今回は変わり種な一品を紹介します。これは一体何でしょうか。どう見ても単3の電池にしか見えませんよね?実はこれ、単3サイズのダミー電池であり、いわゆる電池もどきなのです。
これは充電器などで知られるSoshine製のダミー電池で、中国の通販サイトAliExpressで入手しました。価格は2個100円前後で、ブランドが記載されたダミー電池は珍しいと思い、購入してみました。
ちなみに今回はパッケージは無し。いわゆるバルク品というやつのようです。なお、電池には「Dummy」などの文言は見られず、商品名は“AA Battery Connector/Placeholder”となっており、大きく「Connector」と記載されています。Soshineでダミー電池はコネクターという呼び名なのでしょうか?
電池の外観。ダミー電池でありながらも社名表記は健在で、“Soshine International CO., Limited”となっていました。原産国はもちろん“Made in P.R.C.”で中国製。
注意書きには「Prohibit charging」、充電禁止と記載されています。このようなダミー電池は内部でプラス極とマイナス極が繋がっているだけの構造になっていることがほとんどなので、本当に充電してはいけません。充電器を破壊してしまう恐れがあります。
また、「This is not the battery」、すなわち“これは電池ではありません”とも書いてあり、ダミー電池なので、そうなのですが実際に書かれていると面白いような気がします。
プラス・マイナス側。構造は普通の充電式電池と同じで、大きさも普通の単3電池と全く同じです。それでは全く見分けが付かないのか、と言えばそうではありません。
普通の単3電池とダミー電池の決定的な違い、それは“重さ”です。ダミー電池には中に何も入っていないので物凄く軽いのです。中身が空洞なダミー電池なので、電池同士をぶつけると普通の電池では味わえない音も楽しめます。
このダミー電池ですが、何に使うのかというと代表例は電圧調整です。例えば前回紹介したリチウムイオン電池の14500は単セル3.7Vですから、写真のようにダミー電池2本を入れれば、単3電池4本使う機器で2本を補うことができるという訳です。
ただし、この使用方法はどこのメーカーも想定していない方法なので全てにおいて自己責任で使用する必要があります。
ダミー電池は有名な同人サイトで知りました。
http://www11.plala.or.jp/mocooni/JASOBI.HTM
その工房モコさんのダミー電池は某オークション界隈では結構有名ですよね。これは手作りのダミー電池ですが、この記事で取り上げたダミー電池は通常の電池と全く同じ外観を持ったダミー電池であります。
オーライト充電池のレビューに書いてありますが、電圧はともかくサイズ違いのせいで
バネが変形してしま可能性もあるのでそういった理由でも保障はありませんね。