今回も100円均一ショップ“FLET’S(フレッツ)”や“百圓領事館”などで見られる“マクロス”改め“ニッパン”のアルカリ電池を紹介します。
前回紹介した電池は青主体となっていたのに対して(以下:青バージョンと記載)、今回紹介するこの電池は同じデザインで金主体のカラーリングになっているのが特徴です。その違いはパッケージで青バージョンがシュリンクパックとなっているのに対し、この金バージョンではブリスターパックとなっています。
パッケージです。前述の通り、ブリスターパックとなっています。こちらも青バージョン同様に販売元がマクロスとなったバージョンも存在しますが、マクロス時代に追加発売された商品のため、青バージョンのように伊藤忠商事やVCJコーポレーションとなっている商品は存在しません。
パッケージ上には電池本体と同様「長持ち・ハイパワー」の記載があり、これがパッケージのキャッチコピーを兼ねているのでしょう。パッケージ右上には“Electric CELL”という謎の単語が見られますねw。販売元は“株式会社ニッパン”、バーコードの事業者名も同社のものとなっていました(456025029)。
電池の外観です。デザインは青バージョンと同じものであり、注意書きも全く同じですが、カラーリングが反転しているのかの如く異なっています。金主体なこっちのカラーリングの方がずっとアルカリ電池らしいですよね。
販売元はパッケージと同様の“株式会社ニッパン”。原産国は“MADE IN CHINA”で中国製となっています。
青バージョンと比較してみました。先程、カラーリングが反転したのかという例えを出しましたが本当にその通りですね。青色の部分が金色に、金色の部分が青色になっているまさに反転デザインです。
違う場所と言えばマイナス極の帯で、青バージョンでは黄緑色の帯なのに対して、金バージョンでは赤+青のツートンな帯となっています。
プラス・マイナス側です。絶縁リングの色は「緑」。青バージョンではマイナス極側に使用推奨期限の印字がありましたが、こちらではプラス極側に印字がある点が異なっています。黒いインクが見えやすいのがたまたま金色なプラス極だったのでしょう。使用推奨期限は単3、単4共に「11-2023」。パッケージに記載は無いものの、5年期限のそれぞれ2018年11月製造の電池であると思われます。
外装ラベルを剥がしてみました。単3には「YEMH03 271115」の、単4には「FEMH08 291113」のレーザー刻印らしき印字が見られました。この特徴は青バージョンと同じですね。
最後に絶縁リングの拡大です。青バージョンと同じ薄緑色の絶縁リング。単3と単4共に下に切り欠きを置いた状態で、上に数字が刻印されているタイプ。単3には「3-29」の刻印、単4には「45」の刻印が見られました。青バージョンと比較してみると、単3は同じパターンですが単4が異なっています。両者同じ電池では無いということでしょうか…。マイナス極のガス抜き穴は一般的な2つ穴タイプでした。
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