今回も“スーパーセンタートライアル”などの名でディスカウントストアを展開するトライアルカンパニーのアルカリ電池を紹介します。
前回の記事ではリニューアルしたプライベートブランド品のアルカリ電池を紹介しましたが、今回のリニューアルで新たに追加された“ハイパワー”タイプのアルカリ電池を紹介します。ラインナップは単3と単4のみ、4本パックが税込149円とハイパワータイプなだけにちょっと高い価格設定となっています。
ノーマルタイプとは異なり、ハイパワータイプはパッケージに台紙が入っています。キャッチコピーは『大容量でスタミナ長持ち』。用途として「玩具」・「懐中電灯」・「ゲーム機」が挙げられています。まぁ、用途としては妥当な点でしょう。大電流対応ならデジカメも挙げても良かったような気がしますが。
もちろん、パッケージ裏にはバーコードラベルもあります。ベンダーはノーマルタイプ同様に“兼松(4959058)”。同じく、同社が供給しているものと考えられます。
型番は単3・4本パックが「LR6H/1.5V 4S」、単4・4本パックが「LR03H/1.5V 4S」となっています。いずれも“H”が追加されており、これがハイパワータイプを表しているものと思われます。
電池の外観。デザインはノーマルタイプと同様のもので、ノーマルタイプの金+赤から金+青に変化したものになっています。電池にはハイパワーなどの記載は無いため、ノーマルタイプと混ざってしまったら色違いと勘違いしてわからなくなってしまいそうです。
輸入販売者は“(株)トライアルカンパニー”で生産国は“MADE IN CHINA”で中国製。注意書きはノーマルタイプ同様の小さくて読みにくい注意書きとなっています。
ノーマルタイプとの比較。色以外は全く同一のデザインであることがわかります。最近はハイグレードアルカリを象徴するものとして青いデザインを導入するアルカリ電池が多くなってきていますが、この電池も例に漏れずといった感じでしょうか。
プラス・マイナス側。マイナス極の絶縁リングは「緑」。使用推奨期限の月-年表示が“_(アンダーバー)”になっているのはノーマルタイプと同様ですが、ノーマルタイプが黒印字なのに対し、ハイパワータイプでは白印字になっています。
使用推奨期限は単3・単4共に「04_2021」。時期的に5年期限の2016年4月製造の電池と思われますが、ハイパワータイプであるのにも関わらず5年期限なのですね。
マイナス極のガス抜き穴は2つ穴タイプで、ノーマルタイプ同様、外装ラベルを剥がしてもロット番号などの印字は見られませんでした。絶縁リングの色も「薄緑」で刻印の特徴もまたノーマルタイプと同様なので同じ製造元かと思われます。
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→本記事でノーマルタイプと称した低価格版のアルカリ電池を紹介。本記事でも触れていますが、外観上の違いは赤か青かの違いのみ。