ビックカメラに登場したプライベートブランドのアルカリ電池です。ビックカメラと言えば、東芝ライフスタイルのものやFDK、最近ではマクセルでもビックカメラ専用モデルの“ダイナミック”が登場するなど、とにかく種類が多いことで有名なのですが、その中で登場した新たなアルカリ電池となります。
赤い●印に“B”のマークであるビックカメラグループのロゴと、“ORIGINAL BASIC”と言うブランド名と白いシンプルデザインが特徴です。
ラインナップは単1から単4まで、そのうち単3と単4は4本パックのみの展開でシュリンクパックとブリスターパックの2種類が用意されています。 まずはシュリンクパックの紹介です。
型番は単3の4本パックが“LR6BKOS-4P”で、単4の4本パックが“LR03BKOS-4P”となっています。輸入元は“株式会社オーム電機”となっていて、バーコードの事業者名も同社のものとなっています(4971275)。電池の正面が揃ってシュリンクされている点はとても感心しました。
続いてはブリスターパックの紹介です。パッケージは真っ赤なデザインで遠くからでもかなり目立ちます。パッケージの表にも裏にもキャッチコピーなどの記載が見られません。ブリスターパックバージョンでは輸入元の“株式会社オーム電機”以外にも販売元である“ビックカメラグループ”の記載も見られます。問い合わせの電話番号はオーム電機のもので、サポート方面はオーム電機に投げていると言った感じでしょうか。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。
型番は単3の4本パックが“LR6BAOB-4P”で、単4の4本パックが“LR03BKOB-4P”となっています。
電池の外観です。どこかで見たことがあるような白いシンプルデザインが最大の特徴。注意書きは至って普通のものです。オーム電機のアルカリ電池では『「加圧変形」しない』という特徴的な注意書きがありますが、この電池では見られないのでオーム電機の注意書きとも違っています。
社名表記は「【販売元】ビックカメラグループ」「【輸入元】株式会社 オーム電機」となっていました。
プラス・マイナス側です。マイナス極の絶縁リングは「緑」。使用推奨期限は単3、単4共に「06-2026」となっていました。パッケージには“使用推奨期限7年”の記載がありましたから、それぞれ2019年6月製造の電池であると推測できます。
ちなみにオーム電機のアルカリ電池で“Vアルカリ乾電池”が使用推奨期限5年で、上位モデルの“Vアルカリ乾電池UPPER”が10年となっているため、当電池の相当モデルが存在しません。
ということはどういうポジションの電池なのか気になるところですね。VアルカリとUPPERの間に当たるスタンダードアルカリなのか…。税抜き198円(2019年7月現在)となっていますから、そう考えると納得できる価格ではあります。
外装ラベルを剥がしてみました。単3には“K21103 9D0820”の、単4には“Q30709 9D1310”のロット番号らしきレーザー刻印が見られました。
今回のロット番号刻印はかなり薄く、文字もとても見えにくくて写真でも殆ど見えにくいものと思います。印字パターンも今まで“Vアルカリ乾電池”などで見られたものとは異なっています。
最後に絶縁リングの拡大です。濃い緑色の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態で上に数字2ケタ、その左にアルファベットが刻印されているタイプです。単3は上“13”左“A”の、単4は上“18”左“C”の刻印が印字されていました。
このタイプの刻印は“Vアルカリ乾電池”など、他のオーム電機販売のアルカリ電池と一致するため、これらの製造元と同じなのかも知れませんね。
なお、マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプとなっていました。