TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その2

LR6(E)_1以前も本ブログで紹介したことのある、“ローソンストア100”で売られている東芝ブランドのアルカリ電池。電池には“TOSHIBA”ブランドが記載されており、東芝の電池そのものであるがバーコードラベルではローソンストア100のPB品である『バリューライン』のロゴが記載されており、扱いはPB品の位置付けのようである。
ラインナップは単3・単4、4本入りのみ。価格は両者とも税抜100円である。

 

LR6(E)_2パッケージ裏のバーコードラベル。ご覧の通り『バリューライン』のロゴが記載されている。販売者は“株式会社ローソン”と記載されており、バーコードのベンダーも同社のものになっている(4903423)。
と、ここまでは前回の記事と同じで焼き直しと言うかおさらいをしてみました。

 

LR6(E)_3今回購入したのは使用推奨期限が「01-2019」のもの。5年期限と推測され、2014年1月製造と思われるロットである。
以前のロット(使用推奨期限「02-2018」)はマイナス極に絶縁リングの無い、モリトクのアルカリ電池と同じタイプであったが、新しいロットはマイナス極に「」の絶縁リングがあり、さらに底板もザラザラになっているタイプに変更されているのである(プラス極の突起も若干異なる)。

 

LR6(E)_4電池の外観。単3・単4共に上が旧ロットで下が新ロット。生産国は両者ともインドネシア製で変わらず、デザインや注意書きも違いは無い。違いを粗探しするとすれば、旧ロットの注意書きの印字が薄い程度の違いしか無い。
また、単3のみの違いとして、新ロットには注意書きの上に青色の四角い印?のようなものが印字されているが(写真下)、旧ロットにはそのような印字は無かった。

LR6(E)_5使用推奨期限の印字の比較。印字は明らかに異なるもので、製造所は異なると思われる。マイナス極の特徴からして見るにFDKのインドネシア法人である“PT FDK INDONESIA”製であると思われる。ただし、使用推奨期限の印字が大きいタイプであり、自分は同社製の同タイプのものを見たことが無いので、あくまで推測の域は出ませんが。

 

★関連記事
TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E)
→本記事で取り上げた「旧ロット」時代の同アルカリ電池を紹介した記事。


TOSHIBA アルカリ乾電池 LR6(E)/LR03(E) その2」への8件のフィードバック

  1. けい

    ローソンストア100向けのこの新しい東芝アルカリ乾電池の使用推奨期限の印字がだいぶ大きくなっている件ですが、最近のエントリー、「新しくなった富士通のアルカリ電池」で紹介されている富士通の新型アルカリ乾電池と、印字スペースや印字の大きさは同じぐらいなのでしょうか?
    書体はどうも若干違って見えますが。

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      そもそも、ローソンストア100で売られている東芝のアルカリ電池はインドネシア製(PT FDK INDONESIA)で、新しい富士通ブランドのアルカリ電池は全品日本製(FDKエナジー)でありますので、印字は同じようで異なっています。

      比較してみると、日本製の方が使用推奨期限の印字が太く、そのせいか日本製の方が印字が大きく見えます。対してインドネシア製の方は印字が細い感じになっています。字体に関しては文字が太くなっているため、違うように見えるだけで両者とも同じなんじゃないかな…?
      http://miharin.moo.jp/blog/recharge/tmp/denchihikaku.jpg

      返信
  2. けい

    なるほどなるほど。
    わざわざ写真を撮っていただいて、ありがとうございました。
    とてもよくわかりました。

    返信
  3. るりくり

    とある電池を探していてここにたどり着きました。

    ちなみにこの電池ですがFDK製で間違いありません。
    というか東芝製の電池は今はすべてFDKのOEM生産品となっています。
    以前は東芝電池という会社がありましたが、倒産して現ライフスタイル社や、再販をやっている
    東芝ライテックなどに散り散りに分かれていった経緯があります。
    というわけで現在販売されているのはすべてFDKの委託生産となっているのが現状です。
    (中の人より)

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    1. みはりん 投稿作成者

      コメントありがとうございます。
      やはり、この電池はFDK製だったのですね。

      中の人だったら、話が通じやすいかと思いますが、東芝電池の倒産の件です。
      wikipediaの項目を見ると解散と記載されてたりしますが、実は“東芝電池株式会社”という企業は塩化チオニルリチウム電池の製造会社として2014年現在でも健在のようなのです。
      http://www.toshiba.co.jp/tha/csr/env/pdf/SiteReport_2013_TBCL.pdf

      もし、倒産もしくは解散した東芝電池が初代・東芝電池とするならば、現存する東芝電池は初代が消滅して出来た新しい東芝電池なのか、それとも初代が実は倒産や解散などはしておらず継続して続けている会社なのか、最近それが気になって眠れないのですが実際はどうなのでしょうか?

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  4. るりくり

    みはりん様

    こんばんわ。
    まずは東芝電池の件についてですが
    関連会社一覧に確かにありますね・・・
    ただ、今の職場が電池会社の方が移籍してきた部署なので色々話は聞いていますが
    解散というよりはほぼ倒産ということだそうで、wikiにも記載がありますがFDKに設備を全部売却しています。

    群馬県安中市とかいてあるので旧東芝電池のFDKへ売却した施設の住所がそのまま使われてるように
    見受けられますので、商品戦略上の会社として(販社だけではブランド形成が出来ないため)残っている
    物と思われます。

    しかし、今日の今日まですでに無くなっていたと思っていたら残っていたことにびっくりです^^;
    私は昔アルカリ1の製造設備を作ったりしておりました。

    それと最後のことについてですが、たぶんいったん解散後に新たに製造ではなく企画会社として
    立ち上げられたのでは無いかと思いますが、すでに同じ部署の先輩でもその後のことを
    知っている方がほぼおらず正確なことはわからずです。

    話は変わりますが、いろいろな電池を掲載されていて驚きました。
    色々な販売網の市場データを調べている中でどんな製品かわからず検索したら
    ここにたどり着いたというかんじで非常に助かりましたm( )m

    返信
    1. みはりん 投稿作成者

      るりくり様、貴重なコメントをありがとうございました。
      まさか、アルカリ1の製造設備を作っていた方からコメントを頂くとは…。
      ただの電池好きのブログがお役に立てたのであれば、幸いであります。
      今後共、よろしくお願いします。

      返信
  5. るりくり

    みはりん様

    製造設備を作っていたのももう14年ぐらい前の話ですが・・・
    その後別の部署に移って全く経緯を知らず、つい最近一般照明部門におります(つもりライテックです)
    また何か話が聞けたら書き込みいたします。(暴露的なことは書けませんが・・・^^;)

    返信

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