HUADAO(R) SUPER ENERGY AA R6P UM-3/AAA R03P UM-4

某大手オークションサイトに出品されていた“HUADAO(R)”なるブランドの電池です。当該出品画面では「アルカリ乾電池」として出品されていますが、明らかな“マンガン電池”です。騙されたw。電池本体にも“R6P”や“R03P”といった型番が見えますから、どう見てもマンガン電池ですよね。
筆者は型番などは見ずに見た目だけで落札しましたが、商品が届いたときその封筒の軽さで気づいてしまいました…。

パッケージ。単3と単4の2本シュリンクパック5セットで各10本です。某オークションサイトでアルカリ電池が売られる場合、単3と単4は別に出品されることが多いですが、セットで出品されていたのが当ブログで紹介するのに都合が良いので落札したという経緯があります。これで送料込みの即決980円でした。えっと、マンガン電池だと高い部類ですね。下手したら100円均一ショップで8本100円あたりでしょうから。

シュリンクにはバーコードなどは貼られておらず、硬いビニールで包装されているためか、とても開封しにくい印象を受けました。


電池の外観です。プラス側の黒からマイナス側にかけて赤色に変わっていっているデザイン。電池の型番は単3が“R6P”で、単4が“R03P”となっていましたから、デザイン通り赤マンガン相当の電池であると見られます。社名表記は一切無く“HUADAO”というブランド自体も“HUATAI”をパクったような…。とにかく怪しい一品です。もちろん、生産国は“MADE IN CHINA”で中国製
注意書きは英語表記のみ。注意書きの左側には“0.00% MERCURY CADMIUM”の記載があり、水銀やカドミウムは含有されていないようですが、その右にあるWEEE(クロスドアウト・ダストビン)マークの下に「Pb」の文字が見えますから、鉛は含有しているようです。
注意書きの全文は以下の通り。

WARNING: Do not connect imp-
roperly, disassemble, charge or
dispose of in fire. Do not mix with
used or other battery types.

プラス・マイナス側です。使用推奨期限は単3と単4共に「06-2023」となっていました。単3マンガン電池の一般的な使用推奨期限は2年か3年程ですが、いずれも未来の製造日になってしまうことから、4年期限の2019年6月製造と考えるのが妥当でしょうか…。
マンガン電池で4年期限は今まで見たことがありません。本当に4年の長期保存に耐えてくれるのでしょうか。怖いです。


外装を剥がしてみました。外装は安物系なマンガン電池でよく見られるビニール(PVC)外装。昔のマンガン電池だと、マイナス極は亜鉛缶剥き出しが多かったですが、現在のものでは写真のように使用推奨期限が印字された底板がマイナス極に付けられていることが多いです。なお、亜鉛缶にロット番号の印字や刻印は見られませんでした。
右の写真は封止部分の拡大です。特にプラス極にガス抜き穴などは見られません…。

ちなみに“HUADAO”の名でWeb検索してみるとAliExpressで販売されているのが見られます。ヤフオク出品者の仕入先はここでしょうか。商品ページには「アルカリ乾電池」と書いてありますが、これを鵜呑みにして出品していたのかもしれないですね。
調べもせず、真に受けて出品するのもいかがなものかと思いますが…。


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