現在、九州や関東地方で“スーパーセンタートライアル”などの屋号でディスカウントストアを展開するトライアルカンパニーのアルカリ電池。
トライアルPB品のアルカリ電池は様々な種類が発売されており、この電池は比較的古いものである。この電池は外観や注意書きの特徴から、オーム電機のOEMであると思われる。4本58円で安かったが、あまり長持ちしなかった印象がある。個人的には国内メーカーのマンガン電池以上、アルカリ電池未満の持ちという印象だろうか。
当時は同じような値段で、同じくオーム電機が家電量販店“コジマ”専売で「C&V」なるブランドのアルカリ電池を発売していたことがあり、この電池も同じような性能だったのを記憶している。安い分、コストも削減しているから寿命も持たないということなのでしょう。この事例から、個人的にはあまりオーム電機の乾電池自体に良い印象を持っていない。
注意書き部分。注意書きは誤字も無く、ごく普通の注意書きであるが、「危険」の“険”の字が“險”になっている。なんだか怖い字である。社名表記は“株式会社トライアルカンパニー”。
デザインそのものは金ベースに青+緑というアルカリ電池にありがちで一般的なデザイン。生産国は中国となっている。
プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは無いタイプで、奥に見えるガス抜き穴は2つ穴となっている。液漏れの影響か、使用推奨期限の表示が落ちており、かろうじて「01-2011」という印字が見える(写真真ん中の電池、見えるかな?)。
写真右の電池は比較的液漏れが進んでいる個体の皮膜を剥いたので、若干汚なめなのはご了承を。