本ブログでは以前、カラーリングが赤色なソニーの“NEW SUPER”のマンガン電池を紹介しましたが、今回はそれ以前に発売していた橙(オレンジ)色のNEW SUPERを紹介します。
色こそ橙色でありますが、これは赤マンガン相当の電池でこの電池の前の世代に当たる“SUPER”からこの色が採用されています。
注意書き部分。デザイン構成は以前紹介した赤色バージョンのものとほぼ同様で型番も“SUM-3(NS)”というところまで同じです。
マンガン電池の液漏れ補償があった頃の電池で、マイナス極底板に表示された製造日の刻印より2年間となっています。以前の赤色バージョンのものは“株式会社ソニー・エナジー・テック”の表記でしたが、これはそれよりも遥かに以前の物なので、前身の“ソニー・エバレディ株式会社”の社名表記になっています。住所は品川区西五反田。
プラス・マイナス側。ブラス極は突起の周りが「黒」なのが特徴です。一見樹脂封止にも見える構造ですが、前の世代である“SUPER”が樹脂リングであったので、これは樹脂リングなのかもしれません。
写真では見にくいかもしれませんが、刻印は「81-03」になっており、1981年3月製造の電池みたいです。もちろんこの頃の電池は“水銀0使用”ではありません。生産国は“MADE IN JAPAN”で日本製です。
前回の赤色バージョン“NEW SUPER”との比較。両者とも液漏れ補償付きで2年であることに変わりはありませんが、見出しが橙色バージョンのものは「2年補償」の表記になっているのに対し、赤色バージョンの方は「補 償」という表記になっています。
ちなみに写真の橙色バージョンは1981年3月製造、赤色バージョンは1990年1月製造の電池で丁度、両者の電池には約10年の隔たりがあります。
一度やってみたかった、赤色バージョンと橙色バージョンの“NEW SUPER”の両並べ。
やはり突然のカラーリング変更は橙(オレンジ)だとランクがわかりにくいという理由なのでしょうかねぇ…。
ちなみに、前回紹介の赤色バージョンのものと型番が同じなのでタイトルに[赤バージョン]と[橙バージョン]を付加しました。
★関連記事
SONY NEW SUPER SUM-3(NS) [赤バージョン]
→本記事の後継モデルに当たるカラーリングが赤色な“NEW SUPER”を紹介した記事。
SONY SUPER SUM-3S
→本記事の前モデルに当たる“SUPER”を紹介した記事。カラーリングは同じですが、SONYのロゴ部分が異なっています。
やはりマイナス極面、プラス極周辺から東芝の香りがしますね。81年製なのでぎりぎりレイオバック時代でしょうか。状態がかなり良い部類だと思いますがエネルギーの残量が気になります。
やはり、東芝電池製なのでしょうか…。ソニーのマンガン電池はJISマーク表記が無いことが多いので、どこが製造元だかわからないことが多いですよね。ソニー・エバレディ時代は自社製をアピールしたかったから、無表記だったのかな?
ちなみにこの電池は完全放電しており、テスターで測っても0.2Vぐらいしかありません。これでも液漏れしていないのですから、やっぱり日本製のマンガン電池は凄い!
すいません、自分も橙色の電池と赤×黒と並べました。
ちょっとうきうきしました(笑)
やっぱり、並べたくなりますよね。