押入れの奥から出てきた、ホームセンター“ケーヨーデイツー”のPBブランド「デイツー・オリジナル」の旧アルカリ電池。写真のものはブリスターパッケージだけど、シュリンクパックのものもあったような気がします。価格は8本税込298円。
パッケージ裏は真っ白w。バーコードのベンダーは「株式会社ケーヨー(4540943)」。注意書きには「○○逆接続」という妙な表記が見える。おそらく、○の中に+ーを入れ忘れただけだと思うけどね。
電池の外観。金ベースの黒+緑という、旧・パナソニックアルカリ乾電池(金パナ)にも似たデザインですね。生産国は中国。
プラス・マイナス側。使用推奨期限は「11-2006」。マイナス極のラベルを剥がしてみると、黒い絶縁リングがあるタイプのものでした。
いずれ掘り下げますが、これが現在のデイツー・オリジナルのアルカリ電池。シュリンクパックのみで8本入り・税込298円なのは同じです。同じくバーコードのベンダーは「ケーヨー(4540943)」。『長持ちハイパワー』というキャッチコピーが付いています。
比較してみた。上が現行デザインのもので、下が今回紹介した旧デザインのもの。デザイン的には近いですが、旧デザイン品が中国製なのに対し、新デザインの方はタイ製なのです(写真ではちょっと見にくいですが…)。タイ製ってもしかして…?と思ったあなたは鋭い!
パナソニックアルカリ乾電池(写真はOEM向)と比べて見ると、マイナス極の特徴である、ミゾに絶縁用の樹脂を流し込んだタイプのもの。これは数少ないパナソニックOEMのアルカリ電池です(アルカリβ相当かな?)。
ちなみに、このパナソニック系の単3と単5でしか見られないこの絶縁樹脂は“紫外線硬化樹脂”というもので、マイナス極のミゾに樹脂を流した後に紫外線を照射し、固めているようです。
光硬化パテと同じようなものなんでしょうね。
原理的には同じものでしょうが、光硬化パテは可視光線でも硬化するのが違いなのでしょう。
紫外線硬化樹脂は単4もありました。98年期限の物ですがw
なぜ現在の物にはないのだろう
液漏れの兆候(ガス)が出るとこの樹脂は段々と溶けていって、すべて溶ける(無くなる)やがて液漏れするという特性なので液漏れが予測しやすいです。
そのためか他所より液漏れしやすいのかもしれませんが
他にタイ製の電池と言えばギガマックスマンガン単4やロケットマンガンなど
旧デザインのパナソニックアルカリ乾電池(使用推奨期限:02-2011)やオキシライド乾電池(使用推奨期限:03-2007)の単4では既に絶縁樹脂が見えないので、大分前から採用を中止しているようです。単5が使用されているのに単4が使用されていないのは確かに疑問ですね。
http://miharin.moo.jp/blog/recharge/tmp/pana_AAA.jpg
パナソニックのタイ製は“パナソニックエナジータイ”製ですが、MEGACELLやGigamaxのマンガン単4のタイ製はロケットタイ現地工場“Rocket Thai”製ですね。
単4に使用されていないのは単に直径が細いからだったと思います。
単4は外装ラベルで上手く絶縁されるように変更されてから、
単3と単5だけになりましたね。
で、ホムセンでアルカリβはこの樹脂が所々無くなってるものがあり、
ためしに買ってみたところ保管中に案の定液漏れしました。