何の変哲も無い、ホームセンター“ケーヨーデイツー”で売られている“デイツー・オリジナル”のアルカリ電池です。
現行で発売されているものは“MADE IN THAILAND”でタイ製ですが、今回紹介するものは“MADE IN U.S.A.”で世にも珍しいアメリカ製のものなのです。
両者、同じデザイン、注意書きも全く同じものですがタイ製の方が外装ラベルの光沢がピカピカしています。従って、アメリカ製の方が注意書きが読みやすい印象を受けます。
使用推奨期限の表示位置も違っており、アメリカ製がプラス極側に印字があるのに対し、タイ製はマイナス極側に印字があります。現行品がタイ製なことや、電池のデザインが両者とも同一なことからパナソニックからのOEM供給であることは間違いないのでしょうが、同じくアメリカ製が存在していた“アルカリβ”の相当品なのでしょうか…。
ちなみに今回入手したアメリカ製の使用推奨期限は「04-2012」。
マイナス極の外装ラベルを剥がしてみた所です。ガス抜き穴は4つ穴タイプで、現在発売されているパナソニックのアルカリ電池に通ずるものがありますが、絶縁リングや樹脂の類が見えません。実は紫外線硬化樹脂があったのかもしれませんが、ガスの発生により消えてしまった可能性もあり得ます。
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D2 ORIGINAL Alkaline アルカリ乾電池 単3形
→本記事と同様にホームセンター“ケーヨーデイツー”で売られている「デイツー・オリジナル」のアルカリ電池を紹介した記事。こちらはパナソニック製を採用する前のモデルで、中国製となっています。OEM元は不明。
パナソニック米国製は最近ではめっきりタイ製に押されて国内では見ませんね。
現行品で米国製といえば2CR5やCR123Aの一部に限られています。
コメントありがとうございます。確かにパナソニックのアメリカ製は見なくなりましたね…。パナソニックの電池は地域ごとに生産国を使い分けているような気がします。
ちなみにパナソニックのリチウム電池は2CR5やCR-P2などのパック系電池がアメリカ製で、CR123AやCR2はインドネシア製だったような気がします。アメリカ製の電池も組立はアメリカで中のセルはインドネシア製なのかもしれませんが。
http://miharin.moo.jp/blog/?p=4111
確かに、中身はインドネシアの可能性も否定できませんね。しかし何故かパナソニックから供給を受けているであろうソニーは2020年12月期限の新しいCR123Aもアメリカ製でした。それにしてもリチウム電池の謎は深いですね。