FDK CR2032 リチウム電池 3V CR2032C(B)FS

一部100円均一ショップで見られる“FDK”ブランドのリチウムコイン電池です。最近、当ブログでプチリニューアルした“FDK”ブランドのアルカリボタン電池を紹介したことがありましたが、リチウムコイン電池はプチどころかパッケージが大きく変更されています。
これは“一般社団法人 電池工業会”が定める「コイン形リチウム電池誤飲防止パッケージガイドライン」に準拠したパッケージで、幼児が容易に開けられない包装となっています。

旧パッケージと比較してみました。少ししか変更点が無かったアルカリボタン電池と比べるとかなり違っているのが特徴です。旧パッケージは開封している個体ですが、正面右下から簡単に開封可能だったのに対し、新パッケージでは強固に電池が包装されています。ちょっとやそっとの捻じ曲げでは開けることが出来ません。パッケージ中程には“子供を守る誤飲防止パッケージ”のキャッチが見えます。

パッケージ裏です。見ればわかるでしょうが…、左が旧パッケージです。パッケージが全体的に異なっており、型番も変更されています。旧パッケージは“CR2032C(B)”という型番ですが、新パッケージは“CR2032C(B)FS”に変更されています。でも、バーコードは両者全く同じものでこれだけ違っても旧パッケージと同じものとして扱われています。

 


電池を取り出してみました。基本的にハサミを使わないと取り出し出来ない構造になっています。カッターナイフでも取り出せるでしょうが、ちょっと苦しいかもしれません。取り出し方はハサミで点線の位置を切り、電池が格納されている部分の両端を押し開いて、スキマから取り出します。
電池工業会に入会している電池メーカーは殆どがこのガイドラインに準拠したパッケージを採用しており、対象となっているリチウムコイン電池のみで誤飲防止パッケージを採用しているメーカー(パナソニック・マクセル・FDKなど…)とアルカリボタン電池でも誤飲防止パッケージを使っているメーカー(東芝ライフスタイル・ソニー・オーム電機など…)の2社に分けられるようです。

中のCR2032です。かつては“PT FDK INDONESIA”によるインドネシア自社製だったようですが、現在は日本製のものに切り替わっています。左が旧パッケージ時代のものとなりますが、ロット番号の印字の太さが異なっている程度の違いで両者全く同じものです。プラス極が鏡面加工されているのがポイントかな。
新パッケージのCR2032はロット番号が“89”となっており、パッケージ上の使用推奨期限が「09-2023」でしたから、5年期限の20189月製でしっかりと印字が一致していました。

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→当電池の姉妹品に当たる“FDK”ブランドのアルカリボタン電池LR44を紹介した記事。こちらのパッケージに変更は無いが、型番が変更されている点が同じ。

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→当記事で紹介したCR2032の旧パッケージ品がインドネシア製から日本製に変わっているロットを発見したことを報じた記事。

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→当電池の旧パッケージ品をLR44も交えて紹介した記事。この頃のCR2032はまだインドネシア製だった様子。

FDK アルカリボタン電池/リチウム電池
→初めて本ブログでFDKブランドのアルカリボタン電池とリチウムコイン電池を紹介した記事。当時のFujitsuブランドのパッケージを比較しての紹介。


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