【日動工業】NICHIDO SUPER POWER ALKALINE (スーパーパワーアルカリ乾電池) 単3形/単4形

今回は電工ドラムや直流溶接機など、主に作業現場用品を発売するメーカーとして知られる、日動工業のアルカリ電池を紹介します。
これはモノタロウで見つけた電池なのですが、何でこのメーカーが電池売ってるんだろう?と疑問に感じる電池がありますね。これもそんな電池の一つだと思います。
カラーリングはプラス極の黒帯から、黄土色のグラデーションでまた黒になっていく変わったデザインになっています。


パッケージ。単3と単4の10本パックの他に、2本パックもあるようですが、私が入手した時点では単4の2本パックは既に生産完了となっていたようで入手できたのは単3のみでした。
パッケージにキャッチコピーなどの記載は無く『スーパーパワーアルカリ乾電池』と『10本パック』という表記が大きく目立っています。10本パックの型番は単3が“LR6(10S) AM3”で、単4が“LR03(10S) AM4”、そして単3の2本パックが“LR6(2S) AM3”となっていました。
パッケージには社名表記は無く、電池本体にあるのみ。バーコードの事業者名は“日動工業(株)[4937305]”となっています。


電池の外観。プラス・マイナスの黒はあるとしても金色ではなく、黄土色のカラーリングをアルカリ電池で使うのはとても珍しいと思います。そういう意味で個性的なデザインの電池ですね。後述しますが、単3と単4は製造時期が離れているせいか黄土色の黄色みが違っています。単3の方が濃い目に見える印象です。
発売元は“日動工業株式会社”。本社住所はもちろんのこと、電話番号に加えFAX番号までも記載してある珍しい電池です。生産国は“MADE IN CHINA”で中国製


ちなみにこの電池、以前は和柄テイストなデザインのアルカリ電池だったようです。モノタロウの商品ページでもこの柄で販売されており、個人的に和柄が好きだったので期待していたのですが、頼んだら黄土色カラー?の電池が届き、いつの間にデザインが変更されていたようでした。JANコードを見る限りでは現デザインのものとコードが全く同じことから、デザイン変更のみで電池の性能は変わっていないと思われます。
黄土色も個性的で中々良いのですが、私的には和柄をグレードアップしたデザインにして欲しかった印象であります。マイナス側はグラデーションになっているものの、プラス側もマイナス側も黒になっているので以前のウリだった左右非対称デザインも失われているような気がします。


プラス・マイナス側です。マイナス極絶縁リングの色は「」。使用推奨期限は単3が「12-2025」、単4が「12-2022」となっていました。2021年12月に同時購入した電池ですが、両者かなり使用推奨期限が離れており、単4は単3よりも3年も古い電池でした。これを見ると単4の方が売れてないのかと感じると同時に少なくとも3年前から既にこの黄土色カラー?に変わっていると思われます。単4は今年中に使い切らなきゃアカンのか💦
パッケージに使用推奨期限の記載はありませんが、購入時期から5年期限と推測、単3は2020年12月で単4は2017年12月製造の電池であると思われます。かなり古いですね。単3でも購入日から1年前の製造です。

外装ラベルを剥がしてみました。電池にはロット番号の印字や刻印などは見られません。アルカリ電池ではロット番号の印字や刻印が見られることが多いので、逆にこれも一つの特徴なのでは無いかと思います。
外装ラベルはきれいに剥がせるタイプで、電池本体にノリ(接着剤)が残ることもありませんでした。全てのアルカリ電池がここまでキレイに剥がれると良いですね。


最後に絶縁リングとマイナス極の拡大です。「薄い緑」の絶縁リングで、切り欠きを下に置いた状態上に数字が刻印されているタイプとなっていました。単3には上「27」の、単4には上「33」の刻印がありました。
マイナス極のガス抜き穴は単3と単4両者とも一般的な2つ穴タイプとなっています。しかし、上記の写真では単3は正面から2つ穴が見えると思いますが、単4では見えません。それはマイナス極突起部分の横側に穴が空いているからで正面から見えない為です。


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