富士通ブランドの赤マンガン「2300」です。1988年11月製造。これは懐かしいですね。昔ダイエーでよく見た覚えが。まだ水銀を使用していた時代のもので保証付です。未開封状態で未だに液漏れなしなのは素晴らしいです。
ちなみに、この電池が付いていたのは懐かしの安物ヘッドホンステレオである「遊歩人」。当時重低音が流行り始めた頃で「遊歩人BB」という重低音機能が付いていたヘッドホンステレオでした。ただ安物だけあって早送りは出来ても巻き戻しはできないという、削れる部分だけは削って安く作っています。
カセット衰退期になった2000年代あたりまで大手が重低音付きを生産していたと思います。
00年前後に購入したソニーのWM-FX202にはノイズリダクションは無くてもまだMEGA BASSが残っていました。もうピンチローラーがダメになって分数の長いテープは再生が不安定になりますが・・・ MEGA BASSは00年代前半頃のVAIOにもありましたね。
某H.O.で購入した中古というかジャンクのパナソニック RQ-CW02にはEXTRA BASS SYSTEM XBSが搭載されています。(当然ノイズリダクションはない)
昔は一つのテープに何度も同じ曲を繰り返していれていたのでいくらテープが長くても一曲が延々とリピートしている状態でした・・・録音はデッキではなくてコンポで・・・(今は持ち運び目的はほとんどなくなりましたがさすがに去年ジャンクコーナーで買ったデッキを使っています・・・ジャンクながら良い意味で大当たりな製品でしたが・・・)
巻き戻しなしは今でも安価プレイヤーの定番ですね。
確かANDOのステレオポータブルカセットプレーヤーがそれだったりします。
この遊歩人は巻き戻し無しのカセットのくせに結構音は良いんですよ。この手の物はベルトも入手しやすく、メンテ面でも優れていますしね。
取り敢えず、自分がメインで使ってるヘッドホンステレオはソニーウォークマンのWM-GX822で主要機能が全部付いているからという単純な理由で買ったな…。これにももちろんMEGA BASSは付いています。なんとか現在に至るまで自己メンテで使えてるけど、どこまで使えるか…。
WM-GX822は噂によるとチップのタンタルコンデンサが劣化しやすいようですが、
みはりん様の個体はどうでしょうか?
おまけにWM-GX系のベルトは入手困難なものばかりですよね。
自分はRQ-SX50、RQ-SX1V(チューナー付)、RQ-JA160が主力で、
予備機としてWM-EX77、アイワのHS-PX550(例のシール鉛畜搭載機)、
カーステにAUX INで接続用にWM-EK1を使用しています。
あとは生録用にRQ-A175を使用しています。
カセットプレーヤーもそれぞれマンガン、アルカリ、ニッカドで明らかに音が変わる個体が
あるので面白いところです。パナはマンガン、ソニーはニッカドかリチウム、
アイワはアルカリかニッケル水素です。内部抵抗が関係しているのでしょうか。
自分のWM-GX822は今のところ、コンデンサの劣化は問題なし。ベルトも他のウォークマンから移植してきたのを使ってますよ。
でも、アイワのカセットボーイに使われている2Vのチップ電解コンデンサに比べれば、チップタンタルコンデンサなんてまだ入手可能なのでマシです。アイワのヘッドホンステレオは多機能で惹かれるのですけど、あのコンデンサのおかげで敬遠になってしまいます…。
以前はWM-D6使いだったのですが、例のサーボIC異常で昇天してしまいました。
2Vの電解を使ってるのは90年代以前のものですよね。
いくつか修理しましたが、空いてる隙間にタンタルやベースを外したチップ電解を
詰め込むというとんでもない修理になりました。掟破りの鉛電池スペースを
活用という方法は極力避けたいですし。
ところで上の富士通2300ですがプラス極回りはプラスチックでしょうか?
しかもこの頃の面実装電解コンデンサは四級塩使用のもので非常に漏れやすく粗悪なものでしたからね。ヘタすると液が基板を侵して修復不可能なものまでありますし。これはPanasonicのS-VHSデッキの修理で悩ませた…。
さて、富士通の2300ですが、富士通ブランドの時はごく普通のプラス極です。プラスチックだったのはノーベル時代ですね。
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