしいと
尋ねると、数日後に実測データをくれたり(しかも±5℃の温度変化も想定内。
この時のデータは大学の自作観測機器で大いに活躍しました)
他に業務用の電池が欲しいというと問屋を紹介してくれたり…
マクセルも古い電池の情報を公開してもらえるので、さすが電池メーカー!!ですね。